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2015年3月31日 (火)

年度末

 我々法律家は3月が年度末で、4月から新しい年度に入る。  4月で一部の裁判官は転勤するため、期日がしばらく入らない。  この時期に、頑張って連休明け提出の書面とか、4月中の書面を書いておくと、後が楽である。  弁護士会も今日が年度末で、4月からは新年度で、役員も交代である。  毎年、3月31日には、弁護士会で納会というものが開催され、1年間の慰労をする。  新年度は、弁護士になって20年目に突入するので、新人の頃を思い出して、初心に戻り頑張っていきたい。

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2015年3月30日 (月)

和解の下手な裁判官

 先日、和解が出来る見込みがある事件で裁判官を交えて和解の協議をしていたのであるが、裁判官のやり方が下手で、前に進まなくなり、打ち切ることとなった。

 仕方がないので、裁判終了後直接相手の代理人とこちらの方向性を伝えて検討してもらうことにした。和解が出来るかどうかはわからないが。

 裁判所の和解の進め方が下手か、あるいは信頼出来ないという時に、弁護士同士で和解を直接やりとりしてまとめることがままある。
 裁判官は和解が出来て喜ぶかもしれないが、それは裁判官の力量によるものではないのである。そういうようにされた時には、裁判官は自分は信頼されていないか、仕事が出来ないと思われていると思った方がよいのである。

 後日、その裁判官の評判を何人かに聞いたが、その結果は推して知るべしである。
 仕事が出来ない裁判官には、最高裁から再任を拒否してもらうしかないであろう。

 やれやれである。

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2015年3月27日 (金)

ボーズのCDコンポ

 先日、電車に乗っていると、購入したばかりと見られるボーズのCDコンポが置いてあった。
 私も少し欲しいと思っているが高額なため購入を躊躇していたので、「買いたいな」と思って見ていた。
 そうしたところ、その隣に居た男の人は次の駅で降りていった。私はてっきりその人のものだと思っていたのである。
 その近くに若い女性も立っていたので、その人のものだったのかと思い、見ていると、その女性も降りていった。

 おそらく、誰かが忘れていったものと思われた。ただ、ひょっとしたら少し離れたところに持ち主がいるかも知れず、落とし物だとして私が降りる駅でJRに持っていくのもはばかられた。その可能性は少ないので、忘れものであったのだろう。
 過去に酔っ払っていたため、紙袋に入れた品物を忘れた時にJRに翌日確認すると、きちんと届いており、後日受け取ることが出来たので、あのボーズのCDコンポも落とし主のところに戻るとよいと思っているが、日本以外であれば、さっさと持ち去られることも十分考えられるし、落とし物として届くことも少ないであろう。
 私の時のことを思い出して、日本はそうは言っても平和なところがあると思わせられたのである。

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2015年3月26日 (木)

永谷園のおにぎり茶漬け

 お好みのおにぎりを入れてお茶をかければ(注 おにぎりは別売り)、おにぎり茶漬けが出来るカップを永谷園が発売したという記事が何日か前の日経新聞朝刊に載っていた。
 価格は90円ということで、中にはお茶漬け海苔一食分が入っているということである。
 鮭おにぎりを入れれば鮭茶漬けになり、梅干しおにぎりを入れれば梅干し茶漬けになるということである。

 お茶漬けといえば、下手な居酒屋で出てくるものよりは、永谷園のインスタントのお茶漬けの方が美味しいと私は思っている。
 これは、是非食べてみたいのであるが、おにぎりが別売りであるため、おにぎりが100円ちょいくらいだとすると、茶漬けのカップだけで90円するから、おにぎりを二個買うのと価格的には変わらなくなる。
 なかなかの贅沢かもしれず、どこまで売れ行きが伸びるか注目である。

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2015年3月25日 (水)

兵庫県の自転車保険義務化条例

 3月18日の読売新聞夕刊で表題の記事を見つけた。
 施行は10月1日からの予定で、全国初ということである。

 自転車には自動車のような登録制度がないため、無保険を取り締まるのが困難であることから、罰則は設けられていないということである。
 現実に加入を進めるためにはやはり罰則がある方がよいとは思うが、技術的に困難であるということなのだろう。

