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2016年8月17日 (水)

読書日記8月17日

「漂流の島・江戸時代の鳥島漂流民たちを追う」草思社。高橋大輔。

 ロビンソン・クルーソーのモデルとなった人物の住居跡を発見した探検家である筆者が、吉村昭の「漂流」で書かれた鳥島の漂流民達を整理し、現在も島にその痕跡が残っていないかを追跡するノンフィクション。
 アホウドリの繁殖地であった鳥島は、明治時代に羽毛を取るなどのため虐殺されて絶滅の危機に瀕したが、現在は少しずつ回復している。人間の業の深さを思い知るエピソードなども描かれる。
 なぜアホウドリと名付けられたかは、陸地に上がると動きがのろく、簡単に捕まえられるからであり、江戸時代に漂流したものたちもその多くはアホウドリを殺して食を得ていた。
 なぜ漂流民に筆者は惹かれるのか。
 漂流民はどのようにして絶海の孤島の鳥島で生き延びたのか、生き延びられたのか。どのようにして脱出をしたのか。
 これは非常に秀逸なノンフィクションであり、是非一読の価値がある一冊である。あまり書くと読んだ時の感動が薄れるかもしれないので、紹介はこの程度としておく。

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