犬の睡眠時間
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法律事務所の職員さんと飲んだ時に感じたことを異業種交流会で税理士さんたちと話しをし、そこでまとまったところによると、以下のようなことが経営者の心構えのようである。
もちろん、私ができているかどうかは別であるが。
1、職員を大切にする。
職員さんにできる限りの福利厚生をし、給与・賞与も支払う。経営者が飲み歩いて好きにお金を使ったり、その他好きにお金を使ったりしているにもかかわらず、職員の賞与を切り下げたりして、経営者だけが利益を確保しているような事業所は職員の働くモチベーションが下がり、いつか見捨てられる。残業代を支払っていない法律事務所もあるようだが、論外である。どうせ税金で支払うのであるから、職員に対してできる限りのことはするべきである。
2、気分次第で怒らない。
経営者の気分次第で怒ったり、指示が変わったり、特定の職員ばかり怒ったりなどしない。ミスがあったら叱ることは当然としても、気分次第で怒らない。また、同じことでずっとねちねち怒らない。
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東京だけではないだろうし、巷でも書かれたりしているが、外国人観光客が増えた影響で、ホテルの空室が減っている。
ホテルが満室ということもよくあるようで、私はかなり前から出張の宿泊先は押さえている。
この1年ほどで、東京のいつも定宿にしていたホテルの宿泊代が5000円ほど上がった。これはまだましな方のようで、場合によれば1万円程度だった宿泊費が2万円、3万円と数倍になっているケースもあるようである。
会社などで経費として認められる宿泊費では普通のホテルには泊まれない時代となってしまっていて、差額は自腹を切らないといけない時代となっていると聞くが、そのことを実感する値上がりである。
いつまでこの傾向が続くのかという気がするが、外国人観光客が増えて国内の企業戦士が痛い目にあっているというのは、何か本末転倒な気もする。
これだけ出すなら、一度泊まってみたかったので、帝国ホテルに泊まってみようかと思ってサイトで見てみたところ、さすがに帝国ホテルは格が違い、高かったのである。
セレブはやはり違うということであろう。
町弁の私は、やはり普通のホテルに泊まり、せこせことホテルで仕事をするしかなさそうである。
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弁護士会といくつかの保険会社が協定を締結しているLAC(権利保護保険)であるが、交通事故に関して弁護士会から紹介されたとしても、担当弁護士のレベルは最低限の保証がされているに過ぎず、どこまでできるかはある意味その弁護士がどれだけ交通事故に詳しいかによるとしかいえないのが実情であると思っている。
基本的な研修しかないので、それ以上の勉強は、どこまでその弁護士が交通事故に力を入れているかによる。
あるいは、「いい先生やで」と知人に紹介されたとしても、弁護士の仕事のレベルがどこまでかというのは、一般人には中々分からなかったりするので、その弁護士がいいかどうかは本当のところは分からないものであったりもする。
交通事故に限らず、セカンドオピニオンを求めて相談に来られる方も一定割合いるのだが、その人から聞いた話の限りでは、正直、「その弁護士は依頼しない方がいい」という弁護士も割合いる。
もちろん、非常にきちんとされているが、人間同士のことなので「合わない」ということもあるし、ご本人の要望が過大であることもないではないのだが。
自賠責に被害者請求をするのに、「それは弁護士の仕事ではないから、自分でやって、後は後遺症が出てから私がやります」と説明を受けていたケース。私の事務所であれば、あるいは通常の事務所であれば、弁護士が関与して、医師の診断書作成から関わることも多いと思われる。
健康保険を使う際の第三者行為による傷病届を知らなかった弁護士のケース。
刑事事件の捜査が入っているのに、そのまま破産しようとしているケース。これなどは、刑事事件で一定の解決をしておかないと、免責不許可になる可能性があるが、そうした説明もなかったケース。
その他、ひどい弁護士の説明というのは、あるいは説明不足というのはセカンドオピニオンを聞いていると多々ある。
依頼している弁護士を断られる方もいれば、「一度依頼したから」「紹介されたから」という理由でそのまま依頼を継続されるケースもある。
正直、弁護士の力量の差は、一般人が考えているよりも遙かに差があるものなので、今依頼している弁護士の対応がおかしいと感じたら、他の弁護士に聞いてみるとか、断ることも勇気だと思うのであるが、どうであろう。
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2月に日弁連の仕事で札幌に行く予定があるのだが、昔修習時代に札幌で履いていた雪用の靴は既に廃棄していたので、雪用の靴を新しく買っていた。
