雨の中のジョロウグモ
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証人尋問をするとき、事前にどの程度尋問をするかという時間を決める。
証人によっては、聞かれたこと以外のことも答えてしまって、この時間が守られないことがある。弁護士の方は証人が普通に答えてくれれば間に合う程度の時間に少し余裕を持たせているのだが、それでもオーバーしてしまうことがある。
これが数分程度ならたいていの裁判官は大目に見てくれるが、相当オーバーすると、たいてい制限される。
ただ、裁判官の中には、1分でもオーバーしようものなら、それ以上絶対に聞かせないという人もいる。
私は先週二回証人尋問があったのだが、私の尋問は少し長くなってしまった。これは、私の責任ではなく、やはり証人側が聞かれた以外のことを答えてしまったからである。
一件では相手方代理人が反対尋問を40分以上オーバーしてしまったがために、予定していた尋問が次に伸びてしまった。
尋問時間が延びる理由はいくつかあるが、多いのは、
主尋問で聞かれていることを反対尋問で重ねて確認を何度もする。
主尋問で聞かれているのに、相手方代理人が聞いていないのか、もう一度同じことを聞く。
相手方代理人が自分で言わせたい答えが出るまでしつこく聞く。これは最終的には議論にわたってしまい、たいていは裁判官から止められる。
代理人が意見を押しつけようとしてかみあわない。「おかしいでしょう。おかしくないですか」というもっともしてはいけないといわれる尋問をする人もいる。
証人が尋問のルールを説明しているが、日常では聞かれたことだけ答えるということはないので、ついその周辺部分も説明してしまい長くなる。
全く今まで出ていなかった話が主尋問で出てきて、主尋問をしている弁護士がうろたえる。
反対尋問も、主尋問で全く今まで訴訟上出ていなかった話が初めて出てきたので、着飾るを得ない。
というようなものだろうか。
もちろん準備不足ということもあり得る。
裁判官は、補充尋問で、ズバッと聞くことが出来るのだが、我々代理人が聞く場合には、やぶ蛇になってはいけないので、どこまでつっこむかを常に考えさせるられるというところもある。
尋問はうまくいくときと行かないときがあるが、事案にもよることもある。負け筋の事件の尋問はうまく行かないし、勝ち筋の事件は当然うまくいく。
微妙な事件で尋問で相手方を突き崩して、いい和解案などが出たときは大変うれしいものであるが、そうそううまくはいかない。
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「三国志 9巻」文藝春秋。宮城谷昌光。
三国志の九巻。宮城谷三国志は、史実に基づいている。諸葛亮孔明は今世の中で思われているような天才軍師ではないことや、馬謖を斬ったことが諸葛亮の過ちであったことなどが描かれる。既に曹操、劉備、関羽、張飛は亡く、超雲もこの巻で死ぬ。
三国志もそろそろ終盤である。
「裁判百年史ものがたり」文春文庫。夏樹静子。
これはおもしろい。法律家ではなく、一般の人向けに書かれたものだが、比類なしにおもしろいので、おすすめである。
尊属殺人が違憲とされた事例は悲惨の一言だが、私が敬愛するエッセイストは、「この判決によって、事情があれば、人を殺すことを法が容認してしまった」という見方をしている。それもまた一つの卓見である。
被害者の求刑は、私のライフワークの一つである犯罪被害者支援を描いたもので、知っていることばかりではあったが、知らない人には是非読んで欲しい。日本の刑事裁判で、いかに被害者が忘れられた存在であったかを。
どの裁判も、すべてが重要事件であり、若手弁護士も一読の価値ありだと思う。
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若手弁護士が事務所に入所して、経営弁護士から指示をされることがある。
たとえば、「これを検討しておいて」という指示を受けたときに、その検討しておいて欲しいことだけやったとしたら、100点満点中30点くらいである。
検討してみてといわれたとき、実は既に経営弁護士は自分なりに検討済みであることが多い。
その上で、検討結果だけを出してくるのではなく、この検討結果だと、その先の展開としてこうした方が依頼者に有利であるからこういうのはどうでしょうかと自分なりの事件についての見通しまで持ってきて欲しいのが経営弁護士である。
