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2014年12月26日 (金)

本年もありがとうございました。

 本年もありがとうございました。
 当事務所は、明日27日から年明けの1月4日まで年末年始のお休みをいただきます。
 新年度の執務開始は1月5日からとなっております。
 その間も緊急のご相談予約はメールにて送信下さい。ただし、実際の相談日は1月5日以降となります。
 来年が皆様にとってよい年でありますように。

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2014年12月25日 (木)

読書日記年間ベスト10その4

 ベスト10には入らなかったが、いい作品を紹介。
 書名だけ書いているので、興味のある方はブログ内で検索していただければ、出版社と作者はわかります。

「ペテロの葬列」

「人間臨終図鑑1」
「大いなる眠り」(文庫版)…本当ならベスト10入りでもいいのですが。
「雨・赤毛」
「新潟少女監禁事件」
「長篠合戦と武田勝頼」
「情事の終わり」
「アフリカにょろり旅」
「マイ・ロスト・シティー」
「吉宗と宗春」
「無神論」
「女王達のセックス」

 みなさんも、年末年始で読書しませんか。

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2014年12月24日 (水)

読書日記年間ベスト10その3

七位「捕食者なき世界」文芸春秋。ウィリアム・ソウルゼンバーグ。
 捕食者がいなくなった世界はどうなるのか。生物の多様性はどうなるのか。
 オオカミが駆除されたアメリカはどうなったのか。
 捕食者が、生物の多様性を間守るという観点から書かれた好著である。
 自然に人間の手が入ることが、どれだけ自然を破壊するかがよく分かる。

八位「がんが自然に治る生き方」プレジデント社。ケリー・ターナー。
 末期がんと宣告されたが、そこから「劇的な寛解」で生を楽しんでいる人達に共通することを整理した好著。
 これは、生き方の本でもある。

九位「これからの正義の話をしよう」早川書房。マイケル・サンデル。
 哲学とはとっつきにくいものであるはずであるが、彼が語ると非常に理解出来るものとなる。
 豊富な実例のもと、何が正しいのかを考えさせられる一冊である。

十位「おそらくは夢を」早川書房。ロバート・B・パーカー。
 おおいなる眠りの続編としてロバート・B・パーカーが挑んだ作品である。
 作品としては失敗に終わっている感は否めないが、パーカーのチャンドラー愛が感じられるので、十位にランクイン。

 明日は、十位に入らなかった作品を紹介。

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2014年12月22日 (月)

読書日記年間ベスト10その2

 読書日記年間ベスト10の続きである。

四位「凍」新潮社。沢木耕太郎。
 最強のクライマーと呼ばれた山野井泰史とその妻妙子がギャンチュンカンという絶壁を登攀し、遭難し、生還するまでの物語。
 ラストがいい。本当にいい。山野井泰史と妙子のDVDを買ってしまった。

五位「里山資本主義」角川Oneテーマ21。藻谷浩介ほか。
 資本主義は正しいのか。資本主義の流れの中に生きずとも、日本の里山である程度自給自足をして生きていくことが出来るのではないか。そうした立場から書かれた本書を読んで、目からうろこが落ちる気分であった。

六位「地球最後の日のための種子」文芸春秋。スーザン・ドゥオーキン。
 地球最後の日のために、できる限り多くの種子を半永久的に保存しようとした男の物語で、これを読んでいると小さいことで争っていることが本当にばからしくなってくる。
 こうした試みが、地球が災害に覆われた時に、人類を救うものとなることを期待したい。

七位以下はまた次で。

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2014年12月19日 (金)

読書日記年間ベスト10

 毎年勝手に恒例にしている読書した本から年間ベスト10を紹介。

一位「高い窓」早川書房。レイモンド・チャンドラー。
 村上春樹の新訳である。
 フィリップ・マーロウのダンディズムがこの作品でも際立つ。
 古典作品とはいえ、これから読まれる人もいるだろうし、ネタバレとなるので、詳細が書けないのが残念。
 マーロウのような男性になりたい。

