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2016年12月28日 (水)

今年もありがとうございました。

 当事務所は明日29日から平成29年1月4日まで年末年始の休業をいただきます。

 今年も、様々な依頼を受け、解決させていただきました。
 そして、同僚の弁護士や関係士業の方、依頼者の方々、同じ事務所の弁護士、事務局一同、その他様々な人から支えられて一年を大過なく過ごすことができました。
 みなさんも、よいお年をお迎えください。

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2016年12月27日 (火)

読書日記12月27日

「プレイバック」早川書房。レイモンド・チャンドラー。村上春樹訳。
 村上春樹訳によるチャンドラーの長編の6作目。
 これであと訳されていないものは、「湖の中の女」だけとなった。

 「タフでなければいきていけない。優しくなければ、生きている資格がない」というセリフだけが注目されてきたこの作品であるが、マーロウものの中では評価が低いようである。
 完成された作品としては実はチャンドラーの遺作であり(プレイバックの続編であるプードル・スプリングス物語を書き始めて途中でチャンドラーは亡くなったためである。これはロバート・B・パーカーが完成させて早川文庫から発売されている)、もつと注目されてよいと思うのだが。
 マーロウがやや大人しくなってしまったところがファンには物足りないのであろうか。
 マーロウの女性に対する騎士道精神や一匹狼的なところはいささかも衰えておらず、ただ、「大いなる眠り」などのようなドンパチがないだけであり、本質は変わっていないのであるが。
 孤島に行かされることとなり、好きな本を10冊持っていけるとなれば、そのうち7冊はマーロウの長編にするであろう。
 マーロウを読んで人生が激変するとは思えないが、マーロウを読むことのできる人生は、そうでない人生よりも違ったものになると、村上春樹のいうように私は信じている。

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2016年12月26日 (月)

読書日記12月26日

「人に強くなる極意」青春新書インテリジェンス。佐藤優。

 数多くの著書を出している筆者の新書。
 表題と中身はややずれているように思われ、生き方の指南のような一冊である。
 外務省での経験を活かして語られるので、新人弁護士には参考になるのではないだろうか。
 20年目の弁護士にはそれほど参考になるところはなかったので、若手向けの本なのであろう。

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2016年12月22日 (木)

年末の三連休

 明日から三連休であるが、12月はただでさえ忙しいので、この三連休は余計である。

 天皇陛下の全仕事という本を読んで依頼、天皇陛下のさらなるファンになったので、祭日自体はめでたいのであるが、ここに来てラストスパートをしたいビジネスマンからすると、この連休・・・。となるように思われる。
 どうせどこかを潰して書面を書きに来ることにはなるのだが、やはり身体が休日モードになっているし、休みの日は依頼者も休みであるので、休日にお越しいただくのも申し訳ないから、打合も入れにくい。
 5月の連休は、連休明けに書面の〆切りがあったりするのとその後は別に休みではないのでいいのであるが、年末年始はさすがに休みたいので、28日までには何とか今年の仕事は切り上げたいので、打合を他の日に入れたりすると、日程がギユウギュウになってしまうのである。
 何とか、年を越せるよう、年内にしなければならないものはしてしまいたいものである。
 以上。

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2016年12月21日 (水)

目覚まし時計

 自宅の目覚まし時計が鳴ったり鳴らなくなったりしたため、目覚ましを購入した。
 カエルのフィギュアがついていて、時刻になるとこやつらが鳴くというものである。
 何となくかわいいし、これにしようと思って購入した。

 これが大失敗で、朝になり、「カエルの歌が~♪」と歌い出されると、思い切りむかつくようになった(あくまで個人の感想です)。
 しかも、このカエル時計は、何もないところで、突然「この部屋好きケロ」とか話をするのである。
 休日に自宅で1人居て、突然二階で何かが話しているのを聞くとギクッとする。
 しかも、休日前に「明日はゆっくり寝よう」と思い目覚ましをかけずに寝ると、夜中に、「今何時ケロ?」とか突然枕元で話をし出して「ビクッ」となる。
 目覚まし時計を年末に買い換えようかと思っており、普通の電子音のやつでいいわ・・・と思っているのである。
 事務局と話をしていると、目覚ましに好きな曲がかかるようにしていると、その曲が嫌いになるというようなこともあり、目覚ましにあまり凝ったものは要らないようである。
 