 これは実効性が伴えば非常によい試みであると思う。
 自転車が加害者となる事故が増えていると報じられているところであるが、私の事務所でも自転車を加害者とする事案が増えているからである(私の事務所が受任するのは被害者側)。現在でも交通事故の受任案件のうち、10%程度が加害者が自転車となっている。

 中には、高次脳機能障害を負った方もおられるし、かなり重い重篤な後遺症が残っている方もおられる。
 偶々私の事務所がこれまで受任した事件は、相手方が保険に加入していたので、賠償という場面で問題となったことはないのだが、保険がなく、相手方に資力がない場合には、被害者は、ただ判決を取っただけで現実の賠償は受けられないということになってしまうのである。

 兵庫県の条例から、全国にこの流れが波及し、最終的には法整備にまで到って欲しいと願うものである。

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2015年3月24日 (火)

読書日記3月24日

「ガス燈酒場によろしく」文春文庫。椎名誠。
 椎名誠のエッセイは過去に何冊か読んだことがあるが、題名に惹かれて購入。
 連載しているエッセイの文庫版なので、書かれていることは、最後の方で大震災が出てくるのでタイムリーではない。
 表題は、これまで都会が明るすぎたので、ガスの明かりくらいで酒を飲むのでちょうどよいのではないかという意味が込められている。
 この人のように、たき火をして、テントに泊まって、馬鹿なことが出来たらどれだけ楽しいか・・・と思いつつ、44歳で事務所を構える弁護士には中々そんなことは出来ないので、うらやましさだけが募る一冊。

「戦艦武蔵」新潮文庫。吉村昭。
 吉村昭が、第二次大戦中に国運をかけて建造された戦艦武蔵の建造秘話と、その後の運命を描いた作品。
 武蔵が建造されている途中で、戦艦だけではダメだということが分かりつつあったが、そのまま建造された。そして、武蔵が出撃した時には、戦艦を守る航空機の援護もなく、ただただアメリカの航空機に武蔵はたたきのめされてしまう。
 ただ情景を描くだけで、これだけの深みを作品に与えられるものかと思いつつ読んだ。
 吉村昭の作品はかなり読んでいるが、死ぬまでには全ての作品を読破したいと思わせられる。

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2015年3月23日 (月)

桜のつぼみが膨らみ始めました

 自宅の庭で育てており、昨年の春にも可愛らしい花を咲かせてくれた桜のつぼみがふくらみ始めた。
 ここのところ暖かかったので、もうすぐ咲き始めるようである。
 1年のうち短い間しか花をつけないが、その短い間に花を愛でるのもまたよい。

 「ひさかたの 光のどけき春の日に しづごころなく 花の散るらむ」紀友則。
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2015年3月20日 (金)

Windows8.1にバージョンアップしたものの・・・

 事務所で使用しているPCはWindows7であるが、自宅で仕事に使用して東京に行くときなどに持ち歩いているPCは元々購入時はWindows8であった。
 Versionアップせよせよと何度も画面に出るので、先日バージョンアップしたところ、
 ①信長の野望が起動しない
 ②画面の文字が、Windows95くらいのにじんだ文字になってしまった

 ③ソフトが起動しないものがある
 という状態になってしまった。①と③は同じであるが、信長の野望の起動は非常に重要であるため記載した。

 ここのところ自宅に戻ってもPCをいじる時間がなく、①は何とか修正したものの、②③については修正出来ていない。
 最新版のOSにした途端、画面が20年くらい前のような画面になるなんておかしな話である。
 こんなことであれば、Windows8のままでよかったのである。
 マイクロソフトは、Windows10を売りたいから、使いづらい仕様に敢えてしているのではないかと勘ぐりたくなるのである。
 以上。

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2015年3月19日 (木)

