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2017年6月29日 (木)

読書日記「ローマ法王に米を食べさせた男」

 講談社α新書。高野誠鮮。

 過疎の村をスーパー公務員が救うという話で、ドラマの原作にもなった。
 読めば読むほど、発想の転換と行動力でこれだけの成果を出すことができるのかと感心しきりである。
 過疎の村のご老人達と大学生の交流、ブランド米化等々。
 筆者は僧侶でもあるが、真実の意味で悟りを開いておられると感じさせられもした。
 これは非常にいい本で、まだ読んでおられない人は是非読んでいただきたい一冊である。

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2017年6月28日 (水)

ご先祖さまは貴婦人の膝に座ってたワン

 昔は貴婦人の抱き犬として、貴婦人の膝に座っていたパピヨンであるが、今は庶民の家の床に座っている。見かけは高貴に見えるが、中身はいじましい小次郎(二代目)である。Dsc_0114

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2017年6月27日 (火)

陳述書の表紙

 先日、飲んでいると、女性弁護士が「依頼者のところに陳述書の署名押印もらいに行ってきます」「完成が遅れてしまって」というので、「一枚目は署名押印だけもらって、2頁目以下を打合して差し替えたら、完成してからもらうなんてことないのに、何でしてないの」と普通に話をしたところ、その場に居た他のベテラン弁護士と、ベテラン事務局数名も、「ほんまや!」と言って、今度からそうしようという話になった。

 昔は陳述書に割り印が必要だったのであるが、今は頁数が振ってあれば、判子は一枚目だけでよいのである。
 従って、ワープロが発達した今、打合の際に1枚目に署名押印をもらっておいて、陳述書の中身は2頁目から始まるようにしておけば、完成した時点で慌てて署名押印をもらわないといけないということもないのである。
 もちろん、依頼者と2頁目以下は十分に面談して打合の上、微修正をファックスやメール、電話などで打合して完成させるのであるが、内容が依頼者が説明したことであれば、先に署名押印をもらっておいて悪いということはない。
 知らない人が割といたので、情報提供である。

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2017年6月26日 (月)

落とし物をするの巻

 先日、電車で手帳に書き込みをしようと思い、いつも胸ポケットに挿している万年筆を取ろうとすると、そこになかった。

 事務所か自宅に忘れてきたのであろうかと思ったが、どうも今朝胸に挿した記憶がある。
 事務所で探したがどこにもなく、その日自宅に戻ってもなかった。鞄をガサゴソしてみたが、やはりない。
 無くした日の朝に胸元に挿した記憶があるので、落としたとすれば自宅の最寄りの駅であろうと思い、JR落とし物センターに電話をしたところ、よく似た万年筆が届いているという。
 翌日、京都駅の落とし物センターに行くが、けっこう分かりづらいところにある。
 初めての人は迷うのではなかろうか。
 狭い入口の中に(しかも内開き)、外国の方が何かを落としたようで、アプリを使って申入をしているが、要領を得ない。
 その横で受付ができたので、出してもらうと、確かに私が落とした万年筆であった。
 ペリカンのルビーレッドという限定モデルで、市場には既に流通していないものであったので、探し出せてよかったのである。
 以前にも酔っ払って、懇意にしているバーでいただいたシャンパンを電車の中に置き忘れたところ、野洲駅で預かっていたくれたこともあったのだが、今回、私にとって大事な万年筆を拾って届けてくれた人、本当にありがとうございます。
 駅で見つかったということは、胸にサングラスを外してひっかけて、そのサングラスをかける時にサングラスにひっかかり、飛んでいってしまったものと思われる。
 今後は落とさないように注意したいと思う。
 日本って捨てたもんではないですね。
 以上です。
 

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2017年6月23日 (金)

二重

 若い頃は一重まぶただったはずなのだが(写真を見直したが、やはり一重であった)、最近、二重まぶたになってきた。

 ネットで調べてみたところ、加齢によって一重が二重になることはあるようである。
 世間では一重の女子アイプチをして頑張って二重にしていることもあるようであるが、アラフィフになったオジサンが二重になったからといって、どうということもない(別に可愛くなる訳でもない)。
 それだけの話であるが、みなさん、よい週末を。

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2017年6月22日 (木)

