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2012年2月29日 (水)

敦賀出張のグリーン車

 先日、敦賀に終日出張したのだが、行きのグリーン車は、たぶん暖房が入っていなかった。だいたい北陸行きの電車は暑いくらい暖房が効いているものだが、寒くて寒くてコートを膝にかけていた。同行したH弁護士はそのままコートを着ていたほどである。
 暖房の入れ忘れなのだろうか。
 あるいは、暖房の故障なのだろうか。
 車掌に聞こうかと思ったが、50分ほどなので、我慢することとした。

 この日はほぼ1日、交通事故の重度の後遺障害を負われた方の日常生活の状況をビデオ撮影(業者に依頼して)していた。
 弁護士や家族が自分で撮影するという方法もあるだろうが、画質やテロップを入れてくれたり、編集能力からして、私は重度後遺障害の事案はこれを頼むようにしている。
 依頼は別件も合わせると既に3度目であり、業者もかなり慣れていて、撮影もスムーズである。
 もちろん業者任せに出来ないので、弁護士が被害者にインタビューをしたりしつつ行うので、気は抜けない。ただし、撮影はプロに任せている。

 過去2件撮影したDVDを証拠で出したが、いずれも将来の介護費についていい判断をしてもらったと思っている。やはり、裁判所にはビジュアルで出すのも大事なのではないかと思うのである。

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2012年2月28日 (火)

読書日記2月28日

「大いなる眠り」創元推理文庫。レイモンド・チャンドラー。
 フィリップ・マーロウが出てくる最初の長編。マーロウもまだ若く、また、マーロウは触媒のようであり、自身があまり出ていない。最初の長編だからだろう。
 訳も古くさく、読みづらいが、これは時代性もあり仕方ないだろう。
 現在では、古本でしか入手は出来ない。私は大学時代本屋で購入して読んでいたが、ここのところのマーロウ熱の復活とともに、また読み返したくなったので読んだ。
 訳に難はあるが、長い別れと比べて読んで欲しい作品ではある。
 これの映画化である、「三つ数えろ」もついでに再び見てしまった。ローレン・バーコールが独特の美しさを出している。マーロウは、あのハンフリー・ボガート。

「河内源氏」中公新書。元木春雄。
 これまで通説的に語られてきた、貴族と武士の対立から鎌倉幕府が生まれたという史観に疑問を呈して、資料に基づいて頼朝の挙兵に至るまでの河内源氏(源氏の家系でも、頼朝の家系は河内源氏なんですな)を克明に描いた良書。
 平清盛がテレビで公開されているのとは全く関係なしに上程されている新書であり、歴史好きしか読まない方がいいいほどマニアックではある。

「ミレニアム1」(上)(下)早川文庫。スティーグ・ラーソン。
 近々映画化される作品で、まあそれだけ売れたのであればと思い読んだ。
 内容は、設定にややご都合主義的なところがあり、そこまでいいというか?というところもある作品ではある。
 チャンドラーが現代に生きていたら、批判的論文を書いたかもしれない。
 ただ、作品としておもしろいといえばおもしろい。
 筆者は故人。
 

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2012年2月27日 (月)

万年筆コレクション1

Mini_120224_1533  しばらく私の万年筆コレクションを書きたいと思う。

 私のデイリーユース万年筆。
 手前がペリカンのスーベーレーンの確か600。緑縞のオーソドックスタイプである。これは机の上で、事務員に指示書を書いたりメモを取るときに使っている。
 今持っている万年筆では、これがもっとも書き味がよい。インクはペリカンのボトルインクで、吸入式。ロイヤルブルーを使用。使用して3年ほどであるが、ほどよく手になじんでいる。
 奥がセーラーのプロフェッショナルギアの細美研ぎ。使用して2年ほど。
 これはペン先がとても細いので、机の上に置いておいて、手帳に記入する時に使用。
 積替インク式で、ブルーブラックを使用している。

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2012年2月24日 (金)

