弁護士会として出す文書のとりまとめ
法律相談センター運営委員会の委員長と法曹人口PTの座長をしている。
それぞれの責任者であるため、弁護士会として出す文書のとりまとめ作業をすることがある。
法律相談センターの方はあまりないが、法曹人口問題検討プロジェクトチームの方はたまにある。
座長である私も個人的な意見はあるが、座長はじっと我慢して委員からの意見を聞いて、委員個人個人の意見ではなく、弁護士会としてコンセンサスが得られる、あるいは得られるであろうという意見をとりまとめしなくてはいけない。
委員は各委員で好きなことをいえばいいのだが、座長はそれをとりまとめして、起案も座長が一人でする(ことが多い)。もちろん異論なく揉めない委員会もあるだろうが、法曹人口問題というのは、様々な意見の人がいるので、中々とりまとめも大変である。
この座長ももうだいぶ長いことやっている。
ただ、自分でいうのもなんだが、こういうとりまとめ作業は誰にでも出来るものではないし、司法修習の期というものもあるので、私の代わりとなる人が入らないことには座長は下りられない。
いきなり過去の経緯を知らない1年目や2年目の人が座長となるわけにもいかないし、逆に30年選手に座長をしてもらう訳にもいかず、18年目の私がしている(ただ、5年ほどしている気がする)。
役員は役員で、弁護士会の議決機関にあげると袋だたきになったりするのであるが、役員は1年で交替である。
ずっとやっていると、時折座長職や委員長を放り投げたくなる気になるのは人間である以上仕方ないであろう。去年であったか、会務活動をしている数(行っていないのも多いけど)は私が京都で1番と発表された(でも何も弁護士会からもらえる訳でもない)。今年はさすがに減らしたが。
たまには愚痴も出るが、弁護士である以上、弁護士法1条の精神で気をとりなおして、新年度に向かうのである。
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