二位「犬の伊勢参り」平凡社新書。仁科邦男。
 高い窓が今年中に出なければ確実に一位だった作品。犬や牛が伊勢参りするという。
 いかにして犬は伊勢参りしたのか。
 いかにして犬は伊勢参りしなくなったのか。
 途中で司馬遼太郎の引用も出てくるが、司馬が間違っていることが論破される。
 こういう作品に出会えるから、読書は楽しいと思えるのである。

三位「殺人犯はそこにいる」新潮社。清水潔。
 北関東連続幼女誘拐殺人事件の真犯人に迫る作品。
 いわゆる足利事件も、この一連の事件の犯人が行ったとしている。
 民事では割合時効の壁を崩す判決が出されているが、刑事でも時効の壁を崩すことが出来ないか、何とかならないか。
 筆者の執念と、遺族の無念の思いが胸を打つ作品である。
 その取材の努力に、何が筆者をそうさせるのかを知りたくなる作品である。

四位以下はまた来週。

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2014年12月18日 (木)

成年後見人の不動産管理

 成年後見人を引き受けると、被後見人の財産を管理することになる訳であるが、不動産の管理はやっかいである。
 当初は時々空気を入れ換えにいったりしていたのであるが、行くことの出来る回数には限りがあるし、数件後見人を引き受けるとより困難となる。

 自宅を売却してしまうということも考えられるが、本人が自署で、「自宅は売らないで欲しい」というような日記をつけていたりすると、自宅に思いがあるだろうし、それで十分入院代などがまかなえる場合には、売却してしまうというのもどうかということにはなる。
 また、共有物件などでは売却も困難である。

 そのため、不動産をそのまま置いておくことになるのだが、後見人の責務から誰か人が入ったり、換気しないと傷むため、ほどなく、ものの本を見て、不動産業者に管理を委託するようにした。後見人の収入の範囲で十分まかなえるようであれば、必要な支出と考えられるためである。

 業者の方も月に一度から数回見に行って換気をするというだけで仕事になるので、引き受けてくれている。

 相続財産管理人の場合には、不動産の売却は権限外の行為であるため、受遺者が出てきたり、相続人が出てくる可能性があるので、しばらくは売却出来ないので、同様に費用があるなら管理を委託することにしている。

 これをやり出してから不動産の管理が楽になった。
 もちろん、後見人が自宅に戻る可能性がゼロであるとか、意思能力が十分あった時の意思が確認出来ないような場合には、売却してしまう方が固定資産税等の負担もなく、管理行為としては正解なのであろう。

 しかし、動産の処分等もあり、ご本人の物で大事なものもあるかもしれず、中々売却には踏み切れないのが現状であり、お亡くなりになられるまで後見人を務めて、後は相続人による処分に委ねるというのが通例である。 

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2014年12月17日 (水)

前倒しの仕事

 私は朝は弱いが、できる限り仕事は前倒しにして、準備書面は提出期限までには出来上がっていて、事務員に余裕をもって指示を出して、期限まで提出を待っていたりするのだが、時には依頼者から資料が来るのが遅れて期限を過ぎたりすることがある。
 相手方弁護士などで、いつも書面が前日の深夜とかという人がいるが、どこかで前倒しにしないと、いつまでも仕事に追いまくられることになる。
 所長である私は、当然のことながら事務所で一番多忙であるが、それが出来るのは予定を先まで俯瞰して、どこで何が出来るかを考えて、その予定を常時組み替えて見直しているからである。
 事務所で休憩をしない訳ではないが、休憩中も事件のことを考えながら葉巻を吸ったり、葉巻を吸いながら資料を読んだりしている。
 仕事をしている間は必死にしないといけないのである。