中性脂肪…

 血液検査したら悪いでしょうと一方的によくいわれる。しかし、基本的に血液検査では何の問題もなかった。
 しかし、先日した検査では、初めて中性脂肪の値が高くなっていた。他は全て正常だが。
 一時的なものかもしれないので、少し間を置いてまた検査しましょうといわれたのであるが、少しショックである。
 検査前日は新年会で、新年会ではチンエイという店でしこたま肉を食べ、その後深夜まで飲酒していたので、そのせいかもしれないのだが。。。そういえば、検査前々日も宴会であった。。
 尿酸値は正常なので、痛風の気はないのでほっとしているが、次に検査する時には全ての値が正常値に戻っているように、また、クロアチアで6月にある弁護士ワールドカップで恥ずかしくないプレーをしないように、少しずつ鍛えていこうと思う今日この頃である。

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2012年2月23日 (木)

iPadの商標

 中国で、iPadの商標が問題となっている。また、iPhoneも問題となるかのような報道もある。
 中国での商標の問題は特有の問題があるし(今少し事件で関わっている案件がある)、専門でもないので突っ込んだ議論は出来ない私なのだが、アップルもまさかの法的問題発生というところだろう。
 さぬきうどんとかの商標も登録されていて、問題となったことがあるが、あのたくましさというかバイタリティーを、日本人は多少見習わないといけないところもあるような気もする。

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2012年2月22日 (水)

バスに乗らなくなり久しい

 今は時間に追われていることが多いので、移動手段として、バスに乗らなくなった。
 たいていタクシーである。
 タイムイズマネーである。

 小学校の時は、地下鉄の駅のところのバス停まで歩いていき、そこからバスでよく図書館に通っていた。図書館で、推理小説を借りまくっては読んでいた。小学生高学年からは横溝正史ばかり読んでいた。今から考えると相当ませた小学生であろう。
 大学の時も、出町柳まで京阪が延伸されていなかったので、四条から大学までバスに乗っていた。

 バスを待つ時間も惜しい。
 私のボスのボスは、家庭裁判所に行くのにバスに乗っていたそうである。
 弁護士が偉そうにタクシーに乗るのはいかんと言っておられたということである。
 たまに、家裁で折良くバスが来たら、事務所のところのバス停まで乗ることはあるが、わざわざバスを待つことはしない。
 私のボスのボスに見られたら、叱られそうである。もっとも、ボスのボスは既に故人で、私が弁護士になる1年前には亡くなられているが。

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2012年2月21日 (火)

宮市はすごい

 海外にわたり、オランダで実績を残し、アーセナルへ行った宮市選手。しかし出場機会に恵まれないために、ベンゲル監督の意向で、同じプレミアリーグのボルトンへレンタル移籍中の19歳。

 ボルトンのプレミアデビュー戦もスカパーで録画して見たが、随所にいい動きをして、キーパーがナイスセーブがなければ、得点となっていてもおかしくないシュートも放っていた。
 その宮市が、FAカップ5回戦では先発に起用され、開始3分でいきなり左サイドを突破して、相手チームのDFを置き去りにして、キーパーの動きを見て落ち着いて初ゴールを決めた。
 FAカップはスカパーでも放送されないので、試合全ては見ることが出来ず、ゴールシーンのみテレビで見たが、最初のトラップでシュートに持ち込める位置にボールを置いて、蹴る前にキーパーの位置を顔を上げて確実に見ている。
 スピードもすごいが、シュートに持ち込むまでのファーストタッチ、キーパーの動きを見る冷静さ、そしてキックの精度全てにおいてすばらしい。
 19歳で海外で堂々とプレーするその肝っ玉もすごい。
 私が若くて、海外でプレーする能力がある選手だとしてオファーが来ても、まずびびってしまって行けないと思う。
 将来の日本代表の主力選手になるのではないか。
 サイドの選手がスピードで相手のDFを置き去りにするのは見ていても気持ちがいい。
 今まではマンチェスターユナイテッドの試合と、私から見ると敵のマンチェスターシティの試合しか録画していなかったが、これからは、ボルトンの試合も録画しなければ。
 ガンバレ、宮市!
 