読書日記3月19日

「ペスト」新潮文庫。カミュ。
 不条理と追放を描いた作家として知られるカミュの作品。
 中世の黒死病やスペイン風邪など、悪疫には興味をひかれる(好きという訳ではないが)。
 どういった病原菌で、なぜそれだけ流行したのかというような科学的なところもそうだが、こうした文学作品では、死病にむきあった人がどういう行動を取るのかという人間の類型が描かれている作品である。
 本編の主人公のリウーのような人間にはなれそうもない(そもそも、医者にはなれないのだが、人格としてわたしには無理だということである)。
 死病に町がとりつかれた時、死病から町を救うのでは無く、町から何とかして脱走しようとする人々が描かれているが、私はそっちの方の人間であるような気がする。
 何となく、お前はどうするのだとカミュに言われ続けているようで、中々読み進められなかった。
 文学作品は無駄だという見解を持つ人もいるが、こうして作品を読み終えると、やはり文学も読まないとダメだと思わされるし、これを40代半ばで読むから意味があるような気がしている。

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2015年3月18日 (水)

カムトゥセプテンバー

 新人弁護士や修習生は、だいたい顔を見れば分かる。
  プロの顔をしていないからである。
 仕事をしていたりした人は社会人経験があり、そうでもないが。

 修習生が偉そうに話をしているところにたまたま居たのだが(私を弁護士とは気づかなかったようで)、話をしている内容と、顔つきの甘っちょろい感じとのギャップを横目で見ていた。
 まあ、私もそんな時代があったのだが。

 私のところの弁護士も顔つきは入所した時に比べると、プロの顔つきになってきていると感じる。

 表題は、「9月がくればプロの顔になる」という意味で、私の修習指導担当の先生が言われていた言葉である。私の時代は修習が2年間で4月登録だったので、半年くらい経てば顔つきが変わるという意味合いだったようである。

 今は事件数も減っているので、顔つきが半年で変わるかどうか。
 訴訟での相手方代理人の対応を見て、「新人かいな?」と思って検索してみると、それなりの経験年数だったりすることもあり、今はカムトゥセプテンバーの時代ではなくなったのかもしれない。

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2015年3月17日 (火)

新役員を励ます会

 月曜日は新役員を励ます会である。
 この原稿を書いている時点では未来の予定であるが、毎年、次年度の弁護士会役員を励ますために開催されている会合である。
 しかし、励ます会とはいいながら、新役員は来場した会員一人一人に酒をついで回り、次年度よろしくお願いしますと頼んでは新役員もお酒をつがれるという会であり、これも相当疲れる会である。

 しかも、たいていは「励まされた」お礼に二次会は役員が(今は全額ではなくなったかもしれないが)負担して会員を招待するのである。

 この会のときに元気なのは任期の終わりが近い現年度役員である。
 役員をされる先生方には大変お疲れ様であるが、弁護士会という組織を運営していくには役員は必要であるし、私も6年前に副会長はやったので、これもそういう定めと思って頑張っていただきたいと思うのである。

 私もこれは定めと思って、法相センターの委員長を長年やり、今は日弁の法律相談センターの肩書きだけはえらい役職についておりますので。。。。
 

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2015年3月16日 (月)

サッカーの練習

 土曜日はサッカーの練習であったのだが、対戦相手が見つからず、チーム内でも参加するようにメールを回して、友人知人がいたら連れてきて欲しいと回し、挙げ句の果てにフェイスブックで参加を求めたが、ふたを空けると10名の参加しかなかった。

 もちろん、チーム以外からの参加はなかった。

 元々7名であったところから3名増えただけよかったのであるが、H裁判官は、当初、「中先生、7人やったら基礎練習しようか」といわれて、気の弱い私は、「ハイ」としか言えなかった。
 3名増えたので、ハーフコートで5対5で紅白戦が出来るので、延々3時間基礎練習というコースからは逃れられたわけである。

 1時間半近く基礎練習を行う。44歳になって基礎練習をするとそれだけで足ががくがくである。
 その後紅白戦。ゴールも決めアシストもしたが、正直、相当つらい練習であった。
 しかし、この練習をしたおかげで、きっと昨日よりはうまくなっているであろう。
 
 来なかった選手はその分下手になっているはずである。
 (もともとそんな座はないが)レギュラーの座は渡さないと誓う44歳の春である。
 44歳といえば、天才バカボンのパパよりも年上にいつの間にかなっているのだなあと思いつつ、一週間の仕事を始めることとしよう。

