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2018年1月31日 (水)

読書日記「サピエンス全史 上 下」

 河出書房新社。ユヴァル・ノア・ハラリ。

 我々ホモ・サピエンスが登場した後、なぜ繁栄することができたのか、人類の行いがどれだけ罪深いものかについて、上下巻で整理された作品。
 全史とあるが、通史を書かれている訳ではない。
 ベストセラーになり、読まれた方も多いと思うが、目からウロコの視点が多々書かれており、売れたのもうなずける。
 読んでいると、普段目を背けている人類の暗部も繰り返し描かれており、深く考えさせられるところがある。
 思索のために、読むことはよいかと思われる。

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2018年1月30日 (火)

コートを着ていない偉い弁護士

 先日、大阪弁護士会で会議があり、その後懇親会場に移動したのであるが、その時、ある偉い先生がコートを着ていなかった。大寒波が来ていた時であり、「寒くないのであろうか」と思っていた。大阪の弁護士であったので、事務所に置いてきて、それでそのままなのであろうかと思っていた。

 そして、つい先頃、同じ先生が京都の会議に来られて、その時は過去最大級の大寒波が来ていたのであるが、また、コートを着ておられなかった。
 懇親会に移動する途中で、「先生、寒くないんですか?」と聞いたところ、「いやー。今日はホンマに寒いねえ。寒いはずないやんか。」とのこと。
 我慢できなくなり、「コートは着られないんですか?」と聞いたところ、「コート着たら、電車の棚とかにポイと置いたら忘れるやんか。忘れたことあるし。そやから、着ないことにしたんや。」「お店とかでも邪魔やんか。」とのお話であった。
 どちらに針が振れるかという問題ではあるが、忘れてもいい安物のコートでも着られてはどうかと提案しようとしたが、考えてみれば関西人はけっこう真冬でもコートを着ていないビジネスマンが多い。
 コート好きな私からしたら全く分からない話であるが、とりあえず納得したフリをしたものである。
 ちなみに、この先生は、独身時代が長く、結婚してからも独身時代と全く変わりがない生活を続け、毎日午前様であったところ、1週間した時に、奥様から三つ指をつかれて、「実家に帰らせていただきます。」と言われたそうである。
 それについても、「独身時代が長かったから、結婚してもどうしていいか分からなかった。」とのことであった。
 思わず、私とその場にいた京都の他の弁護士で「何の為に結婚したんや」と突っ込んでしまった。
 
 弁護士としては相当優秀な方で、経歴もすごいのであるが、面白い人もいたもんである。
 ちなみに、中村利雄弁護士と何回も酒を飲んだとのことであり、一緒に泊まった時は身体の上を寝相の悪い中村利雄弁護士に通過されたという話もされていた。
 酒を飲んだ中村利雄と私が対等に話しをしていたというと、「あなたの横は怖いから席を替わりたい」と言われた。中村利雄にだいぶ一方的に話しをされたそうである。
 以上です。

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2018年1月29日 (月)

実はけっこうお目々大きいワン

 初代小次郎に比べると眼が小さい二代目小次郎であるが、どうも眼を見開くとけっこう大きいようである(写真参照。私の足の上で寝ているところ。)。

 普段は眼を菅田将暉のように細めているのかもしれない。
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2018年1月25日 (木)

読書日記「21世紀の資本」

 みすず書房。トマ・ピケティ。
 少し前に話題になった経済学の本であり、話題となったので購入し、就寝前に読んでいた。翻訳も巧みで、読みやすい本ではあるのだが、いかんせん経済学についてずぶの素人であるため、3頁読んでは気を失いということを数百日繰り返して、600頁の大部の書籍をこのほど読み終えた(パチパチ)。

 内容的には、かなり要約すると、資本主義社会においては、資本を有するものはどんどんその資本で肥え太るのに対して、資本を持たないものは基本的には貧乏なままということを、とてつもない数の史料、資料を基に分析的に書いているものである。
 そのため、資本に累進課税を掛けないと、格差は拡大する一方であるというのが提言である。
 現在株価が最高水準ということで景気高揚などと言っているが、まさにこの書籍でいうところの、「持っている者」は肥え太り、「持たざる者」は貧乏のままという状況であろう。
 要約版も出ているようであるので、一般的には要約版で足りると思われるが、もしがっつり勉強してみたいと言われる方は、是非一読を。
 本日、明日と日弁連の委員会で東京出張の為、明日のブログはお休みいたします。

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2018年1月24日 (水)

