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2010年12月28日 (火)

今年もお世話になりました。

 私の事務所は今日で仕事納めである。新年は1月6日から執務予定である。
 ただ、間に昨年副会長をしていた関係で、新年に当番弁護士の予定が入っているので、当番が入ったり、被疑者国選が入るとそれ以降は休みではなくなるのだが。
 今年も、いろいろな方にお世話になりました。
 私に関係するみなさんにとって、このブログを見ていただいている人にとって、今年がよい年であったと信じたいとともに、来年もみなさんにとってよい年でありますように。
 また、来年お会いしましょう。
 

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2010年12月27日 (月)

今年もあと二日

 今年も今日を含めて仕事はあと二日である。
 今日も、明日も仕事が入っている。

 今日はまだ打ち合わせがあり、刑事の公判があり、予定ではテレビの取材を受ける。内容を今書いてよいかわからないので、またテレビ局の許可が出たら書くことにする。夜は採用予定は一切ないが、修習生に就職指南をして欲しいと懇意にしている先輩弁護士から頼まれたので、指南する予定である。ただ、これも一回きりにする予定である。
 就職は、やはり自分の人脈や熱意や努力、情報収集などをして、自ら勝ち取るものというのが本当のところであろう。

 明日は刑事の判決と、交通事故の損害賠償訴訟の判決があり、午後にも打ち合わせがある。
 いくつか書かないといけない起案があるので、それは割合暇な年明け早々から取りかかるとしよう。

 昨日サッカーを練習をしたので、筋肉痛である。来年は41歳になるが、しばらくは現役でいたいので、来年も練習をする予定である。

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2010年12月24日 (金)

物事の節目と義理

 私のボスは、物事の節目に必ず義理を果たす人であったし、今もそうであるので、私も性格的なこともあり、それを見習ってそのようにしている。

 たとえば、送別会などは必ず開いておられるし、祝いごとがあると、必ず花などを贈られる。私もそれを見習っている。義理を欠いてしまったような場合には、埋め合わせをすることも大事であろう。

 これは、祝われる方や送り出される方にも義理が必要である。
 たとえば、祝われているのに、他に行きたいところがあるとか、彼女や彼氏に会いたいからなどという理由で先に帰ってしまうとかというのは、義理を欠くことである。
 他に行きたいところがあれば、他の時に行けばいいし、彼氏彼女にはほかの時に会えばよいのである。いくらそっちの方が楽しいからといって、義理を欠くことをすれば、後々までのその人の評価にかかわってくる。
 義理を欠くことをすると、その後その人は見向きもされないようになるように思われる。
 ボスからはそれを学んだし、私も義理を欠くことをするのも嫌だし、されるのも嫌である。

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2010年12月22日 (水)

平成22年読書ベスト10(六位以下)

六位 「楽園」(上)(下)新潮文庫。宮部みゆき。
 名作、模倣犯の続編。ストーリーテラーとしての宮部みゆきの真骨頂というべき作品。最近のファンタジーものは読もうと思わないので・・・。これもファンタジー入っているか?

七位「漂流」新潮文庫。吉村昭。
 江戸時代に鳥島に流されて、生還した男たちの物語であるが、この「生きよう」という努力というか生命力には圧倒される。自殺する人が多い昨今であるが、その前にこうした男たちがいたことも読んで欲しい。

八位「松本清張傑作選(下)」文春文庫。松本清張。
 宮部みゆきの選による清張の傑作選。上中下とあるが、新米修習生や弁護士は、この程度を読んで人の心の動きを知るべきであろう。

九位「古代文明の謎はどこまで明らかになったかⅠ」太田出版。ニック・ソープ他。
 超古代文明好きな私であるが、その好きな私ですらうならせる的確な指摘の数々。
 読みたい本が多すぎて、ⅡとⅢにとりかかれていないが、早く続きを読みたい本の一つである。

十位「帰りたくない」新潮文庫。河合香織。
 ノンフィクションもの。少女連れ去り事件を描いた作品。後半、物語の真相が少しずつ明らかにされていく。

 ほか、池波正太郎の男の系譜や海音寺潮五郎の悪人列伝等すばらしい作品もあるが、インパクトのあったものなどを選ぶとこういう結果となった。
 詳細は、今年書いている読書日記をそれぞれ参照してみてください。