私などは、自分が勤務していた頃、事件の担当となったときには、それだけのことはしていたのである。
こうなってくると、経営弁護士も、細かな指示を出さずとも済むし、「よし、この事件は彼に任せよう」となるのである。
しかし、言われたことだけやって来られると、「いちいち指示を出さないと、出来ないのかなあ」と思われて任せられない。
そこまで勤務されている側は評価されているということである。
もちろん、指示されたことすら出来ないものもいるが、そうした若手は論外であろう。
時給1000円以下でアルバイトしている人が多数居る。非正規雇用の若手もたくさんいる。その中で、弁護士が、給与水準が下がったとはいえ、それなりの費用を依頼者からもらい、また、事務所からも世間と比較すればまだ高額の給与をもらえている意味を考えている若手はどれだけいるであろう。
登録した以上、その日からプロなのである。
それを忘れてはならない。
以上です。
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子どもの頃、釣りの道具を買うのも一苦労であった。お年玉で買ったり、小遣いを貯めて買ったりと、おいそれと買えるものではなかった。
近所の金持ちの子が、子どもが買うルアー雑誌に載っていた1万5000円するベイトリールを買ってもらい(それが私も死ぬほど欲しかった)、それを見せびらかされつつ、大阪城に釣りに行ったことを覚えている。しかし、私もその子もブラックバスは釣れなかったが。
今、正直にいうと、それくらいの値段のするベイトリールを買うことは全然大人なので出来るのであるが、逆にこの年になると、使いやすい道具の方がいいのである。
先日からブラックバスを釣り上げているサオは、近所の釣り道具屋で、セールになっていた5000円ほどのサオであり(一応バス専用)、リールは1500円ほどのスピニングリール。ルアーを買うのに数千円使ったが、これはまあ仕方ない。
正直、本格的な釣りでなければ、これで十分なのである。
高そうなロッドを何本も持って琵琶湖で釣っている人を何人も見かけたが、私が釣る間に1回もヒットすらなさそうだった。この人達が持っているのはたいていベイトリール。
私の腕が特別いいとも思えないのであるが、魚を釣るのはプロにでもなれば別であろうが、安いものでも十分な気はしている。
ただ、子どもの頃のあこがれの気分がどこかにあるので、ベイトリールが欲しいかといわれれば、欲しいのではあるが。
しばらく特別に自分になにも買ってないので、ベイトリールを買おうかなあ。
以上です。
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スカパーで最近始まったチャンネルなのだが、1日中釣り番組を放送している。
元々私は釣り好きで、釣り歴は36年なのだが、仕事をしていると中々釣りに行くことが出来ない。
この釣りチャンネルを今は見るチャンネルがないと(地上波は見ませんが)、つけていることが多い。
ブラックバスの番組が多く、これを見ていると、小学校高学年から高校の始めまでブラックバスをルアーで釣りに行っていたことを思い出す。釣れたのは数えるほどしかなかったが。。。大学3回生の時に、エサづりでブラックバスをゼミの友達と琵琶湖まで釣りに行ったこともあったが(エサだと、40㎝オーバーのやつが釣れた)。
家の横が琵琶湖につながる小川で、家から徒歩1分の橋の下がえぐれていて、そこにバスがいるので、ワーム(ミミズに似せた柔らかい疑似餌)を買ってきて、ちょこちょことしていたら、30分ほどで1匹釣れる。これを毎週休みの日のどちらかでしていたのであるが、いかんせん場所が小さいので、アタリがあってもバレる(針にかからず、外れること)と、すぐに魚が警戒してあとが続かなくなる。
そのため、先週の日曜日に琵琶湖まで行ってきた。
ただ、琵琶湖は本格的なバサー(バス釣りをする人)が多そうなので、琵琶湖に流入する川でやってみた。写真がそれである。
ついた時には既に昼前。早朝に起きようとしたが無理で、ついた時には既に川で何人ものバサーがサオを出していた。
誰も釣れている気配はない。
最近ブラックバスも駆除されて減ったことと、バサーが多いので、ルアーには警戒しているようである。
近くの小川でやるようにはいかないかもしれないと思いつつ、ロッドを振っていると、3回もアタリがあったが、針に乗らず。
