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2015年11月30日 (月)

読書日記11月30日

「司馬遼太郎短編全集4巻」文藝春秋。
 司馬遼太郎の短編全集の4巻。単行本未掲載のものもあったが、初期の作品であり、こなれていないものもあったと思う。

「島津義弘の賭け」山本博文。中公文庫。
 史料に基づいて書かれる島津家の実情。
 なぜ島津義弘は関ヶ原の戦いでわずかな兵しか率いていなかったのか。
 秀吉の朝鮮侵略の際に朝鮮から恐れられた島津の兵だが、なぜそれほど島津の兵は強かったのか。
 史料に基づいて、なぜかが全て解き明かされた気がする。
 歴史好きであれば必読の書である。

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2015年11月27日 (金)

昔の出張

 今の出張は、事務所を出てしまったとしても携帯にメールで事務局から報告を入れてもらえるし、ファックスや準備書面もPDFにしてパソコンに送ってもらえさえすれば、出先でネットにつながる環境があり、ノートPCなどがあれば出先で書面を見ることもできる。
 メールに対して返信をすることもできるし、その場から事務局に指示を出すこともできる。

 私が弁護士になった頃は、携帯電話も普及しておらず、携帯のメールもなく、出張に出た場合には時々事務所に電話して聞いたり指示をすることしかできなかった。
 テレフォンカードが必需品であり、出張中は公衆電話を探して事務所に電話したものである。
 裁判所から電話したい時に、地方の裁判所だと一つしか電話がなく、前で借金の督促に猶予して欲しいと懇願しているオジサンの電話が終わるまで待たないといけないという場面もあった。

 そのうち携帯を持つようになったが、初期の携帯は電池も保たず、電波も悪いため通話にも苦労した。

 20年近くで、ここまで出張中に仕事ができるというのは便利であるが、どこまでも仕事に追いかけられる気がしないでもない。
 どちらがいいのであろうかと思う今日この頃である。

 

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2015年11月26日 (木)

弾劾証拠

 裁判で証人尋問をしていると、後に提出する予定の証拠を示すということで、弾劾証拠を出しまくる代理人がたまにいる。
 証人の証言の信用性を減殺するためにあらかじめ提出する予定でここぞとばかり準備して、これが1番大事な証拠だというような顔で示されることが多いように思われる。

 しかし、私は20年間の弁護士人生で、弾劾証拠をここぞとばかり出した弁護士の尋問が成功していると思ったケースは一件もない。
 こうした弁護士が「これが決め手だ」と思っている証拠は、相手の代理人である私から見ると、「この証拠のどこがそんなに大事なの?」と思わせるようなものである。
 証拠というのも見方によって様々な評価ができることがあり、そうした代理人に共通しているのは、証拠に対する思い込みがあり、その証拠さえ出せば勝てると思っているように見えるところである。

 私の経験からすると、これさえ出せば勝利できるというような証拠はあまりなく(貸金訴訟で支払った領収書などがあればそれは勝利できるであろうが、そんな証拠があれば普通は最初から出すはずである)、勝てると思い込んだ時点でそうした弁護士は事件を複合的、横断的に検討するという思考が停止してしまっているのではないかと思われる。

 それほど重要な証拠であれば堂々と最初から出せばよいのであるし、証拠の信用性や証明力が強ければ、それに対して相手がいろいろと言っても弁解にしか聞こえないであろう。

 ある場面の録音反訳を出してきて、このときのやりとりはこうだったでしょという弁護士もたまにいるが、その会話を録音している時点で相手方の方は一定の方向に誘導しようとしているだろうから会話にバイアスがかかっているだろうし、会話というのはその一部分だけ切り取っても意味をなさないことがあるから、それほど嬉々として提出するほどの証拠なのかと思わせられることが多いように思われる。

 また、なんとなく弾劾証拠を多用する代理人は、訴訟を騙し合いの場のように思っているように思われてならず、裁判所としてもあまりいいイメージは持たないのではないかと勝手に思っている。