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2012年2月20日 (月)

サッカーの練習が中止・・・

 土曜日はサッカーの練習予定であったが、雪のため、グラウンドがクローズになり、使用禁止の電話がかかってきた。
 20センチの積雪があるということで、「こちらで雪かきをすれば使用できるのではないか」等、すぐにはあきらめない性質のためと、サッカーがしたいので、多少食い下がったのだが、路面も凍結してきていて危険だし、今も雪が断続的に降っているからということで、使用は許可出来ないということであった。
 ものすごくがっかりしたが、チームメンバーに連絡をしないといけないので、慌てて携帯メールを知っているものには携帯メールに送信して、チームのメーリングリストにも投稿をした。
 何も見ないで、のんきにグラウンドまで来る人がいないことを祈りつつ。
 私の自動車はタイヤがスタッドレスではないので(そんな時には運転技術のない私は運転しないのである・・・)、現地に行くことも出来ない。
 誰からも携帯に電話はなかったので、たぶん誰も現地には行かなかったのだろう。
 たぶん。。。
 サッカーをする気で、昼寝もして英気を養っていたので、そのまま何もしないのも何なので、雪がある程度降っている中走りに行くことにして、軽く自宅近くを走った。
 今週の土曜日も練習だが、もう、これ以上雪にたたられないことを祈っている。

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2012年2月17日 (金)

花粉…

 先週に京都北部に行ったところ、一部のスギは既にたわわに花粉をつけていた。
 今年の冬は寒かったので、花粉が飛び出すのはもう少し遅れるだろうと考えていたのが甘かった。
 スギに生き残ろうとする力は恐ろしい。

 スギが多い地域に出張に行き、今週は体調不良であった。
 アレルギーを抑える薬を飲み始めたのが例年よりも少し遅かったのが悪かったのか、花粉症の症状が出始めている。
 うちのパートナーK弁護士も症状が出始めたとのこと。
 いやな季節が始まった。

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2012年2月16日 (木)

柔道の必修化

 報道では、中学校の体育で、柔道が必修化ということである。
 それに伴い、教師が研修を受けているさまが報道されていたが、経験がない人は、みな一様に「不安だ。」「自分が分からないのに、生徒の安全を確保出来るのか」などというコメントをしていた。

 柔道の事故がそれなりの件数発生していて、賠償責任が認められた事例もあるのに、なぜわざわざ必修にするのであろう。
 あまりこの点、どうして必修化するかということについては、調べていないまま書いている。文科省のすることはほかにもよく分からないことが多いが、これについても疑問である。

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2012年2月15日 (水)

出張

 2月は雪にたたられた。
 敦賀の期日に行くときに、雪で電車が遅れ、最初は20分遅れといわれていたので、少し前にホームに行き待っていたが、最終的には50分遅れとなり、1時間近く京都駅のホームで待っていた。雪の日であったので、相当寒かった。
 その後、舞鶴の期日だったが、綾部以北の電車が止まり、自動車で迎えに来てもらうも、高速道路も除雪車が立ち往生し、下道も自動車であふれかえり、大型車が滑って道路をふさいだりした結果、裁判所にたどりつけず、綾部で缶詰になっていただけであった。舞鶴が観測史上最大の積雪量であった日のことである。福知山で京都行きの特急のドアが凍り、綾部駅でずっと待たされる状態であった。
 その次の週は、雪はなかったが、出張続きであった。
 岐阜に裁判に行き、翌日朝から早起きして園部に行き、またその翌日は舞鶴で証人尋問であった(2回に分けて尋問する予定を1回にまとめたので、相当きつかった)。
 出張が続くと、他の仕事をする時間が削られるのできついし、体力的にもきつい。
 若い頃は、全国展開していた法人の事件を勤務先事務所がしていたので、週に2~3回の出張はざらであったが、今はもう無理である。
 一応、雪でなければ今日も宮津で裁判の予定である。

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2012年2月14日 (火)

 電車の中で、鏡面のようになっている扉のところの金属に映った自分の頭を見ると、江頭2:50みたいな頭に見えてドキッとしたが、柱が屈曲していてそのように見えていたのだった。
 窓ガラスで見ると、だいぶ薄くなってはいるが、そこまではいっていなかった。