 仕事が後ろ倒しになっている人がどういう仕事のやり方をしているかを見ていると、余裕がないといいながらSNSには投稿していたり、ぼけっとネットを見ていたり、ゆったりコーヒーを呑んだり、仕事が詰まっている割に土日はゆっくり休んでいたりする。

 私の知っている裁判官は物凄く記録を読んでいるが、早朝に起きて記録を読み込んでいるのである。やはり、陰の努力がある訳である。
 陰の努力もせず、仕事に追いまくられているようでは、単なるサボりと言われても仕方があるまいと思うのである。

 以上です。

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2014年12月16日 (火)

朝が早い一週間

 今週は朝が早い日が多い。私は朝活とかは出来ないタイプで、夜型人間なので(とはいっても朝は7時過ぎくらいには起きているが)、朝が早い予定はつらい。
 仕事である以上、朝が早いのは仕方がないのであるが、冬の早朝はまだ真っ暗であり、起きるのがつらいのである。

 5時起きなどで普通に仕事をしている人からしたら何を甘えてるねんと言われるだろうが。。

 今週は月曜日が朝6時15分起き、木曜日が東京で朝9時30分から夜19時まで会議のため5時少し前起き。土曜日は山形に日弁連の協議会に出席の為4時起きと、私のような人間にとってはつらい一週間である。

 そういう話をしていると、「これを機会に朝型に変えてみてはどうか」と数人に言われたが、しみつたいた夜型人間の行動はやめられそうにない。

 以上です。

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2014年12月15日 (月)

弁護士と売上

 私が勤務弁護士になった頃、よく、「給与の3倍売り上げてようやく何とか一人前。事務所にとって必要な人材となるためにはそれ以上の売上をあげないといかんで」といわれた。

 弁護士も霞を食べて生きる訳ではなく、自由業であるから、仕事獲得の努力も必要だし、給与をもらっている以上、事務所にある程度の貢献をしないといけないということは当然でもある。

 私は最高時は給与の30倍くらいの売上をあげていたのだが、事務所にとって必要な人材であり続けるためには最低でも給与の3倍は売り上げないといけないということになろう。
 給与をもらっている勤務弁護士の方は、そういう存在に自分がなれているかどうか、常に自省していないと、「君、そろそろ事務所出て行ったらどうや」とか言われかねないのである。
 以上。
 

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2014年12月12日 (金)

読書日記12月12日

「高い窓」早川書房。レイモンド・チャンドラー。
 村上春樹の新訳で12月5日に発売したばかりのハードカバー。
 チャンドラーのマーロウものの長編としては三作目にあたる。

 大いなる眠りのマーロウからすると、確かにスピード感にかける展開だともいえるが、チャンドラーの作品からするとプロットが割合すっきりしていて、読みやすい。
 マーロウの魅力は相変わらずである。こんな男性になってみたいと思う。
 古典作品ではあるが、これから読む人にはネタバレになるので、作品の魅力について書けないところがもどかしい。是非、読んで欲しいと思う。

 村上春樹は、残りの「プレイバック」と「湖の女」もこうなったら訳したいと言ってくれている。
 早く訳してくれないだろうか。
 本業の自分の作品も執筆しないといけないので、また1年後か、あるいは数年後か。
 年末にいい作品を読むと気分がいい。

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2014年12月11日 (木)

片親疎外

 離婚事件をやっていると、一方の親の元に居る子が別居している親を激しく攻撃するということがある。もちろん、その中には別居中の親からの虐待など理由があるものもあると思われるが、離婚事件を取り扱う弁護士として、片親疎外という概念も知っておく必要があると思っている。

