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2015年4月28日 (火)

春秋スーツは売れないだろうと思うのである

 バカボンのパパのような表題であるが、急に気温が上がりだした。
 春と秋があまりないと言われて久しいが、今年もそのような感じであろうか。

 男性もののスーツには夏物と春秋もの、冬用スーツがあるのだが、急に冬から初夏のような気温になる日本では春秋用のスーツは年々需要がなくなっているのではないかと思うのである。
 スーツは仕事着であるから相応の枚数を年数を重ねていけば保有している訳であるが、もうかれこれ15年くらい前から、「春秋ものは要らない」と決めて購入していない。
スーツを仕立てにお店に行くと(といってもイージーオーダーなので、そんなには値段はしません)、春先では春秋ものを勧められるのであるが、「暑いから要らない」と断り続けていたが、最近は断るのも面倒なので、ぎりぎりまで冬用スーツの中の薄手のもので頑張って、ある日夏物に替えている。

 また、スーツはクリーニングが面倒であるため、最近は綿パンで仕事に着用してもおかしくないようなものを履いている人も多く(私もそう)、上着も着ないとなれば、スーツ業界は大変ではなかろうかと思うのである。

その中でも、売上を伸ばす企業は伸ばしているのであるから、いかに工夫が大事かということなのであろう。

 オチはないが、我が事務所も頑張らないといけないと思う今日この頃である。

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2015年4月27日 (月)

読書日記4月27日

「宇宙を創る実験」集英社文庫。村山斉。
 ビックバンの時に何が起こったのかを見るために、素粒子物理学の観点から現在行われている実験を整理した新書。
 高校時代物理が出来ず、文系でしか生きていけないと思った私には難しいところも多々あったが、原子がどうして出来て、今の最先端の素粒子物理学が何を探そうとしているかが分かった。

「司馬遼太郎対話選集9 アジアの中の日本」文春文庫。
 司馬遼太郎が陳舜臣や開高健らとアジアにおける日本について対談した対話選集。
 司馬遼太郎の歴史観を全て受け入れられる訳ではないのだが、司馬遼太郎という大作家の作品を多数読むことで、その人の考えがわかり、自分の考えが整理出来るという意味でも司馬の作品は人生において絶対に読むべき作品である。
 日本がなぜ戦争で暴走したのか、韓国人と中国人と日本人の考えの差違、儒教文化がどう影響したのか等、アジアを考えるについて、今でもなおこの対話選集は役に立つものである。

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2015年4月24日 (金)

高齢者のお金を自分のもののように奪う親族

 遺産分割事件をやっていると、ままあるのが、金銭管理をしていた親族が高齢者のお金を引き出して、そのお金が行方不明になっているという話である。
 遺産分割以外でもままある。

 全体的にそうした事件が増えているのか、偶々うちの事務所が多いのか分からないが、金融機関の取引履歴を取り寄せて、使途不明なお金や多額の出金を精査していくことになる。
 父親や母親のお金は自分のお金ではないのに、一部の相続人が好きに使っていることがある。
 重度の認知症の人に遺言を作成させたり、養子縁組をしているケースも多く見受ける。
 カルテと取っ組み合って、いかに意志能力がなかったかという準備書面もかなり書いたと思う。
 兄弟だけでも揉めるケースはあるが、たいていは連れ合いが居て、その連れ合いが大きい役割を果たしていることもある。
 認知症が発症している場合、早期に成年後見人を選任出来れば被害は少なくて済むかもしれないが、就任した時点で多額の預金が消えていることもあるであろう。
 たいてい紛争が顕在化するときにはご本人はなくなっていることが多いので、横領した人物はいいたい放題いうことが出来るのもまた腹が立つのである。
 こういう事件は高齢化社会になると増えるのであろうかと思いつつ、もっとも可哀想なのは、自分のお金を取り上げられて、貧しい暮らしをしていたご老人だと思い、今日も筆を取るのである。
 以上。

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2015年4月23日 (木)