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2010年12月21日 (火)

平成22年読書ベスト10

 そろそろ平成22年が終わるので、恒例のベスト10である。

一位 「ロング・グッドバイ」ハヤカワ書房。レイモンド・チャンドラー。村上春樹訳。
 なぜこれが一位かは、もはや説明も要らないかと思うので、該当の書評をご参照。

二位「さよなら愛しい人」ハヤカワ書房。レイモンド・チャンドラー。村上春樹訳。
 理由は一位に同じ。
 一位・二位はチャンドラーで独占である。

三位「呪われた町」(上)(下)集英社文庫。スティーブン・キング。
 死屍のモチーフとなった作品。ものすごく怖い。ただし、たぶん絶版。

四位「聖教会最古の秘宝」(上)(下)角川文庫。ポール・サスマン。
 この作者の作品はものすごくおもしろい。最後のどんでん返しもお約束。

五位「王城の護衛者」講談社文庫。司馬遼太郎。
 松平容保を描いた表題作の松平一族の意地を描いたところが泣ける。
 つまらない時代劇を見るより司馬を読んで欲しい。

六位以下は次回(普通は1位から5位が明日なんでしょうね。)。

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2010年12月20日 (月)

読書日記12月20日

「吉里吉里人」(下)新潮文庫。井上ひさし。
 先日から読んでいた吉里吉里人の完結編であるが、正直、ここまでおもしろく書いてきてこの結末はないだろうというのが私の感想。日本という国家へのアンチテーゼを多数含んでおり、大絶賛されている向きもあるが、小説としてこれはどうなのかという気がする。逆に、それが井上ひさしのねらいだったのか。

「三国志」第一巻。文藝春秋。宮城谷昌光。
 何種類も読んできた三国志であるが、宮城谷昌光が書いているというので購入していた。ハードカバーで、いつ読もうかと思っていたのだが、自宅でちびちびと読み始めて、ようやく最初の巻が終わった。
 普通の三国志と違い、劉備・曹操らが出てくる相当前の時代から書いている。
 曹操の祖父の時代から書いているためであろう。曹操の祖父は宦官であったので、子をなすことが出来ないため、養子であるので血はつながっていないのだが。
 なぜ後漢という国が乱れたのか、そして、それが後の物語にどうつながるのかを書こうとしているためであり、そこは新しい試みであるが、あまり一人一人のキャラが立っていないのが気にかかるところである。三国志おなじみの英雄が出てきたら変わるのだろうか。

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2010年12月17日 (金)

朝から・・・

 先日、選挙当日弁護士会に早くいくために通勤用の特急に乗っていた時のことである。
  私が乗る隣の駅から乗ってきて、私の隣の空いている席に座ったオジサンが、おもむろに肉まんを食べ出した。車内に充満する肉まんのにおい。朝から肉まんとは。やめて欲しい。
 肉まんをガツガツ食べたオジサンは、その後、オロナミンCをキュポッと空けて、それをゴクゴクと一気に飲み干すと、ゲフッとげっぷをしたのであった。
 嫌だ嫌だ。こんなオッサンの隣に座りたくない。肉まんのにおいが臭いよう。

 げんなりして京都駅から急いでいたのでタクシーに乗ったが、今度はこのタクシーの車内がオジサン臭でにおっていたのであった。
 しくしく。

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2010年12月16日 (木)

巨大ボラ

 S井の竿にかかったのは巨大なボラであった。ボラははっきりいって食べても全く美味しくない。しかし、何も釣れていなかった我々としては嬉しい。
 必至に竿を操作するS井。ボラも疲れてきた。
 しかし、現場は高い防波堤であった。引き上げると糸が切れるかもしれない。

 私は周りを見た。大物が来た時に備えて、長いタモアミを持っているオジサンがたくさんいる。ちらちらとこちらを見ているが、「貸してあげようか」とは言ってくれない。
 私は釣り人の心理をしっている。他の釣り人に釣れるのははっきり言うと物凄く嫌なのである。
 それに、見ていたが、周囲のオジサンたちも釣れている様子もない。
 平日に、ベテランのような格好で釣りに来ているオジサンたちとすれば、ジーパンに適当な格好で釣りに来ている大学生に横で大物を釣られるのは腹が立つであろう。
 私は、「貸してください」というのを諦めた。いたいけな大学生であった私はとても図々しくいえなかったのであった。