 片親疎外というのは、一度ガードナーという人が提唱して、その後批判されて(離婚と子ども、創元社、棚瀬一代著)、「疎外された子ども」という概念が提唱され(離婚と子ども)たところ、その後研究が進み、事例も収集され、片親疎外症候群というのはもはや世界的に見て当然の概念のとされている(離婚毒、誠信書房、ウォーシャック著)。
 そして、海外では、これは児童虐待にあたるとされている。
 離婚毒という本では、「情緒的虐待」であると定義されている。
 また、親が離婚を経験した子どもの多くに、抑鬱の症状が出ていて、自殺を本気ではないが企画するという記載もある(親の離婚を経験した子どもの精神発達に関する研究、風間書房、野口康彦著)。  
 新書でも、片親疎外という病とされていて当然のように記載されている(離婚で壊れる子どもたち、光文社新書、棚瀬一代著)。
 
 片親疎外の中核的要素は、
  ①別居親に対する一連の誹謗中傷や拒絶-エピソードが単発的でなく持続的
 ②不合理な理由による拒絶-別居親の言動に対する正当な反応といえない疎外
 ③同居親の言動に影響された結果としての拒絶  とされており、これら3つの要素がすべて立証できるときに、「片親疎外」と認定出来るとされている。
 また、片親疎外が子どもに与える悪影響としては、 ①自己肯定感の低下 ②基本的信頼感の低下 ③抑うつ傾向 ④アルコール/薬物依存傾向 ⑤自分自身の離婚 ⑥自分自身の子どもからの片親疎外  が見られやすいとされている(以上、離婚毒より引用)。

 離婚事件を担当している弁護士としては、同居親からの依頼を受ける場合には、同居している子がこうした状態になっていないかも見極めて、事件を進行させないといけないということになろう。
 ただ、未だ浸透していない概念だと思われるため、今後の更なる研究が待たれるところである。

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2014年12月10日 (水)

タクシーの臭いに関する実証的考察

 要するに乗ったタクシーが臭いとたまらないというだけの話である。

 私は鼻がいい方だと思うので、よりつらい目にあうのである。
 
1、据え付けてある、あるいは置いてある芳香剤が臭い。
  →これは、人によっていい臭いと思うものもあれば、駄目なものもあるので、タクシー会社は注意して欲しい。
2、運転手さんが臭い。
 →どう見ても風呂にきちんと入っていない運転手さん。
 →風呂には入っているかもしれないが、加齢臭で臭い運転手さん。
 →昨日か近い時間帯にニンニク入りのものを食べた運転手さん。
  密室となるから、臭いには気をつけて欲しい。
  仕方がないので、寒い時期でも窓を開けることになる。

  乗った瞬間に、「臭いやろ!」と怒鳴ったりしても解決しないのでそういうこともしない。
  流しのタクシーであれば、やめておくことも出来るかもしれないが、駅などで待っていると順番なのでそういう訳にもいかない。

  本日は世間では冬期賞与がもらえる人もいるであろうが、私はもらえない。

  以上である。

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2014年12月 9日 (火)

交通事故の被害者専門・・・

 交通事故の被害者ならお任せくださいという事務所のホームページがたくさんある。まあ、私も交通事故はたくさん手がけていて、専門の頁も作っているのだが。

 さぞものすごい結果を出しているように書かれているのだが、そうした事務所を断ってきた依頼者から事情を聞いたり、そのほかの情報からいろいろなことが分かる。
 例をあげると、

1、交通事故をたくさんやっていると聞いていたので信頼していたが、後から聞くと、「これだけ高い等級の事件はやったことがない」といわれた。あるいは、「高次脳機能障害は実は初めてでした」というもの。
 →いや、そうであれば、さも何でも出来るとアピールするなよ、という話である。

2、低い等級の事件はやらず、死亡事件か高次脳機能障害しかやらない。
 →ご本人には何かポリシーがあるのかもしれないが、我々弁護士からすると、「一発で高額に稼ぎたいのか?」となる。
3、等級認定の際にたいしたことをしていない。医者に書いてもらった診断書をそのまま右から左に保険会社に出すだけ。
 →事案にもよるが、医師に「この点はこうではないか」とか聞きに行ったり、書面で質問したりすることも我々からすると多々あるのだが。。。
4、判例検索で自保ジャーナルがない。
 →交通事故の判例検索では、やはり自保ジャーナルが圧倒的に事例数が多い。これで調べてくれないで、交通事故に詳しいといえるのであろうかという疑問。
 自保ジャーナルの本も事務所で取るくらいはすると思うのだが。
 あまり書くのも何なので、これ以上書かないが、全く知識も経験もないのに、「●●はお任せください」というのもどうなのかと思うのである。