セールスの電話

 事務所にセールスの電話があるのだが、明らかなセールスの電話は事務局で断ってもらっている。
 しかし、たまに、個人名で、私に取り次いでもらえば分かるという電話があり、事務局の方もこれだとセールスと分からないから電話を私に取り次いでしまうことがある。
 電話に出てみると、全く知らない人で、「東京の●●区でお得な資産運用のためのマンションを購入していただけます」とかのたまい出すのである。
 私は、こういう時には、最後まで聞かず、「セールスは不要ですから、切りますよ」と言って、相手が何か話をしていても切ることにしている。
 ああいうセールスを事務所にして、成約などしないと思うのだが、彼らも仕事なのだろう。
 ただし、こちらも仕事をしているし、起案などをしている最中にこうしたセールスの電話で中断されるのが一番腹が立つので、相手にしないことにしている。

 自宅にも、先日セールスの電話があり、「お得にフレッツ光がお使いいただけるようになりました。一戸建てでよろしかったでしょうか」と言い出すので、あんたは誰か、自分はそんなサービスは頼んでいないと言い返して、相手が途中で話をしていたが、途中で切ってやった。
 父親からの連絡を待っていたので、より腹が立ったのである。
 自宅は電話帳に掲載していないので、何か名簿が流れたのであろうと思っている。
 だいたい、私は自宅ではフレッツは契約しておらんのである(契約は事務所だけである)。
 私が待っていた電話はたいした用事ではなかったのであるが、たとえば、これが物凄く待っている電話と思って出たら、そんなセールスだったら憤りも半端ないであろう。
 不招請勧誘など要らないのである。
 K藤S一郎(注、身を犠牲にしてこの問題に取り組む京都の弁護士)、頑張っておくれ。

 以上です。

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2015年4月22日 (水)

今日の夜から東京出張です。

 23日は朝から日弁連広報室との会議、11時から午後の全国法律相談センター協議会のパネル打合のため、本日の夜から東京入りである。
 しかし、入るのは遅くなるため、飲みにも行けず、おそらくはホテルの部屋で仕事をしていることになるであろう。
 23日の朝イチでも間に合うのであるが、自宅から京都駅に出るまでそれなりの時間がかかるのと、早起きすると終日頭が働かない体質であるため、前日入りするのである。
 24日も日弁の法相センター委員会の会議である。
 日弁に行っている人はいつ仕事をしているのであろう。委員会活動を活発にされているから、それなりに事務所でも仕事をしないと、あれだけ時間が割けないと思うのだが。
 東京に行っても、札幌でもどこに行っても関西弁を貫く私である上、霞ヶ関との往復なので、東京の色々な事物に触れる機会もない(観光しているヒマもないし、観光するくらいなら早く戻って仕事がしたい)。
 まあ、これも私が不在でも事務所を守ってくれる弁護士が居てくれるからこそ東京に行くことが出来るという意味では幸せでもある。
 オチもなにもないが、以上。

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2015年4月21日 (火)

亀岡事件追悼シンポジウム

 4月23日の18時30分から、キャンパスプラザ京都において、亀岡事件追悼シンポジウムが開催されます。主催は古都の翼です。
 空いていれば、是非参加したかったのですが、生憎23日は日弁連の法律相談センター全国協議会のシンポジウムで基調報告とパネルディスカッションのパネラーを務めなければならないため、参加が出来ません。
 亀岡事件を担当させていただいている弁護士の1人として、このような事故が二度と起きないよう、当日のシンポジウムが実のあるものになり、今後の交通事故撲滅へとつながることを記念しております。

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2015年4月20日 (月)

痛ましい事故がまた起こってしまいました

 4月16日に、泉佐野で小学校3年生の男の子が横転したトラックの下敷きになり亡くなられました。
 心からご冥福をお祈りいたします。

 報道によると、学校の帰り道であったとされており、また、学校の行き帰りに幼い命が奪われたということになります。
 事故の詳細は不明ですが、学校の行き帰りに事故に遭う小学生の事件を見る度に、亀岡事件のことに思いを馳せ、担当している弁護士として、心が痛みます。

 こうした事故が二度と起こらないことをただ祈るばかりですが、子どもだけで学校に通うというのは先進国では日本だけとも言われており(亀岡事件は親も付き添われていたのですが、大人がついていても避けられない酷すぎる事故でした)、子どもだけで登下校をするというシステム自体を見直す時期に来ているのではないかと思わせられます。

 お亡くなりになられたお子様のご冥福をお祈りするとともに、ご家族の心中を察することは出来ませんが、想像するだけで言葉もありません。

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2015年4月17日 (金)

