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2017年5月22日 (月)

読書日記「ロンギヌスの聖痕」(上)(下)

 竹書房文庫。グレン・クーパー。
 キリストの聖遺物の一つであるとされるロンギヌスの鎗にまつわる伝説をモチーフに物語が進行する。
 掌に突然聖痕があらわれた神父の聖痕は本物なのか。あるいは狂言か。

 ナチスの生き残りも登場し、物語は全世界を股にかけて展開する。
 キリストの聖遺物をモチーフにした物語は海外では割合メジャーであり、歴史的に聖遺物を検討した書籍も多数発刊されている。私もいくつか読んでいる。
 人生で読まないといけない本ではないが、たまにはこういう息抜きができる本も読みたくなるのである。
 割と楽しめたので、こういうジャンルが好きな方にはお勧めである。
 そもそもの前提にかなり突っ込みたくなるところもあったのだが(ネタバレになるので書かないけど)、まあそれは娯楽小説である以上仕方がないであろう。

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