懇意にしていた先輩の弁護士が亡くなられました
先日、懇意にしていた先輩の弁護士が亡くなられた。まだ、63歳の若さでの病死だった。
弁護士になってほどなく仲良くさせていただいて、独立後はたくさん事件を紹介してもらい、数多くの事件を共同でさせていただいた。
私が今日あるのは、その先生に負うところが非常に大きい。
私が今仕事で使っている背もたれ式のイスは、その先生が開業祝いに買ってくれたものである。使い始めて12年近くになる。一度壊れたが、高額なイスなので修理して問題なく使えている。
そのイスを見ていると、その先生のことを思い出す。
事務所に来るときには、気さくに事務員さん達に、ドーナツなどを買ってきてくれた。
誰に対しても偉ぶらず、優しく、丁寧で、正義感の強い人だった。仕事が好きで、プロ意識の高い人で、病室でもノートに事件のことを書いておられた。
今はただ、喪失感があるだけであり、本当に悲しくなるのはこれからなのだろう。
19世紀の英国作家のウイリアム・M・サッカレーという人の言葉で、「愛してその人を得ることは最上である。愛してその人を失うことはその次によい」というものがあるが、今はよいなどとはとてもいえない。
ただ、先生の仕事の姿勢を学んだ私からすれば、先生の死を乗り越えて、さらにいい仕事をしていかなければ、先生からどやされるであろう。
今はただ、先生のご冥福をお祈りするばかりであるが、先生の仕事の姿勢を思い出して、これからも出来る限りいい仕事が出来るよう心がけていきたい。
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