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2013年6月28日 (金)

バーのある人生

 中公新書の「バーのある人生」という本を読んだ。筆者は枝川公一という方で、アマゾンで検索してみると、たくさんバーに関する本を書いておられる。
 

 私はバーが好きで、京都ではいきつけのバーは3、4軒ある。ホテルのバーに行くときもある。もっとも、大半はある一つのバーに入り浸っているようなものであるが。もちろんバー以外で飲んでいることもあるが(これも一つの店にしかほぼいかないけど)。

 この本の中でバーの由来が書いてあるが、これも諸説あるらしい。まあ、それはこの際どうでもいいが、バーというところは、くつろげる空間でもあるとともに、一定の緊張感を持って飲みに行かないといけないところだと思っていて、この本でもやはりそう書いてある。
 グダグダのなって飲みたい時に行くべきところではなかろうし、ギャーギャー騒ぎたいなら、バーのカウンターに座るものではないだろう。
 自分の家で飲む訳ではないし、バーテンダーとの一定の緊張感を持って飲むところだと思うし、他の客との距離感も大事だと思うので、他の客の迷惑になるような行為はしてはいけないと思うし、店の迷惑になるようなこともしてはいけないし、あまり我が物顔に振る舞ってもいけないと思っているのだが、この本でもそのようなことが書いてあった。
 実際、バーで飲んでいると、私から見てダメな客がけっこういるが、過去には私もそうではなかったかと、今になって冷や汗をかいている。

 まだまだ酒飲みとしては私は修行中で、バーで勉強させてもらうこともしばしばであるが、この筆者クラスになると、逆にダメなバーもつらつらと書いてあり、これはこれで勉強になった。
 

 私自身は、東京の帝国ホテルのバーでギムレットを飲みたいと思っているのだが、中々その機会に恵まれないが、一度しっかりとバーについて勉強したいと思っていたので、参考になった。これからもいいバーのある人生を過ごせそうである。
 

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2013年6月27日 (木)

椿の花

 庭に1本だけ椿の花が植わっている。購入した時に既に植わっていた。
 夜に庭で葉巻を吸っていると、「ボタッ」という音がした。
 見ると、白い花が根本から切れて落ちている。

 その椿の下には、根本から落ちた花がいくつも落ちている。
 椿の花が落ちるのは、戦で武士の首が落ちるのを連想させるので、武士は椿を植えないというような俗説があるのもわかる気がした(明治以降にいわれるようになったもので、昔の武士は庭に植えていたようである)。
 ただ、それが俗説としても、落ちている花を見るだけならまだよいが、花が落ちる瞬間の音は確かにあまりいただけない。

 暗闇の中に白い花がたくさん落ちているのを見ているのは、あまり心地いい物でもない。
 早々に葉巻を吸い終えて、ふと横の鉢植えを見ると、先日見たカミキリムシが鉢植えの中で木に絡まるようにして死んでいた。
 うちの父親がカミキリムシを見つけて、触覚を持って投げたという話を聞いていたが(ひどい話である)、ひょっとしたら木に絡まりながら死んでいったのかもしれないと思い、心が痛んだ。
 特にオチもなく、以上です。

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2013年6月26日 (水)

読書日記6月26日

「ハードボイルド」ハヤカワ文庫。原りょう。
 著者は探偵沢崎シリーズで様々な賞を受賞したハードボイルド小説作家。遅筆であり、中々作品を発表しない作家である。
 だいぶ前に購入していた文庫本を思い出して読んだ。基本的にはエッセイである。
 チャンドラーに対する熱い思いを書いているくだりは、私もチャンドリアンの一人として、我が意を得たりという気持ちになって読んだ。早く、探偵沢崎シリーズの続編を書いて欲しいものである。

「羊をめぐる冒険(上)(下)」講談社文庫。村上春樹。
 村上春樹の初期の頃の作品ということで読んだ。やはり、わかりにくい。
 私がこれまでに読んだ村上作品には全て共通項があり、これもまたそうだった。渡辺淳一の作品もそうだし、書くテーゼというのはそう変えられないものなのか、とも思う。
 まだ未読の本もあるので、他の作品を読めば違うのかもしれないが。
 これだけ自由に日本語を操れれば楽しいだろうなとも思う。文章は流麗だが、話はわかりづらい。私の理解力不足なのだろうが、敢えて研究してわかろうと思うところまでにはならない。

