読書日記11月5日
「女王たちのセックス」エレノア・ハーマン。KKベストセラーズ。
立花隆の本で紹介されたいたので購入。ヨーロッパ諸国の女王や王妃がどれだけ情事を楽しんでいたかを中心に書いた作品。
王がホモであったり、生殖能力がないために閨房で悶々とした王妃や、絶大な権力を握った女王は愛人を作ることに力を注いだ。
こうして見ると、王侯の血統的な正当性にもものすごく疑問がわいてくる。
なかなかの好著。
「ドキュメント 謎の深海サメ王国」光文社新書。NHKスペシャル深海プロジェクト取材班ほか。
NHKスペシャルで放映された作品の撮影に至るまでの苦労のドキュメント。
日本周辺の深海では珍しいサメが捕獲されるので有名であり、日本の海で深海鮫の生態を撮影しようとNHKのプロジェクトが挑む。
こういう番組を作れるからNHKはすばらしい。
「医者の嘘」幻冬舎。石井光。
医師である著者が一般的にいわれている医者の嘘を暴いていく作品。
ただし、だったらどうしたらよいのかまではあまり書いてくれていないので、その点が不満。
「黒い瞳のブロンド」早川書房。ベンジャミン・ブラック。
レイモンド・チャンドラーのロング・グッドバイの公式続編という触れ込みだったので、購入した。
しかし、結論からいうと、チャソンドリアンはこの作品を読んだらみんな怒るだろうなという作品。
ネタバレになるのであまり書けないが、チャンドラーが好きな方は読まない方がいいです、絶対に。もっともっと書きたいことは山ほどあるのだが、書くとミステリのネタバレになってしまうので、そうしたことは書きたくないので、書きませんが、時間の浪費をさせられた気分である。
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