読書日記「動物農場 新訳版」

 早川文庫。ジョージ・オーウェル。

 人間に搾取されている農場で、動物たちか反乱を起こし動物による平等な農場経営を目指すという寓話。
 平等で始まったはずの農場経営であったが、豚たちが少しずつ自分の地位をあげていき、邪魔な豚(競争者)を追い出し、働き過ぎた馬は皮革業者に売られてしまう。
 革命というものの推移を描いた名作の寓話である。
 これは、元々ロシア革命を描いたとされているが、ロシア革命のみならず、人間世界の真実を描いた作品として、再度評価されるべきであるし、また、今読んでも新しいのである。

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2017年6月21日 (水)

身体柔らかいワン

 ソファーの角で首をねじ曲げて寝ている小次郎(二代目)である。

 人間がこんな寝方をしたら、起きた時首が回らないであろう。
 ネコのように身体が柔らかい小次郎である。
 
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2017年6月20日 (火)

シャツのボタン

 仕事中、私はノーネクタイで殆どを過ごしているが、ボタンは2つ開けている。

 これがまたガラの悪さに拍車をかけるといわれているのであるが、これは粋がって開けているのではなく、昔買ったシャツの胸回りがボタンを一つ開けているだけだと、やや苦しいためである。
 胸回りが育った(太った)せいでもある。
 では、新しいシャツを買えばよいではないかという話になるのであるが、私は少し手が短いので(私の父親も手が短い)市販のシャツを着ようとすると、首回り、胸回りが大きいものだと、手の長さが合わないので、これまた合わないのである。
 痩せればいいのであるが、そう簡単にはいかないのが世の常である。
 以上。

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2017年6月19日 (月)

読書日記「猿神のロスト・シティ」

 NHK出版。ダグラス・ブレストン。

 ホンジュラスの誰も入ったことのない地域に未発見の文明の遺跡があるという話は数百年前から人を虜にしてきた。しかし、それを発見したという話はあっても、全て眉唾ものであった。その遺跡を発見しても、死に至るので、入ってはいけないという伝説もある。
 これは、最新のテクノロジーを使用して、失われた文明の遺跡を探す物語であり、現実に遺跡が発見され、その後日譚が描かれる物語である。
 遺跡を作ったのはどういった人々だったのか。なぜその人々は、遺跡を急に放棄して姿を消したのか。スペイン人がもたらした天然痘がその原因なのか。あるいは違う原因があるのか?遺跡に近づいてはならないという伝説は本当のことだったのか。探検隊は無事でいられたのか?
 私の大好きな分野の話であり、直ぐに読めた。
 これは大変面白いが、ラストまで読み終えた時、カタルシスだけではない読後感があなたを包むだろう。
 お勧めの一冊である。

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2017年6月16日 (金)

サングラス

 今年も日差しが強い季節になってきたので、通勤途上と裁判所への行き帰りにはサングラスをかけている。

 誰からも「ガラが悪い」と言われているレイバンのサングラスである。
 どうして私がかけるとガラが悪くなるかというと、色が黒く、身体の幅があり、シャツのボタンを二つ開けていて、シャツも白シャツは着ないからのようである。
 私は気のいいオジサンのつもりなのだが、サングラスをかける、かけないに関わらず、怖いと他の弁護士から言われるので、怖さが増加する模様である。私の外見が怖いかどうかは、自分では分からないのである。
 ただ、かけていないと目の調子が悪いので、何と言われようとかけることにしている。
 他の弁護士でも目の保護のためにかけておられると思われる弁護士を見かけるが、ガラが悪くないのである。
 先日、同期のK松弁護士とサングラスをかけて出会ったところ、「どこの西部警察や」と言われたが、心の中では、「いやいや、西部警察って」と逆に突っ込んでいたものである。
 今年はスーパー猛暑と言われているので、今から気が重いが、サングラスで目は保護しようと思うのである。

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2017年6月15日 (木)

タクシーにて法律相談される

 弁護士あるあるであるが、タクシーに乗って、裁判所までと行き先を言ったり、あるいは、弁護士バッジをつけていると、それが弁護士バッジだと知っている運転手さんから、相談をされることがある。