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2013年6月25日 (火)

ブログやツイッター、そしてフェイスブックは手帳とか日記ではない

 ブログやツイッター、フェイスブックに何の気なしに書いた文章で、いわゆる「炎上」状態となったり、あるいはそれが基で職を失ったり、進退に関わったり、謝罪会見をしたりということが毎日のように報道されている。匿名で書いたものも突き止められて参考人として呼ばれるかもしれないという報道があった。

 ブログなどは本当の意味での個人的に自宅でつけている日記気分で書いている人がいるのだろうと思う。公開されているから、全世界に発信されているのである。
 その意識が希薄となる瞬間があるのだろうと思う。

 私などは好き勝手書いているように見えるであろうが、一応考えて書いている。なんのためにしているかという目的があり、弁護士という職業上の制約があると思っている。
 本当に純粋な個人的な考えを世の中に好き放題さらけ出して出せるかといえば、それはそうではないであろう。
 エッセイストにしてもそうだし、評論家にしてもそういうところはあるであろう。
 どうしてもそこには、公開されるものである以上、ホンネとタテマエという制約が入ってくることはやむを得ない。
 逆に正直なのかもしれないが、純粋に個人的な日記であるかのような気持ちになることは誰しもあるだろうから、書くということはそれなりに重いことだと常に自省、自制する必要があるであろう。
 まあ、私も知らず知らずそうなっているかもしれませんが。。。。

 このブログは自省の意味も込めて書いているので、すべて私が出来ているというつもりはありません。神ならぬ身ですから。。。

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2013年6月24日 (月)

手が乾いて紙がうまくつかめない、そんなことはありませんか。

 私はあります。ありすぎるほどです。
 歳のせいか、乾くんですね。顔は中年の脂が出るのに。梅雨だから湿気は多いはずなのに(柏原芳恵の「春なのに」みたいになってますが。)

 事務局に頼んでスポンジを机の上に置いてもらいました。
 それで濡らしても、すぐに紙がうまくつかめなくなります。
 裁判の資料を繰ったり、文献をめくるのに苦労しています。

 まあ、以上なんですけど。。。

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2013年6月21日 (金)

裁判の現場で大量の証拠書類を出す相手方弁護士

準備不足なのか、なかなか主張も出ないと思っていたら期日の直前に出てきて、さらに裁判の現場で分厚い証拠を出してくる相手方弁護士がたまにいる。
 こちらは分厚い書類が入る鞄を持っていないことがあり、小脇に抱えて持って返ったこともある。
 相手方弁護士は裁判に来て、裁判所とこちらに証拠を渡して、「あー、荷物が軽くなった」という顔をしているのであるが、こういう態度はどうであろうか。

 「荷物になりますが申し訳ありません」の一言でもあればまだいいが、証拠を出して平然とした顔をしていたりするのである。
 こういう礼儀をわきまえない弁護士は昔から居たが、また最近増えた気がするのである。
 相手方弁護士に対してすら気を遣えないのだから、依頼者にも遣えないであろうし、いい仕事は出来ないであろう、と思う。
 まあこれは出来がいいか悪いかという話ではあり、まだましという話もある。

 ここには書けないが、この業界から退場した方がいいような弁護士も増えてきていると思う。
 平安時代の末法思想ではないが、世紀末の様相を呈してきているような気がするのである。

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2013年6月20日 (木)

お客様からの声

 私自身事務所のホームページがあるが、運営サイトから、「お客様の声」をあげないと集客につながらないので、「お客様の声」をサイトにアップしてください、アップしないホームページは意味がありませんよ、という趣旨の案内が何度も来る。
 私は掲載していないためであろう。

 試みに、弁護士のサイトで、顧客の声というものを掲載しているものをいくつか見てみた。
 個人的な感想から言わせてもらえば、うさんくさいものが多かった。もちろん、ああ、この人だとそうだろうなというものもあったが。
 無理矢理顧客に言わせているのではないかというもの、ここに記載されているような仕事は絶対に絶対にしていないことを同業であるがゆえに知っていることから、サクラか架空の顧客に話をさせているのではないかと思われるものなどが散見された。

