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2012年1月31日 (火)

夕方から事務所で酒を飲んで起案する

 コメントしていただいたことについて、私なりの見解を述べさせていただきたいと思う。
 夕方から事務所で酒を飲んで起案することについての私の考えは、「ありえない。プロ根性まるでなし」である。

 仕事が完全に終わって、缶ビールを飲みながら雑談することはかまわないだろう。
 また、たとえばだが、機械的作業ならありうるかもしれない(エクセルデータに数字をひたすら入力するとか。ただ、これも正確性の問題があるので、避けた方がいいことに変わりはない)。
 酒を飲んで気を大きくしないと書けないような書面は、内容が伴わないことが多いとも思われる。
 夜書いたラブレターは出してはいけないと昔よくたとえで出されることがあったが、夜は神経が高ぶっていることが多い。
 仕事は仕事、遊びは遊びできっちりと分けられない人間に、いい仕事が出来るはずがない。
 酒が入らない状態であっても、夜書いた書面は、次の日にきちんと読み返さないと、危険でもある。
 世の中にはいろいろな考えがあるだろうが、私個人はそのような仕事の仕方はしたことがないし、事務所の弁護士にも許していない。

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2012年1月30日 (月)

読書日記1月30日

「誰も書けなかった日本のタブー」 (宝島SUGOI文庫)
 本屋で見て気軽に読めそうだったので購入。内容としては、表題ほどにはインパクトはなかった。

「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」(上)(下)新潮文庫。村上春樹。
 村上春樹は、エッセイを一作と、翻訳は何作か読んでいたのだが、小説は読んでいなかったので、新装版が本屋に平積みされていたので購入して読んでみた。
 私はこういう小説はわからない。。。
 私が貧困な精神の持ち主だからなのかもしれないが。
 もう少し、また村上春樹を読んでみようかと思うのは思うが、それで合わなければ翻訳だけ読むとにしよう。

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2012年1月27日 (金)

逃げないで仕事をしないと成長しない

 何となく、若手弁護士に覇気がない気がしている。
 仕事に自信がないためか、出来るだけ仕事から逃げようとしているような傾向も見えてしまう。
 しかし、最初から仕事が出来るヤツなんてそうそういないのであるから、やらないと成長しないのである。
 逃げていてはだめである。

 怖さを知ることは重要だが、怖いという気持ちを抑えつつ、経験した分野の仕事をしなければ、成長はしない。
 私は勤務弁護士時代、ほかの事務所と比較した場合、5倍くらいの量の仕事をしたが、それは何でもかんでも引き受けていたせいでもある。
 今はそこそこの歳になったので、同じ量の仕事は出来なくなったが、事件をやらないと成長はしないものである。
 

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2012年1月26日 (木)

京都弁護士会の新役員決まる

 昨日午後5時の経過で、京都弁護士会の新役員が決定しているはずである。
 会長1名と、副会長4名である。

 役員は大変ではあるが、弁護士としても人間としても得がたい経験をすることが出来るので、状況が許せばやった方がいいだろう(私がいえるのは自分がやった副会長までで、会長はしたことがないので、その点は何ともいえないが)。
 翌年収入が減る、依頼者からは忙しいと思われて役員中は敬遠される等悪いこともあるが・・・。

 その中の1名は、私の大学時代のゼミの同級生なので、特に頑張って欲しい。
 被災地への対応・対策、法曹人口問題、法曹養成問題、法律相談数の減少、増員していく会員への手当て、弁護士会の体制問題等々、課題はたくさんあるが、限られた時間を有効活用して、解決していって欲しいものである。

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2012年1月25日 (水)

菊池桃子

 テレビのコマーシャルで菊池桃子をたまに見かけるが、私が中学校の頃アイドルで、少し年上程度だったので、まあまあの年齢のはずである。
 しかし、テレビの画面上で見る限り、全く老けていない。

