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2017年11月24日 (金)

読書日記「ボコ・ハラム」

 新潮社。白戸圭一。
 もと新聞記者の著者によるボコ・ハラム成立の経緯とその周辺諸国のアフリカ情勢について書かれた一冊で、副題は、「イスラーム国を越えた「史上最悪」のテロ組織」。
 ボコ・ハラムといえば、女学生を拉致して声明を発表したということで一躍その名が世の中に知れ渡ったテロ組織である。
 ナイジェリア建国の経緯から、イスラム教徒とキリスト教徒の確執とイスラム教徒の中でも現状のイスラム法典の執行のあり方に不満を抱き、また、経済的に恵まれない子弟がテロリズムに染まっていく経緯を描いたノンフィクションである。

 もと新聞記者であることからか、ノンフィクションライターの中でも文章が卓越してうまく、一気に読ませる。
 テロと日本が無関係ではないとされる今の世で、こうした知識も必要である。
 これもまたお勧め本。

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