1回は足下まで来ていた時にアタリがあったが、針に乗らなかった。サイズは30㎝ほどだったろうか。
やっぱり琵琶湖で釣るのは難しいのかなと思っていたところ、ヒットした。少し川面から釣り場までが高くなっているので、上げるときに外れたりしないか心配だったのだが、無事取り込めた。
周りでは誰も釣れている様子もなかったので、余計に嬉しい。
もちろん、プロとかがテレビで釣るバスはもっと大きいが、釣り師としては、小さくても一匹も釣れないよりは釣れた方がいいのである。
サイズは30㎝ほど。
写真では小さく写っていますが。
1時間すると投げては巻くということに疲れてきて、1匹釣れたのでよしとして帰宅。
私が釣っているのを見ていた人がいたようで、私がサオをたたんでいると、早速私が釣っていたポイントに入ってくる人がいた。
フェイスブックの方にはあげた写真であるが、ブログの読者にも見せておこうと思い、アップする。
60㎝オーバーのブラックバスとか釣ってみたいが、しかし、そうするとなると、本格的にやらないといけないだろうから、まあ私にはこの程度のバスがいいところであろう。
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先日から集めたものについて書いているが、過去に集めたものは、一番古いのはきっとメンコだろう(私の地域ではベッタンと呼んでいたが)。その次が仮面ライダーのライダーや怪人のカードのようなものを集めてファイルするやつ。同時に切手。
集めたかどうかはともかく、江戸川乱歩の少年探偵団シリーズの本。先日復刻されていて、買うかどうしようか迷ったが、今読んでも味気ないだろうと思い断念。祖父に連れられてこれまた天満橋の松坂屋に買いに行っていた。
その後は横溝正史の探偵小説もの。廃版となった角川文庫の探偵小説譚は全て持っている。金田一耕助のものは全巻。これは集めたとはいわないのかもしれないが。後はレイモンド・チャンドラーのもの全て。新訳が出るたび、同じ話でも買う。司馬遼太郎もまだ読んでいないものもあるが、全作購入済み。隆慶一郎も全巻ある。
本は集めたとはいわないのかもしれないが、好きになった作家がいると、一つでも作品が漏れているとイヤなのである。
その後は万年筆を集めていて、仕事にもフル活用していたが、ある時期から一生使わないかも知れないものを集めてどうなるのかという気になり、意欲を可能な限り封印。
今は集めているものはないが、基本的には凝り出すと収集癖に歯止めが利かなくなるので、凝らない方が経済的にはありがたい。お金にも限度があるし。
いきなりキティちゃんとか集め出したら、そのときは誰か止めて下さい。
以上です。
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小学生の頃、友達と一緒に地域のコミュニティセンターのようなところに入り浸って遊んでいたことがあった。
そこで暴れたり、時にはそこに置いてある本を読んだりしていた。
その中に、恐竜のひみつというような本があって、そこにフタバスズキリュウの発掘の話が掲載されていたことを覚えている。
日本では恐竜の化石は出ないと思われていたのであるが、鈴木という少年が化石の発掘好きで、化石を休みごとに掘りに行っていたところ、とてつもない大きい骨を発見して、専門家が発掘したところ、それはクビナガリュウのほぼ完全な化石であり、世紀の大発見といわれたのである。鈴木少年の名前は、このクビナガリュウの名前となっている。
その本では、フタバススギリュウの周辺でサメの歯の化石が出ていて、フタバススギリュウの骨にはサメの歯で出来たと思われる傷があったことから、サメに襲われていたことが分かるということが書かれていた。
化石の出来方には異論もあるが(前にこのブログで書きましたが)、数十億年以上前に海で発生していたドラマを見るようで、興奮したものである。
単純な私は、この本を読んで、化石を掘ろうと思って田舎のがけとなっているところの地層を掘って、その際にもう少しで土管に穴を空けそうになって後から父親に叱られたものである。
もちろん、化石は出てこず、出てきたのはミミズだけであったが。
以上です。
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小学校の頃、切手を集めている友達がいて、それを見て自分も集めてみようと思ったことがある。
収集癖があるのは男性の方に多いが、私も収集癖があるほうである。
