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2019年8月 1日 (木)

読書日記「性の進化論」

 作品社。クリストファー・ライアンほか。

 女性のオルガスムスがなぜ人類にだけ発達したかが副題である。
 著者らは、人類はもともと乱婚であり、定まったパートナーを持たない形が正常であり、一夫一妻制は人類のあり方に合致しないという。
 その論拠として様々な証拠をあげていく。

 ある地域では婚姻する際には夫の一族全員とまず性的関係をもつという。また、精子がたくさん子宮にたまって子どもができると考えている部族もおり、子どもは部族全体の子であるとされる。

 普遍化できる考えかどうかは別として、一つの説として読むには面白かったが、今の倫理観や女性の一般的貞操感覚からすると吐き気がするような実例がたくさん掲載されているとは思う。
 全世界で物議を醸し出したのも理解できる。
 なお、著者らはパートナーということであるが、乱婚かどうかは公開していないそうである。

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