 時刻になると、転げ回って「起きろ」というような目覚ましも確かあるというのをテレビか何かでやっていたが、多分、そのような時計は、日を置かずして私のようなものにはたたき壊されてしまうであろう。
 以上です。

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2016年12月20日 (火)

毛布ぬくぬくだワン

 毛布にくるまれるのが好きな小次郎(二代目)である。

 こやつの寝顔を見ていると、どこにオオカミが祖先であった痕跡があるであろうか。
 まあ、癒やされるからいいのであるが。
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2016年12月19日 (月)

読書日記12月19日

「江戸の災害史」中公新書。倉地克直。
 江戸時代を災害から見ると、非常に冷害と地震、火山の噴火が多かった。
 この新書は、江戸時代の災害とそれにどう江戸幕府や藩が対応したかを整理して、現在の日本の災害に対応する時に役立てようとするものである。

 この一冊を読むと、日本という国がどれだけ地震が多く、それによる津波が多かったかが分かり、戦慄させられる。
 今の日本に住む我々にとっても、必読の書と感じた。

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2016年12月16日 (金)

本名の意味がわからないワン

 血統書つきのワンコは本名がある。
 初代小次郎はマックスオブピュアホワイトエンジェル。

 とても高貴な感じである。
 2代目小次郎は、「BEADLE OF OSAKA ELIZABETH」
 ビードルオブオオサカエリザベス。
 なんやねん。その名前。。。
 可愛いからいいのだが。。。
 本名のことは忘れて、やはりこやつは小次郎である。
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2016年12月15日 (木)

読書日記年間ベスト10その3

3位は「女子大生風俗嬢」朝日新書。中村淳彦。
 学費の支払いのためにアルバイトだけでは身体が保たなくなり、風俗嬢となる大学生が多数いるという。
 中には男子学生で男性相手に身体を売るものもいる。

 貧困の連鎖をどうすれば断ち切ればいいのか。要らないところに予算をかけるのではなく、給付型の奨学金(それも、優秀な学生には多額の)制度の確立が望まれることを痛感した一冊である。
2位「真田信繁」角川選書。平山優。
 昨今真田信繁に関する史料も相当整理されたため、信繁の実像に迫る一冊であり、史料に基づいて大阪の陣に至るまでの真田信繁の生涯が描かれている。
 昔から幸村ファンの私には嬉しい一冊である。
 幸村ファンであれば、津本陽の「幸村去影」「真田忍侠記」「真田幸村大阪の陣秘録」「乾坤の夢」、司馬遼太郎の「関ヶ原」「城塞」も読んでおきたいところである。
1位「海市」P+Dbooks。福永武彦。
 福永作品ばかりで申し訳ないのだが、今年読んだ中で圧巻はこの作品であった。
 モチーフとしては「風土」と似ているのだが、風土を書いた時よりも小説家としての円熟味が増している。
 男と女というものが描かれた作品である。
 ネタバレすると読もうとされた人が困るかと思うので、是非手にとって読んで欲しいので、中身は書かない。
 

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2016年12月14日 (水)

読書日記年間ベスト10その2

 7位は「コメントする力」PHP研究所。竹田圭吾。

 ジャーナリストの中で敬愛していて、そのコメントにいつも敬服していたのであるが、あまりにも早い死が悔やまれるのである。弁護士として様々な場面で発言する必要があるので、職業的にも非常に参考になった一冊。
 6位は、「トウガラシの世界史」中公新書。山本紀夫。トウガラシがどうやって世界の食卓にのぼるようになっていったのか、トウガラシの品種などについて非常に簡潔でわかりやすい一冊にまとまっている。私は特段トウガラシが好きな訳ではないが、これは読むと知的好奇心が満足させられること間違いない。
 5位は、「地球を「売り物」にする人たち」ダイヤモンド社。マッケンジー・ファンク。
 地球温暖化で北極の氷が溶け、ホッキョクグマの生息圏が減っていく中、これを何とかしようとする活動をする人がいる一方で、これにより溶けた氷河の下に眠っていた資源の争奪戦が起こったり、雨の降り方を変えて自分たちの国だけは助かろうという研究などがさかんにされているという現状をつぶさに描いたノンフィクション。こういう作品を読むと、人間の欲というのは際限がないということに気づかされ、嫌気がさす。
 ベスト10にい入れなかったが、人間によって地球上の生物が絶滅に瀕していることを描いた「六度目の大絶滅」NHK出版。エリザベス・コルバートも併せて読みたい一冊である。
 4位は、福永武彦ばかりで申し訳ないが、「風土」P+Dbooks。海辺で静かに暮らす母娘の基に、かつてその母に恋した絵描きが現れる。娘とその友人の淡い恋の側で、母と過去に恋した芸術家の間の恋はどうなるのか。男性と女性の心の動きの違いを克明に書いた名作である。
 続きは明日。

