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2016年8月31日 (水)

ずぶ濡れだワン

 台風が来ていた夕方に出先から直帰して小次郎(2代目)を散歩に連れ出した。

 柴犬は台風が来ていてもその多くは「絶対散歩に行く」ということで散歩させられるという話を読んだが、小次郎(2代目)もそうである。
 初代小次郎は雨が降っていると、「あ、もういいワン」という感じで外を見せてやると納得していたものであるが、2代目小次郎は、雨だろうが「行くワン」という感じで水たまりの中をジャプジャブ入っていくのである。
 当然私も濡れるのである。
 濡れて帰ってきて、タオルで拭いたが、まだ濡れていてちょっとショボイ小次郎(2代目)である。
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2016年8月30日 (火)

読書日記8月30日

「犬はあなたをこう見ている」河出文庫。ジョン・ブラッドショー。
 動物行動学の第一人者が、「犬はリビングにいるオオカミではない」「犬が順位付しようとするのは間違いである」「犬と飼い主の関係」などについて動物行動学者の筆者がこれまでの通説を論拠とともに論破した一冊。
 これを読めば、犬との付き合い方もかわろうというものである。
 犬好きの方は是非一読をお勧めする。

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2016年8月29日 (月)

人の書いたものはよく見える

 自分で書面を書いていると(書くというより打ち込んでいると)、頭の中では「こう書いた」つもりが違った内容になっていることがある。自分では書いたつもりで読むので、中々気づかない。

 そのため、提出する前には全ての書面を事務局に誤字脱字チェックをしてもらうことになる。
 自分では完璧に書いたつもりでも、多数ふせんが貼られて戻ってくるとショボンとなる。
 こういう誤字脱字チェックを経て提出した書面でも、裁判所にかかると、「ここが違います」と言われることもある。
 人の書いたものはよく見えるからであるが、誤字脱字は自分の書いたものだと気づきにくいものである。

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2016年8月26日 (金)

弁護士が頑張っているのに、依頼者が見てくれない

 書面の提出期限を踏まえて依頼者と打合を入れ、事務局が書証なども作成する段取りも考えて進めるようにできるだけしているのだが、依頼者に書面案をそれなりの検討期間(できる限り1週間程度)を空けて送付又はメールして、問題ないかどうか見て欲しいと言うのだが、依頼者から回答がないので問い合わせすると、「見ていませんでした」ということがある(たいていは見てくれます。念のため。)。

 ガーン。頑張って書いたのに。。。
 いやいや、あなたの紛争やん・・・。と思ってしまうのであるが、紛争にいつも気を取られているより、呑気でいいのかもしれない。
 「先生にお任せしてるので」と言われるとそれはそれでけっこうなのであるが、事実関係だけは私も聞き取りしても間違えて記載していることもあるので、そこは見て欲しいのである。
 尋問で、事実関係で準備書面と違うことを供述されると格好が悪い(あなたの代理人がこう書いてますよ、あなた、自分の依頼している弁護士さんにウソ言ったんですかとか相手の代理人に言われる。)。
 提出期限が1ヶ月先だとすると、事務局が書証などの作成作業をするのに2~3日余裕を見るとして、依頼者の確認作業に1週間を要するとすると、2週間とちょっとで書面は仕上げないといけないことになるので、けっこう大変ではあるが、これだけ念押ししても、裁判官が読んでくれなかったり、相手の主張がかみ合っていなかったり、思いもよらない判決をもらうとげんなりするのである。
 できないときもあり、依頼者に時間がないとこすいませんが見て下さいとお願いすることもそりゃありますけどね。
 今日は金曜日。頑張っていきましょう。

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2016年8月25日 (木)