 以上。

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2014年12月 8日 (月)

読書日記12月8日

「凍」新潮文庫。沢木耕太郎。
 最強のクライマーといわれた山野井泰史とその妻の妙子二人がヒマラヤのギャチュンカン北壁の登攀中、雪崩にあって生還するまでのドキュメント。
 この雪崩で二人は手足の指を多く凍傷で失うが、それでもまた二人は登ることをやめないのである。
 沢木のノンフィクション作家としての筆の冴えもさることながら、山野井夫妻の行き方や行動哲学に感動する。
 ラストで、二人はまたギャチュンカンに行くのだが、その理由を読んで涙してしまった。
 私は自分では山は登らないのだが(大山に登ったくらい)、山岳小説は好きなので、読んだ。好著である。

「ジェファーソンの密約」(上)(下)竹書房文庫。ジェームズ・ロリンズ。
 シグマフォースシリーズの続編。様々な伝承や科学的知識を融合した筆者のエンターテイメント小説で、歴史的事実や科学的知識も最後にまとめてあり、ためになる。
 

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2014年12月 5日 (金)

インフルエンザの予防接種

 40歳の時にインフルエンザに人生で初めてかかって以来、予防接種をしなかった年の冬はかかり、した年には発症しなかったので、今年も予防接種をすることにした。
 予防接種は不要だという説もネットではちらほらしているが、予防接種をした年は2年ともかからなかったので、今年もすることにした。
 インフルエンザにかかると、「全てのことがすいませんでした」という気持ちになり、膝は立たないし、頭は割れるほど痛い。確率の問題で予防接種を受けることにしたのである。
 栄養状態が悪かったり、今ほど医学が発達していなかった時代には死病(今でも亡くなられる方がおられるが)であったろう。スペイン風は変異したインフルエンザであったというような記事を読んだ気もするし、過去、「4000万人を殺したインフルエンザ」という本を読んで戦慄したことからしても、恐ろしい病気である。

 というわけで、先週の金曜日に予防接種をしたのであるが、毎回、予防接種をすると、注射をしたところが腫れて、1週間ほどは倦怠感が続く。
 副作用があるのである。まあ、弱めたインフルエンザウィルスを身体に入れるのであるから、何らかの反応が出て当然なのであろう。
 これを書いている時点で、倦怠感のほかにお腹が痛くなっている。
 調べてみたところ、腹痛も副作用の一つのようである。

 週末の会合を断り、北部の一斉相談の後の懇談会も断った。
 北部の一斉相談の後の懇談会は我が会の優秀な人材がいくので、私がいなくとも活発な議論が期待出来るであろう。

 来週には副作用が収まり、ばりばりと仕事が出来ますように。

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2014年12月 4日 (木)

マニアックな研究書

 事件で必要とあれば、マニアックな研究書を購入することも厭わない(いつの日か同種事件があれば使えるし、知識にもなる)のだが、通常の法律書と比較しても、マニアックな研究書は非常に高い。
 価格は需要と供給のバランスで保たれているということがよく分かる次第である。

 福知山花火大会の爆発事故の際には、「火災と刑事責任」「火災の法律実務」「過失共同正犯について」などマニアックな本を購入し、相当費用が嵩んだ。中には希少本となっていて、プレミアがついている中古本もあった。
 学者というのは偉いと思うのだが、こうした非常に限定された分野でも研究をされていて、それを本にしているところもすごい。
 そうした労力がなければ、私がこうした本を購入することもなかった訳である。

