« 2012年6月 | トップページ | 2012年8月 »

2012年7月31日 (火)

熱中症によると思われる痛ましい死亡事案(新潟の野球部の少年・・・)

 29日の報道で、新潟で、野球部の練習中、高校1年生の部員が、10キロ走をしている間に死亡していたという事故に接した。ご冥福をお祈りするとともに、ご遺族の心中に思いをはせると、言葉が出ない。

  その後も練習は続いてたようである。練習中も、練習終了後も、誰もこの部員の不在に気づかず、夜になっても息子が戻ってこないという家族からの申告を受けて探した結果、ランニングコースで死亡しているのが発見されたという。熱中症による死亡の可能性があるという。

どうしても誰も彼の不在に気づかなかったのか。部員もそうだが、指導者は何をしていたのか。安全配慮義務違反ではないのか。子どもを預かる指導者として、欠けていたところはなかったのか。。。

 法律家としてはこんなことしか考えられない。痛ましい事故である。
  本当に彼のご冥福をお祈りするばかりである。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年7月30日 (月)

観光客のスピード

 京都は観光都市なので仕方がないのだが、中で仕事をしている人間からすると、スピードが遅くなる。先日も京都駅からタクシーに乗ろうと思い、重い鞄を提げて歩いていると、どうしても前にいる観光客の集団が邪魔で仕方がない。
  歩くスピードが遅いのである。

  周りを見ながら歩くので、仕方ないかもしれないが、ビジネススピード(しかも弁護士は歩くのが速いと一般的に言われている)からすると、いらいらとさせられる。
  自分も観光している時は、きっとその土地のビジネスマンをいらいらとさせているのであろうが、自分の立場を中心にいらいらするのが人間というものなので、そこは考えず、もっと素早く移動して欲しいと思った夏の一日であった。

 以上です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年7月27日 (金)

読書日記7月27日

「マギの聖骨」(上)(下)竹書房。ジェームズ・ロリンズ。
 全米ベストセラー。インディ・ジョーンズとダビィンチ・コードを合わせたおもしろさという触れ込みである。
 著者はインディ・ジョーンズの4作目を小説化することをスピルバーグから要請されたほどの小説家。
 マギはマジックの語源となった3人の王のことを指すと一般には言われており、このマギの聖なる骨にまつわる歴史ミステリーが展開される。
 出てくる化学技術は本当のものということであり、歴史上の事実も相当な裏づけを取っていて、思いつきで書かれたのではなく、相当な資料の読み込み・整理をした上で独創された小説である。展開が早く、どんでん返しにつぐどんでん返しで、映画化されることを前提に書かれた作品のような気がする。

 おもしろさでいうと、個人的にはポール・サスマン「カンビュセス王の秘宝」「聖教会最後の秘宝」の方が上であるが、おもしろい作品であることには代わりがない。
  読んでも損はない作品である。
  たまにこういう歴史ミステリー的な小説が読みたくなる。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年7月26日 (木)

夏に太る

 昔から夏ヤセをしたことがない。
  夏バテは何回か経験した気が自分ではしているが、ご飯だけは美味しく食べていたので、周囲の人からは、「それは夏ばてではない」と言われている。

  夏バテしないように、食べないとと思って普通に食べていると、太る。
  お昼ご飯をソイジョイだけで過ごすソイジョイダイエットをすれば、2ヶ月で4~5キロ体重は落ちるのだが、この暑い時期にこれをやると、バテそうだという理由でなるべく普通に食べている。
  揚げ物や焼肉、ニンニクが美味しい。

少し前に高校の同級生と会ってご飯を食べた時に、私が揚げ物ばかり食べようとしたら、「揚げ物は食べられへんわ」と言われてあっさりしたものばかり注文したことがあった。
  揚げ物が食べられなかったことが残念で、彼と別れた後、天一でラーメンと餃子を食べた。酒をやめるのも難しい。酒なくして何が人生かというのが私だからである。
 