祇園の作法

 テレビで夜の祇園の作法というものをやっていた。
 店全体を見て褒める。器を褒める。吸い物の食べ方はこうだ・・・。

 この点について講釈する人が解説しているのであるが、本来、そういう作法というのは、自然と訪れた客が気づいたところを感想を述べればいいものであり、祇園では「こうしなければならない」とされると、余計に祇園に行きづらくなるのではなかろうか。

 店に入って、店の作りやしつらえがいいなあと思えば自然に褒めるだろうし、器が素晴らしいと思えば、自然に器を見るのではなかろうか。
 焼き物の知識はここを押さえろというが、「過ぎたるは及ばざるがごとし」という言葉もあるように、何でもがんじがらめにしてしまうと、もっとも大事なことを忘れてしまうように思われる。

 粋になろうとしすぎているあまり、不粋の極みになってしまっているような話であった。まあ、テレビである以上、仕方がないのかもしれないが。

 私などは、素人である以上、ある程度抜けていてよいと思っているし、物を知らないことでお店の人との会話もまた楽しめる時もある。
 たとえば、バーであまりにもお酒を知らないのもどうかというところがあるが、酒の知識をバーでマスターなどにひけらかすなどはどうかというような話である。

 粋とは何か、私がよく行く祇園のバーのマスターに今度行ったら聞いてみようと思うのである。

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2015年4月16日 (木)

読書日記4月16日

「伊勢物語」笠間文庫。永井和子著。
 在原業平が主人公とされる歌物語である。することもなかったのかも知れないが、よくもこれだけ恋愛に生きるという感じではある。
 寝る前に少しずつ読んでいたのであるが、古典をそのまま読んで何とか自分で現代訳しようと思いつつ、現代訳を見ると全く内容が違っていて凹んだりしながら読んだ。
 武田信玄をして、彼が上野にいる限り、攻略は難しいと嘆かせた戦国武将の名将、長野業正は、在原業平の末裔と称していたという。
 東国へ都落ちして流れていった話が伊勢物語の中にも出てくるので、実際に末裔だったのかもしれないが、史実では東国に行った話はなさそうにも思われるため、そのあたりは謎である。たまには古典もどうだろうと思い紹介する。

「敗者の日本史 大坂の陣と豊臣秀頼」吉川弘文堂。曽根勇二著。
 関ヶ原の戦いにおいて勝利した家康は征夷大将軍にはなったものの、首都機能がある大坂(現在の大阪。)を把握出来ておらず、秀吉政治の後継者として秀頼と家康のどちらが後継者になるかはその時点では定まっていなかったという視点から書かれている。
 領地の朱印状については、家康は発給できず、秀吉の朱印状が基本となっていたことなどは知らなかった。
 家康の政権の脆弱性を指摘している。
 そのような中で、なぜ秀頼は敗者となったのか、大坂の陣はなぜ起こったのかと史実に基づいた論説がされている。
 真田幸村の活躍も描かれており、歴史ファンとしてはたまらない一冊である。

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2015年4月15日 (水)

アライグマ

  私を真似たフィギュアである。
  ウソですが。
  今の技術はすごくなって、可愛らしいものが簡単に手に入る時代ですねえ。
  今日もオチもないもないが、以上です。
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2015年4月14日 (火)

小次郎

 
Mini_150405_1550 猫餅の用に小次郎が寝ていた。
 服のサイズが合っておらず、服がずり上がっている。
 写真を撮ったところ、起きてしまい寝ぼけた顔が下の図である。
 13歳になったが、長生きしておくれ。
 オチもないもないが、以上です。
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2015年4月13日 (月)

桜が咲きました。

 庭の別の桜が咲き出しました。
 寒くなったので、少しは保ちそうです。

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2015年4月10日 (金)