 近くで見るとそれなりに年齢を感じさせるものはあるのかもしれないが、画面上では全く感じさせない。前に石川ひとみを見てそう感じたが、菊池桃子の方が上かもしれない。
 
 若い頃は、老けて見られたいと思っていたが、最近は実年齢よりも若く見られたい。
 一応年齢相応くらいに見えているようである。

 しかし、依頼者に実年齢をいうと、「歳が若いですなあ」といわれる。これは見かけが老けているという意味ではなく、「若い弁護士さん」という意味である。
 25歳で弁護士になり、現在16年目で、この4月でもう17年目に突入するのだが、未だにたいていの依頼者に「歳が若いですねえ」といわれる。
 何歳になれば、お歳が若いといわれなくなるのであろうか。
 むむう。

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2012年1月24日 (火)

大新年会

 1月20日(金)は、毎年私が主催している大新年会を開催した。
 数年前に、御用納めの日に数事務所で集まって開催したところ、大好評で、かつ皆泥酔し、「来年も是非して欲しい」という声があり、「今年はしないのか」と年末が近づいていわれたが、御用納めの日に突然宴会も大変なので、年明けに新年会を実施したところ、年々参加者が増えてきた。
 1月20日には58名の参加者であった。
 事務所単位で誘っているため、多少私が懇意にしている人でも漏れがあるのだが、その点は主催者の私が呼ぶか呼ばないかを決めているせいである。

 数年前に仮装を取り入れたところ、大好評のため、毎年やることになった。百鬼夜行の体である。
 しかし、初年度は仮装に照れていた参加者も、何となく普通に着るようになってしまったので、新鮮みがなくなってしまった。
 来年からは、仮装はやめて、普通の新年会にしようかと思っている。
 各参加者の了解が得られていないため、写真が貼り付けられないことをご容赦願いたい。ちなみに、私は自腹で1万5000円のビニール製の甲冑を着たのだが、着心地がよくなく、肩が凝ることが判明した。

 風邪が治りきっておらず、変に酒が回ったため、12時過ぎには三次会を後にしたが、2次過ぎまで飲んでいた猛者もいたようである。

 来年も大新年会が開催出来ればいいと思っている。

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2012年1月23日 (月)

ブログ不具合

 ブログが自宅から更新出来ず、また、事務所のパソコンでも試みましたが、おかしなことになっています。

 今はたまたま何度かやって入れました。

 自宅からは一度も入れませんでした。
 サーバー側の問題のようであり、日中は通常の業務を行うため、自宅からの更新が出来ないとなると、しばらく更新が止まります。
 再開をお待ちください。

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2012年1月20日 (金)

ぼく寝ぼけてます

Mini_120115_0034 寝ぼけていたので、上から撮影に成功。

 目は開いているが、その実何も見ていない。
 撮影するため寄っていくまで爆睡していた。
 野性味のかけらなし。

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2012年1月19日 (木)

読書日記1月19日

「レイモンド・チャンドラーの生涯」早川書房。フランク・マンシェイン。
 新年最初の読書はこれに決めていた。チャンドラーの生涯のことを私は拾い読みした程度しか知らなかったので、一度しっかりと読んでみたいと思っていた。少し前に購入しておいたので、新年最初の読書はこれに決めていた。
 チャンドラーは生前ある程度の名声を得ていたが、やはり生きている間は不遇だったようである。真の天才は、生きている間は不遇なことが多いようである。
 人生はいつなんどきどんなことがあるかもしれず、不遇になるかもしれないとチャンドラーは考えていたというところや、多少のお金を手に入れたからといって、とたんに高級車を乗り回したりしなかったというチャンドラーのエピソードには涙が出た。
 また、実業家をしていた時代の仕事に対する厳しいエピソードなども書かれていて、弁護士の仕事にも参考となるところがあった。
 ただし、ここに書かれているエピソードを読むと、私はチャンドラーの友人にはなりたいとは思わなかった。

