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2014年2月12日 (水)

報道による限界2

 世間の耳目を引く事件を担当すると、マスコミから取材の要請があり、時にはテレビ用に1時間近くインタビューを受ける時もある。
 1時間近くインタビューを受けて、使われるのは2秒とかいうことも珍しくない。

 使われればいい方で、ほかの事件との絡みで、全て放送されないこともある。
 記者によれば、放送できなかった事情を説明の上、謝罪されることもあるが、何の一言もないことがある。

 そうなると、こちらも人間であるから、次にその局から取材要請があったとしても、ちょっとどうしたものかという気持ちにもなる。

 記者会見も同様で、マスコミからのたっての要請で行っても、1行程度か、全く使われないこともある。テレビが入っても放送もされないこともある。これも外の事件との関係であって枠が取れなかったり、あるいは事件の他のことを書くためスペースが割かれてそうなってしまっている。
 もちろん、担当した記者やカメラマンも悔しいとは思うが、何の一言もなく、いいのかいなという気分になるのは仕方があるまい。

 以上である。

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