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2019年2月27日 (水)

弁護士の会計

 伝統的に上の期の者が多く支払うことになっている。

 私の頃は弁護士が少なかったので、数年経ってからはずっと多めに支払ってきている。
 故中村利雄弁護士にはとれだけ出してもらったか分からない(いつもいつも全額支払ってもらうのは申し訳ないので、5回に1回くらいは私が全額出していたが)。
 後は期が下でも、修習生を自分が連れてきている時は多少多めに支払うというのも不文律ではないかと思っている。自分のところの勤務弁護士がいる時も然りである。
 ラインペイとかやってないので、割り勘にされるとお釣りが用意出来ず困ることになる。
 支払いがやすい額で分けるのである。
 だいたいは上の期が1万円を支払って、中間くらいが端数を支払うことが多い。
 先日、修習生が何人かいたが(他の弁護士が連れてきた)、全員で割り勘となり、ものすごく支払にくい金額で、みなお釣りを用意するのが大変であった。
 おごってもらった金額より支払ったお金の方がはるかに多くなったが、こういう伝統も若いものがあまり飲みに行かなくなったので、廃れていくのかもしれない。

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2019年2月26日 (火)

読書日記「ブラックホールに近づいたらどうなるか?」

 さくら舎。二間瀬敏史。

 ブラックホールは宇宙にあまたあるが、別次元に通じているというようなものではなく、星が潰れてとてつもない重量になったものである。
 光ですら飲み込んでしまうのでそのままその姿を見ることはできないが、その周辺の光が重力で引っ張られたり、様々な物理現象からブラックホールの存在が認められる。
 ブラックホールの重力に引かれると、どこまでも中心に落ちていくことになる。
 量子論や物理学の話は典型的文系人間の私にはやや難しかったが、宇宙の深遠な謎に触れることのできる一冊である。
 

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2019年2月25日 (月)

今週の小次郎

 散歩で雨に濡れたため、服を脱いでいる二代目小次郎である。

 へこんでいるように見えるが、単に眠いだけである。
 今週は月曜日の午後から火曜日終日東京である。東京は暖かいであろうか。
 今週も頑張っていきましょう。
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2019年2月22日 (金)

読書日記「メモの魔力」

 幻冬舎。前田裕二。

 最近注目されている筆者の成功の裏にはメモがあるといい、メモがどれだけ役立つかということを整理した本。
 確かに筆者はものすごいメモを取る。そして、そのメモから様々なアイディアを生み出している。
 私も思いついたことをメモにしているが、筆者ほどはメモにしていなかった。もう少しメモを取ろうと思い、事件について思いついたことや、日常のこと、ブログの話題などをメモしようと思ったのである。
 ただ、こういう本を見て直ぐに一般の人がメモを取りまくれる訳もなく、ビジネス書に書いてあることが実践できるのはその筆者だからというところもあり、中々そのまま真似はできないというのがビジネス書を読んでいつも思うことである。

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2019年2月21日 (木)

相続事件の増加

 どこの事務所でもそういう傾向があるようにも思うが、ここ近年相続事件が増加している。

 通常の遺産分割もそうだが、遺産分割に絡んで、もろもろの諸問題が絡む事件が多い。
1、遺言の有効性、解釈の問題が絡む事件
 公正証書遺言でも普通に無効になることもあるので、遺産分割の前提の事件が増えた。
 また、遺言書の記載だけからは当事者間で解釈に争いがある事件は、裁判所で確定してもらわないと前に進めない。
2、相続人の1名又は複数で、遺産を予め取り込んでいる類型。
 被相続人の遺産から生前使い込みをしていたとして、損害賠償あるいは不当利得返還請求をする事件がある。これは割合多くて、一覧表を作成して緻密な主張立証をしないといけないが、けっこう使い込みが認定される事件も多い。
 これを危険視して、後見人の選任申立を依頼されることも増えているし、そうした事件への関与も増えているように思う。
3、遺産かどうか争いがある類型
 相続人名義であるが、その資金が被相続人から出ているとして、遺産に含まれるか否かが争われる類型。これも一定割合ある。
4、遺留分減殺
 遺言が有効であったとしても、相続人に遺留分があると、この点で争いが続く。
 相続法が改正されるものの、周辺の諸論点が消えるはずもなく、10年戦争となる事件も珍しくない。
 中には署名押印を言われるがままにしてしまったという出だしから辛い相談もある。
 疑問があるなら、印鑑を押す前に、弁護士への相談が重要だと思う今日この頃である。

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2019年2月20日 (水)