 30分も乗らないので、本格的な相談はできないが、相談は本来有料だからとも言えず、いつも聞いてあげることにしている。
 テレビで宣伝している事務所がいいと思って依頼したが、こんなことになって困っているという話から、お子さんの離婚の話、相続の話、交通事故の話など、一般的にある相談ばかりではある。
 これから弁護士を探されるという人には、弁護士会の相談に一度行かれてはどうですか、という話をしている。
 他の弁護士はどうしているのであろう。相談は有料だからと言って聞けないという対応をしているのであろうか。
 一応親切に回答しているのだが、今のところ、タクシーの運転手さんから「先生の名刺をください」と言われたことはない。

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2017年6月14日 (水)

読書日記「みみずくは黄昏に飛び立つ」

 新潮社。村上春樹に川上未映子がインタビューした一冊。

 小説に関して、様々なことを川上が聞くが、かなり内容が難しくて、へたな小説読みの私としては、分からないところも多かった。
 村上春樹が本当のことを言っているのか、川上がかなり疑っているところが多々あったが、私もそういうところは、「本当かな」と思って読んでいた。
 騎士団長殺しについても川上がかなり具体的に突っ込んで聞いているが、報道では騎士団長殺しは売れ行きが50万部程度で低迷しているということであり、返品の可能性があるということもいわれている(本当かどうか分からないけど)。
 50万部というのが本当だとしても、その部数はそれだけですごいのはすごいのだが、これまでの村上春樹の売上からすると低迷と言われるのも仕方がないであろう。
 村上春樹が本当のことを文字通り言っているとすれば、村上春樹の小説を理解する助けになるかもしれない。
 ※ 一応述べておくと、私は村上春樹のファンではなく、これだけ長期間売れる作家は読んでおこうと思い色々と読んでいるのである。私はやはり物語を読み終えた時にカタルシスを感じたいので、福永とか過去の作家の作品にとてつもない魅力を感じるし、夏目漱石は絶対に読まないといけないと思っている。

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2017年6月13日 (火)

何か面白いことないかワーン

 という感じの小次郎(二代目)である。

 ご近所のワンコがいるおうちの方から、「お宅さんのワンちゃんは長生きですねえ」と先日言われたので、「犬が変わってます。」というと驚かれていた。
 初代小次郎に似ているパピヨンを探し回ってきた結果、うちにこやつにきてもらったので、単に長生きしていると思われていたようである。
 性格は少し違うが、それぞれのかわいさがあるのである。
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2017年6月12日 (月)

読書日記「アマゾニア」

 上下巻。扶桑社ミステリー。ジェームズ・ロリンズ。

 この著者は科学的に様々なものを調べて書くので、他の作品共々非常に面白い。
 ジャングルの奥地に4年前に消えた探検隊の生き残りが発見されるが、彼は探検隊に参加した時に失ったはずの腕が生えていた。
 アマゾン奥地に再生を促す物質があるのか、その謎を解くために、探検隊の隊長の息子がジャングル奥地に向かう。
 その成果を横取りしようとするライバルも現れて(鉄板設定ですね)、上下巻一気に読めた。
 プロットといい、下調べといい、この作家の話は大変面白いので、息抜きになる。

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2017年6月 9日 (金)

読書日記「断頭島」

 竹書房文庫。フレイザー・リー。

 プラム・ストーカー(吸血鬼ドラキュラの作者)賞にノミネートされたということで本屋にあったので購入。
 絶海の孤島で税金対策の必要から、そこに大金持ちが居住していることにするため、水道を使ったり、電気を使ったりするためだけに雇われる主人公。
 しかし、そんなうまい話があるはずもなく、その島には恐ろしい怪物が棲んでいたという設定。
 設定自体はよくあるものであるが、プロットに無理がある部分があったのと、最後の結末が私には理解できなかった。
 私の頭が悪いせいかもしれないが。
 

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2017年6月 8日 (木)

眠い時はほっといてくれワン

 元気爆発で遊んでいたりかまえかまえと言ってきたりしていた後は、こんな状態になる小次郎(二代目)である。後先を全く考えないところが、ワンコが永遠の一歳児といわれるゆえんであろう。眠い時は、呼んでも無視、触っても無視で寝ている小次郎である。Dsc_0068

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2017年6月 7日 (水)