 S井に、「周りのオジサンたちに借りるのはプライド的に無理そうやから、一気に引き上げるしかないわ。」と耳打ち。天才的頭脳を誇るS井は、私の一言で状況を把握したようで、うなずくと引きあげにかかった。
 しかし、やはり巨大ボラの体重は重く、糸は切れ、ボラは海の彼方へと泳ぎ去ったのであった。
 周りで見ていたオジサンたちに何となくほっとした空気が漂う。
 結局、この日、私が釣ったのは、S井の指だけであり、S井は魚の引きを楽しめただけ私よりよかったが、ボウズで神戸の海を後にしたのであった。

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2010年12月15日 (水)

S井を釣る

 後ろを振り返ると、S井の指に釣り針が刺さっていた。釣り針が刺さっているのだから、もう少し痛そうな声を出せばいいのに。私が全面的にわるいのだが、さらに悪いことに、早くS井の針を外そうと竿を置いた拍子に針が引っ張られて、針はS井の指を貫通してしまったのであった。
 道具箱から道具を出して針を切って、針を外してS井に平謝りをするが、S井は何事もなかったかのように許してくれるのであった。

 後に、私と投げ釣りに行った時に、日弁連副会長に内定をしたN村T雄は、自分で置いた竿の反動で自分の指を釣ることになるのであるが、その前に、「竿はたてておかないで、横に置いてえさをつけないとだめですよ。」ということがいえたのも、このS井の指を釣った経験があってこそである。ちなみに、S井はN村T雄事務所で修習をしていた。

 その後、私の母親が作ってくれた弁当を二人で食べる。S井はいらないと言っていたが、腹がすいていては釣りが出来ないではないか。
 S井に弁当を勧めると、さすがに腹がすいていたのかS井も完食である。卵焼きが自分の母親と同じ味だと言っていたのが印象的であった。

 その後全く釣れなかったのであるが、そろそろ帰ろうかという話をしていた時、S井の竿に大きな衝撃が来たのであった。

 つづく。

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2010年12月14日 (火)

神戸の方での釣り

 大学時代、無性に釣りに行きたくなるときがあり、そういう時はS井に声をかけて無理矢理連れて行くのを常にしていた。
 あるとき、釣りサンデーを読んでいると、「波止場の飲ませ釣り特集」というのがあり、まず小さい魚を釣り、その魚を生きたまま泳がせておくと、巨大な青物(ツバス)とかスズキが釣れるというのである。
 「これや!!!」と試験勉強中に光明を見いだした気持ちになった私は、早速S井に電話をして、神戸の方の波止場に行こうということで無理矢理に予定を入れたのであった。

 確か平日の朝の始発くらいに京都を出る新快速の先頭車両に乗っておいてくれとS井に言い、大阪駅から釣り竿を持って乗り込む。
 通勤客の中でこれは目立つ。大学1年生の時に父親の自動車を峠で廃車に追い込んだ私であるので、自動車で行くという選択はなかったのであった。

 波止場に着くと、平日なのに人がけっこういる。この人達は何をしているのだと思う私。仕事せんかい(自分のことは棚に上げている)。

 ややしらけた感じでいそいそと支度をする私を見るS井。私もたいてい焦らない男だが、S井は私よりももっと焦らない。焦らないというよりは、気持ちが高揚することがあるのかという気もする。ノリノリでカラオケでソファーの上に立つことは一生ないであろうS井である。

 まあそれは置いておくとして、つり出したが中々釣れない。
 周りのオジサン達も釣れていない。釣りサンデーはウソだったのか~。
 焦る私。

 何度も狭い波止場で投げを繰り返すうち、私がビュンと投げた時、後ろで、S井の、「イテテテ…」という声が聞こえたのであった。

 つづく。

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2010年12月13日 (月)

自転車を新調した(下)