読書日記「ブィヨンの気持ち」

 糸井重里。ほぼ日刊イトイ新聞。
 糸井重里の家族であるブィヨンというワンコの写真と糸井重里がその写真に対して言葉をつけた写真日記。

 犬好きにはたまらない一冊であるが、糸井重里の言葉が足されることで、非常に含蓄のある一冊になっている。
 ホンワカした気持ちになりたい時に、お勧めの一冊である。

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2018年1月22日 (月)

見上げるワン

 私を見上げている小次郎(二代目)である。

 小型犬は見上げる時間が長いため、首が凝るそうである。
 時々首筋を揉んであげると、うっとりしているので、凝っているのであろう。
 自分自身の肩凝りより、小次郎の肩凝りの方が心配である。
 ワンコはつらいとかいえないからね。
 今週また寒波が来る予報ですが、寒さに負けず頑張っていきましょう。
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2018年1月19日 (金)

読書日記「モンゴル帝国誕生 チンギス・カンの都を掘る」

 講談社選書メチエ。白石典之。
 チンギス・カンが築いたモンゴル帝国に都があった。そして、チンギスがなぜモンゴル高原を統一できたのか、強大な国家を築けたのか、発掘調査によってそれを明らかにした一冊。

 当時の気候などからチンギスの動きを推測したり、周辺諸国との関係も整理した上で、チンギスの実像に迫ろうとした好著である。
 モンゴル史に興味がある人は是非ご一読をお勧めする。

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2018年1月18日 (木)

メガロドン

 未確認生物が好きであり、雪男とか、幻の魚とかという番組があるとつい見てしまうし、書籍もいくつか読んでいる(ちなみに、ニホンオオカミの生存も信じている。)。

 メガロドンは隊長20メートルにもなるサメで、数百万年前に絶滅したとされている。
 しかし、陸に比べると海は底知れぬ広大さを持っており、絶滅したとされていたシーラカンスなどが発見されていることからすると、今も生息しているのではないか、ということで情報等が整理されている。
 メガロドン関係の番組がスカパーでやっていたりするので、たいてい録画して見ているのだが、メガロドンがクジラを襲う動画であるとか、衛星写真に隊長20メートルのサメが写っていたり、深海のカメラに推定20メートルのサメが写ったり、タグをつけたホオジロザメが、深海で何者かに一飲みされたと推定される動きをしたりであるとか、ホオジロザメとか明らかに違う巨大なサメが撮影されたりだとか(ただし、まだ幼生であり、体長は5~7メートルくらいか)生息していると信じたい情報がたくさんある。
 生息を信じて活動している学者もおり、いつの日か超巨大ザメが捕獲されるか、生存が確認されるのではないか、と思っている。
 スカパーで、1日中未確認生物を特集した番組ばかり流してくれる日があればいいのに、と思う今日この頃である。

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2018年1月17日 (水)

頭が寒い

 年末に髪の毛をカットしたところ、寒波が来て、それ以来頭が寒すぎる。
 3ヶ月に一度程度しかカットしないのと、伸びてくると髪の毛にコシがなくなっているため、横ばかり膨らんで、そういう犬のようになるため、カットに行くと割合美容師さんががっつりカットしてくれるので、かなり短くなるのである。また、髪の毛の量、太さがかなり寂しくなってきているため、地肌を寒さが直撃するのである。

 小次郎の散歩の時や庭で葉巻を吸う時は毛糸の帽子をかぶっているが、仕事中帽子をかぶると髪の毛が乱れるので(帽子をかぶっている弁護士を見ると、私よりだいぶ髪の毛が寂しくなった人が多い。乱れる髪の毛がないと、気にしなくてよい。)、頭が寒くて困っている。知人弁護士の中には坊主頭が2人いるが、彼らはどうしているのであろう。毛糸の帽子をかぶっているのであろうか。
 今週は寒さが弱まるようであるが、この頭の寒さはどうにかならないかと思っており、帰り道は駅のホームでコートのフードをかぶっているが、フードをかぶる人は日本では少ないので、変な人に見られないか心配である。
 帰り道だけ毛糸の帽子をかぶろうか、真剣に悩むこの冬である。
 以上です。

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2018年1月16日 (火)

裁判官の考え方

 裁判官!当職そこが知りたかったのですという、有名な岡口裁判官と、絵の上手い中村真という大阪の弁護士が対談した本を読んだ。趣味的に読んだので、読書日記でもあり、実務的にも役立つかと思って読んだので、仕事的読書でもある。

 判決を書くのは裁判官であるから、裁判官に響かないと勝たせてもらえない訳であり、弁護士はこの本は読んだ方がいいと思う。
 全て同じとはいえないが、裁判官と話しをする際に言われていたことが書いてある。
 その中で、もっとも大事なのは、不必要に長すぎる書面は書かないということであろう。
 前にもこのブログで書いたが、不必要に長すぎる書面は必要ないのである。
 内容的に長くなることは致し方ないこともあるが、不必要に長い書面は読んでもらえないか、読んでもらったとしても裁判官の注意力が続かないであろう。
 そのほか、全ての裁判官がこうだという訳ではないであろうが、やはり弁護士たるもの、裁判官の考え方を知ることは重要であると感じたので紹介しておく。