 サプリメントなどを買う時に、「これを飲んだら激やせしました」というような声があったり、テレビで「膝の痛みが消えました」とか言っている場合があるが、あれは、俳優であったり、サクラであったりするということも聞く。どうもあれと同じようなものに見えてしまうのは私だけであろうか。

 私は自身が解決した事件の一部を掲載して我が事務所がどういう事務所かわかってもらおうとはしているが、事件によってはいい解決をしても掲載出来ないこともある。
 また、どのようにしても敗訴することが最初から見えているが、和解目指したり、負け方をましなものにするために事件を受けることもあり、そういう事件で、「負けました」とも書けないし、「本当は100%負けるところを50%にしました」ということも書きづらいし、「本当は100%負けの事件でしたが、和解することが出来ました」とも書きにくい。

 以前の弁護士を解任されて事務所に来られたケースで、口コミでいい先生だと紹介されたが、ものすごいいい加減な仕事をされているケースもある。
 逆に、全くホームページなどはないし、宣伝などもしていないが、ものすごく丁寧ないい仕事をされる先生もいる。
 一般の方からすれば、弁護士を探すのは難しいと思うので、他のお客さんの声があればよいというのはわかる気もするが、なんとなく気乗りしないのである。

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2013年6月19日 (水)

カミキリムシ

Kimg0084 先週の日曜日に庭で葉巻を吸っているとどこからか飛んで来て少し捕まえたカミキリムシだが、弱ってほとんど動かなくなっていた。
 自宅の庭は、モズがハヤニエをしていったり、カマキリが卵を産み付けたり、ヘビが来ていたり、ほどよく田舎であるので生き物がやってくるが、弱っていたり、死んでしまったのを見ると、大変残念な気持ちになる。

 これはゴマダラカミキリで、日本ではかなりポピュラーなカミキリムシである。
 ネットで調べると、カミキリムシは短命で、2週間程度で死んでしまうものもいるということなので、こやつも寿命だったのであろうか。
 寿命を全うしたのであればよいのだが、何となく悲しい。
 

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2013年6月18日 (火)

困る依頼者

 最近は弁護士の不祥事も多く、ちまたでは弁護士の不正を追うブログも出てきている。
 弁護士は人のお金を預かり、人の一生を左右しかねない仕事であるから、そうしたブログがあり、そこに書かれる弁護士がいるということは同じ弁護士として情けない話ではある。

 弁護士の側からいうと、依頼をされる方でも困る人がいて、一番困るのは連絡が全くつかない依頼者である。
 こちらは依頼者の意思確認を重視して仕事をしているのと、状況を確認したいのに、電話には出ないし折り返しもない。仕方がないので手紙を送っても返事もないという場合がある。
 弁護士と依頼者とは信頼関係を前提として事件を進めていくので、こうした依頼者の場合は、仕方なく辞任するということとなってしまう。もちろん、何度も何度もこちらからは連絡を取る努力をした上であり、ご高齢の方や病気の方の場合は万が一のことがあるので、自宅まで様子を見に行ったこともある。
 自宅まで行ったところ、自宅で普通におられて、その場でこちらとしてはこんなことでは困るということできちんと連絡を取ってもらうよう念押しをしたこともある。

 他には、連絡はつくのだが、いつまで経ってもこちらが指示した資料を用意してくれない場合がある。事件は依頼者のものなので、資料は依頼者が持っていることがほとんどである。役所などでこちらで取り寄せられるものについては取り寄せをするが、本人しか所持していない資料は本人が用意してくれないことにはどうしようもないのである。
 整理が出来なくてということを時々理由にされる場合もあるが、「整理出来てなくてよいです。整理は私がするので、がさっと資料の束で持ってきてください」ということを述べても、持参しない人は中々持参してくれない。

 他にもいろいろと困る依頼者の方はおられるが、典型的な例は以上の二つである。

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2013年6月17日 (月)

auがつながりにくい

 私は最初ドコモの携帯と契約をしたのだが、その後身内にauに勤めている人がおり、頼まれたこともあって、auの携帯に切り替えた。
 そして、スマートフォンをメール等を見るために携帯とは違った用途で購入した時も、やはりauのスマホにした。
 しかし、このスマホが中々ネットにつながらないのである。最近は、携帯の方も、ネットにつながりにくい。