 11月末までに届くように、余裕をもって注文した(つもりの)私。
 注文受付メールが届いたが、そこには、「発送までには、7~10営業日(土日祝日はのぞきます)いただいております。」とあった。
 なにいいいいいい。
 カレンダーを見つめる私。
 がああああん。
 土日を入れたら発送されるとしたら12月になってしまうではないか。これではシールが貼れない・・・。

 11月末を過ぎても自転車は届かず、仕方なく今までの自転車にシールを貼る私。
 結局、新しい自転車が届いたのは12月を少し過ぎた時であった。しかも、特大の段ボールに入れられて。
 段ボール持ち帰りサービスくらいはあるのかと思ったが、それもなく、休みの日にカッターでキコキコと段ボールを切りはがす私。その中からは、6段変速という機能を備えた自転車が出てきたのであった。
 段ボールをゴミに出せる程度の大きさに切ったり折ったりしへとへとになりながら、新しい自転車に試乗したところ、細かくペダルの重さが調整出来る。さすが6段変速である。

 前の自転車に貼ってあるシールは剥がすとびりびりになりそうなので、駐輪場のオジサンに、「自転車を新しいのを買ったんやけど、今貼ってあるのを目の前ではがすから、新しいシールが欲しい」としごくまっとうな要求をしたのであるが、オジサンからは、「剥がして、次の自転車に貼ってください。もしそれで貼れないような状態になったらそのシールを持ってきて、新しい自転車に乗ってきてくれたら再発行します」という主張であった。
 なんでそんなことになるねん、と思い、いつもの調子で自己の主張を縷々述べようかと息を吸い込んだが、そこでハタと気づいた。
 この駐輪場は公営のものであり、障害者の方々が数多く雇用されている。
 彼らは、たぶん上からそう言われていて、議論をこのオジサンとしてもきっと同じことの繰り返しだし、私があまりなことを言って傷つかれて、社会での中の自立を妨げてもいけないであろう。私は折れた。
 やむなく、自宅に戻りシールを剥がすと、やはりシールは少し破れたし、粘着力もなくなっていた。
 なんとなく、もう一枚くださいというのも面倒になり、上から透明のガムテープを貼ってシールが見えるようにして通勤している。
 ちなみに、新しい自転車は、「4」でスピード、ペダルの重さともに完璧である。

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2010年12月10日 (金)

自転車を新調した(上)

 自宅から駅まで通うための自転車は、たぶん9年から10寝ん乗っていて、タイヤの横が裂けてきていて、空気も漏れやすくなり、ハンドルにもガタが来ていて、かごの鉄板は腐食していて、いつかかごが落ちるのではないかと思い出していたので、新しいのを購入することにした。

 これまでの自転車はブリジストンで、故障らしい故障もなく、頑丈であったので、今度もブリジストンを買うことにした。
 これまでの自転車は三段変速で、3に入れると速いのだが、ペダルが重すぎて太ももがパンパンになり、2に入れると軽いのだがスピードが出ない、1は軽すぎて何がなんだか分からないというものであり、いつも2でこいでいたが、ちょうどほどよいスピードが出ないいらだちをこらえながら10年ほど乗っていたのであった。
 そんなトラウマがあるので、今度の自転車は調整がきくものにしようと考え、「買うなら6段変速」と決めていたのであった。その中で私のもっとも理想のこぐ早さとペダルの負荷との一致を見いだすのである。ふっふっふ。
 近所の大型ショッピングセンターに行くと、6段変速はほとんどない。考えればただの通勤にそこまでの機能を求める方がおかしいかもしれない。6段はあるにはあるが、形が私の気に入らない。
 しかし、10年間毎日不満を抱えながらペダルをこいでいた私としては、ここで妥協はしたくなかったので、ネットで注文することにした。
 結局、ブリジストンのほぼこれまで乗っていたのと同じ形のもので、6段変速つきのものが見つかったので、これを注文した。
 ちょうど11月の末で自転車の定期が切れるので、そこで定期のシールを貼り替えるので、それに合わせて注文した(つもり)のであった。
 しかし、私は注文時に、注意文言を読んでいなかったのであった。
 つづく。

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2010年12月 9日 (木)

