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2016年4月20日 (水)

為政者と天変地異

 中国古来の考え方では、天変地異が起こるのは為政者が悪いからだとされてきた。
 もちろんそのようなつながりがあるとも思えないが、後漢末に世が乱れた時には天変地異が起こり、「漢の世は終わる」ということで黄布族が放棄し、全土を席巻した。
 この時に討伐で活躍した武将が、劉備、曹操、孫堅(後に呉の皇帝となる孫権の父)などであり、その後地方で軍事力を持った軍閥が各地で実力を蓄える時代となったのである。

 しかし、こうした動乱の始まりは天変地異が起こり、「漢の世が終わった」と民が考えたからではないだろうかという気がする。
 
 民主党の時の東日本大震災の対応も酷いものであったが、今回の熊本の地震に対する安部政権の対応も酷いものであり、批判されている。
 中国古来の考え方である、天変地異が起こる時に為政者が悪いというよりは、天変地異が起こった時に適切に対応できない為政者は民に見放されるというのが正しい気がしている。
 余震が止まらず、不安かつ物資もなく、自宅が壊れた人も多いようであり、この震災が1日も早く終息することを祈り、また、この地震で亡くなった方々の冥福を祈るばかりである。

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