« 読書日記「昨日がなければ明日もない」 | トップページ | 電車を乗り過ごす »

2019年1月10日 (木)

読書日記「私はすでに死んでいる」

 紀伊国屋書店。アニル・アナンサスワーミー。

 自分が死んでいると考えている人々や、自分の身体の一部が自分のものではないと感じ、切断までしてしまう人々、自閉症スペクトラムなどの症例を取り上げ、これらが全て脳の問題に由来し、自らの自己認識がどのように構築されているかを描いたノンフィクション。
 緻密な取材で、エピソードも豊富であり、最先端の議論が紹介されている。
 これは良書で、大変興味深い一冊である。
 読んで損はないと思う一冊であった。

|

« 読書日記「昨日がなければ明日もない」 | トップページ | 電車を乗り過ごす »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 読書日記「私はすでに死んでいる」:

« 読書日記「昨日がなければ明日もない」 | トップページ | 電車を乗り過ごす »