雪用のスーツに合う靴は、だいたい、革靴でも裏面がスタッドレスになっているものが多いが、さらに滑らないような素材が練り込まれているものもある。
私が購入したのは防水のゴアテックス素材で、裏はスタッドレス仕様で、かつ、滑らない素材が練り込まれているものである。
雪靴は札幌だけで、今年は履くこともあるまいと思っていたところ、先週の月曜日は大雪で、札幌に行く前に靴のすべらなさを確認することができた。当日は自宅から駅まで父親に送ってもらったのだが、ノーマルタイヤが多いことに驚いた。滑れば一瞬で事故である。
札幌では、ススキノの交差点のスタッドレスタイヤによって鏡のように磨かれた路面をハイヒールで走る夜の世界のお姉さんがいるが、あれはきっと私にはマネができないであろう。前かがみに体重をかけて、転ばないようにゆっくり歩くことしかできない。
大雪で飛行機が飛ばないことのないように、あるいは帰って来られなくなったりしないように今から祈るのみである。
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51歳の若さでテレビなどでコメンテーターとして活躍されていた竹田圭吾さんが今年の初めに亡くなられた。
私は天の邪鬼な性格もあり、だいたいテレビに出ているコメンテーターは好きではないのだが、竹田圭吾さんは好きであった。
日曜日の夜にやっているMr.サンデーという報道番組があり、宮根さんが司会をされている番組であるが、竹田圭吾さんのコメントを聞きたいがために毎週見ていたと言っても過言ではない。
前に書いたのだが、ネットの発達やスマホで気軽に投稿できるようになったことで、何か事が起こった時に日本は激烈反応型社会になってしまっているという思いがあり、事が起こって悪いことが起こるとつるし上げのような状況になり、テレビのコメンテーターも皆一様に同じことを言うのを聞いていると、「そんなコメントなら要らんわい」と思って日常報道番組を見ていることがあった。
しかし、竹田圭吾さんのコメントは、そのようなものではなく、日本全体がバッシングしているような事件でも、違う視点からのコメントを発言されていて、「とてつもなく頭がいいな」「深く考えておられるな」という思いで参考にさせてもらっていた。
たとえば、佐村河内氏の楽曲が実はゴーストライターがいて佐村河内氏をバッシングしていた時も、「彼だけの責任なんだろうか」という視点で発言されていて、「美談として取り上げてそれをよしとしたマスコミや、我々大衆にも責任の一端はあるのではないか」という趣旨で発言されていたことを記憶している。
バッシングされている中で、日本中がそのことに対して一方向を向いている時に、異なった視点や反論をするということは中々できにくいことである。しかも、テレビでコメントするのである。これは、生中な覚悟でできることではないのである。
竹田さんは、不公正ということに対しても怒りを持っておられて、産経新聞の記事に対する韓国の裁判の経緯についても非常に怒りを持ってコメントされていた姿が思い起こされる。
痩せてこられて、全く面識もない一視聴者として、勝手ながら体調を心配させていただいたのだが、あまりにも若い死である。残念でならない。
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14名もの尊い命が失われた表記の事故が15日に発生して、もうすぐ一週間である。
亡くなられた方のご冥福を心からお祈りするとともに、怪我を負われた方の1日でも早い回復をお祈りさせていただいている。ご遺族の心中を推察するに、その無念さ、喪失感はいかほどのものだろうかと考えている。
人の命の尊さにはそれぞれ変わりはないが、就職が決まり、春からの社会人としての生活に胸を躍らせていたであろう方の未来や、これから将来に向けて頑張っていた学生の方の夢と将来を、杜撰なバス会社の管理と運転手の行為により奪ってしまったことの責任はあまりにも大きい。
真相究明が待たれるところであり、バス会社等の刑事事件の責任追及がなされることもあり得るだろう。
犯罪被害者支援に関わる弁護士の端くれとして、こうした事件が発生するたびに、被害者の方々への思いを強くし、自らのライフワークとしてこれからも続けていこうとも思わせられるのである。
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「女子大生風俗嬢」朝日新書。中村淳彦。
有名大学の学生たちがなぜ風俗嬢をするのか。有名大学の学費を支払うため、男子学生までもが男性相手に身体を売る。その背景には高騰する学費と、利息付奨学金、家庭環境がある。構造的問題であり、筆者は風俗で見知らぬ男に身体を売る女性達を冷静に見つめる。
日本の一部の学生達が直面している問題に切り込んだ秀作である。
「江戸城の宮廷政治」講談社学術文庫。山本博文。
最近非常に愛読している「会話まで史料から」書く筆者が、江戸時代初期の細川家の往復書簡から、江戸時代初期に外様大名がどのようにして生き残りをはかっていたかを生き生きと描き出す。
