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2015年12月28日 (月)

今年もありがとうございました。

 当事務所の年内の業務は本日で終了いたします。
 今年も様々な方にお世話になりました。
 別れが多かった今年は、自分が1人ではなく、様々な人の様々な力添えで生きさせていただいているということを再認識させられる年でありました。
 来年も、事務所の弁護士と、事務局一同、依頼者の正当な利益を守るべく、今年以上に努力していきたいと思っております。
 皆様、よいお年をお迎え下さい。

 
 なお、新年は、1月5日から執務を開始する予定にしております。
 メールは見ておりますので、至急の要件は事務所のメールに送信ください。
 年末年始ですので、対応できない場合もありうることはご容赦下さい。

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2015年12月25日 (金)

今年一年を振り返って

 今年は仕事上はともかく、個人的には様々なことが多すぎた。
 4月には酒飲み友達の中村利雄弁護士が亡くなり(これは多くの人々に悲しみを未だに与え続けているだろう)、5月には13年間私に笑顔と癒やしをもたらしてくれた初代小次郎が亡くなった。
 その後、家族が倒れたこともあったし、犯罪被害者支援センターの元事務局長を務められていた宮井さんが亡くなられた。センター立ち上げの時から一緒にやってきた戦友のような女性であった(私は今もあまりセンターにとっては役に立っていないであろう理事を続けている)。
 元勤務していた事務所で経理を当時担当されていた生駒さんという男性も亡くなられた。
 同じJRの駅から通勤していたので、来られる時には同じ電車に乗って一緒に通勤し、まだ若かった私に色々なことを教えてもらった。
 主治医の呼吸器科の先生も急死された。7月には少し入院するからと言われていたが、医院は再開されず、いつ再開されるかと思っていた矢先、9月に亡くなられた。
 私が喘息で困っていた時に、色々な病院で色々な病名を告げられて検査ばかりされて原因不明と言われて困った時に知人の弁護士の紹介で行かせてもらい、「喘息以外の何物でもないよ」と断定されて、他の可能性を他の医師に言われていると告げたところ、一笑に付されて、それによって私は命びろいしたと思っている。
 あの先生に出会わなければ、私はいい加減な医師にいい加減なことをいわれて、死んでいたと思っている。
 別に厄年でもないし、自分自身には健康上も仕事上もさしたる問題もなく順調だったのであるが、自分に取って大事な人や犬が死んだ今年は本当に何という年だったろうと思っている。

 もちろん2代目小次郎が家に来てくれたりなど、いい事もあったが、悪いことの方が多すぎた。
 今年も残りわずかであるが、もう、何事もなく終わって欲しいと思っている。
 来年が、私にとっても、このブログを読まれている方々にとっても、素晴らしい年になって欲しいと切に思っている年の瀬である。

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2015年12月24日 (木)

読書日記年間ベスト10最後

 10位。
 「騙されてたまるか」新潮新書。清水潔。
 足利事件で、菅谷さん以外に真犯人がいることを突き止めた筆者がこれまでに関わってきた事件などについてまとめた新書(それ以外にも桶川ストーカー事件の真実も暴いたすごい人)。
 法律の壁を突き破るための活動をされたり、弁護士などではとうてい到達できないであろう結果を得てきているが、その調査報道にかける執念はすさまじい。
 犯人を追って海外に行ったり、そのことを報道して犯人処罰に結びつけたり、足利事件の真犯人が他にいることを実証されたりと、こんな相手が弁護士にいたらたいていの弁護士は太刀打ちできないであろう。
 ということで、10位に勝手にランクイン。

 11位として、カミュのペスト、12位として早川書房の黒い迷宮(ルーシー・ブラックマン事件の真実)、13位として、村上春樹の職業としての小説家をあげておきたい。

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2015年12月22日 (火)

