読書日記「ウォーク・ドント・ラン」
講談社。村上春樹、村上龍。
かなり古い本で、中古書で買った。少しプレミアがついていたが。
1981年の本で、まだこの時点で村上春樹は職業小説家ではない。村上龍の方が売れている時代。
二人の対談集である。
まだ二人とも若いせいか、言葉の端々に棘があり、そこが面白い。
ただ、村上春樹の発言は今はやんわりと包んでいるが、そう変わっていないともいえる。
村上龍が鬱になったことを告白したりしているが、村上春樹はそういうものとは無縁そうである。
見かけでは、村上龍の方がそうならなさそうだが。
村上龍の方が、村上春樹に嫌われるかも・・・などと前置きして話をしているところも面白い。
こんなものにまで手を出しているので、私は村上春樹ファンなのであろう。
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