読書日記年間ベスト10
毎年勝手に恒例にしている読書した本から年間ベスト10を紹介。
一位「高い窓」早川書房。レイモンド・チャンドラー。
村上春樹の新訳である。
フィリップ・マーロウのダンディズムがこの作品でも際立つ。
古典作品とはいえ、これから読まれる人もいるだろうし、ネタバレとなるので、詳細が書けないのが残念。
マーロウのような男性になりたい。
二位「犬の伊勢参り」平凡社新書。仁科邦男。
高い窓が今年中に出なければ確実に一位だった作品。犬や牛が伊勢参りするという。
いかにして犬は伊勢参りしたのか。
いかにして犬は伊勢参りしなくなったのか。
途中で司馬遼太郎の引用も出てくるが、司馬が間違っていることが論破される。
こういう作品に出会えるから、読書は楽しいと思えるのである。
三位「殺人犯はそこにいる」新潮社。清水潔。
北関東連続幼女誘拐殺人事件の真犯人に迫る作品。
いわゆる足利事件も、この一連の事件の犯人が行ったとしている。
民事では割合時効の壁を崩す判決が出されているが、刑事でも時効の壁を崩すことが出来ないか、何とかならないか。
筆者の執念と、遺族の無念の思いが胸を打つ作品である。
その取材の努力に、何が筆者をそうさせるのかを知りたくなる作品である。
四位以下はまた来週。
北関東連続幼女誘拐殺人事件の真犯人に迫る作品。
いわゆる足利事件も、この一連の事件の犯人が行ったとしている。
民事では割合時効の壁を崩す判決が出されているが、刑事でも時効の壁を崩すことが出来ないか、何とかならないか。
筆者の執念と、遺族の無念の思いが胸を打つ作品である。
その取材の努力に、何が筆者をそうさせるのかを知りたくなる作品である。
四位以下はまた来週。
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