 しかし、鏡に写っている姿を自分自身と考えていても、その鏡が異なった姿を映し出していれば、他者が認識している姿とは真実の姿は違っている訳である。

 また、他者の目で見ている認識と、自身の認識は異なっているかもしれないし、それぞれの人の見え方というのは、微妙に違っているかもしれない。
 見え方とは異なり、記憶も変容されることもあるかもしれない。
 そんなことを考えた。

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2012年2月13日 (月)

読書日記2月13日

「プレイバック」早川文庫。レイモンド・チャンドラー。
 大学生くらいの時に読んだので、20年が経って読み返してみると、学生の時に読んだのと全く違う印象である。
 この作品じたいは、それほどいい出来ではない。しかし、それでもチャンドラーの遺作なのである。出来はロング・グッドバイにはとうてい及ばないが、しかし、やはりチャンドラーの遺作というだけで、私には思い入れの強い作品である。
 最後にロング・グッドバイで出てきたリンダ・ローリングが声だけだが登場する。
 その後の二人がどうなったかは、未完の作品である「プードル・スプリングス物語」で描かれている(未完だったものを、ロバート・B・パーカーが完成されたもの。)。

「チェ・ゲバラの遙かな旅」集英社文庫。十井十月。
 なぜ未だにゲバラが映画化されるのか、なぜ未だにゲバラが英雄と呼ばれるのか。
 ゲバラは私にとってずっと気になる存在である。
 私が生まれる前には死んでいる人物であるのに、である。
 私はゲバラの若い頃の南米大陸をオートバイで縦断したモータサイクル・ダイアリーズという映画を見て、また、その原作も読んでいる。また、カストロとの確執を描いた映画も見た(題名は失念したが)。
 しかし、ゲバラ自身が何を考えて、なぜ最後40歳に近い年齢でキューバを出て、ゲリラ闘争に身を投じなければならなかったかはあまり理解していなかった。
 この本は短く簡潔にそのあたりのことを書いてくれた。
 購入したが、何となくまだ見ることが出来ていないゲバラ二部作の映画を見ようかどうしよう悩み中である。

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2012年2月10日 (金)

50歳の割には若く見えるというのと50歳だけど30歳というのは違うぜ

 本屋で、50歳なのに30歳に見えるほど若くなるというような内容の健康法を提唱している医者の本が置いてあった。
 そして、「何歳に見えますか?」と(たぶんこの医者本人の)写真がある。

 ううむ。

 50歳の割には若く見えますね、というのと、50歳なのに30歳に見えるというのは明らかに違う。
 申し訳ないが、私にはどうみても30歳には見えない。血管の柔らかさとか、身体年齢は30歳なのかもしれないが、顔はやっぱり歳を取ればそれなりにしか見えない。
 きちんと本の中身を見ていないので申し訳ないが、あれで80歳だったらすごいけど。。。50歳といわれれば、「ああそうですね」という感じではある。もちろん、この人はそりゃ若くは見える方だとは思うが。。。
 弁護士でも、若々しい人が多いからかもしれないが。。。

 私も時々は「若い」と言ってもらえるが、「41歳の割には若く見える」ということだと理解して、自分が20代とか、30歳に見えるなどとは全く思っていない。
 それに、41歳なのにあまりに若く見えるのは、これはこれで顔に責任感がないことの現れということになり問題であろう。

 ただ、これは私の主観であるので、私はそう見える、というだけである。
 しかし、顔にも責任感も必要ではなかろうか。

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2012年2月 9日 (木)

弁護士の交通事故被害者相談所

 私の弁護士としてのライフワークは、被害者の救済である。
 このたび、まず、交通事故被害に特化したサイトを開設してみた。
 下記である。

 http://弁護士の交通事故被害者相談所.jp/

 このブログのリンクからも行くことが出来る。
 また、この開設のために、独自ドメインを取得してみた。

 ちなみに、このホームページはホームページビルダー16で、私が全てひな形を基に自分で作った。
 ホームページビルダー16は11000円程度で、かかった時間は5時間程度であろう。
 ホームページリース被害では、これよりも質が劣るソフトで、200~300万円のリースを組ませている事案をみかけるが、いかにホームページ被害事案のソフトが高額かという論拠付にも使えそうである。