 以上。

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2015年11月25日 (水)

依頼者の説得

 弁護士の仕事の一つに、依頼者の説得というものがある。
 依頼者が法律のことを理解せず、依頼者の主張どおり、あるいはやりたいように事件を続けていると、依頼者にとって不利益となる場合に、リスクや法律の仕組みや裁判が証拠に基づいて行われることなどを説明して依頼者にとってよりよい解決をするために(通常の)弁護士であれば説得をすることになる。

 
 あまに強硬に説得すると、「どちらの味方やねん」ということで依頼者から不信感を持たれるので、兼ね合いが難しいところである。

 ある意味、費用さえ支払ってもらえるのであれば、依頼者のいうとおりにして紛争が紛糾した方が弁護士は儲かることになるし、依頼者を説得している形跡もないという弁護士がいるにはいる。

 しかし、通常は職業倫理に基づいて、依頼者にとってよりよい解決を目指して、依頼者に説明をし、説得をすることになる。
 時にはあまりにもむちゃくちゃ言われると、弁護士の方も信頼関係が保てないということで辞任したりすることもある。
 事件によっては依頼者に粘り強く説明をし、できうる限り納得をしてもらい、いい解決をしたと思ってもらえるまで打ち合わせを繰り返すことになる。
 依頼者にとって最も利益となるように、通常の弁護士であれば考えているものである。
 

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2015年11月24日 (火)

読書日記11月24日

「司馬遼太郎短編全集 8巻」文藝春秋。司馬遼太郎。
 寝る前に少しずつ読んでいる司馬の短編全集の8巻。幕末の短編が多かった。沖田総司の恋という短編と英雄児という短編がよかった。

「杳子・妻隠」新潮文庫。吉井由吉
 ピース又吉が選んだ文庫20冊のうちの1冊。
 不安定な男女の機微を描いた作品で、こうした世界観の作品は読んだことがなかったので新鮮であった。

「薄っぺらいのに自信満々な人」日経プレミアシリーズ。榎木博明。
 中身がなく薄っぺらいのになぜ自信満々なのか。その心理はどのようなものか。
 心理学者の筆者がわかりやすく解説する。
 自信がある人ほど自己評価が低かったりするということも書かれていて、大変参考になった。
 これは必読の書。
「回転木馬のデッド・ヒート」講談社文庫。村上春樹。
 村上春樹の初期の頃の作品で、聞いた話を小説にまとめたということである。
 日常の断片が切り取られているので、まとまりはないが、読みやすく、村上春樹の世界に入りこむことができる。
「潜伏者」文春文庫。折原一。
 北関東連続殺人事件をモチーフとした小説だが、途中で謎が解けた部分もあり、推理小説としては読者にすべての情報を与えていないのに結末に進むというところがあり、その点が問題であるが、推理小説と考えなければよいのかもしれない。

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2015年11月20日 (金)

事件を進めていく中での不安

 事件を進めていく中で、「こうである」と自信満々で最初に考えた筋から離れようとせず、自分の主張に固執する弁護士がいる。
 ただ、えてしてこういう弁護士は、こうであるという筋が、事実のレベルで主張していてもよくその話が分からなかったり、法的な整理を裁判所から求められるとふにゃふにゃしていることが多いことも事実である。

 事件を進めて行く中で、進行具合に応じて、「ああでもない」「こうでもない」「こういう立証が追加で考えられるのではないか」など考える弁護士の方が本来的には優秀であると思うのであるがどうであろう。
 事件は生き物であるから、相手の主張によって対応を検討しなければいけないこともあるし、依頼者が知らなかったか、知っていたが重要ではないと思い黙っていたが、実は重要な事情が隠れていることもある。もちろん事情聴取で聞き取りはするのだが、神ならぬ身であるし、依頼者が情報を持っているため、漏れていることもある。