 インターネットを始めたころは、ダイヤルアップ回線で、「ジージジジジ・・・」という音とともに、ネットにつながるのはものすごい時間を要した。この頃は、それでもネットをしている人が少なかったかし、今のように大容量データをやりとりすることもなかったので、それが普通であった。
 その後ADSLが出て、カルチャーショックを受けるほど速くなったと思ったのもつかの間、光回線が出来て、さらに速くなった。
 私の事務所も当然光を入れている。最近は光でもさらに速いものが出来ているということも聞いたような気もするが、さすがにそこまでの速さは弁護士業務には不要である。

 インターネットなどは、つながらないとこれほどイライラするものもあるまい、と思う。
 スマホで何回かつなごうとしても、「ネットワークエラー」と出て画面が閉じてしまうのである。
 ネットで調べると、私の機種に不満を持っている人は多数いて、auに相談したが、冷たい対応しかされず、中にはauを解約するということを書いている人もいた。
 auは少し前iphoneでも接続障害を起こしていたし、次世代の速い回線(LTE)でも障害を起こしていたようである。
 そのために数百億円の設備投資をするようだが、次世代だけではなく、既存のネット通信環境も整備して欲しいものである。
 いくらCMにお金をかけても、つながらない携帯など、誰も欲しくないのである(本当かどうかはともかく、ソフトバンクはこのあたり、つながるということを全面に押し出してCMをしており、顧客が必要とするところを押さえているところはさすがであると思う。私はここには書けないある過去の経緯からソフトバンクとは契約しないことを誓っており、ソフトバンクと契約はしないのだが)。
 きちんとして欲しいぞ、au。

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2013年6月14日 (金)

読書日記6月14日

「耽羅紀行 街道をいく」朝日文庫。司馬遼太郎。
 司馬遼太郎の街道をいくシリーズ。耽羅とは、済州島のことである。
 我々からすると、観光の島となっているが、司馬遼太郎が訪れた頃はそうでもなかったようである。
 司馬遼太郎の街道をいくシリーズは、単に紀行文ではなく、必ずその土地土地の歴史的背景に触れ、そして、遙かな過去に思いを馳せるところが読み継がれる理由であろう。
 済州島に行きたくなった一冊である。

「日はまた昇る」新潮文庫。ヘミングウェイ。
 ヘミングウェイが描いたロスト・ジェネレーション世代の生き様。
 あまりよくわからなかった作品であり、感情移入も出来なかった。
 特に、ヒロインとして出てくるブレットは最悪の女性で、こんな人が周りにいたら、寄りつきたくもないであろう。
 出てくる人物の中では、少しだけ出てくるハリスというイギリス人が好きである。別れに際して、彼は自分で巻いたフライ(毛針)を主人公らにそっと渡してくれる。
 私の読み方が甘いのかもしれないが、どうなのであろう。

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2013年6月13日 (木)

他の弁護士会を訪問して

 私は現在京都弁護士会の法律相談センター運営委員会の委員長をしている。この委員会は、弁護士会の基幹である法律相談を行うセンターを運営していく委員会であるので、非常に重要な委員会であり、だいたい委員会の報告書などでもかなり前の方にくる。
 他の弁護士会でも同様である。

 札幌弁護士会が法律相談料を無料にするというので、どうしたらそんなことが出来るのか、理論的問題はどうか等を含めて、ヒアリングに行くべきだと考えて、先週末にヒアリングに行ってきたのである。
 ヒアリングに行って、今、心の底から行ってよかったと思っている。

 一つには、他の弁護士会の工夫や制度を知ることが出来、京都で行う場合の参考となる。
 もう一つは、そうした工夫や制度を推し進める他の弁護士会の先生方の熱い思いに触れることで、こちらもやる気にさせられる。

 札幌の法律相談センターと京都のセンターを比較すると、正直、札幌の方が進んでいるところもあり、情けない思いをするところもあれば、むしろ京都の方が進んでいるところもあったのだが、やはりそうして少しでも市民の方にアクセス障害を取り除こうとしておられるその姿勢に触れることは本当に力になる。

 京都弁護士会のある程度の役職をしているが、京都は他の会との懇親が少なすぎるのではなかったかと反省している(私は役員ではないので、個人として反省してもどうしようもないのだが)。