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2018年1月15日 (月)

俺、濡れるの平気だワン

 けっこう雨が降っていた日に散歩から戻ってきて乾いた頃の小次郎(二代目)である。

 初代小次郎は、雨が降っていると、「あ、俺今日やめとくわ」という感じで外に出ようとしなかったが、二代目小次郎は雨が降っていようが雪が積もっていようが、朝と夜の散歩には絶対にいくやつである。
 俺、濡れるの平気やし、と言っているようである。
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2018年1月12日 (金)

読書日記「上杉謙信 シリーズ実像に迫る14」

 戎光祥出版。石渡洋平。

 史料等に基づいて、武将の実像に迫るシリーズである。
 上杉謙信は好きな武将の1人であるが、「義」の将というイメージがあり、小説などでもそのあたりが強調され、義のイメージに合わないエピソードなどは割愛されることが多い。
 真実の謙信がどのような武将であったのか、史料に基づいて整理されており、【義】だけではなかった姿が描かれる。
 謙信は無敗であったという訳でもなく、関東で大敗北を喫するなど、軍神というイメージも後世が作ったものなのかと思わせられる。

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2018年1月11日 (木)

正月休み明け

 正月休みをしている弁護士を見ていると、海外に行ったり、充電して1月9日から年始のところも多かったようである。

 私はというと、5日仕事始めであるが、だいたい毎年仕事始めの前日に出てきて、年賀状の整理をしたりしている(年末年始も仕事関係で来ているメールは自宅から返信したりしていた)。
 ワーカホリックであると思うのであるが、私の元ボスも、故中村利雄弁護士もだいたいそんな感じであったので、弁護士とはそういうもんだろうと思っている。
 4日、5日と軽めのスタートダッシュをしないと(5日も家裁に調査官調査が入っていたので同行したり、打合が既に2件入っていた)、身体が休みモードから抜けないのである(1月3日にはダラダラしているのが嫌になり、出て来ようかと思ったが、さすがにやめておいた)。
 最初の三連休は毎年、年末までに仕上げられなかった1月末頃提出の書面をせこせこと書いている。できあがって依頼者に見せて、修正等の時間、事務局の書証作成の時間等も考えると、そんなスケジュールになる。あと、書面は少し寝かせてみると、熟成されて(ウソ)、もう一度見ると手直ししたいところが出てきたりするからである。
 手元の仕事をできるだけ少なくしておけば、緊急の仕事が入っても対応可能と思いやっているが、まだ正月休みモードなのか、眠気がある。
 早く身体がピシッとしないかと思う休み明けである。

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2018年1月10日 (水)

足の間が好きだワン

 平成30年度も私の足の間が好きな小次郎(二代目)である。

 頭が丸い。
 今週は1日少ないので、4日間頑張っていきましょう(私は連休中も起案してたけど)。
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2018年1月 9日 (火)

読書日記「蒙古襲来と神風」

 中央公論新社。服部英雄。
 蒙古襲来の際、二度にわたり神風(台風)が吹いたために元軍は撤退したという歴史上の通説に対して、残された良質な史料から、そのような史実はなく、台風は来ていたものの、元軍と日本軍は台風が来た後も激しい戦いを行っていたという史実を明確にした一冊である。

 これまで、私もそのように歴史で習っていたが、その通説がこれから覆るかもしれない。
 日本側の史料だけではなく、大陸の方の史料にもあたり、それを整合させ、竹崎季長の蒙古襲来絵詞の絵のつながり等々から、前記の史実を丹念に裏付けた好著である。
 歴史に相当興味のある方か、知的好奇心を満たしたい方にしか勧められないが、大変興味深く読めた。

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2018年1月 5日 (金)

本日から執務開始です。

 本日から執務開始であるが、既に期日が入っている。

 今年も暇はなさそうであるが、暇すぎても困るので、今年も昨年以上に依頼者の正当な利益の擁護と、会務活動にいそしみたいと考えている。
 よろしくお願いいたします。

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2018年1月 1日 (月)

明けましておめでとうございます。

 今年は戌年ですので、小次郎(二代目)が、私のところにきてくれた時の写真で新年を祝いたいと思います。

 皆さんにとって、今年がよい年でありますように。
 年男の私も、昨年以上に頑張って参ります。
 本年も中隆志法律事務所をどうぞよろしくお願いいたします。
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