「R.P.G」集英社文庫。宮部みゆき。
 宮部みゆきの現代スリラーだが、あまり出来がいいとは思わなかった。

「翻訳夜話」文春新書。村上春樹、柴田元幸。
 村上春樹と柴田元幸という二人が翻訳について語った新書。柴田の講義に村上がゲストとして行った時の講話録と、一般人向けに行った講話録、同じ作品を二人が訳すとどう違いが出るか競作している。
 レイモンド・チャンドラーの作品をここのところ村上がいくつか翻訳しているのと、清水訳と村上訳がかなり違っていたので、翻訳に少し興味が出ているところでもあったので、購入していた。
 海外作品を原書で読めるような人はともかく、翻訳で海外作品を読むのが好きな人は、こうした本を一度読んでおくといいかもしれない。
 私にはまた新たな発見があった。

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2012年1月18日 (水)

電話を一方的にかけてくる弁護士

 私が相手方弁護士にファックスで問い合わせをするとする。
 そうすると、その回答を電話してきて、電話口でつらつらと語り出す弁護士が割合多い。
 これをされると、私はメモを取らないといけなくなる。そして、そのメモをまた文書にして説き起こして、依頼者に説明文を送付することになり、私の手間は2倍となる。

 一方、私が相手方弁護士にファックスで問い合わせをして、相手方弁護士もファックスで帰してくれる場合は、依頼人には、「相手方からはこういう回答が来ているので、どうしましょうか」という程度の連絡文で済む。

 もちろん、電話で直接伝えた方がニュアンスが伝わることもあるが、私は、仕事のやり方としては、相手方が書面でしてきているのであれば、こちらも書面で返すのが筋だと思っている。書面だけでニュアンスが伝わりにくいことだけ、「書面にはこう書いていますけど、まだ幅があります・・・」などと伝えることにすればよいのである。
 相手方弁護士の手間を増やすような仕事のやり方をすることはよくないと思うし、メモを取り違えていたら、後で、「そんな趣旨ではなかった」とか言われかねない。
 そこを狙ってこんなことをしているのであれば、余計にたちが悪い。

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2012年1月17日 (火)

自動車

 私は国産の古い自動車に乗っている。自動車に興味もなければ、あまり乗ることもないということもあるが、基本的に自動車にお金をかけるのが無駄だと思うからである。
 人生というのはいつ変化があるかもしれないので、無駄な出費は出来るだけ抑えて、現金を置いておいた方がいいと思うのと、自分に興味がないので自動車には基本的にお金をかけない。
 私の家の近くでは、私の自動車が最もみすぼらしく、近くにはベンツやBMWが停まっているが、全く気にしていない。
 レイモンド・チャンドラーもものすごく稼いでいた時に、安物の自動車に乗っていたということである。
 自動車屋からはしきりにセールスの電話があるが、完全に無視している状態である。

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2012年1月16日 (月)

風邪

 新年早々風邪を引いた。そのために、仕事が停滞しつつある。
 体調がよくないと、頭も働かない。

 先週末は、大学の同期との楽しみにしていた食事会も体調不良で延期してもらった。
 サッカーの初蹴りも参加出来ず。。。しくしく。
 先週は38度の熱が出たからやむを得ないであろう。

 原因は気のゆるみであろう。
 年始が始まった時は全くどうもなかったのだが、4日出てきて、新年のスタートダッシュをすべく、ある程度仕事の段取りをつけて、5日と6日にかなり仕事をしたので、「少し新年のめどがたった」と気がゆるんだところへ三連休である。ここで朝寝したのが悪かったのだと思う。
 連休の最後は仕事をしに出てきたが、ゆっくり寝てから来たので、原因はやはり気のゆるみである。
 
 ある程度気が張っていれば、風邪など引かないのに。
 熱は下がり、回復傾向にあるが、早く完調に戻って仕事がしたい。
 しくしく。

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2012年1月13日 (金)

2011年読書ベスト10、6位以下

六位「それはまた別の話」文春文庫。和田誠、三谷幸喜。
 二人が名作映画について語り合った対談集。これを読んでから映画を見るか、映画を見てからこれを読むかはさておき、細かいところまで話をしていてとても楽しい。たぶんこれも今は入手困難。

七位「「バスカヴイル家の犬」再考。」東京創元社。ピエール・バイヤール。
 コナン・ドイル作の表題作の真犯人を暴くというタイトルの著書。かつ、表題作を書いた時のドイルの心理状態等も勘案した上で真犯人を暴いていく。また、物語の人物は単に想像上の世界だけの人物ではないという理論が語られる。これはものすごくおもしろかった。