 世界の弁護士が集まると、人権救済とか、被害救済とかの話をしているのは日本の弁護士だけで、他の国の弁護士はお金の話ばかりしているとある先輩弁護士が言っていたが、札幌の先生方に会い、自分たちには一円の得にもならないことに時間と労力をかけておられる姿を見て、自分もさらに頑張らなければと思ったのである。

 また、職を辞して弁護士になりたいと思われてロースクールに行き、今修習をしている修習生にも出会い、彼の志にも感銘を受けた(詳細はご本人の承諾がないので書けないが)。

 第二の故郷札幌は健在であった。
 本日は、午後一杯また会務活動であるが、弁護士法一条というのはそれほどに重いものなのである。
 頑張って行ってまいります。

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2013年6月12日 (水)

飛行機でガム禁止にならないものか

 先日の札幌出張の際、行きの飛行機の隣の男性がフライト中(2時間近い)ずっとガムを噛んでいた。
 今のガムは味というか、においが長持ちするので、ずっとガムの臭いが私の方の席ににおってきた。
 キシリトールは喘息発作を誘引するので、キシリトール入りのガムでなければそうでもないのだが、その人が噛んでいたガムはキシリトール入りのものだった。
 ガムを噛むなともいえず、満席であったため席を交代してもらうわけにも行かずつらいフライトであった。
 発作を起こすところまでは行かなかったが、少し息苦しくなった。

 喘息患者は数千万人いるので、キシリトール入りのガムを飛行機で噛まれて発作が起こることもあるであろう。
 ガムは禁止されていないものの、最近のガムの臭いのきつさでいうと、タバコを吸われているようなものであると思うのである。

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2013年6月11日 (火)

音楽を聴きながら歩く

 スマホを見ながら歩くのに準じて危険だと思うのは、表題の行為である。
 けっこうそういう人がいる。

 歩行の場合、目だけではなく、耳で危険を察知するということもあるし、自転車がチリンチリンとやっているのも表題のようにしていると聞こえないであろう。
 英語を勉強されているのかもしれないが、目と耳と感覚全てを使って歩いていないと、危険だと思うのである。

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2013年6月10日 (月)

賞与

 そろそろ賞与が出るところは賞与が出る季節であろう。
 しかし、経営者には賞与はなく、逆に支払う側なのである。
 しくしく。
 以上です。

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2013年6月 7日 (金)

また札幌に出張でございます

 本日も札幌に出張の予定である。朝5時に起きる予定である。

 先週は仕事で行ったが、今週は弁護士会の会務である。私は法律相談センターを運営する委員会の委員長をしているのだが(あと、法曹人口問題検討プロジェクトチームの座長もしている)、札幌弁護士会が法律相談の全面無料化を予定しているということなので、どのような予算措置をすればそのようなことが実現可能なのか、どうした理論的背景があるかということをヒアリングに行くのである。

 こうした無償の活動も弁護士は行うことが要請されていて(弁護士法1条)、私は昨年度京都弁護士会でもっとも所属委員会数が多く、多数の会務活動に参加した男のようであるから(名前だけ入っていてやってないのでこれはウソなのだが。もっと立派にやられている方が多数おられる)、無償の活動のため、札幌にまで行くのである。
 最近は日々の仕事に追われて会務活動から若手会員が離れていっているという話もあるが、弁護士法1条の精神で、かつ、弁護士会のお金で札幌まで行かせていただくので、しっかりとヒアリングをしてこようと思っているのである。
 多少、夜はお酒は飲みますが。。

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2013年6月 6日 (木)

スマホを見ながら歩く

 スマホを見ながら歩くと危険であるという記事が何日か前の読売新聞の夕刊に掲載されていたが、当たり前のことであろう。
私は電車で通勤しているが、電車の中でも多くの人がずっとスマホを見ていたり、触っている。
 私は必要な時しかスマホに触らないので、何をあれだけ見ているのかと思う(必要な時はネットにつないでどこかのホームページを見る、パソコンに来ているメールをチェックする、くらいである。使い方が分かっていないせいもあるだろうが。。。)。