  でも、そろそろ体重を落としたい。
  無理か。。。

 以上です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年7月25日 (水)

カルテの読み込み

 弁護士の仕事で地味な作業だが重要な作業の一つとしてカルテの読み込みがある。
ある程度時間が取れないと出来ない。

 交通事故で後遺症が問題になったり、医療ミスが問題となる事案だと、カルテのチェックは必要不可欠である。

   電子カルテ化されているが、電子カルテは通常のカルテよりも量が膨大になる傾向に有り、もちろん読まなくてもいい部分も多いが、量の膨大さに呆然として、時間がまとまらないと取りかかれないことがある。

 段ボールに入ったカルテを開封するまでの心の準備が必要である。読み込みを始めたら、一気にやらないと、中身を忘れてしまいがちだからである。

 弁護士の仕事は地味なものが多い。地味な作業の積み重ねの結果、書面化すると数枚ということもある。
   1件カルテの検討を勤務女性弁護士のK野さんに引き取ってもらったが、カルテチェックが必要な事件がまだ後何件かある。
   裁判所が夏休みの間に、チェックを済ませて、書面を書いてしまわねばならないのである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年7月24日 (火)

おもしろいタクシー運転手さん

 先日タクシーに乗っていると、「お客さん、ものすごい焼けてますねえ」と言われた。
 まあ、私が日焼けしているのは間違いないので、「ええ」と答えた。
 運転手さん、「ゴルフですか?」
 私「いえ、サッカーです」
 運転手さん「サッカー?」
 私「ええ。サッカーしてるんで。」
   運転手さん「仕事で?」
   私「いや、趣味で・・・」

 まさかこの年でサッカー選手と間違えられるとは思わなかった。きっとこの運転手さんは天然キャラで愛されていることであろう。あるいは、そこまで私が黒かったということなのか。。。

 以上です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年7月23日 (月)

テレビ番組の不思議なところ

 テレビ番組でゲストを読んでトークをしている時に、その人のことではなく、よく、その人と関わりがある人の話ばかりしている時がある。
 「あの人はどうなんですか?」とか。
 まがりなりにもゲストとして来ているのだから、その人のエピソードを聞けばいいのにと思う。
 トーク番組でエピソードをたくさん話す番組でも、同じようなことがある。
 自分のエピソードではなくて、友達のエピソードばかりとかのタレントがいる。
   これは不思議である。

 インタビューでも、映画で一緒に出ているタレントとかが、共演したタレントのスキャンダル等について話をしたりしていることがあるが、あれもタレントとしては自分の話を聞いて欲しいと思うであろう。

 

 テレビの方で旬な情報に関して発信したいというところがあり、やむを得ないのかも知れない。

 しかし、普段の実社会では、目の前の人のエピソードを大事にして欲しいし、それを聞いた上で、周りの人はどうかというように話を振って欲しいなあと思うのである。

 以上です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年7月20日 (金)

読書日記7月20日

「道草」新潮文庫。夏目漱石。
 夏目漱石の自伝的小説といわれているが、その一方で、創作的要素が強いともいわれている作品。司馬遼太郎が夏目漱石を読むとよいと書いているが、現在の日本語の文章の基礎は漱石によって作られたといっても過言ではない。
 心地よい文章の流れで、主人公とそれを取り巻く人々の葛藤が描かれる。
 漱石の作品らしく、最後は余韻が残る終わり方である。

「神の棄てた裸体」新潮文庫。石井光太。
 イスラム圏の性について書かれたノンフィクション。この本を読むと日本がどれだけ平和で恵まれているかが分かる。さらにこのイスラム圏よりも悪い地域も世界にはある。
 桑田佳祐の真夜中のダンディという歌の中の歌詞ではないが、こうした世界の動きや実態に目をそむけて、日本を始めとした先進国は豊かさを謳歌しているのだと思うと暗澹たる気持ちになる。
 しかし、筆者が何も出来なかったように、これを読んだ人も何も出来ない。
 路上で暮らし、身体を売る少年少女。
 身体が崩れていく恐怖と戦いながら身体を売る男娼。
 イスラム圏内の掟のために、かんじがらめにされた男女。
 好著だと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年7月19日 (木)