全て史料に基づいているので、非常に説得力がある。
年始からいい本を読んだ。
「殺人者はいかに誕生したか」新潮文庫。長谷川博一。
極悪事件を起こした殺人者達と面会し、その内奥に迫り、「なぜ」彼らが殺人者となったのかについて知り、こうしたことが起きないようにどうすればよいのかを考えるべきという筆者の著作である。
被害者支援をしていると、やはり遺族は「本当のことが知りたい」という思いがあると感じる時がある。なぜ殺されなければならなかったのか、どういう形で死を迎えたのか・・・。最愛の人の最後の時を知りたいと思う相反する気持ちがあると感じさせられることがある。
私はこのような活動はできないが、筆者の活動には敬意を表したい。
「考えることの科学 推論の認知心理学への招待」中公新書。市川伸一。
人が日常どのようにして推論しているか、どのようにして人は誤るか等々について事例を挙げながら整理されており、短い本であるが非常に面白かった。
事件でこの知識が使えないかという頭で読んでしまうのが職業病である。
「古事記」池澤夏樹個人編集日本文学全集。池澤夏樹。
日本人であるので一度は読んでみようと思っていた古事記であるが、筆者が日本文学全集の最初に持ってきてくれたので、購入意欲が沸き、読了。
国生みの神話から始まり、長い物語が綴られる。
虫食いで知っていた神話を知ることができたたともに、天皇という地位を継ぐためにどれだけ血なまぐさい戦いが続けられたのかを知る一冊。人の名前や神の名前はあまり頭に入ってこないが、覚えたとしても生きていく上で必要もないだろうし、だいたいの流れが分かればよしという考えで読めば楽しめる。
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先日、弁護士ほか士業等を集めて私が主催している毎年恒例の新年会を開催し、1次会は70名程度の参加があった。
2次会は祇園のクラブに行ったが、20名ほど居たので、全員のお酒が揃うまで少し時間がかかるのが普通である。
こういう場合、全員のお酒が揃って、誰かが乾杯の発声をして、初めて口をつけるのがまあ礼儀でもあり、ならわしである。
しかし、1人だけ12月に弁護士登録したばかりの男性弁護士が、超新人であるにも関わらず、乾杯が始まる前に口をつけて何回かグビリグビリとやっていた。
当然、その中でももっとも先輩弁護士である私も前には酒があるが、飲まずに待っているわけである。
細かいことかもしれないが、こうした周囲の状況を見られずに、礼儀を失したような行動を取るということは、弁護士として気を回すこともできず、いい仕事ができないであろうし、こうした事務所のボス弁はこの後大変であろうと思って見ていた。
注意をしようかとも思ったが、よその事務所であるし、そこのボスも来ていなかったので、やめておいた。
非常に小さいことかもしれないが、小さいことの積み重ねで弁護士という仕事は成り立っていて、小さいことをおろそかにする弁護士に、いい仕事はできないと思うのである。
以上。
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1月9日から10日まで日弁連の法律相談センターと過疎対策に関するブロック協議会が沖縄で開催され、私は日弁連の再生PTの座長をしているので、出席してきた(東北について今年度2回目)。
前日入りして委員長と2人で豚しゃぶを食べ、泡盛をしこたま飲んだ。その後ホテルに帰ろうと歩いていると、琉球ガラスの店がまだ開いており、そこでも正月だということで一番南の島で作られているという泡盛を飲ませてもらう。酔っ払ったせいで、たくさんガラス製品をお土産に買ってしまった。
ホテル近くのコンビニでも泡盛が売っていたので、泡盛を飲みながらホテルで仕事をし、翌日に備えた。
翌日は午前中那覇の市内をプラブラして土産物を買う。泡盛専門店がたくさんあり、どこがいいかよく分からないので、表通りに面した店でこれまた土産物の泡盛を購入。自分の分を買い忘れたのが残念であった。そのほか土産物を買い、陶芸品がおかれているビルなどを見て、11時30分から事前打合である。
その後12時30分から夕方5時30分頃まで会議。私は発言しないといけない場面が多く、コーヒーのCMの竹之内豊のようにほっこりしているヒマもなく、非常に疲れた。
その後会議場で宴会となったが、沖縄の先生で参加できなかった人がハブ酒(自分で漬けたようで、生々しい)を差し入れしていて、皆珍しいので飲んでいたが、私は皆の毒味が終わるまで待っていた。突然苦しみ出す人間がいないか注意していたのである。
その後私も飲んでみたが、さほど美味しいとは感じられず、精力がつくというのも石垣島の先生からすると「迷信です」ということであった。真偽のほどはわからないが、少なくとも私は特別元気にはならなかったようである。
ここでも滅多に本州では手に入らないという泡盛をしこたま飲み、二次会は地元の先生に民謡酒場に皆で連れていってもらった。