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2016年12月13日 (火)

読書日記年間ベスト10

 今年1年間読んできた本の中でのベスト10。

 ベスト10入りしなかったものの中にもたくさんいい本があり、完全に個人的な趣味である。
 次点は、「チェ・ゲバラ」中公新書。伊藤浩昭。フィデル・カストロが今年亡くなったが、ゲバラとあの世で何を話すのだろうか。
 「未確認生物UMAを化学する」化学同人。ダニエル・ロクストン他。私は未確認生物好きだが、懐疑的立場から、科学的にその不存在を立証していく。でも、この本を読んでもこれだけ広い世界なので、どこかにいると信じているのがUMA好きなのである。
 10位は、「犬はあなたをこう見ている」河出書房新社。ジョン・ブラッドショー。
 犬が序列を作るというのは事実に反するという立場から科学的に犬という存在を整理したノンフィクション。これを読んだら、さらに自宅のワンコが可愛くなること間違いなしである。
 9位は、「夜の三部作」P+Dbooks。福永武彦。
 今年の最も大きい出会いは福永作品との出会いである。その小説としての完成度、ストーリーテラーとしての文章力、どれを取ってもこの文学を読まない手はない。まだ読んだことのない人は、是非とも福永の作品を読んで欲しい。
 8位は同じく福永の「草の花」新潮文庫。純愛とは何か。戦争の声が聞こえてくる中で、切なすぎるすれ違った男女の物語である。
 続きは明日。

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2016年12月12日 (月)

何にでもこだわる人

 何にでもこだわる人がいるが、そういう人が発言していることは聞いてもらえない。
 また、こだわりがマニアック過ぎて、誰もついて来られない場合も「アホが物いうとるわ」で済まされてしまう。

 こだわるところは、こだわるでいいのだが、そこには一貫性が必要であるし、些末なことにもこだわっていると、誰からも話しを聞いてもらえなくなるのである。
 以上。

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2016年12月 9日 (金)

小次郎の動画だワン

「161207_074801.3gp」をダウンロード

うまく行くかわからないが、小次郎(二代目)の動画を置いてみた。
そのまま画面上で見るための設定ができるのかどうかもわからないので、ダウンロードしないといけないのだが。。。
多分いるはずの小次郎ファンのみなさん、見てあげてください。

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2016年12月 8日 (木)

プロバイダーの一方的サービス取りやめは困るのだ

 このブログもニフティで開設しているのだが、最近、ニフティから突然のサービス取りやめの通知が突然来て困っている。

 クラウドサービスは、さほど利用者がいなかったためか、サービス中止の連絡が来た。自宅で仕事をする際、データを取り出すのに便利であったのでクラウドに文書データを保存していたが、これも移行を考えざるを得なくなった。
 ぎりぎりだと使い勝手がどうか分からないので、今は仕方なく、アマゾンのデータサービスを申し込んで併用している。
 携帯電話からPCメールを見ることのできるサービスにも加入していたが、これも終了という通知が来た。
 携帯電話の加入者が減ったためであろう。
 しかし、ニフティのPCメールは少し前までスマホからでも見られていたのに最近ずっと接続中になり見ることができなくなったので、携帯のサービスが中止されると出先で非常に困るのである(その理由は謎である。ニフティのホームページで確認すると、同社が推奨しているスマホメーカーに変えないといけないように思われる)。
 これは偶々K藤S一郎という弁護士が昔リモートメールというサービスを使っていたということであったので、これも使い勝手を見るために移行した。
 
