読書日記「グアンタナモ収容所で何が起きているか」
合同出版。アムネスティ・インターナショナル日本。
うっすらと聞いていたが、アメリカが反テロ戦争においてどのようなことをしているのか、この本を読むと驚かされる。
アメリカ法の適用のない収容所を海外に作り、その中で日々拷問や性的虐待が行われているというのである。
テロに関与しているとして疑われて、母国から収容所に送られ、正当な刑事手続も踏まされず、中で死亡する場合や、長期収容される場合、居所さえ分からなくなる場合があるという。
アメリカの正義の裏で行われているこうした行為を、我々は知るべきであろう。
少し古い本であり、私が購入してからも時間が経過したが、世界の現状はこの頃と変わっていないようである。
一読の価値ある本である。
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