日弁連副会長選挙

 私が応援していた、白髪頭で細身で声が酒焼けしている弁護士がなんとか勝利した。
 応援してくださったみなさん、ありがとうございました。
 あと、T山君、入院と聞きました。まだ若いので多分大事には至っていないことと信じておりますが、どうかお大事に。そして早く復帰して下さいね。

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どんな店が入ってもうまくいかない物件

 たまに表題のような物件がある。
 土地に怨念がこめられているというとかオカルト的な要素は抜きにすると(そんなことを言ったら、京都の中でも刑場のあった地域はどうなるのだという気がするし)、どの店をするにも使い勝手が悪い広さと形であったり、食品を販売する店だと前に自転車がおけないとか、様々な要素が絡んでいるようである。

 私の事務所がある近くにも、何件かそういった物件がある。
 事務所を借りる時は、そうした物件だけは避けようとリサーチしていた。
 他の地域だが、なぜか同じ通りなのに、北側はうまくいっているが、南側はダメとか、よく分からない時もある。

 最初に借りた事務所は、以前借りていた人がそこで成功をし、発展した事務所だと聞いていて、賃料も破格に安く、借りることが出来た。今は入れ替わりで、私が移転する時期にちょうど独立された先生が入っている。
 現在の事務所も、前におられた先生は相当流行っていた先生で、ビルの中に入っている医院もたいへん流行っているという評判があり、移転を決めた。
 私自身が、流行っていた中で一人はやらなくならないよう、努力しないといけないと思っているが。
 

 

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2010年12月 8日 (水)

風邪をひいた

 先週末に北部一斉法律相談に泊まりがけでいったが、それで風邪をひいてしまった。
 だいたい、弁護士同士で泊まりに行くと、睡眠不足になるのである。
 帰りの電車で悪寒がして、自宅で昼寝をしたが、起きるともうだめであった。

 熱とかはないが、身体がだるい。当然休めないので、業務はいつもどおりで過ごしている。
 妊婦に風邪をうつしてはいけないので、咳が出る間はマスクをしていた。
 マスクは周囲に対するエチケットである。
 風邪と癌と虫歯を治せる薬を開発出来たらノーベル賞どころではない偉業という。風邪もこじらせると命に危険が及ぶこともあり、ばかに出来ないのである。

 先週は月火木金土と宴会が続き、今週も月曜日から宴会であった。風邪ひきで宴会はつらいが、事務局をしていることもあり、つらい顔もしていられない。
 そういえば、若い頃38度の熱で宴会の幹事をしていて、翌日に倒れたことがあったことも思い出す(この時は無理に無理が重なり、肺炎になりかけたのであった)。
 身体が資本の弁護士であるから、早く治さないといけないのだが、12月はものすごく忙しいのである。

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2010年12月 7日 (火)

ふたばの豆餅

 家庭裁判所の期日が早く終わった時などは、河原町今出川上がるの「ふたば」で豆餅を買って帰ることがある。
 このふたばの豆餅は本当においしい。
 どうやって作っているのかは当然秘伝であろうが、この不況の時代にも関わらず物凄く流行っていて、たいてい並ばないと買えない。
 ただ、並んでも、店員さんが非常にスピーディーに注文を聞いていってくれるので、それほどの待ち時間はない。
 並んでも買う値打ちはある。

 時々、名物の豆餅は買わず、ほかのものを買っている人がいる。
  豆餅とほかのものを一緒に買うならまだ分かるのだが、豆餅を買わずにほかの餅を買うというのは、私からするとせっかくのふたばに並ぶ意味がないように思うのである。
 食べたことがない人は、是非一度ご賞味下さい。

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2010年12月 6日 (月)

読書日記12月6日

「返事はいらない」新潮文庫。宮部みゆき。
 宮部みゆきの短編集。この人は本当に文章と構成力がうまい。裏切られないという感じである。

「槍ヶ岳開山」文春文庫。新田次郎。
 武田信玄で有名な新田次郎の山岳小説。剣岳を書いた小説が映画化されたが、この著者には山岳小説にもいいものがある。
 これは一種の伝記小説であり、槍ヶ岳を開山した僧、播隆(ばんりゅう)という僧の伝記小説といってもいい。
 私はほとんど山登りはしないが、山岳小説を読むのは好きである。