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2015年3月13日 (金)

読書日記3月13日

「新・戦争論」文春新書。佐藤優、池上彰。
 現在の世界情勢について、佐藤優氏と池上彰氏が対談形式で解説してくれる好著。
 二人の圧倒的な知識量に圧倒される。1日に読む新聞が10紙というのも私のような凡人からすると驚きである。
 最近は読売新聞だけではなく、少しでも賢くなろうと日経を時々駅で買うのだが、まだまだ世の中の情報を咀嚼できず、自分の中で整理がつかないことが多い。

 
「隔離島 フェーズ0」新潮文庫。仙川環。
 本屋で新刊のところを時々ぶらぶらと見るのだが、そのときに面白そうな題名だったので購入。医学ミステリというところか。
 時々はミステリというか、人生の糧にはならないかもしれないが、息抜きのような作品も読まないと息が詰まるので、こういうものも読むようにしている。
 それぞれの人間性の描き方が弱いというところや、途中で結末というか、謎が解けてしまったというところが難点である。もう一つ二つ、最後にどんでん返しを用意しておいてくれるのかと思いながら読んだ。わかりやすい話ではあるので、私のようにひねてしまったミステリ好きでなければ十分楽しめる作品である。

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2015年3月12日 (木)

つくし

 春が近づいてきたせいか、自宅の裏の駐車場のところにひっそりとつくしが顔を出していた。私が出て行く方向からすると死角に入るので、休みの時に気づいたのである。

 確かつくしは食べられたはずだが、食べたこともないし、町中のこういうところに生えたものであるので、そっとしておいてあげよう。
 春めいてきたが、春らしくなればなるほど、花粉も飛ぶので花粉症の人間にはつらい季節である。
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2015年3月11日 (水)

戦艦武蔵

 戦艦武蔵が発見されたのではというニュースに接した。

 私のボスは事件がどんな状況でも慌てず、最後までどうにかならないかを若い頃から考えていた。
 それを見た私のボスのボスが、「F君は、不沈艦やな。戦艦武蔵や。」と言ったということである。
 それを聞いていた事務長が、「S先生、武蔵は沈みました」。

 ・・・・・。

 作家の吉村昭には、「戦艦武蔵」という作品があり、まだ読めていないが、戦艦武蔵が発見されたのを機会に読んで見ようと思う今日この頃である。

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2015年3月10日 (火)

小次郎フィギュア

 小次郎のフィギュアを作成した。
 というのはウソで、本屋のガチャガチャで犬パンというシリーズがあり、ちらっと見たらパピヨンがあり、小次郎そっくりであったため、「当たるまで引いてやる」という覚悟のもと引いたところ、一発で当たったのである。
 隣で小さい女の子がやりたそうに見ているのを尻目にそそくさと鞄に入れて帰ってきた。
 小次郎に似ていると思うのであるが、飼い主の欲目であろうか。
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2015年3月 9日 (月)

読書日記3月9日

「信長と将軍義昭」中公新書。谷口克広。
 信長研究の第一人者の一人である筆者の新作。以前にも新書版で他の筆者の作品を読んでいるので楽しく読めた。
 近時、義昭の将軍としての権威や力を見直すべきだという説が提唱され、実際に私もそのような新書も読んでいるのであるが、筆者は京都追放後の義昭の権威はやはり失墜しており、室町幕府は義昭が京都を追放された時に滅亡したと考えて差し支えないとする。
 信長は果断かつ世の中の思惑を全く考えない革新者のように描かれることが多いが、真実の姿は世論を気にしており、義昭の追放も、世論が義昭を追放したとしても自分についてくると判断したからであるとし、史料を基に整理していく。
 戦国時代好きの方には是非一読して欲しい新書である。

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2015年3月 6日 (金)

絶食化する若者

 テレビを見ていたところ、表題のような話題が提供されていた。
 出演者がどういう経路で出演することになったのか等は不明なのだが、恋愛しない・興味が無い・交際経験がないという若者が多いということである。