節電

 節電の夏である。しかし、節電しすぎて冷房を入れないでいると、室内でも熱中症になるので、節電にも限度はあるだろう。
 私の事務所は計画停電の対象外地域ではあるが。。。

 節電がこれだけ叫ばれると、電気自動車は売れなくなるのではないかと漠然と思う。
 実際のところどうであるかは調べていないので分からないのだが、電気自動車=節電の敵という訳ではなさそうである。
 電力が多く消費される昼間に充電せず、夜間に充電すればよいようだし、技術革新がされれば、電気自動車を電池として使用することも出来るそうである。

 しかし、何となくイメージ的にこれだけ節電節電と言われると、電気自動車のみならず電化製品が売れなくなる気がする。
 原発反対のデモに「ネットで見て参加した」という人が多かったようだが、ネットも電気がないと動かないんだよな。この皮肉。

 暑いので、以上です。
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年7月18日 (水)

石油の埋蔵量

 小学生の頃、本で、「石油はあと30年くらいで掘り尽くされる」「石油がなくなると、生活にこんなに困る」というような記事を読んで、「大変である」と思ったことがある。

 あれから30年が経過したが、石油は相変わらず産出されている。
 当時判明していた油田からの可能な採掘量ということであろうが、将来の予測がいかに難しいかということのあらわれでもあるのではないかと思う。

 将来を見通すことは難しい。将来どうなるかを断定的にいうことほど怖いことはない。
 必ず元本保証しますとか、確実に年の利回りが15%とかということで資金を集めては倒れるという悪質被害が後を絶たないが、これもいわば将来を断定しているのである。
 これを特に裏づけなく信用しして、なけなしのお金を預ける方にも自らのお金にいっそう注意をはらうべきではないかと思うのである。
 そんないい話は世の中にはないのであるし、それがどうして自分に持ちかけているかという疑問を有するべきであろう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年7月17日 (火)

日焼け

 この土日は京都法曹サッカー部の全国大会前の合宿であった。
 土曜日は午後2時半から5時までの2時間半、日曜日は7時から9時までの2時間みっちりと練習をした。
 連携もよくなったのではないだろうか。

 両日とも雨が降った後晴れてきて、ものすごい湿度と暑さの中での練習となった。
 41歳の身にはこたえる暑さであった。

 私は日焼けしやすい体質で、少し外に出ているとものすごく焼ける。
 今年は既に一度皮がむけている。

 昔はあまり思わなかったが、最近は日焼けをすると後がしんどい。これも歳のせいであろうか。
 土日の合宿では日焼け止めを塗ってはいたのだが(キングカズも日焼け止めを塗っていると読んだので)、汗で流れたせいか、あるいは日焼け止めを塗っていても私のメラニン色素の多さはそれを上回るのか、また焼けた。

 肌がほてっております。

 弁護士にあるまじき黒さであり、夏になりクールビズスタイルにしているので、これで首に金色の太いネックレスをして、指に異様に大きいドクロの指輪でもしたら、弁護士には見えないであろう。

 以上です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年7月13日 (金)

U-23サッカー日本代表男子

 先日、テレビでやっているのを見ていた。まあ結果は知っている人もいるだろうが、1-1の引き分け。しかも、1-0で買っていたのに、最後の最後でパスミスから追いつかれた。
 GK権田が、胸ぐらをつかんでしかりつける場面もあった。
 まあ、戦う集団だから、あれでいいと思うけど。

 今の日本代表のエース本田も、U-23時代はボロクソに言われたこともある。
 今回の引き分けという結果を踏まえて、ロンドン五輪では活躍して欲しい。
 一方のなでしこの方は3-0で快勝。
 しかし、ロンドンに行く飛行機だが、なでしこの飛行機の席はエコノミーで、男子はビジネスらしい。