お金が続かないのと実用的でないということで、万年筆を集めるのはいま停止ナカだが、時々万年筆のサイトを見てはため息をついている。
切手は最初、海外の使用済みのものが大量に紙に貼られているものを買ってきて、水につけて糊をはがして、それを天日で乾かしてというのでたくさんコレクションを作ったのだが、やはり切手というのは使用済みでは価値がなく、大阪天満橋の松坂屋に時々行っては、貯めた小遣いで切手を買っていた。
今から思えば、大変無駄なお金の使い方である。
しかし、当時はたくさん切手を集めていた子どもが居たのである。
また、切手は値上がりするといわれていて、限定で発売された記念切手などは、何年もすると大変な値段がつくことがあり、投資としてもいいといわれていた(その頃、そんな気持ちはないけど)。
そのうち、切手ブームが去り、切手の価格も下落したように思う。
集めるという作業も、その対象に興味がなくなると、突然色あせてしまうものである。
大量に集めた切手は、確か、普通に郵便を出すのに使ったり、切手を送ればただちにもらえるというような雑誌の懸賞に応募するのに使ってしまった記憶がある。
なんで切手を集めていたのか、今となっては思い出せない。
事務員が終業して、たまに自分で急ぎで送らないといけない書面に切手を貼って封筒に入れている時、ふと、そういや昔切手を集めていたなあと思うのである。
今でも切手の収集は趣味としてあるのだろうとは思うが、1枚数千円もする切手を普通に郵便を出すのに使用したのは大変もったいなかったと思い出す秋の一日である。
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子どもの頃昆虫採集をしたことはないだろうか。今の子どもたちは昆虫採集をするのであろうか。
私などは、博物館などで、寸分の乱れなく並んでいる昆虫の標本を見てはため息をついていたクチである。
欠けたところのない蝶や蝉の羽。生きていた時の力強さを彷彿とさせるカブトムシやクワガタ。
特に、海外の巨大なカブトムシは子どもの頃の私にとって憧憬以外の何者でもなかった。
図鑑で何回もほれぼれと眺めて、それを捕まえて、飼い、標本にしたらどんなのだろうと想像したものである。
日本で取った昆虫を、昆虫標本キットというものを買ってきて、実際に標本にしたこともあったが、あの昆虫標本キットはたぶん子ども仕様なのか、うまくいかないのである。
本に書いてあるとおりにやっても、うまくいかず、何か薄汚い標本が出来るだけということも多々あった。
子どもの頃昆虫採集に費やした時間は相当のものである(まだ、ファミコンなんかもなかったから)。今の子どもはゲームの中で採集したりするのかもしれないので、実際の昆虫採集はしないのかもしれない。
最近は、休みの日に入っているペットショップのチラシを見ていると、昔海外で見た憧れのカブトムシなどが普通に近所の大型店舗の中にあるペットショップで売っている。
夏になると、買い物に出たついでに虫のコーナーは必ず見てしまうが、さすがにこの歳になると海外のカブトムシは見ているだけで満足だし、ましてや標本にしようとは思わない。
まあ、何年か前に、クワガタを幼虫から育ててはいましたが。。。
以上です。
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「やっぱりただの歌詞じゃねえか、こんなんもん」新潮社。桑田佳祐。
桑田佳祐の個人としてのシングルやアルバムの楽曲の歌詞が掲載されて、その時々の桑田佳祐の心情などを桑田佳祐が綴った本。
私が最初に買ったアルバムはサザンのタイニイ・バブルス。レコードだった。すりきれるほどかけた。
その後、アルバムはすべて小遣いをはたいて買い、新しいサザンのアルバムは発売日に予約して買った。
そういう意味では、初期のサザンの方が好きだけど、今でも桑田がアルバムを出すと発売日とはいかないけど買う。
読むところは少ないけれど、歌詞を読んでいると、大学生だった頃に気持ちが戻る。
桑田ファン以外には全く意味のない本でしょうけど。。。
「ルリボシカミキリの青」文春文庫。福岡伸一。
生物と無生物の間を書いた福岡伸一氏のエッセイ集。
非常に短いエッセイの中で、非常に含蓄のあることが凝縮されている。
どうして生物学者になったのか。それはルリボシカミキリの青に魅せられたから。
好きなことをしてそれが仕事になる幸せ。
