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2018年8月16日 (木)

読書日記「トラクターの世界史」

 中央公論新社。藤原辰史。
 トラクターの世界史というマニアック極まれりという新書である。

 おそらく、読まれる方は少ないのではないか。知らんけど。
 トラクターの発明によって農業がいかに発展し、人工の増加に寄与し、当初のトラクターから現代のトラクターに移行するまでの開発苦労や、日本人技師の努力など、人間的な観点からも語られる。
 プレスリーはトラクターの蒐集を趣味にしていたなど、以外なエピソードも語られる。
 マニアックではあるが、歴史というものを様々な側面から検討するという意味では、こうした著作も非常に面白いのである。

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