読書日記12月12日
「高い窓」早川書房。レイモンド・チャンドラー。
村上春樹の新訳で12月5日に発売したばかりのハードカバー。
チャンドラーのマーロウものの長編としては三作目にあたる。
大いなる眠りのマーロウからすると、確かにスピード感にかける展開だともいえるが、チャンドラーの作品からするとプロットが割合すっきりしていて、読みやすい。
マーロウの魅力は相変わらずである。こんな男性になってみたいと思う。
古典作品ではあるが、これから読む人にはネタバレになるので、作品の魅力について書けないところがもどかしい。是非、読んで欲しいと思う。
村上春樹は、残りの「プレイバック」と「湖の女」もこうなったら訳したいと言ってくれている。
早く訳してくれないだろうか。
本業の自分の作品も執筆しないといけないので、また1年後か、あるいは数年後か。
年末にいい作品を読むと気分がいい。
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