歩道のつた
小次郎の散歩道にあるつたに覆われた標識である。
2メートル以上ある標識が、つたによって完全に覆われて、さらにつたが周囲に絡むものを探して伸びている。
RPGでこれをモチーフにした怪物が作れそうであるが、これを見ていると、人類が滅んだ後の世界は、植物が席巻すると書かれていた本を読んだことを思い出し、そのこともあながち誇張ではなさそうに思えてくる。
このつたの横に半日でも立っていたら、身体中がつたで巻かれてしまいそうであり、何となく植物の意思のようなものを感じてしまう。
夜に暗い中でこのつたら絡まれた標識からつたが腕のように伸びて、風にゆらゆら揺られているのは、あまり見ていて気持ちのいいものではない。
オチはありませんが、この暑い中で雨が降らずとも、こうした雑草は元気である。
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