電車の中にて

 電車に乗っていると、偶々トイレがある車両であったが、「使用停止」と書かれていた。

 そうすると、使用停止の張り紙をじっと見て、おじさんがこそこそと入っていった。
 そのオジサンが出てきて、しばらくすると、また次のおじさんがじっと使用停止の張り紙を見ていたが、また入っていった。
 出物腫れ物所嫌わずというから仕方ないのかもしれないが、使用停止のトイレを使用した後はどのようになっていたのであろう。
 想像するのも嫌であるが、どうしようもない瞬間というのは人間にはあるので仕方がないのであろう。
 今週もあと2日。
 頑張っていきましょう。

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2016年8月24日 (水)

記録を読まない裁判官

 我々弁護士にとって依頼者から事情を聞き、書面を作成して証拠を提出するというのは基本的な仕事であるところ、裁判官は双方から出された書面をきちんと読むというのが基本的かつ当たり前の仕事である。

 しかし、記録を全く読まないか、読んでいても適当にしか読んでいない裁判官がいるのもまた事実である。
 期日に行けば全然読んでいないのは一発で分かる。
 市民からすれば、そんなバカなことがあるのかというところであろうが、これが実情である。
 中規模都市の地裁であれば、民事の裁判官は少し前で200件程度は事件を抱えているから、時間が足りないのであろう。
 司法改革では裁判官の大幅な増員というのも目標であったが、裁判官は増えず(理由はお題目だけ唱えて司法予算を増大させなかったから)、国家予算が要らない弁護士ばかり増えたのである。
 記録を読み込んでいる裁判官は代理人としても直ぐに分かる。
 しかし、記録を読まない裁判官がいることも事実であるから、できるだけわかりやすく、簡潔にして要を得た書面を作成することが望まれるのであるが、どうしても長く書いたりそれなりの数の証拠を提出しないといけない事件もあり、中々悩ましいところである。
 もちろん、極めて優秀な裁判官もいるので、全てではないが、記録を読まない裁判官は害悪以外の何物でもない。

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2016年8月23日 (火)

読書日記8月23日

「西日本大震災に備えよ」PHP新書。鎌田浩毅。
 火山学者の著者が、3.11以降日本は火山の活動期に入り、また、その地震の周期が歴史上大地震が頻発した中世の頃と極めて似ていること、南海トラフ大地震は必ず起こること、その時にどのように備えるべきかを書いた新書。
 20世紀はたまたま大震災の少なかった時代に過ぎず、日本の歴史は火山爆発と大震災の歴史であったことがわかる。

 人の歴史では1000年というのは非常に長い期間であるが、震災や火山からすれば、非常に短い期間であることがよく分かる。
 

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覗いてみるんだワン

 ソファに手(前肢)をかけて何かを覗いている小次郎(二代目)である。

 何を覗こうとしたのか、小次郎(二代目)以外知る者はいない。
 8月も後半戦、今週から裁判も本格的に期日が入り出します(明日は午前中に4件、午後から1件・・・)。
 頑張って参りましょう。
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2016年8月19日 (金)

読書日記8月19日

「夜の三部作」小学館P+DBooks。福永武彦。
 今では入手することが難しい名作をデジタルとペーパーバックで復刻する素晴らしい試みをしている小学館のシリーズで、最近傾倒している福永武彦という作家の短編集である。

 ただし、作品にはつながりはない。
 解説は芥川賞作家で実子の池澤夏樹氏。

 最初の冥府という作品は、解説のいうように、確かに設定が単調で、他の二作品に比べると見劣りするが、これとても味わいがある作品である。
 二作目の深淵という作品は、池澤夏樹個人編集の日本文学全集にも入れられており、最近読んだばかりなので、再読はしなかったが、その構成といい、結末に向かうテンポといい、名作にふさわしい一作である。
 三作目の夜の時間という作品は、主要な4名の登場人物の心の動きを追いつつ、過去と現在を行き来するという作品で、読み終えた後、幸福を得た人物と幸福を失った人物とが対比され、非常にもの悲しくなる一作である。
 ネタバレを恐れるあまり中身に立ち入れないが、これは是非読んで欲しい一冊である。
 値段も税込で702円とお得である。

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2016年8月18日 (木)