三線をひきながら歌われるのを見ていると、欲しくなったが、多分ひけないであろう。あればひけたらカッコイイのだが。たくさん弁護士がいるので、民謡酒場で泡盛を飲んで普通に話をしていたら誰が弁護士なのか分からなくなり、同い年だということで意気投合して話をしていたら、地元の会社員の方であったりもした。酔っ払っていたのであろう。
翌日も会議なのでほどほどにし、翌日も朝9時30分から12時30分まで会議である。ここでも竹之内豊にはなれず、発言しないといけない場面が多かった。
二日間、真剣な議論を聞いて、九州の実情もある程度分かったし、私が座長としてとりまとめた提言を相当真剣に読んでくれている単位会もあり、座長としては嬉しい限りであった。市民の方が法律相談に気軽に来てくれる文化がもっともっと醸成されればと思うし、司法過疎を解消するために、真摯な努力を重ねられている姿勢には頭が下がる思いであった。
那覇も外国の方が多く、私が少し前に読んだ本では非常に経済が悪いということであったが、観光客が来て、イオンもできて、地元の景気はいいということであった。Twitterでなぜかフォローしている沖縄タイムスでも沖縄経済は好調ということであった。本で読んでいるだけば分からないこともある。
周囲の弁護士はもう一泊するということであったが、それほど京都を空ける訳にもいかないので、10日に帰京したが、翌日11日は成人の日で、沖縄では逮捕者が出るなど騒ぎがあったようであり、残った弁護士達は楽しめたのか疑問なしとしない。
16日は大阪で近畿のブロック協議会があり、来月は札幌で北海道のブロック協議会がある。
陰で市民のために弁護士会がどうすべきかということを自分の事務所にとっては1円の得にもならず、むしろマイナスであるのに議論している弁護士がいるということを見ていると、私も頑張らないといけないと思うのである。
以上です。
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長年使用してきたガラケーの画面が割れてきて、何かが滲んでいるので、いつの日か変えないといけないと思っていた。突然画面が見えなくなったりすると(前の携帯はそうなった)、連絡に困るからである。
年末に時間ができたのでauショップに行き、ガラケーが欲しいと述べるが、「在庫はこの機種しかありません」との回答。その前に機種を見ていて「これがいいな」と思っていたのであるが、それは店頭に飾ってあるだけで、在庫はないそうである。そしたら飾らなければいいのに。
仕方が無いのでものすごくショボイ携帯に変える。使い勝手が悪く、画面は薄緑色で、おどいちゃんみたいである。
ガラホというのもあったというのを後で知るが、契約してしまったので後の祭りであった。
ネットにつなぐのも前の携帯と比べると体感的には3分の1のスピードである。
シャア専用ザクから量産型ザクに乗り換えさせられた気分である。
何かよく分からないが契約で2年間はこの機種を使い続けないといけないような話であり、平成28年と29年はこのおじいちゃんみたいな携帯で過ごさないといけないと思うと気が滅入る。
スマホに興味はありませんかとすごくスマホを押してくるので、鞄からスマホを出して、「持ってます」「ここで契約してます」というと「ハア」という感じであった。
さすがにスマホ二個持ちは要らないのである。
電話やメールを打つ器具としての使い勝手はガラケーの方がいいと思っていて、それ以外には携帯は使わないので(スマホは専らネットでPCメールを見たり、桑田さんが葡萄の中の一曲で揶揄しているSNSを見たり、サイトを見るためのものである)、ガラケーが要るのである。
そんなに新しいガラケーの使い勝手が悪いので、年末何かないかと思ってネットサーフィンをしたところ、中古か新品の携帯をネットで買って、何かを解放してもらえばいいというような話もネットで見たのだが、何を解放してもらえばよいのかもよく分からない。
前の携帯が画面が壊れるまで新しい携帯のICチップを入れて使えばよいのではないかと思って見てみるが、何とチップのサイズが変わっており、入らなかったのである。
2年後契約をするときに、ガラケーが無くなっているのではないかという恐怖もあるが、2年間はおじいちゃんみたいな携帯で過ごさないといけない今日この頃である。
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「世にも奇妙なマラソン大会」集英社文庫。高野秀行。
世界の辺境に行くのが好きである筆者が夜のテンションで西サハラのマラソン大会に挑戦する表題作を含め、無茶なことばかりしている筆者の真骨頂が描かれる。
西サハラの独立問題は全く知らなかったので、非常に参考になったのと、砂漠でのマラソン大会がいかに辛そうかがわかる一作である(しかも筆者は最大で15キロほどしか走ったことがないのである)。
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「真田幸村 大阪の陣秘録」洋泉社。津本陽。