私は弁護士は自分に向いている仕事だとは思うけれど、こういう学者の人は好きなことを仕事にしている訳で、本当にうらやましい。
まあ、それはそれで苦労はあるのだろうけど。
薄い本だが、何となく幸せな気持ちにしてくれるエッセイ集である。
「幽霊塔」創元推理文庫。江戸川乱歩。
ビックコミックで連載されている幽麗塔という作品の原作をさらに乱歩が書き換えたというので買ってみた。幽麗塔という漫画がおもしろいからで(現在、1から3巻まで出ている)、原作を先読みしようと思ったのである。
内容は原作と漫画はそれ相当に違うことがわかった。また、乱歩の作品自体も古くさい感は否めない。
しかし、横溝正史に通じるものがあり(むしろ乱歩の方が先輩であるが)、作品としては大変好きである。
金田一ものが好きな人であれば、少年少女の頃に戻った気持ちで読むといいかもしれない。
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歯にものが挟まって、中々取れないときって、モヤモヤしますよね。
先日、モヤシが奥歯に挟まって、何をどうしても取れなかった。
二日間、モヤモヤしていた。
今は取れましたが。
以上です。
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光は1秒で地球の周りを7回半回ることが出来る速さで進むことが出来るが、私達が今見ている星の光は、何万年もかかってようやく地球に到達しているようなものが大半である。
気の遠くなるというよりも、想像を絶する距離である。
前にも書いたが、今見ている星の光は、過去のものなので、現実の星は既に消滅しているということも十分ありうるのである。
また、我々が見ている夜空は平面のように見えるので、星座として見ているが、あれはこちらから見ていて並んでいるように見えるだけで、実は奥行きがあり、カシオペア座とかオリオン座とかと言って見ている星座も、宇宙空間で横に並んでいる訳ではないのである。
そんなことを思って秋の夜空を見ていると、その星までの距離や、その時間軸の長さと比較すると我々人の人生がとるに足りないちっぽけなものに思えてくるのである。
オチはないが、以上です。
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私の事務所も複数の弁護士が所属している。
事務所の形態によって、複数の弁護士がいる意味はいろいろだろう。
1、全員がバラバラに事件をやっていて、それぞれの依頼者がいて、必要な時だけ共同で事件をするタイプ。同期などで事務所をいっしょに構えるときなどはこうしたパターンで始まるだろうか。一人では借りられない大きい事務所を複数の弁護士で借りるので、一人の負担は減る。また、コピー機の事務機器や、書籍等も共有出来るというメリットがある。事務員も、一人では何人も雇用するのが苦しくとも、複数で雇用することで、複数の事務員を雇用できる。
デメリットは、各人がバラバラなので、事務所としての特性が出しにくいということだろうか。
2、1のパターンで、各経営弁護士が、それぞれ勤務弁護士を採用するタイプ。こうした事務所の特性は、1に加えて、各経営弁護士が自分だけでは処理出来なくなった事件を引き受けることが出来るということにあるだろうか。
3、1人の経営弁護士がいて、そこに勤務弁護士が入り、パートナーとなっていくタイプ。
他にもあるかもしれないが、まあこの三つくらいかなと京都の規模だと考えていいのではないだろうか。事務所同士が合併したり、別れたりすることもある。
私の事務所は3である。3の事務所の特質は、基本的には依頼者は経営弁護士に事件を依頼しに来ているということろである。これは、勤務弁護士からすると、経営弁護士に頼みに来た依頼者の事件をするわけで、依頼者からの信頼を勝ち取るのがまずもって大事なこととなる。
勤務弁護士が事件をしていると、「経営弁護士に依頼したのに」と苦情を言われることもあるだろう。
そういう時に、勤務弁護士の取る態度も難しいが、私が勤務弁護士であった頃は、ボスが私に事件を任せた以上、ボスに依頼者からの苦情がいくということは恥であると考えて、必死で事件に取り組んだものである(自慢ですいません)。
そのため、事件が終わる頃には、ボスが電話に出ても、「中先生お願いします」といわれて、「僕には用事がないらしいんや。」とボスが苦笑していたケースもあった。