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2012年2月 8日 (水)

依頼者の質、弁護士の質

 弁護士の質が悪くなったという話もあるが、依頼者の質の問題もある。
 弁護士が増えたため、何件も弁護士事務所を回る人がいる。本人によると、「違う弁護士はこういった」というのだが、それが間違っていることもある。
 依頼をしておいて、喉元が過ぎれば、ムチャクチャいってくる依頼者もいる。
 費用も支払わず、新しい相談をしてくる依頼者もいる。
 また、費用の支払いのないまま、連絡が取れなくなる依頼者もいる。
 こういう手合いを見ていると、弁護士の敷居は特別高くないのではないかという気にもなるのだが、世間ではまだまだ敷居が高いようである。

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2012年2月 7日 (火)

虚心坦懐

 私もそれなりの年数弁護士をしてきているので、酒席などで若手に事件処理などについて教えたり、経験を語ることがある。また、若手が「こうしている」というのを聞いて、間違っているところを正したりすることもある。
 私も若い頃は酒席で先輩の経験談を聞き、後々事件処理で相当役だったことがあるので、そのようにしている。

 しかし、若手の中には間違いを正されても、聞き入れないどころか、反論してくるものもいる。そういう人は、正直いって伸びないし、自分では出来ていると思っていても、全く出来ていない。
 実際、自信満々でやっている若手弁護士について、ものすごい不信感をもたれて法律相談に来られたということもある。
 最初から出来るはずはないのである。
 先達の話や、注意は、虚心坦懐に聞く心がないと、ますます間違った方向に行くであろう。
 私も「こいつは心の底からバカだ」と思っている相手には注意もしなければ、話もしない。注意をするということは、成長の余地があると思っているからである。
 質が低下したなどといわれて、「質はいい」と若手も反論したくなるのであろうが、やはり事件処理はある程度の経験が必要とされるのであるから、虚心坦懐に批判を一度受け入れて欲しいものである。

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2012年2月 6日 (月)

宴会の段取り

 宴会の段取りというのは難しい。
 いろいろと企画するが、たいていは企画倒れに終わる。
 宴会の司会をしていると中々苦労することがある。
 司会又は宴会の主催者としての苦労は、

1、話を誰にしてもらうかの決定
 まずこれが難しい。最初の挨拶は誰か、乾杯は誰か、最後の締めは誰かというようなところである。その間に誰に話をしてもらうかも難しい。
 前に出て話をしてもらいすぎると、宴会で、それぞれの席の人はそれを聞いていないといけないので(聞いていない場合もあるにはあるが)、よその席に交流にいけない。
 前に出て話をしてもらう人は、出来るだけ絞り込む方がよいと思われる。
 少し前にあった宴会は、私は主催者ではなかったが、司会がいろいろな人に話を振りすぎた結果、会場の懇親が深められなかったというきらいがあった。

2、余興
 会場を盛り上げるために、主催者が余興を用意することがあるが、たいていの場合失敗する。
 よくあるのは演奏だが、たいてい参加者は「こんなんいらんわ」と思っていることが多い。
 主催者の意向で余興があるのは仕方ないとしても、余興が長すぎる必要はない。
 せいぜい余興は5分程度であろう。
 以前、何かの余興で、始まる前に狂言を見せてもらったことがあったが、これはよかった。
 狂言は時間も短く、内容もわかりやすいし、中々見に行くことが出来ないからである(もちろんやったのはプロの狂言師である)。
 一方、失敗しがちなのは、楽曲である。プロの演奏でもたいていは失敗するものであるので、素人の演奏は正直宴会の参加者からすると、食傷気味になる。せいぜい短い曲を2曲でいいだろう。
 以前、何かの宴会で、クラッシックを長々と演奏されて、2時間宴会場を借り切っていたが、1時間しか食事の時間がなく、怒濤のように料理が出てきたことがあった。
 私はクラッシックもたまには聞くし、事務所でもかけているし、少しはCDも持っているので、クラッシックが嫌いということではないのだが、やはり宴会という場面では、余興は程度問題というところがあるだろう。