私の敬愛する作家である津本陽氏が書いた大阪の陣。小説仕立てというよりは、史料から分かる幸村の動きや津本陽氏がどう考えるかというようなことが書かれている。
この間、幸村について書かれた本でもっともよかったのは、平山優氏の書いた真田信繁であるが、津本陽氏の書く大阪の陣は迫力がある。歴史好き、真田好きなら是非読むべきである。
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年末年始に本を読んでいると、弁護士が書いた本に裁判官の劣化が著しいというくだりがあった。
内容的には、交通事故についての記載であった。劣化(計算間違いや既払い金の控除についての基本的理念も理解していない)もそうであるが、保険会社寄り、自賠責の判断寄りの和解案や判決を書く裁判官が多いという記載であった。
保険会社の方は資金が潤沢であり、一審で敗訴して控訴しなければと思った事件では、さらに医師の意見書を追加することも可能であるし、支払う金額が少額であれば自社が潤うから、力を入れて控訴理由を書いてくることになる。
そうすると、一審判決で保険会社を真正面から敗訴させる判決を書くと、控訴審で覆る可能性があるため、勢い抑えた判決になりがちであるというのも一般論としても分かるところである。
過去私が担当してきた交通事故被害案件では、保険会社の主張を蹴飛ばして、私の主張に沿った判決が出されることが割合多かったが、最近ではそうでもないこともまた事実である。
人の身体の構造や、法的な物の考え方が変わった訳ではないことから、これは担当する裁判官の事件の見方によると思っている。
これを劣化というのか何というのか分からないが、過去の私が勝訴した判決でも保険会社が控訴してきたかというと、必ずしもそうでもない。
被害者からすれば、交通事故は通常一回切りである上、場合によれば被害は未来永劫続くこともあるのであるから、裁判官の当たりが悪かったでは済まされないと思っている。
素因減額という、被害者の身体に疾患があり、それによって被害が拡大した場合に請求額が減らされるという概念があるのだが、それについても疾患とはいえないようなものについて、安易な素因減額がされるケースも散見されるし、自賠責の判断を覆すというケースも過去と比較するとかなり減った印象である。
そして、控訴したとしても、控訴審の裁判官が必ずしもいい裁判官であるとは限らないから、被害者は泣く泣く和解に応じることも多いのである。
私が読んだ本でも同様のことがか書かれていた。
物事はどちらから光を当てるかで変わってくるが、被害者に対して非常に冷たいというか、保険会社寄りの裁判官に当たると、被害者は一生泣いて暮らすこともあり得るということを考えてもらいたいと思うのである(もちろん中には過剰な請求をしている悪質被害者がいることは否定しないが・・・)。
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私が14年前に事務所を開設する際にボスと故・中村利雄弁護士双方から言われたのは、「連絡がつく事務所にするように」ということであった。
裁判所や相手方、依頼者から電話があった際に、コールだけで誰も電話に出ないような事務所はいけないということであった。
二人に相談をして、独立する際に不安もあったが、事務局は2名体制とした。
これだと、一人の事務局が銀行や裁判所などに外回りに行っていても、誰かが電話が取れる訳である。
電話の回線も人数分+1にした。
全員が電話対応していても、もう一つの電話がなるということである。
今はさすがにそれだけ同時に電話が鳴ることもないので、7名居たときでも6回線であったが、時には全ての回線が埋まっている時間帯がなかった訳ではない。
今でも、電話をしてもつながらない事務所というのがある。
もちろん、事務局が一人の事務所であるとそういう時間帯もあるであろうが、せめて留守電にするとか、弁護士と事務局との間で外回り等の時間帯を調整するとか、工夫次第で調整はできるはずである。
原りょうという人の小説であったかと思うが、探偵が1人でやっている事務所で、伝言を受け取ってもらえるというサービスがあったが、そういうものは今でもあるのであろうか。守秘義務との関係で難しいかもしれないが。
特に、一般的に稼働し出すであろう午前9時という時間帯に電話をしても誰も出ないというような事務所は、夜逃げでもしてしまったのではないかという危惧を依頼者に抱かせてしまうと思うのである。
連絡がつく事務所は基本中の「キ」である。
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中隆志法律事務所です。
本年の執務開始は本日からとなっております。
所長の中を筆頭として、今年一年も頑張って参ります。
どうぞよろしくお願いいたします。
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明けましておめでとうございます。
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