読書日記年間ベスト10その9

 9位。
 「峠」(上)(中)(下)。新潮社文庫。司馬遼太郎。
 司馬が主人公を描いた作品として、「英雄児」という短編があるが、その短編と比較して読んでも面白い。
 河合継之介という長岡藩家老に後に就任する快男児の生涯を描いた作品であるが、もちろん小説であるから史料に基づかない記載や司馬の解釈が入っていることは間違いないとは思う。
 また、河合の死後の扱いについても、短編では書かれているが、こちらの長編では書かれておらず、「英雄」として死んでいる。
 男子として司馬が考えていた生き様・死に様が書かれているように思われる。
 ただ、河合の生き方によって、長岡藩の住民はとてつもない被害を受けており、死後、河合を恨む声があったであろうことは当然であろうと思われる。
 生まれるところを間違えると、とてつもない災厄をまき散らすというような趣旨のことを司馬も書いており、単に賞賛して書かれた小説ではないことは間違いなかろう。
 長岡藩の住民にとっては悪魔であったろうし、官軍にとってもそうであったろうが、小説の中では最後までその生き方を貫いていて、男子としての生き方を考えさせられる一遍である。

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2015年12月21日 (月)

読書日記年間ベスト10その8

7位。

「最初の刑事 ウィッチャー刑事とロード・ヒル・ハウス殺人事件」早川書房。ケイト・サマースケール。

 イギリスにおいて最初の刑事であったウィッチャー刑事の活躍と苦悩と再生を描いた作品。
 ロード・ヒル・ハウスで殺人事件が起こる。まだ年端もいかない男の子が喉を切られて胴体から落ちそうな状態で屋外のトイレに捨てられていたのである。
 犯人は誰なのか。イギリス国内中が捜査官と化して様々な意見が取りざたされた。
 ウィッチャー刑事が解決に乗り出すのだがー。

 切り裂きジャックがイギリスを震撼させるよりも20年以上前の事件であり、正直この本を読むまで全く知らなかった事件である。
 犯人は誰なのか、犯行の動機はなにか。
 イギリスの上流階級の一家に起こった惨劇について、謎が明らかにされていく。

 過去に起こった事件だけに、今のような科学的捜査手法もない上、捜査も本を読むと分かるのだが、非常に杜撰である。そのため、この本で明かされている真実が本当の真実かどうかも分からないとも思える。

 ミステリ好きの私であるので、こうした本にも非常に興味をそそられるし、現にイギリス中がこの事件の真相を暴くべく熱狂した。
 しかし、忘れてはいけないのは、この事件は実際にあった事件であり、現実にまだ小さい男の子が殺されたという事実である。ミステリ小説の中では気軽に殺人が起こるが、小さい男の子が、殺人者によって殺された、被害者がいるという視点を忘れてはならないという当たり前のことがこうした事件ではなおざりにされるのである。
 2008年に出版された本であるが、好著であり、今年の7位に勝手にランクインさせていただく。

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2015年12月18日 (金)

読書日記年間ベスト10その7

 7位。
 「江戸城大奥列伝」講談社文庫。海音寺潮五郎。
 江戸幕府において、大奥がどういう力を持ち、また、その結果どのような事件に移行したか、その結果がどうなったかを海音寺潮五郎がその史観に基づいて描いていく。
 大奥において将軍の寵愛を得て権勢の地位に立つために、陰でどれほどの陰謀が巡らされたかがよく分かる。
 海音寺潮五郎を読まずして、歴史好きを語るなかれと私は勝手に思っている。

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2015年12月17日 (木)

読書日記年間ベスト10その6

 6位。

 「三四郎」夏目漱石。池澤夏樹個人編集日本文学全集第13巻。

 かなり前(大学生だったと思う)に読んだので筋を忘れていた三四郎であるが、45歳になり読み返してみると新しい読後感がある。
 悩みのない人間からすると、漱石の小説に出てくる人たちは何でこんなに悩んでいるのだろうと思うが、漱石がいたからこそ今の日本語の文章を書くことができるというその功績(司馬遼太郎による)と、やはりプロットというか、小説の主題と文章の読みやすさは群を抜いているし、不可思議な現象を書かずに日常の場面を切り取り、ここまでの小説を書くことができたという点で、やはり文豪であったという思いを痛切に感じた次第である。
 若い人には、漱石を読むようにとお題目のように言っているのだが、中々みな読んでいないようである。
 漱石の小説の作品は数も知れているので、是非、年末年始に1人でも多くの人に漱石を手にとって読んで欲しいと思うのである。
 私のお勧めは、「こころ」「行人」「彼岸過迄」「虞美人草」「三四郎」「それから」「門」「明暗(未完)」である。

