読書日記3月16日
「バット・ビューティフル」新潮社。ジェフ・ダイヤー。村上春樹訳。
村上春樹訳で本屋に積んであったので購入。ジャズの創世記にジャズに関わり、その魔力に魅入られて不幸な最後ばかりをたどった先人たちを、まさにそこに見てきたかのごとく描いた作品。
村上春樹も、翻訳中ここに出てくる人達のアルバムを聴いていたと述べているが、ここに出てくる人達のサウンドがどんなものか気になり、私も1人につき一枚アルバムを買ってみて、時々流しているが、どうも私にはジャズは似合わないような気がしている。
「サッカー観戦力が高まる」東邦出版。清水秀斗。
サッカーの見方をなぜ誤るのかというふれこみで書かれた著書。オジサンサッカーとはいえ、草サッカーをしているので、参考になる部分があった。しかし、これを実際にゲームの中でするのは大変難しいだろう。
頭の整理にはなる著作。
「パーフェクト・ブルー」創元推理文庫。宮部みゆき。
宮部みゆきの初期の作品で、最初の長編とのこと。
さすがのストーリー・テラーの宮部みゆきとはいえ、初期の作品であるため、後の円熟味を増した作品と比べると見劣り(読み劣りというべきか)する。
どんでん返しが待っているのは、こうした作品のお約束ではあるが。
娯楽作品としては、及第点。
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