読書日記6月3日
「大江戸釣客伝」(上)(下)講談社文庫。夢枕獏。
単行本で出ていた時に気になっていたのだが、購入を見合わせていたところ、すぐに文庫化されたので購入。先週の札幌に持って行ったのだが、行き帰りの飛行機・電車等で2冊一気に読み終えてしまった。これは、ものすごくおもしろい。実在の人物で釣りに狂った人たちを描いていて、私自身も「アホではないか」と思うように昨年は雪の中バス釣りに行ったりしていたので、この気持ちはとてもよくわかる。
釣りをする人なら絶対読んだ方がいいし、釣りをしない人にも是非読んで欲しい作品。
賞をいくつももらっているのも宜なるかなと思う。
「河原ノ者、非人、秀吉」山川出版。服部英雄。
差別の構造について歴史的事実から書かれた本であるが、完全にこれは学術書であった。夜眠る前に読むことが出来る日には少しずつ読んでいたのだが、ようやくこのほど読み終えた。
秀吉の記述が読みたくて購入したのだが、秀吉に割かれている記述は少ない。
まあ、一般の人は読まなくていいです。
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