 逆にしろという声も上がっているらしいが、まあ、この結果だけ見れば、それはそうでしょうな。
 大塚監督の選手選考にもかなり疑問符も上がっているが、それに耐えるのもまた監督の仕事のようである(オシムさんは日本代表の監督になる前の時代は、相当選考に各方面からいろいろ言われたようなことがオシムの言葉に書いてあった)。
 選手選考には私も言いたいこともあるが、まあ、監督が最終的には全権を担っているので、それも含めてサッカーなのだろう。
 マンUの名将、サー・アレックス・ファーガソン監督ですら選手起用を自ら、「間違えた」ということもあるのだから。

  日本のA代表ほどは注目はしていませんが、なでしこもサムライジャパンも頑張ってきて欲しい。
  私もこの土日はサッカー部の合宿があるので、少し身体を絞って参ります。

 以上です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年7月12日 (木)

裁判所の夏休み

 裁判所にも夏期休廷期間というものがあり、その間は訴訟が入らない。

 もっとも、全ての事件がストップするといろいろと問題も起こるので(勾留請求したいけど、裁判官が全員休んでいるなど)、半分ずつ休まれる。

 夏期休廷期間といっても、裁判官はこの間に起案していたりするらしいし、完全に休んでいる訳ではないようである。裁判が入らないということなのである。

 だいたい、「裁判所に夏休みがあるので、期日は7月の次は9月くらいに入ります」と依頼者にいうと、「夏休みってなんですのん」と怒って言われる。
 私が裁判所に夏休みを与えている訳ではないので、私に言われても困るのだが、裁判官も裁判が入らない期間がないと、判決も書けないだろうし、世間の人も休みを取ったりするのだから、裁判所も休んでもいいではないか、とも思うのである。

 7月後半からお盆くらいまで、交代で休みを取る。
 裁判が半分入らないので、少し裁判の入り方は緩やかになるので、弁護士も普通は少し暇になる。
 しかし、この時期に頑張って書面を書いておかないと、9月にまとめてやってくる裁判期日の直前に、ヒーヒーいうことは請け合いである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年7月11日 (水)

電車の中にて

 電車の中で、四人がけのイスに座っている男性が、身体を下にずらして、足を向かい側のイスにつくようにして座っていることがままある。
 こうされると、向かい側のイスに座りづらい。

 向かい側のイスに座りにくいように、意図的にしているのであろうが、こういう輩は嫌いである。割合、きちんとした身なりの男性でもこういうことをしていることがある。また、若い男性にも割合多い。きちんとずり落ちないで座れば、足が向かい側の席につくような人は中々いないであろう。

 私は、座れるように、背もたれにきちんと背中をまっすぐにつけて、カバンは膝の上に置き(すいている時は横に置くこともないではないが)、足も引いている(まあ、前のイスにつくほど足が長くないというところもあるが)。

 最低限のマナーは守って欲しいと思うのである。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年7月10日 (火)

読書日記7月9日

「戦国名臣列伝」文春文庫。宮城谷昌光。
 周の時代の最後の方は群雄が王を名乗り複数の国が周の中に建国されたので、戦国時代と呼ばれているが、その各国の名臣といわれた人物を描いた短編集。
 楽毅や田単などの名臣あまた出てくる。
 しかし、これを呼んでいると、名臣と呼ばれた人も、最後を全うした人物が少ないことにきづく。あるいは、晩年が悲劇的であった人物が多い。
 私はやはり最後を全うしてこそ名臣と呼ぶにふさわしいと思うのだが、どうであろうか。
 人生の教訓を教えてくれる好著だといえよう。
 歴史の中に学ぶことは多い。

「蒼き狼の血脈」文春文庫。小前亮。
 チンギス・ハンの長男はジュチというが、ジュチを産んだボルテというチンギスハンの正妻は、ジュチを産む前に他民族に略奪されていたため、チンギスハンの血を引かないという疑惑が消せず、後継者の地位から外されてしまう。そのジュチの息子であるサイン・カン(賢明なる王)と呼ばれたバトゥの物語である。
 大陸を股にかけて活躍したバトゥの物語としては、かなり物足りない気がしたが、あまり歴史が顧みることのない人物を描いているという点では、勉強にはなる作品ではある。