 改札のところでスマホを見ながら歩いているために歩き方がゆっくりになり、後ろで渋滞を巻き起こしたあげく、違う定期でタッチして改札を止めてしまう人や、改札のところで突然立ち止まりスマホをさくさく指でやり出す人もいる。
 正直迷惑この上ない。

 この程度の迷惑であればまだましだが、スマホを見ていて線路に落ちるとか、自動車にはねられるというような事態も起こりうるのである。

 世の中に自分だけが存在しているのではないということをわきまえて欲しいものである。

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2013年6月 5日 (水)

秀吉と秀頼

 豊臣秀頼が秀吉の実子であるかどうかは、論争がされてきた。秀吉研究で有名な桑田忠親氏は実子説である。
 先日読んだ河原ノ者、非人、秀吉の作者である服部秀雄氏は史料を丹念に読んで、実子ではないことを論証している。
 前後の関係や、残されている史料からして、秀頼は実子ではなさそうである。

 秀吉は自ら書いた書簡の中で、「今までに子はなかった」と言っていることや、淀君が懐妊した直後、淀君の周辺の女房衆が粛正され、殺されているのである。秀吉は子はいなかったが、子どもが好きで、数多くの養子を取り、また、加藤清正や福島正成を養育している。
 秀頼は、秀吉の子ではなかったが、秀吉が秀頼を子として認め、豊臣家を存続させることを決めたとみるのがどうも真実らしい。
 ねねは、大阪城の落城に関して、徳川方についていたが、秀頼が実子ではないとすれば、ねねの行動も理解できるし、後継者とされて関白となっていた豊臣秀次はねねの縁者であり、秀吉の子ではない秀頼と比べれば豊臣政権を引き継ぐことの合理性はあるので、秀次が秀吉に抗議をし、その結果殺されたという服部氏の説もまた理解出来るものとなるのである。

 あの時代に、秀吉は子をなすことが出来ないとみられており、豊臣家恩顧の大名が、秀頼を攻めることが出来たというのも、実子ではなく、淀君の不義の子であるとすれば、これもまた理解しやすいところであろう。
 そうすれば、いくら大坂の陣で真田幸村が活躍したとしても、豊臣恩顧の大名が味方になる可能性はなかったことになり、幸村の奮迅はむなしいものに見えてくるのである。
 ただ、幸村は、そのようなことは全て分かった上で、死に場所を求めていたと見ることも出来るのだが。

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2013年6月 4日 (火)

誤字脱字

 私の書いた書面は担当事務局に読んでもらうことにしている。ワープロで書くので、誤変換や脱字等のチェックのためである。
 自分で書いたものは、そのつもりで読んでいるので、打ち出したものを読み返しても中々チェック出来ないものである。

 裁判所はこちらが出したものについてチェックをしてくるが、あれは他人が書いたものだから出来るというところがある。
 時々、裁判所も判決で間違えているときがあり、後に更正決定といって、判決の誤りを修正するときがある。
 誤字脱字程度であればよいが、時効期間や控訴期間・上告期間の徒過などはしゃれにならない。
 判決をもらったら、すぐに手帳と事務所の予定表に記載して、依頼者にも期限を伝えないといけないのである。

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2013年6月 3日 (月)

読書日記6月3日

「大江戸釣客伝」(上)(下)講談社文庫。夢枕獏。
 単行本で出ていた時に気になっていたのだが、購入を見合わせていたところ、すぐに文庫化されたので購入。先週の札幌に持って行ったのだが、行き帰りの飛行機・電車等で2冊一気に読み終えてしまった。これは、ものすごくおもしろい。実在の人物で釣りに狂った人たちを描いていて、私自身も「アホではないか」と思うように昨年は雪の中バス釣りに行ったりしていたので、この気持ちはとてもよくわかる。
 釣りをする人なら絶対読んだ方がいいし、釣りをしない人にも是非読んで欲しい作品。
 賞をいくつももらっているのも宜なるかなと思う。

「河原ノ者、非人、秀吉」山川出版。服部英雄。
 差別の構造について歴史的事実から書かれた本であるが、完全にこれは学術書であった。夜眠る前に読むことが出来る日には少しずつ読んでいたのだが、ようやくこのほど読み終えた。
 秀吉の記述が読みたくて購入したのだが、秀吉に割かれている記述は少ない。
 まあ、一般の人は読まなくていいです。

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