1日では何もできない

 長年弁護士をやっていると、「1日では何もできない」ということを痛感させられる。
 この日は空けておいてこの訴状を書こう、この準備書面を書こうなどと思っていても、書き出すと中々時間がかかり、色々と検討しなければならないことも出てきたりして、結局予定が後ろ倒しとなるというようなことになりかねないのである。
 そのため、若い頃から仕事は前倒しでやらないといけないと思っていたし、前倒しでしていると途中で突発的な急ぎの仕事(仮差押や仮処分など)が入っても対応できるということを覚えてきた。
 前倒しにするにはどうしたらいいかというと、隙間時間を大切にして、少し空いた時間で調べ物をしたり、ちょっとした連絡文を書いたり、準備書面の枠組みを考えて打ち込んだりしておくというものである。1日に隙間時間が合わせると2時間あると仮定すると、平日だけで10時間分変わってくるのである。

 長大な書面については、1日でできなかったりするので(気力が萎えてくる)、ある程度デッドラインを決めたら少しずつやり遂げるというようなことも必要である。
 結局、それでも間に合いそうもないとなると、土日を潰したり、夏期休暇を潰して書面をカキカキすることになるが、そもそも弁護士はサラリーマンではないので致し方ないところである。
 裁判所が夏休みだというと依頼者はびっくりされるが、裁判官も遊んでいる訳ではなく、真面目な裁判官は、自宅で判決を書いたりされているのである。
 ここでこれをやろうというのは中々予定通り行かないから、1日だけでは何もできないという考えで、コツコツとやるしかない。一夜漬けで書くと、たいていはアラのある書面になるし、依頼者に確認してもらうための時間も取れない。

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2016年8月17日 (水)

読書日記8月17日

「漂流の島・江戸時代の鳥島漂流民たちを追う」草思社。高橋大輔。

 ロビンソン・クルーソーのモデルとなった人物の住居跡を発見した探検家である筆者が、吉村昭の「漂流」で書かれた鳥島の漂流民達を整理し、現在も島にその痕跡が残っていないかを追跡するノンフィクション。
 アホウドリの繁殖地であった鳥島は、明治時代に羽毛を取るなどのため虐殺されて絶滅の危機に瀕したが、現在は少しずつ回復している。人間の業の深さを思い知るエピソードなども描かれる。
 なぜアホウドリと名付けられたかは、陸地に上がると動きがのろく、簡単に捕まえられるからであり、江戸時代に漂流したものたちもその多くはアホウドリを殺して食を得ていた。
 なぜ漂流民に筆者は惹かれるのか。
 漂流民はどのようにして絶海の孤島の鳥島で生き延びたのか、生き延びられたのか。どのようにして脱出をしたのか。
 これは非常に秀逸なノンフィクションであり、是非一読の価値がある一冊である。あまり書くと読んだ時の感動が薄れるかもしれないので、紹介はこの程度としておく。

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2016年8月16日 (火)

読書日記8月16日

「子のない人生」角川書店。酒井順子。
 負け犬の遠吠えというエッセイ集で人気エッセイストとなった筆者が子どもがいない人生について語ったエッセイ集。
 沖縄では離婚して戻ってきた女性は実家の墓に入れてもらえないという話を聞き現地調査をするなどして子どもがいる家庭と子どもがいない家庭とを筆者なりの視点で語られる。

 自分が死んだ後、姪っ子に迷惑をかけられない等々、筆者の年齢的にも死を意識したエッセイも綴られる。
 しかし、エッセイというのは、全ての論点に切り込むということはその性質上できないし、論文ではないので気軽に読めるようになっているので、視点に偏りがあることは否めないが、そうした批判される点も何となく筆者の計算の上のような気もしてならない。

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2016年8月15日 (月)