 中々盛り上がる宴会を主催するというのは難しいところである。
 

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2012年2月 3日 (金)

全てを伝える弁護士

 依頼者から無謀なことや、紛争を拡大してしまうようなことを言われて、「相手に伝えて欲しい」と言われた時に、そのまま伝えるかどうかについては、私は一応の説得を試みることにしている。
 そういうことをいうと、これこれこうなる可能性があるから、こういうような言い方にしてはどうか、そうであれば、私から伝えるという話をするのである。
 依頼者が納得しない場合、それが弁護士の職業倫理に抵触するようなことを言って欲しいといわれれば、辞任せざるを得ないという場面にもなりうる。

 しかし、たまに、自分の依頼者がこう言っていると言ってくる弁護士がいるのも事実である。
 私は、自分の依頼者に対する義務があるので、相手方弁護士から伝えられたことは、そのまま依頼者に伝えざるを得なくなる。
 相手の弁護士のところでフィルターをかけて、要望は要望として伝えて、相手方弁護士の依頼人の生の話をある意味相談の上改変していてくれれば、無用の紛争を招くこともないのにと思うことがある。
 やれやれである。

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2012年2月 2日 (木)

普通電車の中でタバコを吸う輩

 駅で電車を待っていると、ものすごく太った男がニヤニヤしながら、舌をぺろぺろと出しては、近くを通る女性の後ろをいやらしい顔で少し追いかけてはまた列に戻るということを繰り返していた。

 どこか精神に異常を来しているのであろう。
 正直、近づきたくない輩である。

 この男は、電車に乗って美人の女性の横に座った。そして、少し経つと、たばこを吸い出した。
 さすがに周囲が顔をしかめて、咳をする人もいたのですぐにやめたが、こうした輩に注意でもして、刺されでもしたら皆かなわないと思うせいか、面と向かっては誰も注意しない。現に最近注意をした方が刺されるという事件はたまに起こっている。

 そこに車掌が通りかかればどうしたであろうか。
 車掌の職務としては、毅然として注意をすべきであろうし、職業倫理からすればしなければならないであろう。
 私も弁護士の職務を遂行している時は、どれほど普段なら恐ろしいと思う相手にでも毅然として立ち向かわないといけないと思っている。
 しかし、注意をした結果、逆ギレされたら、車掌も対応に困るし、場合によれば刺されてしまうということもあるかもしれないであろう。
  これからは、車掌も異常な人に注意をするべく、格闘技とかの経験者でないとつとまらないようにしないと、車掌もおちおち注意出来なくなる。
 やれやれである。 
 

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2012年2月 1日 (水)

オバサンパワー

 敦賀に行った際、帰りの特急が自由席しか空いていないということで、京都まで立って返るのはつらいと思っていたら、ちょうど湖西線経由で京都まで行く新快速があった。
 これに乗って帰ることにした。席も空いていて、ラクに座れた。
 外は一面雪景色である。湖西の北の方も、深い雪に覆われていた。

 村上春樹を読みながら、ゆったりと帰っていたのだが、湖北で、オバサンの集団がドヤドヤと乗ってきて私の周りと、通路を挟んだ席に座った。
 これがものすごくやかましい。
 声が大きく、ずっと話をしているのである。

 途中で村上春樹を読むのをやめて、寝ようとしたが、うるさすぎて中々寝られない。
 私の前の席のオバサンは、どうも私に話しかけたいようで、私の方をちらちらと見たり、私が鞄につけている真田幸村の家紋入りの鎧の肩当てをわざわざ顔を近づけて見たりしてくる始末である。
 私は絶対に話をしたくなかったので、寝たふりをしたが、そのうち温かいのと揺れとで寝てしまったが、電車で集団で座ってくるおばさんのパワーには、いつも圧倒されてしまうのである。

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