中村利雄先生とお別れしてきました

 昨日、12時から中村利雄先生の告別式でした。
 中村利雄先生と最後のお別れをしました。

 40歳を過ぎたいいオジサンが、涙が止まりませんでした。

 昨年も、親しかった弁護士の先生が亡くなられており、その時と同じくらいか、その時よりも泣きました。

 酔うと居酒屋で靴下を脱ぐ中村先生。
 滋賀県近江八幡出身なのに、大学が早稲田だったので、少し東京の友達と話したり、東京にいると標準語になってしまう中村先生。
 居酒屋では芋焼酎の白波の水割りの梅干し入りを飲んでいた中村先生。
2次会で、スナックのママが身体を心配して薄めの水割りを作ると、すぐに察知して「薄い」と怒る中村先生。
 どんな事件の相談をしても、すぐに筋読みをして、方針をくれた中村先生。
 弁護士としてのあり方をいつも教えてくれた中村先生。
 私が日弁連の委員会で役職についたことを話すと喜んでくれた中村先生。
 だし巻きではなく卵焼きが好きだった中村先生。私と中村先生が通った居酒屋ではメニューにはだし巻きしかないのに卵焼きを作ってくれました。
 釣りに行って、雨を避けるためにブッシュの下に行って背中にヒルが入って血を吸われた中村先生。その時はアマゴが釣れず、次回は絶対に釣ると言っていました。
 釣りに行って、指を釣り針で引っかけて一番大事な時間帯に釣りが出来なかった中村先生。
 釣りに行って、釣れなくて文句を言って、寒いからといって私と一緒にたき火をした中村先生。
 ほとんどの人のことは、「君」というけど、私のことは時々「おまえ」と呼んでいた中村先生。
 酔っ払ってラウンジで、「中が大好きや」と告白してくれた中村先生。
 私の事務所の電気がついているから仕事をしていると思って、電話もせず事務所に来て、ドアをがたがたさせて飲みに誘ってくれた中村先生。
 私が既に帰っていると、帰宅途中の私に電話をしてきて、戻ってきて飲みに行こうと誘ってくれた中村先生。
 私の葉巻を2回に1回くらいの頻度でねだって吸っていた中村先生。

 もう中村先生には会えませんが、中村先生に教えてもらったことを胸に、弁護士道を全うしたいと思います。

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2015年4月 9日 (木)

読書日記4月9日

「アメリカン・スナイパー」ハヤカワ文庫。クリス・カイル他。
 クリント・イーストウッド監督で映画化された主人公の自伝。
 すごいスナイパーであったかもしれないが、アメリカの正義が全ての正義と考えているところが私の感覚と違ってなじめなかった。

「細川ガラシャ」中公新書。安延苑。
 キリスト教に残る史料から細川ガラシャの実像に迫った新書。
 細川ガラシャについて残された史料は少なく、しかも史料の信憑性がどこまであるかということがスタートであったが、キリスト教側に残る史料から真のガラシャ像を描こうとした一冊。
 非常に丁寧に史料を引用して解説されていて、勉強になった。
 好著である。
 

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2015年4月 8日 (水)

福知山花火大会引火事故被害者説明会のお知らせ

 福知山花火大会引火事故について、下記のとおり、被害者の会と共催にて、被害者説明会を開催することとなりました。

 上記事故では多数の死傷者が出ましたが、未だ十分な弁護士へアクセスできず、賠償を受けられず、またその方法もわからずに苦しんでおられる方もいらっしゃると思われます。  一人でも多くの被害者に救済の道を開き、お越しいただきたいと考えております。
                      記
  日時 平成27年4月12日(日)午後2時~午後5時
 場所 京都弁護士会館地下大ホール    
  京都市中京区富小路通丸太町下ル
 内容 福知山花火大会引火事故被害者に対して、これまでの経過と現状を説明し、弁護団から損害賠償に関する考え方や弁護士委任時における費用等について説明。。説明に引き続き同会場にて、希望者を対象に無料の個別相談を受ける予定。上記事故被害者であれば、参加要件はありません(参加費無料)。

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2015年4月 7日 (火)

必死に仕事をする

 身体を壊さない程度という保留付だが、弁護士たるもの、必死に仕事をしないといけないと思っている。
 事務所にいる間、当たり前だがプロであるので、休憩を取ることももちろん必要だし、身体を休めることも必要だが、やるときは必死に仕事をする姿勢は重要である。休憩時間が長く、必死にしている時間が短いというのはあり得ない話である。

 若いうちは、ベテランが1時間で出来ることが5時間かかることもあるかもしれないが、当然、若いうちに必死にやっていれば、仕事が身についてきて、時間も短縮できるし、数多くの経験を得られる。
 若いうちから、手を抜くことを覚えたり、要領で仕事をしていると、将来の自分にはねかえってくる。