八位「空白の五マイル チベット最大のツァンポー渓谷に臨む」角幡唯介。
 雪男は向こうからやってきたの著者による単独行のルポ。これもものすごいおもしろい。

九位「名もなき毒」幻冬舎。宮部みゆき。
 日常に潜む名もなき毒を描いた作品。宮部みゆきのストーリーテラーの面目躍如というところ。

一0位「キャッチャー・イン・ザ・ライ」白水社。JDサリンジャー。村上春樹訳。
 詳細は昨年の書評に。

 今年もいい本を読みたいものである。

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2012年1月12日 (木)

2011年読書ベスト10

一位「ロング・グットバイ」ハヤカワ書房。レイモンド・チャンドラー。ハードカバー版。
 文庫版で読んだが、やはり保存用にハードカバー版も欲しくなり購入し、全部読み返した。やはりチャンドラーの最高傑作だけあり、もう一度、かみしめるように読んだ。

二位「さよなら、愛しい人」ハヤカワ文庫。レイモンド・チャンドラー。文庫版。
 ハードカバー版も確か昨年か一昨年ベスト10に入れたが、文庫版で読んでもやはりベスト10入り。かつ、チャンドラーの新訳が昨年は出なかったので、一位。

三位「3冊の「ロング・グットバイを読む」ソリックブックス。松原元信。
 今は入手が難しくなっているようだが、清水訳と原作、村上春樹訳を読み比べた好著。チャンドラー好きなら外せない一冊である。

四位「雪男は向こうからやってきた」角川文庫。角幡唯介。
 開高健ノンフィクション賞(だったと思う)を受賞した著者による雪男捜索に関わった人たちのノンフィクション。著者も少し雪男を捜している。UMA好きにはたまらないし、また、著者の筆力に引っ張られていく。

五位「行人」新潮文庫。夏目漱石。
 人の心というものを見つけ続け、日本の小説の文体を確立させた夏目漱石の作品であるが、これも一度は読むべき小説であろう。

六位以下は明日。

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2012年1月11日 (水)

ウインナー揚げ

 子どもの頃、商店街の中に、揚げたてのコロッケなどを売っている肉屋があった。まあ、今でもあるだろうが。
 ここの肉屋で売っているウインナーの揚げたのがものすごく美味しくて好きだった。値段は数十円だったろう。
 自転車で走り回っておなかがすくと、何人かで肉屋に行き、揚げたてのコロッケなどを買ったものである。
 私はほとんどがウインナーの揚げたのを買っていた。

 今でもウインナーの揚げたのなどがメニューにあると、すかさず頼んでしまう。
 そこそこの居酒屋だと、ウインナーを揚げたのはメニューにないので、少し寂しいのである。

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2012年1月10日 (火)

たまご麺

Mini_120107_1113_5 Mini_120107_1114 小学校の時、近所の八百屋におつかいに行くと、たまご麺というのをそこの八百屋で買ってきては母親に作ってもらっていた。
 その頃、たまご麺がものすごく好きで、食べるインスタントラーメンといえば、ワンタンメンと出前一丁かたまご麺だったが、たまご麺の割合が高かった。
 ネットで検索していて見つけたが、6パック入りで1パック五食入りのものしかなかったので、仕方なくこれを買った。
 久しぶりにこれを買い、我慢できずに一度朝食に食べたのだが、胸焼けがしたことはともかく、私の記憶ほどは美味しくなかった。
 私が大人になり舌が肥えてしまったのが原因であろうと周囲からはいわれている。

 たまご麺を食べたら、涙が出るほど、死ぬほどうまいと思えることを期待して食べたが、その期待は裏切られた。

 小さい頃食べていた思い出の食べ物というのは、えてしてそういうものなのかもしれない。

 心の中で、思い出すだけの方がいいのかもしれないと思う今日この頃である。
 ただし、たまご麺は、普通のインスタントラーメンとしては、及第点以上の味であり、うまいことはうまいのであって、私の記憶ほどには美味しくなかったというだけである。
 ちなみに、裏面に、袋入りのスープは、なぜか器に入れて、そこにお湯とラーメンを入れるということが書かれている。何のこだわりなのだろう。