 そのうち、ブログサービスも終了しますと言い出しかねないか、不安な中記事を書いている師走の1日である。
 以上。

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2016年12月 7日 (水)

読書日記12月7日

「日本原爆開発秘録」新潮文庫。保阪正康。
 日本でも原爆が開発されようとしていたことを私はこの本を読んで初めて知った。
 第二次大戦中、敗戦濃厚となっていく中で、陸軍、海軍はそれぞれ原爆の開発を早急に進めようとする。
 当時の日本の国力では原爆を開発することはできなかったものの、もし開発に成功していたとすれば、日本も原爆を投下していたはずである。
 筆者は丁寧な取材で、原爆の開発を委託されていた科学者たちの当時の心境と、この開発に関わった科学者たちが、戦後の原子力推進にどうつながったのか、あるいはつながらなかったのかについても整理されている。
 科学者たちの苦悩や、被爆国である日本も場合によっては原爆を投下していたかも知れない戦争という中での科学の危険性など、様々な視点で原子力というものについて考えさせてくれる。
 これは好著である。

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2016年12月 6日 (火)

読書日記12月6日

「代官山コールドケース」文芸春秋。佐々木讓。

 17年前に被疑者死亡で解決したはずの殺人事件がえん罪で真犯人が他にいる可能性が浮上する。新たな殺人事件が発生し、現場に遺留されたDNAが、17年前の事件現場に遺留されたDNAと一致したのである。
 特命を受けて主人公が捜査に入るが、17年前に思い込みで捜査されているため次々にずさんな捜査の実態が明らかになる。
 過去に作者の作品をいくつか読んでおり、リアリティ溢れる(といっても私も警察の現場を知る訳ではないので、そう感じるだけであるが)作風は好感が持てる。
 突拍子もない話が出て来ない作品は地に足がついていると感じるのである。
 一気に最後まで読めた。
 

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2016年12月 5日 (月)

師走

 師走に入ったが、経営者にとっては冬期賞与を支払わなければならず(思えば賞与は修習生の時の2年間と、その後の勤務弁護士時代に6年半もらった以降、既に14年経営しているので、もらえない時期の方が長くなった訳である)、その2週間後には給料日が待っているということで、嬉しい月ではない。

 何となく道路も混んでいてタクシーに乗っていても目的地まで到着するのも時間もかかる。

 新幹線に乗っていても、割合混んでいる(外国人観光客もいるが・・・)。

 タクシーの運転手さんも祇園もこれからは金曜日の夜はタクシーがつかまりにくくなるという話をしていた。私のこれまでの認識では12月だからといってタクシーがつかまらないことはなかったのだが、景気がいいのであろうか。

 弁護士の一般的な繁忙期は3月、9月、12月である。

 12月は年内に和解をして次の年にもめ事を持ち込まない機運も高まるので、場合によると裁判所もけっこう時間遅くまで和解をしたりすることもあるし、裁判も詰めて入っていたりするため、弁護士も忙しいのである。

 繁忙期にセールスの電話に偶々出たりするといらつき感はさらに増加するし、繁忙期に契約しているインターネットのホームページ会社から、「訪問させて欲しい」といわれても、そんな時間は取れないものである。

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2016年12月 2日 (金)

インフルエンザの予防接種

 今年も受けたのである。
 40歳を超えてから、受けないその冬は必ずかかるというジンクスがあるためである。

 予防接種には意味がないという週刊誌の記事も読んでいるが、ジンクスからすると、した方がよさそうである。
 私はインフルエンザにかからない遺伝子をもつ男だと豪語していた39歳までの私が懐かしい。
 ただ、数日はやはりワクチンのせいか調子がいまいちである。
 土曜日にはサッカーの練習があるので、そこまでには体調を戻したい。
 みなさん、予防接種忘れてませんか。
 いい週末をお過ごしください。

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2016年12月 1日 (木)

新しいオモチャと寝るワン

 新しいオモチャと寝ている小次郎(二代目)である。

 初代小次郎は、オモチャを買ってあげても、気に入らないものは全く遊ばなかったが、二代目小次郎は、どんなオモチャでも遊んでくれるのである。
 これを口に加えて振り回して時には2メートルくらい飛ばすこともある二代目小次郎である。
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