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2015年12月16日 (水)

読書日記12月16日

「日本史の一級史料」光文社新書。山本博文。
 同じ著者ばかりだが、それほどこの人の作品はいいのである。
 史料の探し方なども書かれていて、史料から再現される歴史がどれだけ奥があるものかを気づかされる一冊である。

「雨天炎天」新潮文庫。村上春樹。
 村上春樹の旅行記で、確か村上春樹が書いているのによると、雑誌社からお金を出してもらって紀行文を掲載したことがあるとされていたので(そういうのは嫌いだそうである)、これがそうなのかと思う。
 けっこう危ない目に遭っており、もしトルコの辺境で撃たれでもしていたら、今の村上春樹の作家としての地位はなかったであろう。
「自衛の戦争だった昭和の大戦」WAC文庫。渡辺昭一。
 筆者の歴史観で書かれる昭和の大戦だが、表題とは異なり、日本ばかりを擁護している訳でもない。
 太平洋戦争がなぜ起こったのかという遠因・原因について書かれており、これを読んで今までの疑問が氷解した気がした。
 軍部の馬鹿さ加減も書かれていて、史料にも基づいており、好著である。
「ギルドの系譜」(上)(下)竹書房文庫。ジェームズ・ロリンズ。
 シグマフォースシリーズという科学とエンターテイメントが融合した小説であり、特急列車に乗っているように話が展開するが、科学的根拠に基づいており、非常に面白い。
 今回の話は人間は不死になれるかという科学的な話に基づいている。
  娯楽だけではなく、科学の勉強にもなる。
「司馬遼太郎短編全集(4)」文藝春秋。
 司馬遼太郎の短編全集もこれで最終巻である(適当に後ろとか前のものを読んでいたので)。
  最後に掲載されている「おお、大砲」という一遍が、徳川の終わり頃にどれだけ徳川時代が停滞していたかを知る意味で面白かった。
  

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2015年12月15日 (火)

読書日記年間ベスト10その5

 5位。
 「華氏451度」ハヤカワSF文庫。レイ・ブラッドペリ。
 本を所有していると燃やされてしまう未来。政府から流されるテレビを見続けて堕落している市民。
  その中で、政府が普通と違う感覚と見なされると処刑されてしまう世界。
  本を燃やすのを生きがいにしていたはずの主人公は、そうした世界に疑問を持ち始め、ついには反旗を翻すのだが、政府からテレビショー仕立てで追われる身となってしまう。
  政府にとって都合の悪い本というものを無くそうという未来に託して、現在を批判して書かれていると思う。
  言論に介入してくるようになった日本という国の未来を暗澹とさせる一冊であり、今の世に読まれるべき一冊と思ったので、5位にランクイン。

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2015年12月14日 (月)

お金を支払わない人

 宴会などの会費をまとめて支払った時に、後で請求することがたまにあるが、中々支払わない人がたまにいる。
 本人としては悪気はないのであろうし、支払えない額でもないと思うのだが、こういう人は信用を無くすのである。
 逆に誰かが立て替えてくれた宴会の費用を出すこともあるが、私は支払があれば忘れてはいけないのでほぼその日のうちに支払うようにしている。
 ある程度年季の入っている弁護士だと、「出しとくわ」といって出してくれたりすることもあるが、割合年季が入っていてもそういうことを一切しない人もいる。
 亡くなった中村利雄先生などは、いったい後輩にどれほど支払ったか分からないであろう(おごってもらってばかりでは申し訳ないので、私が時々出すと、「中におごってもらっちゃった」と嬉しそうであった。そういうところも中村利雄先生は可愛らしかったのであるが、多少の酒代をおごってもらったことが嬉しいのではないことは私にも分かっていた)。
 お互い弁護士なのだから、対等といえばそうであるが、やはり若いモンに多少酒代をおごるというような人が人気のある弁護士であるように思われる。
 話がずれたが、未払のまま放置するような人は信用をなくすので、支払は早くしたほうがいいのである。

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2015年12月11日 (金)

