読書日記4月3日
「真紅の人」角川書店。蒲原二郎。
真田幸村とともに戦った猿飛佐助を新解釈して書かれた長編。
私の悪い癖だが、「真田幸村」と書かれた小説を見ると、つい購入して読んでしまう。
この作品も本屋で偶々見つけてつい買ってしまったのである。
大阪の陣を描いた作品は、「どうなるか」ということは結末が分かっているので興味の対象とならず、「どう描くか」というところが問題である。
私にとって、司馬遼太郎の城塞と、津本陽が描く大阪の陣を越える作品は現れておらず、この作品もそうであった。
歴史好きで真田好きであれば読んでもよいかもしれないが、そうでなければ読む必要はないだろう。
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