 私も40を越えたくらいから無理が利かなくなってきて処理能力は落ちてきたが、自分の出来る精一杯はやっている。
 ボスがゴルフ三昧で、事務所の弁護士だけに仕事をさせていれば、それは士気に関わるであろう。

 春爛漫の月曜日に思うのである。

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2015年4月 6日 (月)

私の師匠の一人が亡くなられました

 4月4日午前、私の師匠の一人である、京都弁護士会の中村利雄弁護士が亡くなられました。享年67歳でした。

 あまりに若すぎる死に、物が考えられず、ただただ残念という陳腐な言葉しか出てきません。

 年齢は離れていましたが、二人でよくお酒を飲みに行かせてももらい、事件でもアドバイスをもらい、独立に当たってもアドバイスをもらい、弁護士としての心構え、その他たくさんのことを教えていただきました。

 突然、夕方事務所に来られて、飲みに誘っていたただいたり、仕事のことを話していただいたり、委員会のことで貴重な意見をいただきました。
 
 
 病気を患らわれてからも仕事を懸命にされておられ、病院でも最後まで事務所に行って仕事に行くと言われたとお聞きしました。いつも仕事のことを考えておられ、弁護士の仕事が好きだった中村先生らしいと思っています。最後に先週に病院でお会いした時も、身体は辛かったと思いますが、いつものユーモアあふれる中村先生でした。「また、来週くるわな」と言って病室を最後にした時、片手を挙げて「オウ」と言っていた姿が私が見た中村先生の生前の最後の姿となるとは思っておりませんでした。
 もう、あの中村先生の笑顔が見られないと思うと、いいようのない寂寥感を感じます。私の半身を失ったような気がいたします。
 今回の冬は寒く、「寒い」「寒い」と言われていた中村先生にユニクロのヒートテックと薄手のダウンをプレゼントした時に、その場で喜んでいただいて、スーツの下にダウンを喜んで着てにこやかに笑われていたお顔が忘れられません。冬の間、毎日、着ていただいたとお聞きしました。
  日曜日にお顔を見せていただきました。穏やかな顔をされていました。
 中村先生の分まで、弁護士として、天国の中村先生に笑われないような仕事をしていきたいと思います。中村先生のように、最後の最後まで弁護士の魂を忘れないように弁護士として生きていきたいと思います。

 中村利雄先生のご冥福を心からお祈りいたします。

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2015年4月 3日 (金)

読書日記4月3日

「真紅の人」角川書店。蒲原二郎。
 真田幸村とともに戦った猿飛佐助を新解釈して書かれた長編。
 私の悪い癖だが、「真田幸村」と書かれた小説を見ると、つい購入して読んでしまう。
 この作品も本屋で偶々見つけてつい買ってしまったのである。
 大阪の陣を描いた作品は、「どうなるか」ということは結末が分かっているので興味の対象とならず、「どう描くか」というところが問題である。
 私にとって、司馬遼太郎の城塞と、津本陽が描く大阪の陣を越える作品は現れておらず、この作品もそうであった。
 歴史好きで真田好きであれば読んでもよいかもしれないが、そうでなければ読む必要はないだろう。

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2015年4月 2日 (木)

庭の盆栽の桜

 写真が横になってしまっているが、庭の盆栽の桜が咲き出した。

 京都市内もかなり咲き出しているが、琵琶湖のある隣の県は京都よりも少し気温が低いので、7分咲きというところか。
 もう一つ、違う種類の桜の盆栽があるが、これはもう少し遅咲きなので、そちらが咲いたらもう少し盆栽の桜を楽しめそうである。
 ピンクの花びらがかわいらしい。
 花見だと中々近くでは見られないので、盆栽の桜もいいもんである。
 鉢が少し小さくなってきたので、花が落ちたら大きい鉢に植え替えて、ゆくゆくはそこそこ大きくなってくれるとさらに嬉しいのだが。
Mini_150331_08340001

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2015年4月 1日 (水)

年度初日

 4月になり、新年度が始まった。
 4月1日は、さすがに裁判も入らず、弁護士会の委員会の第1回が開催される。
 委員長を決めたり、委員会内の役職を決めたりするのである。
 予定では、本年度も法律相談センター運営委員会の委員長を務めることになる。
 1年間、大過なく過ごしていきたい。

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