自分の連れてきた修習生の面倒は見てもらいたい

 宴会の一次会に自分の担当する修習生を連れてきた弁護士が二次会に行く前に「すっ」と消えることがある。

 私はだいたい二次会に選抜されるのであるが(自分が行きたい行くという説もある)、修習生も飲みに行きたいコは、自分の修習指導担当が消えていても、連れて行って欲しそうに待っていたりする。
 私も修習時代、ただ酒を飲めるのであればホイホイと裁判官や検事、弁護士についていっていたので、その気持ちは痛いほど分かる。
 結果的に過去の自分の気持ちに置き換えて、全く私の担当でない修習生をたくさん連れていくことになるのだが、当然二次会の費用は私持ちである。
 私であれば、自分がその日どうしても二次会に連れていけず、他の弁護士に任せる時はお金を渡すか、後日請求してと伝えるのだが、消える弁護士はそういうこともしてくれない。
 若い連中が二次会に行く時で、帰らないといけない時にもお金は渡す。
 今のある程度年季が入った弁護士気が回らないのであろうか、あるいは細かいお金も支払うのがイヤなのであろうか。
 修習生も、自分の修習指導担当弁護士に、「昨日は○○先生につれていってもらいました」と報告しないのであろうか。私は札幌修習時代していたものだが。。。
 そういうことって、大事だと思うのである。

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2019年2月19日 (火)

人と犬の触れあい

 人と犬が触れあったり見つめ合うと、オキシトシンという身体にいいホルモンがお互いに分泌されるそうである。

 こんな動物は犬以外にはいないということである。
 犬はオオカミの中から、人間と生きるという生存戦略を選んだやつらが人間好みに進化したのであろうし、その中でも幼児的(ネオテニー化)なものがかわいがられて今日の犬になったというような話を何かで読んだが、お互いに身体にいいホルモンまで分泌するほど進化していたとは驚きである。
 ネコではオキシトシンは出ないのであろうか。最近はネコの方が人気らしいが(基本的には散歩しなくてもいいし。)。ちなみに私はネコも好きである。
 2代目小次郎と触れあって、お互いにオキシトシンを出そうと思う今日この頃である。

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2019年2月18日 (月)

今週の小次郎

 写真を撮ろうとしたら顔を近づけてきた2代目小次郎である。

 どアップである。
 毛布でぬくぬくの小次郎であるが、外は寒い。
 これを書いている時点では今週から暖かくなるという予報であるが、本当かどうか疑っている。
 春は花粉が飛ぶが、寒いよりはマシな気がしている。
 今週も頑張っていきましょう。
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2019年2月15日 (金)

読書日記「ロスト・シティZ」

 NHK出版。ディビッド・グラン。

 インディ・ジョーンズのモデルとなった、フォーセットという探検家の足跡を追ったノンフィクション。
 フォーセットは欧米からすると未開の地を探索し、地図の作成に寄与した。
 1925年、南米奥地に存在するとされた失われた都市の伝説を追い、遠征に出るがそのまま帰らなかった。
 フォーセットが求めた失われた都市は存在したのか、フォーセットはどういう最後をたどったのか。
 この問題に取り憑かれた筆者が、その足跡を追う。
 こういうノンフィクションが好きなので、一気に読んだ。確か映画化もされている(見ていないが)。
 この手の話が好きな人は是非。入手しにくくなっており、私も古書で買った。

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2019年2月14日 (木)

リッツの缶

 事務所で地震が起こり閉じ込められたりすると食料がないと困るので、保存食を定期的に購入して入れ替えをしている。

 リッツの保存できる缶を購入したが、2月で期限が切れるため、事務所内で配った。
 リッツは既に販売が終了しているということで、この缶がマニアに売れるそうである。こういう保存缶まで売れるのかどうか知らないが。。。
 メルカリで見てみると、けっこう数千円の値段がついている。
 売るのも手間なので、手元のリッツはリッツパーティをして使ってしまおうと思っている(ウソ)。

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2019年2月13日 (水)

雀を捕まえる

 小学生の頃、なぜか雀を捕まえようと考え、夏休みに毎日苦心していた。

 玄関まで鳥の餌を外から続けて置いておいて、玄関内に入ったらドアを閉めて玄関内で網で捕まえるという作戦である。
 ドアの横で待機してやったが、気配を感じると雀は玄関まで入ってこないので失敗。
 引き戸であったので、棒でやろうとしたが、棒ではうまくドアが閉まらず失敗。
 その後、どうやったか忘れたが、自動的にドアを閉まるような装置を作ってやったのだが、うまく作動せず、結局近所のおばさんが外からドアを閉めてくれて(毎日私が失敗すのを見ていたのであろう)、雀を玄関内に閉じ込めることに成功した。
 追い詰められた雀は火事場の馬鹿力で玄関内を飛び回ったが、何とか網に入れて捕まえることができた。
 しかし、雀を鳥かごに入れて見ていると、自分はなんでこんなことをしているのだろう、雀にかわいそうなことをしたという気持ちになり、5分くらいで逃がしてあげた。
 やっている間は楽しかったのだが、結果が出てしまうと気持ちが冷めたということなのであろうか。旅行も予定を考えている時が実は一番楽しかったりするのと同じなのかもしれない。
 なぜあのとき、雀を捕まえようという気持ちになっていたのかわからない。もちろんその頃は法律(鳥獣保護管理法)のことなど知らなかった。
 小学生なので刑法上罰せられることはなかったであろうが、必死に生きている雀には驚かせて本当に悪いことをしたと庭で雀を見て思い出したのである(成功するまで、だいぶエサを食べたとは思うが)。
 以上です。