 本当かどうかというところもあるが、22年間彼女なしという男子がインタビューされていたが、けっこう可愛い顔をしていた。
 女性でも可愛らしい子が、生まれてこの方彼氏がいたことがないと答えていた。

 中には、女子と同じ布団で寝ているにもかかわらず、何もしないという男子もいた。

 本当にその気がない人もいる半面、レンタル彼女というものに申し込んで、お金を払ってデートをしている男子もいた。これなどは、心の底では女子と交際したいのであろう。
 ただ、告白して自分が傷ついたらどうしよう、この友達の輪を乱したらいけないなどと考えたりして、そうした行動に進めないのである。
 時意識が過剰過ぎるということではなかろうか。一人で食事をしているとみんなから見られているのではないかと思って一人で食事が出来ない(店にもよるが)私の自意識ともまた違う感じである。
 そんなことで鬼がたくさん居る世間を渡っていけるのであろうか。まあ弁護士という場合によったら相手方を追い詰めないといけないような仕事は無理であろうな。

 色々と思うところがある報道であったが、ネットで検索してみると絶食化というのは新しい話でもないらしい。
 なんだかなあと思う今日この頃である。

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2015年3月 5日 (木)

目の前の弁護士ではなく

 相談者の方で、目の前の弁護士の回答を信じず、「テレビの弁護士はこう言ってました」「ネットで調べたらこう言ってます」という方が希にいる。

 テレビに出ている弁護士の回答は私からすると間違っていることもあるし、ネット情報においてはよりそういう傾向がある。
 もちろん、誤解を解くために説明をすればたいていの場合は問題は解消されるのであるが、時には目の前の弁護士の回答ではなく、ネット情報に固執される人もいる。
 事件は千差万別であり、前提事実も異なるので、ネット情報だけで解決するという訳にはいかないのが現実である。

 まあ、希には経験がなく、間違えたことを教える弁護士もいるかもしれないが。。。

 以上です。

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2015年3月 4日 (水)

タクシーにて

 昨日と同じような話であるが、タクシーの運転手で、乗客には非常に丁寧に話をしているが、邪魔な自転車がいたり、邪魔な車がいると、舌打ちしたりして、口汚く罵る運転者さんがいる。

 そういう態度を取られると、乗っている方もいい気持ちはしないし、降りた途端に、「なんじゃ、今の客!」とか言われていそうである。

 いい気がしなかった乗客は、二度とそのタクシー会社のタクシーに乗らないかもしれない。

 自分もそうならないよう、気をつけようと思うのである。

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2015年3月 3日 (火)

事務局と弁護士とで態度を変える依頼者

 依頼者の中で、表題のような人がたまにいる。
 大半の人は、事務員に対しても丁寧で、私達に対する態度とかわりがないのであるが、ごく一部にこういう依頼者がいる。

 そうした態度をしていると、弁護士に伝わると思わないのであろうか。
 事務局が支えてくれているから弁護士は仕事が出来るのであり、事務局に対しても弁護士に対する態度と同じようにしてもらいたいと思うのである。

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2015年3月 2日 (月)

読書日記3月2日

「転落・追放と王国」新潮文庫。カミュ。
 大学生の時にもっといい読書をしておけばよかったと思いながら、現在世界文学を少しずつ読んでいるのだが、異邦人を書いたカミュの短編集を購入しながら読んでいなかったので読了。
 カミュについては様々な文学評論家が書いているので、私か語るのはおこがましいので、カミュについてはそうした評論を読んでいただく方がよいと思われるが、この作品は、前提もよくわからない中で、独特の世界観が綴られていく短編の連続である。
 題名とも合わせて、彼が書こうとした主題を探りつつ読んだ。
 砂漠で舌を切り取られ、神を呪う主人公。命令に反してアラブ人を解放する主人公。
 世界の果てで、自らのありようを貫こうとする主人公。
 彼らは何を我々に訴えかけようとしているのであろうか。
 それを探ろうとしながら読んだ。
 長い年月を経て、なお読み継がれる作品には、その中心に我々に訴えかけるものがある。

 

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