読書日記11月12日
「江戸川乱歩全集1 屋根裏の散歩者」光文社文庫。江戸川乱歩。
乱歩は短編をいくつか読んだ記憶があるが、まとめて読んだことはなかった。本屋に週に2~3回はいくのだが、そのときに棚にディスプレイされていたので購入。
短編なのでちょっとした空き時間にも読めるので、600頁を越えているが、読むのに苦痛はなかった。
全集なので、中には駄作も入っているが、いくつかは今から見ると古いが、探偵小説に関しては懐古趣味の私にはちょうどよかった。
ただ、乱歩の全集すべてを読むかというと、今のところそこまで魅入られはしていない。
「横溝正史探偵小説傑作選4 迷路荘の怪人」出版芸術社。横溝正史。
角川文庫から出されていた迷路荘の怪人は長編だが(今は絶版か)、これはその基になった中編作品と、もう一作、金田一耕助が横溝正史の探偵として登場する以前の探偵である由利先生が登場する作品が収録されている。
正直、横溝ファンしか買わないし、長編との違いについていろいろ思いを馳せるくらいしか購入する意味はないのだが、私はそういう横溝ファンなので楽しめた。
一般の方は、購入の必要はないであろう。
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