読書日記12月8日
「凍」新潮文庫。沢木耕太郎。
最強のクライマーといわれた山野井泰史とその妻の妙子二人がヒマラヤのギャチュンカン北壁の登攀中、雪崩にあって生還するまでのドキュメント。
この雪崩で二人は手足の指を多く凍傷で失うが、それでもまた二人は登ることをやめないのである。
沢木のノンフィクション作家としての筆の冴えもさることながら、山野井夫妻の行き方や行動哲学に感動する。
ラストで、二人はまたギャチュンカンに行くのだが、その理由を読んで涙してしまった。
私は自分では山は登らないのだが(大山に登ったくらい)、山岳小説は好きなので、読んだ。好著である。
「ジェファーソンの密約」(上)(下)竹書房文庫。ジェームズ・ロリンズ。
シグマフォースシリーズの続編。様々な伝承や科学的知識を融合した筆者のエンターテイメント小説で、歴史的事実や科学的知識も最後にまとめてあり、ためになる。
シグマフォースシリーズの続編。様々な伝承や科学的知識を融合した筆者のエンターテイメント小説で、歴史的事実や科学的知識も最後にまとめてあり、ためになる。
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