読書日記12月12日
「黒書院の六兵衛」(上)(下)日本経済新聞。浅田次郎。
浅田次郎の新刊。上下巻を読了。
江戸城の無血開城が決まった江戸城にただ一人何もいわず座り込む侍。彼の正体は。そして彼は何を思うのか・・・という作品。
作品として非常に地味。
また、浅田次郎はちょっとこの作品で狙いすぎたのではないかと思うが、浅田次郎が狙っているほど何らかの感銘を受ける作品には仕上がっていない。
これは失敗作ではなかろうか。
壬生義士伝や、輪違屋糸里に比べると、作品としてどうなのかという気がする。
ちょっと狙いすぎると、流行作家でも外してしまうこともあるのであろう。
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