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2014年12月22日 (月)

読書日記年間ベスト10その2

 読書日記年間ベスト10の続きである。

四位「凍」新潮社。沢木耕太郎。
 最強のクライマーと呼ばれた山野井泰史とその妻妙子がギャンチュンカンという絶壁を登攀し、遭難し、生還するまでの物語。
 ラストがいい。本当にいい。山野井泰史と妙子のDVDを買ってしまった。

五位「里山資本主義」角川Oneテーマ21。藻谷浩介ほか。
 資本主義は正しいのか。資本主義の流れの中に生きずとも、日本の里山である程度自給自足をして生きていくことが出来るのではないか。そうした立場から書かれた本書を読んで、目からうろこが落ちる気分であった。

六位「地球最後の日のための種子」文芸春秋。スーザン・ドゥオーキン。
 地球最後の日のために、できる限り多くの種子を半永久的に保存しようとした男の物語で、これを読んでいると小さいことで争っていることが本当にばからしくなってくる。
 こうした試みが、地球が災害に覆われた時に、人類を救うものとなることを期待したい。

七位以下はまた次で。

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