「吉里吉里人」(上)(中) 新潮文庫。井上ひさし。
 今下巻を読んでいてまだ全巻読めていないが、中巻まで読んでものすごくおもしろいといえる。
 吉里吉里という小さい村が、日本から独立するというテーマに絡めて、社会風刺をしたり、まあ好き勝手に作者が書いている。
 日垣隆という作家が寝ずに読んだと書いていたので、いつか読みたいと思っていた作品である。
 ただ、仕事があるので、寝ない訳にいきませんが。

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2010年12月 3日 (金)

昔の歌はよかったのか?

 一週間に一度は、たいてい祇園のまさこという店に行くのだが(場所は花見小路新橋東南角のビルの五階)、ここでカラオケを歌うことがある。
 カラオケを歌うと、昔の歌はいいというような話によくなる。

 本当に昔の歌がいいのか、その頃は学生で、脳みそが海綿のように何でも吸い込む時期であったからであるのか、そのあたりはどうなのであろうか。

 今学生の人が、長じて私のような年齢になった時、カラオケを歌って、今流行っている歌を歌って、同じようなことを言っている可能性もある。

 最近は新しい歌を仕入れておらず、そのために昔の歌ばかり歌うはめになるのかもしれないが。

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2010年12月 2日 (木)

中々書面が書けないとき

 中々書面が書けないときというのはいろいろ理由がある。
 一つには多忙過ぎて時間がない場合がある。
 おまえはブログは書いているのに裁判所の書面は期限までにかけないではないかという声もあるかもしれないが、私はだいたい期限までには書いている。期限までにかけないのは依頼人の用意が間に合わなかった時などのことであることが多い。
 あと、隙間時間でかける書面とそうでない書面があり、連絡文やこうしたブログは隙間時間の10分などでも書けるが、訴状や準備書面、細かい数字の整理の書面ということになれば、まとまった時間をかけて書かないと書けないものである。

 一つには病気でかけない場合もあるが、これはまあ除外しよう。
 一番多いのは、書きたくても書けない場合であろう。
 これは、事件の筋が悪くて筆が進まないケースもあるが、たいていはスランプであることが多い。
 私も過去に、なぜか書けなくなったことは何回かある。

 そうした場合の脱出法は、とりあえず表題だけでも書くことである。
 表題を書いた後は骨子を書く。そして、血肉を入れていく。
 こうして無理矢理にでも書けば、そのうちスランプを脱出出来たりする。

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2010年12月 1日 (水)

システム金融のこと

 システム金融というのは、高利のヤミ金融のうち、手形とか小切手を利用して貸金を回収する類型のことをそう呼ぶ。違法金融であることは間違いがない。
 なんでシステム金融と呼ぶかというと、後ろでこうした金融はつながっていて、一社から借りると、次々にファックス等が来て、借り入れを勧誘されるシステムになっているからである。
 昔は、お金を借りると、バッタモンのルイヴィトンのカバンが送られてきて、後で業者と交渉するときには、「貸し金もあるけど、一部はカバンの売買代金やがな」と居直って、高利ではないというようなアホなやりとりをしていたものである。そのため、システム金融にひっかかった人の店には、大量のバッタモン商品が残ることになる。もちろん、ただ同然のくず商品である。
 借りたが最後、不渡りを出すのが怖い経営者は、金をかき集めて、借りた金の数倍、数十倍の返済をせざるを得なくなることが多い。
 当座の現金ほしさに借りたが最後、泥沼にはまるのである。

 だいたい裏でつながっているので、一回しか借りていないところであっても、前の違う名前で貸した分で回収しているので文句をいわないことが多い。ただ、その同一性の確定はなかなか難しいが。
 システム金融については、やり方が分からないとして、敬遠する若手弁護士が多い。
 私はもう何件もやっているので、ノウハウもかなりあるが、一回引き受けると、電話対応が大変なので、同時に何件も受けるということは出来ない。
 たぶんみなノウハウがないのでやらないのであろうと思うので、今度講義をしようかと思っている。
 ノウハウはここでは明かせません。あしからず。

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