40男と野菜作り

 40歳を過ぎたあたりから野菜を作りたくなり、畑を借りてもそこまで行かないだろうと思い、ここ数年、毎年春から野菜をプランターで作っている。

 昔は野菜を育てている人の気持ちが分からなかったが、40を過ぎたあたりから、作ってみたいと思うようになった。
 周囲でも40を過ぎてから庭で野菜を作っているという弁護士が何人かいる。
 自身が衰えていくので、わさわさと野菜が育つのを見るのが嬉しいのかもしれない。
 現在はトマト、キュウリ、なすび、小玉スイカ、イチゴ、落花生、枝豆を育てている。
 イチゴは実がなったが、虫にくわれてしまった。
 柔らかい実のものは庭先で軽く育てるのは無理のようである。
 成功して、今年も自分の育てた野菜を食べたいものである。
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2017年6月 6日 (火)

読書日記「バッタを倒しにアフリカへ」

 光文社。前野ウルド浩太郎。
 バッタ好きでバッタ博士になりたい著者が、就職先を見つけるためにモーリタニアに単身渡り、そこでサバクトビバッタの研究をしながら、職を得ていくまでのノンフィクション。

 アフリカでこのバッタは神の罰といわれるほど異常発生することがあり、異常発生すると植物という植物を食べ尽くすので、その被害は天文学的な価格となる。
 このバッタの被害を食い止める方法がないか、バッタを研究するためだけに、アフリカに渡る筆者。
 バッタ好きだがバッタアレルギーで(好きすぎてアレルギーとなったともいえるが)、先のことを何も考えず無収入でもバッタの研究を続ける筆者のバイタリティーにただただ圧倒される。
 論文を書く関係で、バッタの研究そのものにはあまり触れられていないのが残念であるが、これは面白い。
 表紙を見るとキワモノ本のように見えるが(筆者がバッタの格好をしている)、内容は本当に面白い。
 好きを仕事にできるということは、本当に羨ましいことである。

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2017年6月 5日 (月)

ブログ再開

 先週はブログが更新できなかったので、何人かから、「どうしたんですか?」ということを言われたのだが、単に予定が詰まっていて更新できなかったのである。

 病気とかそういうものではなく、私としては疲れてはいるが、至って元気である。
 火曜日の夜から翌日の日弁連の法律相談センターの委員会に出席するため、前泊していたのである。会議は水曜日の9時30分から開始するので、朝一番の新幹線で間に合わない訳ではないのだが、4時代に起きないといけないので、頭が働かないため、前泊しているのである。
 火曜日は午前中家裁の調停で、成立したのが12時40分であり、その後直ぐに打合があり、15時30分から弁護士会の定期総会に出席した。予算に異議が出されるなど、盛り上がった総会であった(主として法律相談センターの存廃に関わる意見であったため、前年度まで6年間委員長をしていたという関係で、私は役員の予算案で問題ないということで、反対の人に対して論陣を張った)。
 総会が長引き、終了後直ぐに控訴理由書の打合をして、依頼者と長時間の電話をし、その足で東京に向かったので、ホテルに着いたのは11時前であった。
 水曜日は日弁の委員会で、終了後は委員長をされていた先生の退任慰労会であった。各地の酒を持ち寄る習わしであるところ、予想以上にお酒が集まった。
 木曜日は法律相談センターに関する全国協議会があり、私は主宰者側の人間として、10時から講師の先生と事前打合に立ち会い、11時から16時まで会議に参加した。
 前半は「広報」というものについての考え方であり、世界的に有名なクリエイターのお話を聞くことができ、参加した会場の弁護士から、心の底から目からウロコが落ちたという声を多数聞くことができた(一応この全国協議会は、私が責任者のようなものである)。
 後半は、平成27年度に発刊した「法律相談の再生のために」の補訂版をこの2年間作成しており、それが完成したので、その内容について私から報告をした。前半のインパクトが強く、私の講演はあまり印象に残らなかったようであるが、それほど前半が素晴らしかったので、協議会としては大成功だったと思っている。
 その後も懇親会に出て、10時過ぎに帰宅したが、2泊3日東京に行っている間に、庭の野菜は相当生長し、小次郎(二代目)は、息が切れるほど喜んでくれたのであった(私も小次郎に会いたくて会いたくて寂しかったのは当然であるが)。
 そのようなことで、先週は依頼者に迷惑をかけたのであるが、そんな状況であったので、ブログにまで手が回らなかったのである。
 今週は、本来業務に邁進したいものである。
 以上。

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