ひっくり返るんだワン

 たまにソファーの上で寝ていると、ひっくり返ってオバケのような手(前肢)をして、しばらく上を向いて静止している小次郎(二代目)である。

 何をしているのかわからないが、多分伸びをしてそのままの体勢でしばらく静止している。
 犬も猫も家族であり、自宅に犬と猫がいる人は大切にしてあげて欲しいのである。
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2016年8月12日 (金)

読書日記8月12日

「真田一族と幸村の城」角川新書。山名美和子。
 大学生の頃から真田ファンで真田と名のつく書籍があると飛びついて購入してきた。

 昔はそれほど真田関係の書籍も出版されていなかったのである。
 しかし、真田丸が大河ドラマとなると決まって以降、真田関係の本が巷に溢れていて、さすがに全て購入するつもりにもなれないので、学者であったり、定評のある小説家が書いたものしか読まないようにしている。
 筆者は特に真田家の専門家ではないということで、内容的にも新しいものはないが、読みやすい一冊で、最近は史料に基づいたマニアックな真田ものばかり読んでいたので、さらりと確認するにはいい本である。
 マニアでない人が真田一族の歴史を読むには新書で薄く読みやすいので、入門書として適当と思われる。

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2016年8月10日 (水)

成長しなければならない

 通信販売で物を買う時に、購入する前から「これはいい」と思い込んでしまうと、「これが無くなっては困る」と考えてしまい、複数注文する癖がある。
 しかし、今まで全て失敗しており、これからはそのようなことのないように成長しなければならないと考えている平成28年の盛夏なのである。
 今までの失敗例。

1、花粉症の季節にかける眼鏡。マスクをしていると曇るが、これは曇らないという評判だったので購入。目を顔にぴったりつけて覆うタイプなので、花粉も目に入らないということであった。
 これだ!と思った私は三個購入したが、裁判所に行く途中、寺町通りで眼鏡が曇りだし、寺町でホワイトアウト状態となった。
 今では事務所の私のロッカーで眠っている。
2、お腹に巻いて電気で腹筋を鍛える機械。値段が安かったので、「これだ!」と思い注文し、一つは事務所に置いてあるが、さすがに書面を書きながらお腹に電気を通せるはずもなく、本棚で眠っている。
3、注文間違い。
 庭で葉巻を吸う際に、夏は蚊に食われるので、何かないかと探していたら、アウトドア用の腰につけるタイプのリキッドタイプの虫取りの器具を発見。これだ!と思い、本体の器具を1つ、取替用のリキッドを4つ注文したつもりが、本体が5個届く。
 しかも、その夏に、「野外ではこうした製品は効果がありません」と国民生活センターが発表。
 試みに夏の庭で腰につけてみたが、いつも以上に足を刺される。
 虫よけスプレーを足にふりかけたら、ほとんど刺されないという始末である。
 今年の夏からは成長しようと心に誓うのであった。

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2016年8月 9日 (火)

読書日記8月9日

「未確認生物UMAを科学する モンスターはなぜ目撃され続けるのか」化学同人。ダニエル・ロクストン他。

 未確認生物が大好きであるが今では懐疑論に転じたライターと、学者が未確認生物の存在を科学的に実証する一冊である。
 また、なぜ未確認生物は目撃され続けるのかということについても論じられている。
 CSなどで未確認生物特集があると絶対に見てしまう私なのであるが、この一冊は科学的に今まで存在するとされているビッグフット、イエティ、ネッシー、シーサーペント等について科学的にその不存在を実証的データで論述していく。
 読めば読むほどUMA好きな私はがっかりしていくのであるが、この本は隙なくその不存在の可能性を極限まで指摘してくれる。 
 しかし、ここで指摘された未確認生物の存在については私も元々懐疑的であったが、ここに掲載されていない未確認生物の存在については、「まだあり得るのではないか」という懲りない気持ちもある。
 どうして人がそういう気持ちになるのかというところも論じられており、未確認生物好きは一度読むといい。4104円と少しお高いが、未確認生物好きにはその値打ちはある。
 

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2016年8月 8日 (月)

