改札にて-その2
別の日には、改札で、「ICOCAにクレジットカードでチャージできないのか」と駅員にクレームをつけている男がいた。
「出来ない」と回答されたようで、「出来なかったら、現金ない人間は電車に乗れへんやないか」と食ってかかっている。
私はそれを聞きながら、「そりゃお金なかったら電車乗れへんやろ」と心の中で突っ込んでいた。彼がお金がなく、カードしか持っていないのは彼の勝手であり、彼の自由であるが、それで電車に乗れないことを駅員に食ってかかるというのは筋が違う話である。
少し前のニュースで、航空機の機内販売でカードが使えないことに腹を立てて「爆破してやる」と言い出して飛行機が止まってしまったという事件が報道されていたが、それと全く同じで、身勝手な話である。
私は有人改札で少し待ったが、その男は自分が、改札を通行しようとしている多くの人の邪魔になっていることに気づく風もないので、「通してもらえますか」というと私の方をにらんできた。
私も出張帰りで疲れていて気が立っていたので、逆ににらみ返すと、なぜか男は3歩ほど後ずさりした。そのため、私は改札を通過した。
事務所の男性K弁護士によると、私は怒っていると怖いそうであるが、自分では分からない。ビジネスマン風ではあるが、やたら日焼けしているというのは何者か分からなかったというところもあるだろう。
ただ、最もいけないのは、私の最寄り駅のJR職員で、他の客の邪魔になるような人物が有人改札をふさいでいたら、「他のお客様がお通りになられるので、道を少し空けていたただけますか」というべきなのである。
お客様センターに通報するほど暇がないのでそうしていないが、JR職員の教育がなっていない一例である。
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