「アクロイドを殺したのは誰か」ピエール・バイヤール。筑摩書房。
 シャーロックホームズの誤謬という作品を書いた著者の古い作品。
 中々入手出来なかったのであるが、どうしても読みたいので定価の三倍程度の値段を出して中古本市場で購入。
 しかし、それだけの値打ちはあった。
 中身を書くと、それからアクロイド殺人事件を読む人に申し訳ないので書けないのだが、筆者さえ気づいていない、いや、あるいは筆者の本当の意図した犯人を捜し出すその手法は素晴らしいものがあり、三倍の値段を出して購入した甲斐があったというものである。
 手にはいるなら、推理小説好きは是非一度読んで欲しい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年7月 9日 (月)

手を咬まれる

Mini_120707_1854 金曜日の深夜に帰り、小次郎(パピヨン)のケージを開けておやつをやってからもう一度ケージに入るように命令したが、いうことを聞かなかった。
 ケージに入れという私の命令を聞かないことはほとんどないのだが、当日は雷がなっていて、雨が強く降っていたため、恐怖で小次郎はパニックになっていたようである。
 逃げるので、後をおいかけていると、ソファーにオシッコをかけたりするので、やむなく捕まえようとしたところ、ケージに入るのがいやだったようで、思い切り手を咬まれた。
 そのあと小次郎をしかりつけたのはいうまでもないが、結局、洗濯機の横の狭いスペースに入り込み出てこなかったので、帰宅してから寝るまで1時間かかり、さらにその後、右手が痛くて中々眠れなかった。
 少しわかりにくいが、牙の跡が三つある。
 パニックになると、訳がわからなくなるようである。

 翌朝起きると、前日叱りつけたので、さすがに寄ってこないかと思いきや、しっぽをフリフリ近づいてきて足下に寄ってきた。
 私の手を見せたが、咬んだことを忘れているのかどうか、知らん顔であった。
 テレビ番組でやっていたが、犬には過去はなく、ただ今を生きているということなので、昨日の夜のことは忘れてしまっているようである。
 けっこう深く咬まれたので、みかけよりはかなり痛い。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年7月 6日 (金)

書証への書き込み

 裁判記録のうち、証拠書類に自分が分かるように書き込みをすることがある。
 証人尋問で示す際には、書き込みがある場合には、「私がラインマーカーで塗ってしまっていますが」とか、「ちょっと書き込みをしていますが」ということでこのような場合、注を述べて示すようにしている。
また、書き込みがあまりに多くなるようなら、コピーをとってそちらに書き込む。あるいは、示す際には原本を示す。相手方の書証であれば、相手から原本を借りたりする。

 先日尋問をしていると、相手の示している書証に、かなり赤字で書き込みがあるのが見えた。私の方が立ち上がり、その書き込みに問題がないか確認しようと席を立った途端に、相手方代理人はその書証を閉じて机の上に戻してしまった。態度がやや慌てて見えたことも事実である。
 まさか証言している本人にカンニングをさせていた訳ではないだろうが、なんとなく釈然としない態度であった。
 李下に冠を正さずという言葉もあり、不公正に見えるような態度を取ってほしくないものである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年7月 5日 (木)

 朝電車を待つのにイスに座っていると、虫が背中を下にして、腹を見せてあがいていた。
 起き上がれないようである。
 羽をばたつかせて、飛んでひっくり返ろうとするが、うまくいかない。

 ホームの上であったので、通行する人に踏みつぶされるかもしれないと思い、手をさしのべようかと思いつつ、テレビなどでは動物が死に瀕していても、手をさしのべたりしないというようなことも頭をよぎり、自然の摂理に任せた方がいいのではないかと思ったりしていた。