 こういう弁護士は昔から居たし、今もいるのだが、それが虚勢で言っているのか、無理なことは分かっているが和解のために言っているのか、依頼者との関係でやむを得ず主張しいるのか、本気でそんな筋を信じているのかはこちらからは見えないので、淡々と事件を進めていくしかないところである。

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2015年11月19日 (木)

裁判官のレベルの低下

 ベテラン弁護士と話をしていた時に、最近の若い裁判官の中には相当にレベルが低い人がいて、法律家として嘆かわしいことであるという発言があった。
 社会常識もなければ発言も場当たり的で、事件の終局解決に向けての努力も感じられず、和解の進め方も下手だし、記録も読んでいないというのである。
 単に一つの事件を処理すればよいという考えが見受けられるし、判決を書きたくないから「和解」を進めてくるが、記録を読んでいないのでその事件の筋も見通せていないというのである。
 また、事案の整理についてもその事件の道筋を考えて整理しているとはとうてい思えず、気づいた点を場当たり的に述べているだけなので、毎回いうことがころころと変わり、相手の弁護士が有利に言われた点だけを覚えていて和解の時にそれを振りかざされると、和解が頓挫してしまうこともあるということであった。

 若い裁判官がのきなみこうだとはいえず、若い方にも非常に優秀で、感心させられる方がいることも事実であるが、確かにそのような傾向があることについては私もその場で同意したのである。

 生涯に一度きりしかないかもしれない紛争で、当事者からすればそういう裁判官に当たったのは運が悪かったでは済まないのであるが、こうした裁判官も経験を積めば向上するのであろうか、はたまた、再任の時に再任されず、害悪をまき散らすことがなくなるのかは分からないところである。

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2015年11月18日 (水)

11月後半を乗り切りたい

 今週金曜日は宮津で午後一杯尋問があり、同じ事件で来週の水曜日も宮津で尋問である。さらに来週の金曜日は京都地裁で10時から17時まで尋問である。
 来週は1日短いので、火曜日と木曜日の予定が詰まっている。
 来週の土曜日は仙台で日弁連の行事に終日参加しなければならないが、朝から行くとかなり早起きしないといけないので、金曜日の夜は東京に宿泊し、土曜日の朝に仙台に行く予定である。
 そして土曜日はその日の深夜に京都に戻る予定であり、翌日曜日はサッカーの練習である。
 その翌日の30日は東京で朝9時から19時30分まで会議である。
 ここを乗り切れば、後は多少予定がましになるので、そこから年内に書く予定の書面に取りかかれることになる。
 連休も善し悪しである。

 

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2015年11月17日 (火)

疲れ目

 11月は多忙のためか、左目の調子が先週から悪く、見えづらい。
 パソコンを見ていて疲れが溜まると見えづらくなるので、眼精疲労であろうか。
 現代の弁護士にとって、目に疲れをどう取るかというのは一つの課題である。

 眼鏡はかけておらず、免許でも眼鏡は不要であったのであるが、視力が落ちた気がする。
 ひょっとしたら、あるいは老眼であろうか。

 一度目医者に行った方がいいかもしれないが、今週は行くヒマがないので、困ったものである。
 何か目にいい健康法はないであろうか。。。

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2015年11月16日 (月)

読書日記11月16日

「司馬遼太郎短編全集 9」文藝春秋。司馬遼太郎。
 単行本未発表の1編を含む短編全集の9巻目。
 幕末の短編が多くなっている。「斬ってはみたが」という冒頭の作品がよかった。

「Zの悲劇」角川文庫。エラリー・クイーン。
 Xの悲劇とYの悲劇は自宅にあるのだが、これは中学生の頃図書館で借りて読んだはずだが、すっかり筋を忘れているので購入して読んだ。
 私は最近のミステリはほぼ読まず、古きよき時代のミステリが好きなので、久しぶりに古きよき時代を堪能した。