 事務所には、「ドイツ不法行為記念論文集」「婚約・婚姻予約法の理論と裁判」「財産法の体系と不当利得の構造」などなど、まだまだ限定された分野の研究書がある。
 中には、どの事件で購入したのか今となっては不明な本もある。
 交通事故の事件が多いため、自保ジャーナルは取り、自保ジャーナルの判例検索も年間12万円を支払いリースしている(交通事故の被害者側をたくさんやっていると言っていて、こうした資料も持っていないとすれば、その事務所は怪しいと思ったりもする)。自保ジャーナルもマニアックといえばマニアックだろう。

 こつこつと事件をするのが大事だと思い、こうした費用はけちらないようにしているが、年間けっこうな費用になるが、マニアックな研究書も嫌いではないので、どんどん本が増えて、置き場所がなくなるのである。
 この原稿を書く前にも、ものすごくマニアックな研究書をアマゾンで探し出して購入したが、4冊で35000円ほどであった。
 こんな片隅の分野でも分厚い研究をしている学者がいるところがすごいと思うのである。
 以上。

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2014年12月 3日 (水)

タモリ式入浴法

 湯シャンだけではなく、入浴しても身体を一切洗わないという方法があることも知った。
 バリエーションはあるが、「腋や陰部は石けんで洗っても可」というものと、「一切石けんは使わず、湯につかるだけ」のいずれかのようである。
 タモリさんが実践していて、あの福山雅治もやっているという。二人とも一切石けんは使っていないというのである。
 驚愕の事実。

 ということは、この二人はシャンプーやボディソープのCMは出来ないということである(どうでもいいですか)。

 昨日の記事に続いて恐縮であるが、世の中のオジサンが実践すると中には大変な臭いをまき散らすことになる人がいるのではなかろうか。
 「俺も石けん使わなかったら福山?」みたいに考えて。。。

 以上です。

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2014年12月 2日 (火)

湯シャン

 お湯だけで汚れは落ちて、髪の毛もしっかりするというのが「湯シャン」というらしい。
 これを実践している人も多いようである。

 ただ、これは何となく向く人と向かない人がいるような気がしている。
 私は頭の脂がたくさん出る方なので、べたべたになって終わりと考えている。
 おそらく、臭いもするであろう。

 向かない人がこれをやったら、より一層ひどいことになるのではなかろうか。
 時々いる体臭のひどい人は、これを見て、「これだ!」と思って実践しているのではなかろうか。
 タクシーに乗車すると、時折、雑巾というか、吉本新喜劇であれば、「柴犬の○門のような臭い」(嗅いだことはないけど)のような臭いがする時があるが、その人はひょっとしたらこれを実践しているのではなかろうか。
 実際はどうなのであろうか。
 悩む12月である。

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2014年12月 1日 (月)

フィリップ・マーロウシリーズの新訳登場

 年末になると村上春樹翻訳のレイモンド・チャンドラーシリーズが出ないかと思い、時々早川書房の頁を見ていたところ、「高い窓」が12月5日に出版されることが分かった。
 アマゾンでも時々マーロウものが出ていないか探していたのであるが、これを書いている時点ではアマゾンでは予約も出来ない(表示もされない)。
 また、アマゾンで購入すると、発売日当日に届かないこともある。
 前日に大きい本屋であれば平積みにされるかと思っている。
 前日になければ、5日当日に何とか本屋に寄る時間が取れればと思う。

 6日には北部で弁護士会の一斉相談会の後、北部での法律相談の懇談会が実施されるので、法律相談センター委員長として、出席しないといけないので、道中で読むことが出来る。今読んでいる本はとりあえず棚上げである。

 これで翻訳されていない長編は、「プレイバック」と「湖中の女」だけとなる。
 残り2編も早く翻訳してくれないだろうか。
 マニアックな話題ですいません。

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