読書日記年間ベスト10その4

 四位。
 「江戸お留守居役の日記」講談社学術文庫。山本博文。
 同じ筆者のものばかりで恐縮だが、それほどにこの作品もいい。
 発言一つから史料に基づくものであり、毛利家の支藩との確執や、幕府に伺いをたてる時の方法、旗本が果たしていた役割、老中の役割などが分かる。
 後世では江戸お留守居役というのは吉原で芸妓をあげて酒を飲んでどんちゃん遊びをするだけの役柄となったようだが、江戸初期では、藩の運命を担うほどの重要な役割を果たしていたことが史料から分かるのである。
 歴史好きであれば、こういう本を読まないといけないと痛感させられる好著であった。

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2015年12月10日 (木)

人のお腹の上で寝る小次郎(2代目)

 こやつも野性味のかけらもないが、私がソファーで寝転んでいると、ソファーの上に飛び乗ってきて、私のお腹の上で寝だした小次郎(2代目)である。

 私のお腹の脂肪がクッションになっているものと思われる。
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2015年12月 9日 (水)

読書日記年間ベスト10その3

「島津義弘の賭け」中公文庫。山本博文。
 史料から島津義弘の苦悩を描いた作品で、話している内容すら史料から引用されている。
 島津が朝鮮侵略の際に朝鮮軍から恐れられたが、なぜ島津はそれほど強かったのか。
 島津家の内部はどうであったのか。家臣団の統率はどうであったのか。
 また、検地は秀吉のためだけになされたものなのか。
 これらが詳しく書かれており、戦国時代の実像を知ることができる。
 表題も内容を読んでいけば分かっていく。
 関ヶ原の一か八かの撤退戦のことを指しているのではないのである。

 また、関ヶ原でなぜ島津義弘は極めて少数の兵しか率いていなかったのかということもこの本を読んで謎が解けた。
 そして、なぜ島津が撤退戦であれほどの強さを示したかも理解できるのである。
 島津好き、戦国好きでこの本を読まない手はないのである。

 非常に人気のある武将である島津豊久の死には泣ける。ヤングキングアワーズで連載されているドリフターズという漫画の主人公にもなっている、この本の言葉を使わせてもらうと、類い希な武将である。

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2015年12月 8日 (火)

読書日記年間ベスト10その2

2位。

「真田信繁 幸村と呼ばれた男の真実」角川選書。平山優。
 筆者は史料から真田幸村と呼ばれた武将の真実をできるだけ描き出そうとしている。
 幸村という名前は史料には現れず、後世に講談などから人口に膾炙したとし、大阪の陣で何故あれほど大阪の牢人部隊が活躍出来たのかも史料から描き出す。
 大阪の陣に参戦した寄せ手側の多くは合戦の経験がなく、何もないのにおびえて勝手に崩れ立つという「裏崩れ」なる状態となり、そこに歴戦の大阪方につけ込まれたとする。
 史料を見ていると、合戦の仕方も知らない武者が多いため、甚大な被害を受けたことがわかる。
 真田信繁が率いた部隊は牢人の寄せ集めだけではなく、信州から信繁を慕って大阪城に入ったものも多数いたことが書かれ、そのことも真田隊の強さの原因であったようである。
 小説で書かれる大阪の陣と比べて、裏崩れという徳川方が勝手崩れたところに突撃したというので劇的ではないが、そのような乱れを見逃さず、戦力を一気投入した信繁の戦略眼はやはり賞賛されるべきであるし、真田丸での戦いも見事というほかなく、やはり真田信繁という武将は、島津家が褒めちぎったように、「真田日本一の兵(つわもの)」であったといえるであろう。
 史料に基づいた再現がいかに素晴らしいものかということを確認させてくれる好著である。

 

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2015年12月 7日 (月)

読書日記年間ベスト10その1

 私が今年読んだ本の中でよかった本の中から10冊。

1位「宇喜多秀家 備前物語」文春文庫。津本陽。
 宇喜多秀家という武将を思う時、非常に哀しい気持ちにさせられる。
 秀吉に愛された武将は、武家貴族として華々しい人生を歩んでいたが、その後関ヶ原の戦いで家康を苦しめたものの敗れ、島津家が庇護していたものの、八丈島に流されてそこで人生を終えた。
 この作品でもっとも私が感動するのは、幕末まで八丈島に宇喜多秀家の子孫に援助をし続けた加賀前田家の律儀さであり、前田家がそうするに至った秀家の妻のけなげさであり、そして徳川が支配する本土に戻らなかった宇喜多一族の心根であり、明治維新後、本土に戻った宇喜多一族が立ち行くようにしたのはこれまた加賀前田家であったという200数十年を経ても宇喜多一族を守り続けた加賀前田家の心である。
 宇喜多秀家は八丈島で日々の生活にも事欠き一生を終えたが、心は徳川に負けなかったという、その生き方に心を打たれるのである。