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2019年2月12日 (火)

今週の小次郎

 動いていると中々正面から撮影させてくれない2代目小次郎である。

 初代はカメラを向けただけで逃げていったが。。。
 ちょっとだけ視線を外す小次郎である。
 これを書いている時点で先週末は寒波が来るという報道である。
 どこが暖冬やねん、ホンマ。
 連休明けですが、今週も頑張っていきましょう。
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2019年2月 8日 (金)

読書日記「明治礼賛の正体」

 岩波ブックレット。斎藤貴男。

 坂の上の雲に見られる司馬史観がいかに危険かを描き出した好著。
 なぜ明治を礼賛しようとするのか。その裏に隠された政治意図とは何か。経済界は、なぜ明治を礼賛するのか。明治礼賛のためにどれほどの国民の税金が無駄に使われているのか。
 この国が進もうとしている危うい道を、非常に短い書籍の中であぶり出した好著である。
 これは、これから未来のためにも、是非とも手にとって読んでもらいたい一冊である。

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2019年2月 7日 (木)

読書日記「バースディ・ガール」

 新潮社。村上春樹。村上春樹の短編の表題作のアートブックである。

 物語は村上春樹の世界である。
 教科書にも掲載された短編ということで、余韻のあるものとなっている。
 イラストとともに楽しむ一冊である。薄いのですぐ読めます。値段が高いけど。

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2019年2月 6日 (水)

決めつける裁判官

 事件について決めつけてくる裁判官がたまにいるのだが、外れていることも多い(もちろん私の見立てが間違っていることが絶対にないとはいえないことも事実ではあるが。)。

 今まで何回か書証から「この事件は無理である」と言われた事件について、尋問をはた結果、「心証が変わりました」ということで和解したり、判決で勝訴した事件がある。
 また、一審で、証拠からするとこちらの請求が認められない訳がないのに、「請求を棄却する」と言われて高裁で完全逆転した事件もある。
 事件の筋を早い段階で決めつける裁判官にいい裁判官はいないと思っている。
 心の中で思っているだけよりは、言ってくれた方がいいのだが(こちらもやりようもあるので)、言い方が悪い裁判官もいる。また、心証が変わったと言ってくれる裁判官は、まだいい裁判官だと思う。自分も間違えることを明らかにされているからである。
 弁護士と雑談していると、評判の悪い裁判官は皆同じと思っているので、最高裁の覚えがよいことが、いい裁判官だとは限らないと思うのである。

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2019年2月 5日 (火)

混んでいる駅での二輪キャリーケース

 タクシーに乗る際、縦長のキャリーケースだといちいちトランクを開けて積んでもらうのが面倒なので、二輪の横型キャリーケースを購入したのだが、東京駅ではやたらオジサンに蹴られる。 

 人が多いこと、二輪だと鞄が下かつ私の後方にあるため、ぶつかるのである。
 混んでいるところは手でずっと持って居るという選択肢もあるが、当たり前だが出張の荷物などが入っているため、重いので、腰に悪そうである。
 嗚呼。
 なぜ四輪の横型にしなかったのであろう。
 仕方がないので、安い四輪のキャリーケースを購入した。正方形の形で、トランクを開けてもらわなくても膝の上に乗る。ただ、持ち手が華奢である。1年保てばいい方であろうか。
 正方形で上の面積が広いので、ここに薄手の鞄を置いて、薄手の鞄の中に直ぐに必要ななるものを入れておこう。出張中、鞄が一つだと物を取り出すのが大変であることにようやく気づいてきた(遅いですね)。
 混んでいないところに泊まりで行く時には、二輪の出張用鞄は使おう。だって高かったんです。出張試行錯誤はまだまだ続きそうである。

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2019年2月 4日 (月)

今週の小次郎

 寒いので、毛布にくるんでやると嬉しそうな2代目小次郎である。

 ネットで検索すると、犬の中ではパピヨンは寒さに弱いらしい。
 毛布にあごを乗せるのがお気に入りである。
 今週から暖かくなるという予報もありますが、どうなることやら。
 1週間、頑張っていきましょう。
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2019年2月 1日 (金)

読書日記「ピクニック・アット・ハンギングロック」

 創元推理文庫。ジョーン・リンジー。
 女学院の学生達がハンギングロックにピクニックに出かけたところ、何名かの女学生と女子教師が行方不明となる。

 1人だけ発見された女学生も、記憶を失っていた。
 ハンギングロックで何があったのか。そこから、順調だった女学校の歯車が狂い出す。。。
 推理小説ではないのだが、物語のもつ力に引き込まれて一気に読んだ。
 同名の映画の原作で、映画はカルト的に人気があるということである。
 物語のもつ力に触れたい人は是非。

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