 レイモンド・チャンドラーのフィリップマーロウが出てくるシリーズでは、マーロウはよく小さい虫を見ている。それは死にかけた蜂であったり、高層オフィスの上の階まで上がってきた虫であったり、クモであったりする。
 
 

 どうしようかと思い眺めていたところ、1分ほどして虫は自力でひっくり返った。
裏を向いていたので、何の虫か分からなかったのであるが、ひっくり返ったその虫はカメムシだった。
 よかった。触らなくて。

 以上です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年7月 4日 (水)

出張が多い今週

 今週は月曜日は綾部で法律相談センターの開設式典に参加(法律相談センター運営委員会の委員長なので)し、木曜日は午後から園部法律相談センターで相談員として相談担当。
 金曜日は午前中に敦賀で裁判と、移動が多い今週である。
 先週は、木曜日と金曜日に連続して集中証拠調べがあり、尋問で疲れた週であったが、今週は移動で疲れそうである。
  若い頃は、一週間のうちに、札幌、鹿児島、東京なんていうのがザラにあったが(事務所が全国展開している企業の顧問をしていたため)、この年齢では絶対に無理であったろう。
 独立の際に顧問の話もあったが、出張続きで事務所を空けるのが一人で事務所をしているものにとっては考えることがあったことや、その他書けない事情で断ったので、その後はそれほど出張もないのだが、やはり最近は移動が疲れる。

 まあ、15分の紅白戦を7本半土曜日に出来るのだから、まだまだ元気だとは思うのだが。
 もうすぐ裁判所が夏期休廷に入ると、裁判が減るので、多少身体的にはましになるはずではある。
 ありがたいことに、7月はすでに新件の相談が複数入っているので、忙しくはなりそうであるが、事務所でたぶんもっとも手がすいているのが私のようなので、複数の新件はだいたい私が主任になる予定であるので、気が抜けない。
 夏ばてしないように頑張ろう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年7月 3日 (火)

裁判が何件もあると最近は疲れる

 20代後半の頃は、1日に裁判が8件というのもざらにあったが(私の勤務していた事務所の特殊事情もあった)、今は裁判があっても2件くらいがちょうどよく、3件以上あると何となく疲れてしまう。

 裁判の迅速化がいわれて久しいが、私が弁護士になった頃は、裁判の現場で書面が出るというのはザラにあり、まさに五月雨式に訴訟が進んでいた。勢い、準備もまったりしたものになり、多数入っていてもそれほどの負担はなかった(それでいいという訳ではないが)。
 裁判の迅速化が進み、提出期限等が厳しくなったので、1日に多数の事件が入っているとつらくなっているのと、ある程度年齢がいったせいもあるかと思われる。

 6月は後半に3件の集中証拠調べがあったこともあり、その準備に奔走したというところもあるかもしれないのだが。
 でも、頑張ります。
以上。 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年7月 2日 (月)

読書日記7月1日

「三国志 8巻」文藝春秋。宮城谷昌光。
 関羽が死に、曹操が死に、張飛が死に、劉備が死ぬ巻。
  劉備のことを非常に悪く書いているところが宮城谷三国志の特徴で、関羽と劉備の仲が最後は悪かったということで書いている。吉川三国志になじんだ人からすると、物凄く違和感はあるだろう。
 この巻からは、いよいよ、諸葛亮孔明が活躍を始める。

「オシムの言葉」集英社文庫。木村元彦。
 日本代表の監督をあのままオシムが続けていれば。。。そう思ったサッカーファンは数多くいただろう。
 予算がなく、中くらいの順位でよしとしていたジェフを戦えるチームに変えたオシムという監督はどのような人なのか。ユーゴスラビア紛争の描写を描いて、描かれるオシムの真実。
 クロアチアに行く前にこれを読むつもりであったが、これを読んだら、さらにクロアチアに行けなかったことが残念ではある。
 サッカーファン必読の一冊。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2012年6月 | トップページ | 2012年8月 »