何かし忘れている気がする
弁護士はたいていいつも仕事に追われている。多くの弁護士は、何かし忘れている気がしているものではないかと思う。
あの事件はあれでよかったか、もっと立証はないかとか、主張は足りていないか等々。
まあ職業病だろう。
また、こうして常時考えて悩んでいないと、逆にいい仕事も出来ない気がする。
私自身がいい仕事が出来ているかはさておき。
気がつくと事件のことを考えている自分に気づく。
あの事件のあの相手方の主張に対して、有効な反論はどう書くのがよいか、あの事件の立証でもう少しここが何とかならないか等。
こうしたことを完全に忘れられる瞬間を持たないと保たないが、私でいえばサッカーと読書をしている時だろうか。
酒を飲んでいるときも、事件の話をしているので、仕事漬けの人が多いので、酒を飲んでいる時は忘れていないので、それ以外の趣味が重要そうである。
若い弁護士も、そういう瞬間がないと、身体も心も保たないであろう。もちろん、私同様仕事のことばかり考えている人のことで、中には、全く仕事のことを考えていない弁護士にも出会うが。。。
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