「なぜ一流の人はみな「眠り」にこだわるのか?」すばる舎。岩田アリチカ。
 どうすればいい眠りが得られるのかについて、整理した本。
 昔は短時間睡眠のコツという本が流行っていたが、最近はしっかり寝ましょうという本が流行っている。
 ショートスリーパーというのは体質であり、短い睡眠では働けない人(私も含めて)は、やはりしっかり寝ることが大事である。

「攻撃的サッカー 0トップ型4-3-3の時代」PHP新書。杉山茂樹。
 時代は攻撃的サッカーの時代であり、攻撃的サッカーとは何か、攻撃的サッカーにおけるサイドバックの重要性、サイドプレーヤーが中に中に入ることの問題点など、ものすごく勉強になったが、オジサンサッカーで実践できるかはまた別の話である。

「江戸お留守居役の日記」講談社学術文庫。山本博文。
 これは最近読んだ本の中では一番よかった。
 留守居役というのは、吉原でどんちゃん騒ぎをするだけというのは江戸もかなり後記の話で、江戸初期の留守居役が藩の利益を守るために身を粉にして働いている様子が史料に基づいてありありとわかる。
 毛利家の江戸留守居役であった主人公が残した詳細な日記から、江戸初期にいかに苦心して藩を維持しようとしたかなどが良質の史料とともにわかる。
 こういう本に出会えるから、読書はやめられない。

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2015年11月13日 (金)

現場に行くということ

 勤務弁護士時代、元ボスからは、事件の現場にできるだけ行かないといけないということを言われており、実際に忙しい合間を縫って、元ボスも現場に行かれていた。

 交通事故の事件で過失相殺(被害者側にも過失がある)が問題となりうるような事件では、できるだけ現場を見に行くようにしている。
 交通事故などであれば、実況見分調書に写真がついているので、それを見れば足りるという意見もあるのだが、現場に行くと、写真では分からなかったことに気づかされることがあるのである。
 実際、事故現場にちょうどその事故が起こった時間帯に行ったことで、現場の暗さや、見通しの悪さがわかり、暗い状況を写真に撮ることで、裁判所の理解を得られた事件があった。
 また、お亡くなりになられたような事件の場合は(全ての事件ではないが)、仏前にお参りさせていただいたり、現場に花を添えさせていただいたりなどもしている。
 生前の写真を1枚いただくこともある。
 お亡くなりになられた方のイメージを持ちたいし、事故現場を見て分かることもあると思うからである。
 本日も午前は福井県の事故現場に行く予定である。
 そのことで何かイメージをつかめればと思っている。

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2015年11月12日 (木)

健康本

 健康のためにこうすべきだという本を今までいくつか読んできたが、現代社会では中々に難しいことが書かれている。
 およそ実践しようとすると、非常にお金がかかるし、食材の確保にも困難を極めるし、ものすごい制限がかけられると、いったい何を食べるねんという話もなるし、それを継続しようとすれば意思の強さが必要になるのである。

 運動の重要性は通常は理解しているだろうし、私も理解していると思っているが、健康本に書かれたような運動が毎日できる人であればそもそも健康本を買わないのではないだろうかと思い始めている。

 とりあえず、できることから始めるとすれば、コンビニの弁当はできるだけ食べないとか、防腐剤が入ったパンは食べないとかであろうか。
 運動についても、できるだけ歩くというのがもっとも手っ取り早いとは思うのだが、1日1万歩というのが目標のようであり、スマホにそういうアプリを入れても、5000~8000歩くらいにしか計測が上がらず、1万歩歩こうというのも中々に難しいようである。
 食事とは異なり、運動は習慣がつけばするのであろうが、軽めのジョギングを始めたら雨が続いて走れず、いきなり出鼻をくじかれている。
 雨の日は自宅で軽めの筋トレをしたところ、もともと太い太ももがさらに太くなり、スーツのズボンがパツパツになってしまった今日この頃である。

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2015年11月11日 (水)

