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2011年8月10日 (水)

読書日記8月10日

「司馬遼太郎が考えたこと 14」新潮文庫。司馬遼太郎。
 司馬遼太郎のエッセイ等を集めた文集の14巻。15巻まで出ているので、いよいよこれも残すところあと1冊となった。
 司馬とともに歩んできた友人らが亡くなっていく。弔辞が数多く収録されている。
  おもに平成元年前後の文が収録されているが、この頃、私は大学に入学していることになる。
 司馬の残された命もわずかの頃である。

「Xの悲劇」創元推理文庫。エラリー・クイーン。
 耳が不自由な探偵であり、かつては大俳優であった、ドルリー・レーンが登場する作品であり、Yの悲劇、Zの悲劇とともに3部作のひとつ。
 Yの悲劇は自宅にあり、読んだ記憶がある。このXの悲劇も図書館で借りて中学生の頃読んだ記憶があるが、いかんせん25年ほど前の話なので、筋書きもすっからかんに忘れていた。
 作品としては、さすがに古さは否めない。こんにちからすると、王道のトリックが使われている。

「プロフェッショナル・マネージャー・ノート」プレジデント編集部編。プレジデント社。
 ユニクロのCEOが、人生でもっともためになったという経営学のエッセンスが詰められた本。
 しかし、弁護士はしょせん経営者であっても職人的なところがなくなる訳ではないので、これをそのまま導入したら、私は私でなくなってしまうので、参考にとどめておく。

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