逆に、それほどにならなければ、ボスが勤務弁護士を採用している意味がないと私は考えていた。
依頼者はボスに依頼をしに来ているが、しかし、ボスも手一杯で仕事が処理しきれないので、勤務弁護士に事件を主任で遂行させる訳である。そのときに、ボスに頼みにきた依頼者は皆ボスにやって欲しいと思うであろうから、勤務弁護士が主任になった時には、ボスに依頼をしにきた方に対して、こっちの若い先生にやってもらってよかったと思わせるほど頑張らないとダメなのである。
逆にいうと、3の事務所の形態だと、勤務弁護士は、そのようにならないと、複数で経営弁護士が事務所をやっている意味がないのである。2でも同じことがいえる。
勤務弁護士についていえば、事務所には勉強をしにきている訳でも、勉強を教えてもらってお金をもらっている訳でもない。勤務弁護士は、プロとして働いて、給与を得るのである。
プロ意識のない弁護士は、事務所にいる意味がないのである。
若いみなさん、気をつけましょう。
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だいぶ涼しくなってきた。
秋らしくなってきた。食欲の秋。読書の秋。ほかどんな秋があったかしらん。
私の敬愛する海音寺潮五郎は、読書が好きで好きでたまらなかったということで、執筆中にも読書をしていて、家人がお茶などを持ってくると、慌てて読んでいた本を隠して執筆をしているふりをしたらしい。
司馬遼太郎なども、史料を読んでいる時間が一番好きだとエッセイで書いており、小説を書かずに済むならずっとそうしていたいようなことを書いていた記憶がある(おぼろげな記憶なので間違っていたら申し訳ありません。)。
私は仕事は正直好きなのだが、もう少し読書をする時間が欲しいかといわれれば、正直欲しいといわざるを得ない人間である。
しかし、そういう人間でも、仕事でパソコンを見る時間が長いのと(書面を書くのに、字を打ち込んでいる時間が長い)、仕事でも字を読んでいる時間が長いのと(依頼者の方が見えないところで、相手方から出た書面を読んだり、資料を読み込んだり)で、読書をする気力がなくなっている日もある。
自分の頭を働かせることがいやで(読書だと自分の頭の中で様々な場面を想像しないといけない)、そういう日は、読書をする気力がわかないこともある。
だからといって仕事が暇だとそれはそれで困るので、読書をする時間と、仕事とのバランスが目下私の悩みである。
おそらく一生かかっても読み切れない本を「いつか読もう」と思って買い続けてしまっている状態では、読書量よりも、購入する本の数が多くなってしまっているので、これを解消したいのである。
仕事以外では、サッカーもしたいし、釣りもしたいし(釣りは渓流釣りとキスの投げ釣りと、ルアーフィッシングがしたい)、歴史スポットを回りたいし、やりたいことは山ほどあるが、やはり仕事が私の本分であるし、このような私を頼ってきてくれる依頼者のために仕事をするのは何よりもありがたいことでもある。
三連休も終わり。
さて、仕事を頑張りますか。
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弁護士の慣例で、「こういう場合、そっちがやるべきなんだけどな」ということがあるが、そうはいえない時がある。
こうした場合に、「私としてはこう考えているが、先生の方のお立場もあるので、私の方でしてよいかどうか問い合わせさせていただきました。」というような問い合わせをすることがある。
これは、「本当はそちらが率先してしないといけないのよ。気づかないから、こちらがサジェストしてるんだよ。」という意味なのだが、額面通り受け止めて、「中先生の方でお願いします。」とやられてしまうことがある。
経験が少ない弁護士に、やはり、こういった回答をされることが多いように思う。
弁護士として、勤務弁護士の経験をしてたら、ボスからそうした指導もされるであろうし、ボスの仕事ぶりをそばで見ていて、自然とそうしたところを盗むというところもあるだろう。
修習が長かった時は、弁護士から話を聞く機会も多かったこともある。
普通、そっちがするだろうということについて、お願いします、とやられると、こいつは分かってないわ・・・となってしまうので、弁護士には、言外のニュアンスを感じ取る力が必要でもある。
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「大いなる遺産(下)」河出文庫。ディケンズ。
