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2010年12月22日 (水)

平成22年読書ベスト10(六位以下)

六位 「楽園」(上)(下)新潮文庫。宮部みゆき。
 名作、模倣犯の続編。ストーリーテラーとしての宮部みゆきの真骨頂というべき作品。最近のファンタジーものは読もうと思わないので・・・。これもファンタジー入っているか?

七位「漂流」新潮文庫。吉村昭。
 江戸時代に鳥島に流されて、生還した男たちの物語であるが、この「生きよう」という努力というか生命力には圧倒される。自殺する人が多い昨今であるが、その前にこうした男たちがいたことも読んで欲しい。

八位「松本清張傑作選(下)」文春文庫。松本清張。
 宮部みゆきの選による清張の傑作選。上中下とあるが、新米修習生や弁護士は、この程度を読んで人の心の動きを知るべきであろう。

九位「古代文明の謎はどこまで明らかになったかⅠ」太田出版。ニック・ソープ他。
 超古代文明好きな私であるが、その好きな私ですらうならせる的確な指摘の数々。
 読みたい本が多すぎて、ⅡとⅢにとりかかれていないが、早く続きを読みたい本の一つである。

十位「帰りたくない」新潮文庫。河合香織。
 ノンフィクションもの。少女連れ去り事件を描いた作品。後半、物語の真相が少しずつ明らかにされていく。

 ほか、池波正太郎の男の系譜や海音寺潮五郎の悪人列伝等すばらしい作品もあるが、インパクトのあったものなどを選ぶとこういう結果となった。
 詳細は、今年書いている読書日記をそれぞれ参照してみてください。

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