尋問の季節

 秋は尋問が集中しやすかったりする印象がある。
 夏の間に整理して、さあ尋問が始まるという感じである。

 私は本日が終日集中証拠調べ、明日も午後から2名尋問、来週金曜日も宮津で集中証拠調べ、再来週の水曜日も宮津で集中証拠調べ、再来週の金曜日も終日尋問となっており、11月は尋問が詰まっている。

 尋問の準備をしながら、通常業務もするとなると、勢い、休日も仕事をせざるを得ない。
 まあ、サラリーマンではないから仕方がないかと思うが、サラリーマンは取れるか取れないか分からないが有休があるはずである。
 私は弁護士になって20年、仕事をさぼってゴルフをしたこともないし、あるとすれば年に一度のサッカー大会の時に金曜日は半休にするくらいである。
 今聞くと、勤務弁護士時代も有休はあったそうであるが、制度としてあることも知らず、1日も取ったこともなかった。
 仕事があるのはありがたいことではあるので、文句はいわず準備することにしよう。

 

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2015年11月10日 (火)

広島弁護士会視察

 京都弁護士会は過去、他会との交流をほとんどしてこなかったが、激動の時代の中、こうではいけないと考えて、私が法律相談センターの委員長に就任してから、札幌、新潟、福岡と視察に行っている。
 弁護士は自由業であるが、自らの事務所の経営のことだけ考えていればよいという訳ではなく、公益活動もしなければならないのである。していない人も多いが。

 今年は、広島弁護士会に視察に行った。
 広島は平成26年に山からの水で災害に遭っており、その際の活動を参考にしたいと考えたのである。
 また、広島カープとコラボしており、その広報活動の取組も参考にしたいと考えた。

 
 写真は被災地の現場の現状である。水害から1年以上が経過しているが、山肌は削れ、復旧工事が行われており、未だにその時に落ちてきた巨大な石が敷地内に残ったままだったりする。
 報道だけでは分からなかったが、現地に行くと広い地域でいくつかの山崩れが起こったということで、支援が相当に困難を極めたであろうことがわかる。
 水の流れから外れていた家は無傷であり、本当に運だけで家と命が助かる人は助かり、そうでなかった人は命を落としたということがわかる現場であった。
 現場に行くことの重要性を知った1日であった。
 このあと、法律相談センターを視察させていただき、その後、落成して間もない素晴らしい会館で4時間にわたり会議をさせていただいて、さらに夜は日本酒の美味しい居酒屋で盛り上がった後は広島弁護士会のホームというべきスナックで楽しい時間を過ごさせていただいた。
 
 広島の先生方、ありがとうございました。

 なお、来年度は、30分税込み2000円に相談料を下げた千葉に行く予定である。

 
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2015年11月 9日 (月)

読書日記11月9日

「シリコンバレー式 自分を変える最強の食事」ダイヤモンド社。デイヴ・アスプリー。
 何を食べれば身体によいかという本であるが、ある程度読んだところで私にはできないことが判明。
 私が飲めない(飲むのは好きだが、飲むと胃腸の調子が悪くなり、1週間くらい体調不良になってしまう)コーヒーを絶対に飲まないといけないことが大前提だからである。
 正しいのかどうか実験もできず、途中で読むのをやめた。
 コーヒーを飲まなくてもいい健康法を探すことにする。

「いざ、真田の聖地へ」主婦と生活社。小日向えり。
 歴ドルという筆者(残念ながら私は全く知りませんでしたが)、真田家にまつわる歴史スポットを訪問して、また、その歴史を書くという一冊。
 そのうちに真田の歴史スポットを巡りたいという野望を持っているので、そのときのガイドブックがわりと思い購入。
 非常にコアなファンでなければ訪問しないような山城まで訪問されており、好感が持てる一冊であった。

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2015年11月 6日 (金)

足の間で眠そうな小次郎(二代目)

 喜ぶとソファーの上にかけあがってくる二代目である。初代はソファーには決して乗らなかった(それだけ賢かった)が、こやつはすぐに乗ってくる。

 足の間で挟んでやると、暖かいのか眠くなってきたようで、少しポンワリしている小次郎(二代目)である。
 少し耳の飾り毛が伸びてきたのである。
 今日で一週間も終わりである。
 みなさん、よい週末を。
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2015年11月 5日 (木)