見つめるんダワン

160803_194901 ソファの上で私の足を枕にしながら、じっとこちらを見つめる小次郎(二代目)である。

 目がくりくりである。
 お尻を少し怪我していたようであるが、全くそういうそぶりを見せない我慢強いところがある。
 どうも、気のいい性格のため、心配をかけさせたくないようである。
 こういうところは、初代小次郎と似ている。

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2016年8月 5日 (金)

当事務所の夏期休業について

 お問い合わせを受けることが多いのですが、当事務所の夏期休業期間はございません。
 弁護士、事務局とも交替で夏期休暇を取得しますので、土日祝日以外は通常の業務を行っております。
 お困りのことがありましたら、9時~17時の平日であれば相談の予約が受付可能ですので、お問い合わせ下さい。
 時節柄、みなさん熱中症や夏バテにお気をつけください。

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2016年8月 4日 (木)

昼寝するんだワン

 ある休日の昼寝中の小次郎(二代目)である。

 私がソファーで寝ていると、直ぐにくっついてくるのであるが、どこかに体をつけて寝たいらしく、ソファーの角に頭を押しつけて寝入っている。
 フワフワである。
 以上。
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2016年8月 3日 (水)

法律事務所の事務員の待遇

 少し前に法律事務所の弁護士の待遇についての不満などが掲載されたものが送付されてきて、読んでいたのだが、驚くべき待遇が多々掲載されていた。

 また、他の事務所の事務局さんから愚痴を聞くこともある。
 むろん、ほとんどの事務所は法律を守り、きちんとしていることは当然であるが。
 その中で一番多いのがタイムカードがなく残業手当がないというものである。
 次は賞与がないというものである。
 残業手当は法律上つけないといけないものであるので、支払っていないとすれば違法であるが、個人事業主ということでずさんな事務所がけっこうある。
 これからは労働人口が少なくなってくるので、こういういい加減なことをしていると、事務員に来てくれなくなるのではないかと心配している。
 得てして残業代を支払っていない事務所であったり、賞与が経済的に苦しいと言っている事務所は、売上がない訳ではなく、弁護士が好き放題お金を使っていて、そのあげくに事務局にしわ寄せがいっている模様である。
 そのうちに法律事務所の事務局の残業代請求事件が多発したりするのではないかと思う今日この頃である。

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2016年8月 2日 (火)

「先生」というのは便利な呼び方である

 弁護士のことを「先生」と呼ぶことが多いが(他の業界でも先生と呼ばれることはあるが)、この「先生」というのを嫌って、「中さん」と呼ぶ弁護士もいる。
 しかし、私はこの先生というのは便利な呼び方であると思っている。

 顔は分かるし、自己紹介も受けたが、名前が出てこないことがある(歳がいくと、どんどんそういう傾向が強まる。依頼者も名前だけ聞いても全く分からず、声を聞いて、「あっ。あの人か」ということもある。老化現象なので許して下さい)。
 そういう時には、とりあえず「先生」と言っておけば会話が成り立つのである。

 お互いに名字を言わず、「先生」「先生」と会話がやりとりされていることもあり、その場合には、お互い顔は分かっているし自己紹介も受けたが、名前が出てきていない可能性がある。
 時にはものすごい知っている人の名前が出てこないこともあるであろうが、そういう時には便利な呼称だと思っているのである。
 以上。

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2016年8月 1日 (月)

読書日記8月1日

「64(ロクヨン)」(上)(下)文春文庫。横山秀夫。
 英国の推理小説の賞の候補となった作品で、このミステリーがすごいで確か一位。
 映画化もされている。
 数日しかなかった昭和64年に発生した少女誘拐・殺人事件に絡めて、警察内部の勢力争い、新しく発生する誘拐事件、そして主人公の失踪した娘の行方と盛りだくさんのドラマの中、話がいいテンポで進展する。
 ミステリーであるから、生涯でこれは絶対に読まないといけないという作品ではないが、読書の中にはやはこういう息抜きも必要である。

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