 二位以下はまた明日以降。

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2015年12月 4日 (金)

有効求人倍率1.24倍

 10月の有効求人倍率が1.24倍と平成4年1月以来の高い水準ということである。

 仕事を求めている人に対して、1.24倍であるから、人手不足の状況にあるということができるであろう。バブル期以来の人手不足状況ということである。

 その一方で働けるのに働かない人や、年齢的なことで働く場所が限られる人もいるので、この数字自体をあまり厳密に受け止めるのもどうかと思うが、宿泊業、飲食・サービス業が14%増となっているということである。

 ホテルの宿泊価格がのきなみ上昇していて(私が東京で泊まっているホテルは前は12000円だったのが17000円となっている)、人件費が圧迫しているのではなかろうかと思う。
  企業側がいい人を採用したければ、相応の条件を出さないと働きに来てくれない時代なのではなかろうか。

 京都の弁護士事務所においても事務局は人材が不足しているようであり、事務員誰かいないかというような話をされることがある。
 以前は事務員を募集すると100~150名の応募があったものだが、最近は応募も少ないということである。
 弁護士業界に対するネガティブな報道も多いため、敬遠されているのかもしれない。
 また、世間話をしていると、過去に出ていた賞与が全く出なくなった事務所もあるということである。
 賞与が出ても、金額的には極めて少ないという事務所もあるとも聞く。
 敬遠されない業界になるよう、努力が必要かとも思うが、司法改革の失敗もあり、構造的問題となっているため、中々一朝一夕には改善しないようにも思われる。

 

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2015年12月 3日 (木)

脳みそに膜が張ったような疲れ

 さすがに出張や尋問が続くと、表題のような感じになる。
 頭が働かないのである。

 今週の火曜日は朝はそういう状態であったが、事務所に出て打合などをこなすうちに元の状態に戻っていった。
 頭脳が疲労していると、いい仕事はできないので、やはりしっかり休んで、疲労の回復に努めることが大事である。この週末はサッカーの練習試合がある以外は休めそうなので、何とか体力を回復したいものである。

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2015年12月 2日 (水)

電車の中にて

 電車で4人がけのイスに座っていたところ、向かいの席に若い男性が窓側に座り、自分の荷物を通路側の席の1/3ほどにかかる程度に置いて座っていた。膝の上に置けそうな鞄であった。
 駅について、その空いたところに「すいません」と言って中年の男性が座ろうとしたところ、その若い男性は、「チッ」と舌打ちをして鞄を膝の上に置いて気に入らない顔で中年男性をにらみつけた。
 いやいや、お前(若い男性)があかんやろ。なんで舌打ちしてるねんと思ったのは私だけではあるまい。
 時々朝の電車で4人がけのイスを全て使って寝ている男性がいたりもするが、JRの車掌も見ているが後難が恐ろしいのか声をかけようともしない。
 私とて、何をするか分からないこの手の男性に声をかけてどかそうとも思わないが、なんだかなあと思う電車の中である。

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2015年12月 1日 (火)

とっさの切り返し

 弁護士に取ってとっさの切り返しというのは一つの技能であるが、これはどれだけ経験を積んでも駄目な日とはダメである。
 これは生まれ持ってのセンスとか、弁護士になるまでの人生経験などが積み重なってできることである。
 他の弁護士から、「あの時ああいえばよかった。腹が立つ~」などという話を聞くことがある。

 私の父親にサッカーのグラウンドまで乗せて行ってもらっている時に、少しややこしい道で、曲がってこようとした自動車がこちらの車線に入ってこようとした時にすぐに窓を開けて相手の車に放った父親の一言。
「ここアメリカ違うぞ!」
 こういうウィットに富んだ切り返しを心がけたいものである。

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