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2012年1月 6日 (金)

年末年始の読書日記

 「宇宙はほんとうにひとつなのか」村山斉。ブルーバックス。
 最新の宇宙論について平易に書かれた新書。ただし、平易ではあるが、書いてあることはわからないことだらけである。
 宇宙の構成は、原子が4%しかなく、残りの96パーセントは正体不明の暗黒物質と暗黒エネルギーであるというのである。
 突き詰めていくと、暗黒物質や暗黒エネルギーがこの宇宙に存在するためには、異次元の存在と、多元的な宇宙が存在しなければ説明がつかないのだという。
 読めば読むほど訳がわからなくなる。あまり突き詰めて考えると頭がヘンになりそうなので、適当に読む方がいい類の本である。

「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」増田俊也。新潮社。
 柔道史上最強の柔道家である木村政彦。彼の名を知る人は少なかった。しかし、グレイシー柔術が最強の名を恣にした時に、グレイシー一族からは、日本の柔道家である木村政彦を尊敬しているという言葉が出て、木村の名が脚光を浴びた。
 戦前戦後の格闘界についての史書のようであり、最強であったにもかかわらず、力道山に半殺しにされた木村政彦の哀しくも破天荒な人生について語った書でもある。
 興味のない人には全く無価値の本であろうが、格闘界に興味がある人には一読の価値のある書。もちろん私は後者であるから読んだのだが。

「制服捜査」新潮文庫。佐々木譲。
 暴雪圏がまあまあの作品だったので、その前の作品ということで、本屋に平積みにされていたので購入して読んだ。
 情景描写などが少ないので、読みやすい作品であるが、人生において読まなければならないほどの価値はなさそうである。

「上杉謙信の夢と野望」歴史新書。乃至政彦。
 私がもっとも敬愛する戦国武将である上杉謙信の生涯についてある程度はしょって書かれた新書。
 後の世に、豊臣秀吉が、川中島の戦いを評して、無駄な戦いをしたといったというが、川中島の戦いは、戦国の世を終わらせることにとって、極めて重要な位置をしめており、上杉謙信にはその秘策があったという観点で書かれた新書。
 また、武田信玄に比べて、謙信は権謀術作などはしなかったように見られているが、実はその影で多数の調略を仕掛けている事実など、謙信の真実の姿を歴史的資料から明らかにしようとしている作品といえる。中々興味深い作品であった。

「霧の塔の殺人」角川文庫。大村友貴美。
 横溝正史賞を受賞した人の三部作の3作目。年末年始の暇つぶしに読んだ。
 本格推理小説の条件を満たしていないので、推理小説と呼んでいいのかという気もする。まあ、読まなくていいだろう。
 

「虎の夢見し」幻冬舎。津本陽。
 私が愛読する歴史小説家の一人である津本陽の最新刊。内容的には、少し薄い気がした。これは、もともと別れて連載されたものをまとめたからであろうか。物語としてはぶつ切れになってしまっている。
 津本陽が歳がいったため、「下天は夢か」などのような作品が描けなくなったとは思いたくないのだが。
 津本作品の中では、私は人には奨められない。
 
 

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2012年1月 5日 (木)

今日から仕事である。

 当事務所は、本日から執務開始である。
 だいたい、昔は1月の初日は予定が入っていなかった。
 しかし、今日は午後から共同受任している事件の打合が入っていて、新件の相談も入っている。
 ありがたいことだが、盆も正月もない感じになってきているようである。
 時代はどんどん速くなっていくようで、これに乗り遅れないように、新人弁護士の気持ちで、新年も頑張っていきたい。
 今年もあらためてよろしくお願いいたします。

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2012年1月 1日 (日)

新年明けましておめでとうございます。

 新年明けましておめでとうございます。
 本年も、旧年同様、当事務所をよろしくお願いいたします。
 本年が、みなさんにとってよい年でありますことを。

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