上巻のスピードがやや遅かったので、下巻に入るのをグズグズしていたのであるが、下巻を読み始めて一気に読んでしまった。
19世紀に書かれたとは思えない小説であり、小説として必要なものがほとんど詰まっているといえる。
また、少し強調しすぎるくらいキャラクターの個性を描いているので、人物のタイプをかき分けているという点でも参考になる。
ただ、読んでいて訳で引っかかるところがあったので、おそらく誤訳の箇所があるように思われる(原書には当たっていないが、小骨のように引っかかるので、多分そうである)。
名作といわれる作品は読んでみるもんである。
ほか、この間にビジネス書を一冊読んだが、何を読んだかは今回はナイショにしておくことにする。
以上です。
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顧問の社会保険労務士の先生に教えてもらって、ライオンのラクトフェリンを飲み出した。
時間はかかるが、確実に体重が減るということである。
今のところ、効果は微減というところである。
DHCのフォースコリーを購入してみようかとも思ったが、ネットでの評判を見ると、効果がある人にはあるが、ない人にはなく、かつ、お腹がゆるゆるになったという人もおり、南海キャンディーズの山ちゃんのようにダイエットすることは断念した。
本当はジムにでも通って、さらにラクトフェリンを飲んで、食事制限もすればいいのだろうが、仕事でも事務所運営でもストレスがたまる状態で、何もかも制限したら、きっとものすごいリバウンドがきそうな気がしているので、少しずつ出来ることからやっていくことにする。
ちょい太の方が長生きはするようだが、とりあえず、サッカーであまりにも走れなかった自分自身に幻滅しているので、ちょい太ではなくなって、サッカー引退してからちょい太になることを目指したい(目標だけで終わるかもしれませんが)。
食べても太らない人がうらやましい。
以上です。
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昔少年ジャンプで流行ったるろうに剣心が実写で映画化されている。
ものすごい人気がある状態で終了した作品で、今も根強いファンがいる。
私も漫画は全作持っている。
時代背景の取り込みのすばらしさと、実在した明治時代まで生きた斉藤一が主人公のライバルとして出てくるなど、歴史好きもニヤリとさせるところなど、魅力満載の漫画であった。
実写化は難しいと思われていたが、このたび実写化されて、しかも大人気興業中らしい。
仕事の多忙さがなければ映画館に見に行きたいのだが、この分だと見に行くことも出来ないので、おそらくDVDかブルーレイが発売されるまで待たないと仕方がなさそうである。
しかし、だいたいDVDかブルーレイを買っても、見る時間が中々なく、しばらく本棚で眠ることにはなるのだが。
ユニコーンガンダムもまだ最新の2巻に手をつけられていないし、チェ・ゲバラの映画2作も見られていない。他にも見ていないDVDが5~6本ある。
プレミアリーグの試合を見るのに時間を取られるせいではあるが、もう少し時間が欲しいものである。
るろうに剣心を見に行った人がいたら、感想聞かせてください。
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サントリーとソフトバンクがCMでコラボをしているが、ボス電というのは、買い物をする権利もついているということである。正確には知らないが、1000万円のボス電らしい。何が1000万円かは、きちんとサイトを見ていないので分からないが。
私も応募してみたが、全く当たる気配もない。
どういう人が当選しているのであろう。
ボスでメインキャラクターの宇宙人を演じているのは、トミー・リー・ジョンーズというアメリカの名優だが、よくあんなことをしてくれるものだと思う。ハリソン・フォードの逃亡者での刑事役は相当かっこよかった。
同じく、ドラえもんをよくジャン・レノがしているものだと思う。
何となくだましてやらせているのではないかと疑ってしまうのは私だけではあるまい。
ボス電の抽選期間はもうすぐ終わりである。
当たったら、ブログで報告するつもりだが、そのような機会はめぐってきそうにない。
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