読書日記2月21日
「三国志 五巻」文芸春秋社 宮城谷昌光。
史実に基づいた三国志の第5巻。官渡の戦いが描かれている。
曹操が劣勢であったにもかかわらず勝利できた理由はなんであったのか。
「ファントム・ピークス」角川文庫。 北林一光。
著者はすでに故人である。この作品を出した後、ガンでなくなられている。
そのようなことは知らず、本屋で手にとって一気に読んだ。私の好きなジャンルであるパニック小説として大変よく出来ている小説であるので、時間のあるときにどうぞ。
「三国志 六巻」文藝春秋社。 宮城谷昌光。
いよいよ劉備が三顧の礼を尽くして諸葛孔明を軍師に迎える。
しかし、史実の諸葛亮は、神算鬼謀の極みをもつ戦陣における軍師ではなく、政治家としての軍師であるので、三国志演義を知っている人は諸葛亮の活躍がほとんどないことに驚くであろう。
宮城谷昌光は、ここまで劉備をどう描いていいかわからなかったのではないかと思うが、ここで、劉備を「空」であり、大いなる器であると描いている。
物語の前半部ともう一つ合致しないのが気になる。
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