真田丸

 先日読んだ真田信繁という本で真田丸の形状や位置について整理がされていた。
 私が卒業した高校は大阪府立高津高等学校というのだが、その裏に真田山公園というのがあった。
 真田丸の近くに高校があったことになり、高校の敷地でも激戦が繰り広げられたことであろう。
 高校の時は歴史の本などはあまり読んでおらず、横溝正史とか、海外のミステリーばかり読んでいたので、当時はそんなことは思いもせず、何も考えずに過ごしていた。

 当時今のように真田ファンになっていたら、あのあたりを散策して、思いを馳せることができたであろうと思うと非常に残念である。

 私の自宅は当時大阪城の東側にあり、自転車で行くことのできる距離であったが、大阪城の堀でも釣りをするだけで、歴史に思いを馳せることはなかった。

 今になってみると、再度大阪城(もちろん秀吉が築いた城は焼失しており、今の城も再建築されたものであるが)あたりや、真田丸があったであろうところ、すなわち出身高校の近くを散策したいと思うが、中々時間が取れない。

京都を歩いていると、あちこちに史跡があり、明治維新前夜に幕末の志士たちが歩いていたであろうところを歩いているのだと思って歴史の流れに思いを馳せるが、出身地の史跡を全く歩いていなかった(歩いていたが、全くわかっていなかった)のがもったいなかったと思う今日この頃である。

 
 仕事があるのはありがたいことであるが、一度時間を取って、大阪城や真田山を歩いてみたいと思う今日この頃である。

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2015年11月 4日 (水)

騒ぐ子ども

 新幹線に乗っていると、騒ぐ子どもがいた。
 これは珍しいことではないし、子どもに騒ぐなという方が無理であろう。

 しかし、母親は寝ており子どもに注意もせず、祖母と見られる人が小さい声で注意をしている。
 奇声をあげたり、前の足を置くところをガチャガチャさせたりうるさいことこの上ない。

 こういう場合、親は寝ているのではなく、デッキに連れていくとかして、子どもの気を紛らわせて、周囲のお客さんに迷惑がかからないようにすべきではなかろうか。

 親御さんも疲れているかもしれないが、周囲のお客さんも寝たいかもしれないし、前の席に座っていた方はガチャガチャやられて迷惑この上なかったであろう。

 自動車で遠くまで行く家族がいるのは、費用的なものもそうであるが、自動車なら周囲に迷惑がかからないかもしれないなと思ったものである。

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2015年11月 2日 (月)

読書日記11月2日

「ねじまき鳥クロニクル1~3巻」新潮文庫。村上春樹。
 現代文学を語る時に避けられないと思い村上春樹を読んでいる。
 世相を反映して、暗いイメージが全体を貫いている。
 ただ、夏目漱石の作品と比較した時(比較するのもおかしいが)、漱石は超常的な現象は用いず人間と物語を書いているのに対して、村上春樹は超常的な話が出てくるので、純文学とはいえず、村上春樹のオリジナルな分野だということができるかと思ったりしている。まさにそこが村上春樹の作品の魅力なのだろうが、この作品はあまり好きになれなかった。

「真田信繁」角川選書。平山優。
 真田幸村と後世呼ばれた真田信繁の実像について、できる限りの史料に基づいて正確に再現しようとされた一冊であり、真田好き、歴史好きなら絶対に読まないといけない好著である。
 家康が豊臣家を滅ぼそうとしていなかったというくだりは私は同意できないが(大阪の陣の後に徳川家は豊臣秀吉の墓標を破壊していることからして、豊臣家を滅ぼそうとはしていないというのは、あくまで世間体を保つためであったろうと思われるのである)、大阪の陣については史料からこのような整理をされたものは初めて読んだので、非常に今幸せな気分である。

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