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2020年2月28日 (金)

筆記具の好み

 筆記具の好みというものは、時期によって変わるものである。

 万年筆は当初モンブランを愛用していたが、そのうち、パーカーを愛用するようになった。
 途中イタリア製のアウロラというメーカーのものを使っていたこともあるが、私の買ったものが不良品だったのか、やたらインクが漏れて、常に指先が青く染まっていたのと、落として軸が割れたので使わなくなった。
 ここ数年は、ペリカンの書き味が好きで、事務局への指示はペリカンを専ら使用し、メモを取ったりするときはセーラーの細い細いものを使用している。
 ペリカンは柔らかく、弁護士でも愛用している人も多い。

 そのほか、最近手元にない落ち着かないボールペンがある。
 BICというオレンジのボールペンで0.7㎜の太さのものである。油性である。
 これはインクがダマにならないのと、直ぐに乾くのと、安いのと、書き味が気に入って使っている。
 手元に直ぐにないと落ち着かないので、先日も10本セットを購入した。
 鞄のペン差しに1本、鞄の文房具入れに1本、机に2本置いてある。

 それ以前に、日ペンの美子ちゃんで、ペン字を習えという声が聞こえてきそうであるが。。。

 以上です。

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2020年2月27日 (木)

判決の劣化

 民事訴訟で判決をもらった時に、判決文が劣化したことを感じている。もちろん、全ての判決がそうだとは言わず、「ああ、なるほど。そう書くか。」等と関心させられ、かつ、基本に忠実な判決ももちろんある。
 関心・納得させられる判決は、一審でこちらが勝訴した時には「高裁でもこれは大丈夫」と思えるし、一審で敗訴した時には控訴理由が書きにくい。
 いい判決とはそういうものだと思っている。

 しかし、最近は基本中の基本もできていない判決をもらったりする。勝っても喜べないし、負けた時は控訴理由が書きやすいことになる。
 法律の文書の書き方として、条文解釈をした上で規範を導き出し、その上でその規範から本件の事実をあてはめた場合、この事件ではどうなるかということを書くのが基本中の基本である。昔の司法試験はこれが書けないと合格しなかった(今の修習生の中には、話をしているとこれすら知らない人がいて、どうやって論文を書いているのか、どうやって合格しているのか不明である。)。
 これができていない判決があるのである。
 突然裁判所が規範を書いてきて、その規範に基づくとこれこれであるで終わっているのである。
 いや、この規範はどこからどうやって導き出したのか?と頭の中がハテナマークでいっぱいになる。
 最高裁の確定した裁判例であればそれをひっぱってきて規範とするのはわかるのだが、そういう訳でもないのである。

 交通事故でも、計算から既払い金を引くのを忘れている判決もある。私は被害者側なのでよいのだが、当然これは保険会社側が控訴すると、その部分は必ずひっくり返る。私の訴状で既払い金は書いているので、主張がないわけではない。完全な見落としである。これは保険会社の代理人と雑談していると、割合よくあるらしい。割合あっても困るのだが。。。

 こういった判決が増えてくると、裁判は宝くじか夜店のアテモンみたいなものとなってしまう。
 右陪席クラスの力をあげないといけないと裁判所内でも問題となっているようだが、高裁できちんとした判決をもらいたいと思う。しかし、こうした裁判官が高裁クラスになった時、どんな判決をもらうことになるのかと思うと、暗澹たる気持ちになっている今日この頃である。

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2020年2月26日 (水)

読書日記「絶対にミスをしない人の仕事のワザ」

 明日香出版社。鈴木真理子。

 

 読書日記に読んだ本全てを上げている訳ではなく、ノウハウ本や仕事上使えそうなビジネス本も読んでいるがあげていない。
 あまりそうした本は読書日記にあげないのだが、若い弁護士には役立つかと考えてあげておく。
 仕事でミスを減らすワザが整理された一冊。
 私も25年近く弁護士をやっているので、それなりのノウハウはあるつもりであったので、この本に書いてある内容は、概ねやっているようなことなのと、わかっちゃいるけどできませんというような話があるのだが、一度仕事のやり方を見直す上では、若手の弁護士などは読んでみると参考になるかと思ったので紹介しておく。

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2020年2月25日 (火)

今週の小次郎

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 カメラを向けると、時々、「もう、撮らんといて」という感じで顔を向けてくれないことがある二代目小次郎である。
 初代小次郎は、携帯カメラが普及していなかった時代のワンコであったため、カメラを向けると逃亡し、中々撮影させてもらえなかったのと比較すると、まだ撮影しやすいのだが。。。
 気まぐれ犬である。

 3月も近づいてきました。
 今週も頑張っていきましょう。

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2020年2月21日 (金)

スマホを忘れる

 先日、スマホを自宅に忘れてきた。
 私は電話とメール用にガラホ(中身はスマホだが、形は携帯)と、仕事用の依頼者との連絡用及び仕事用のメール用にスマホを持っている。
 先日、スマホを忘れて、自分がどれだけスマホに依存しているかがわかったのである。

 仕事用のPCアドレスに来たメールも、スマホから随時確認して、簡単に確認できて短い返信ならスマホからしているのだが、外でこれができないのがストレスであった。また、ガラホの方は、耐久性がすごいと書かれていた割には自宅で落として以降、ボタンが過剰反応するようになり、極めて使いづらくなっているので(「2」のボタンが触れるか触れないかで入力されるので、電話番号を入力するとき、何度もやり直すことになったりする)、ガラホしかないと不便であった。いや、ガラホ修理に出すか、交換しろよという話なのだが、携帯ショップのあの説明の不要な長さからしてできるだけ行きたくない(法律の専門家に法律のことを説明されても困る)。
 いっそのこと、ガラホをiPhoneに変えるかという構想もあるのだが、過去にApple製品を使いこなせたことがないのと(MacBookAirは、事務所の来客室のオブジェと化していた)、連絡先の以降が普通にできるのかが不安である。

 電車の中でもスマホをずっと見ている人を見て依存していると思っていたが、仕事でも自分がこれほどスマホに依存していたとわかり、多少そんな自分が嫌になっている今日この頃である。

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2020年2月20日 (木)

気管に食べ物が入る

 私はあまりないのだが、たまに唾液が気管に入ってむせたり、かなり咳をしてしまうことはある。
 先日ある弁護士から聞いた話では、「寿司が気管に入って死にかけた」ということを言っていた。
 同席していたある機関の事務局も、よく誤嚥するということであった。

 その場では、「寿司が入るとは相当やね。なんでそんなことになるんやろ」という酒の席での話で終わった。

 その後、ネットで調べたところ、これは飲み込む力が衰えているためのようである。
 私も多少そのケがあるのかもしれないと思って記事を読むと、舌を口から突き出して上下左右に動かす運動をするとよいそうである。
 別の医師が書いた本でも(読書日記には記載未了)、同じようなことが書いてあった。
 しかし、この運動をしているところを人に見られたら、「何をしているんだ」ということになりかねない運動なので、今のところ私はしていないが、寿司を飲み込むレベルまで行った時には、私も真剣に考えないといけないと思う今日この頃である。

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2020年2月19日 (水)

不動産が勝手に「売れました」と言ってくる

 事件で不動産を管理したりしていると、突然「先生、売れました」「今下に来ています」「今からお会いしたい」という連絡が来ることがある。
 どうもこれは京都特有らしい。私は普通にあるものだと思っていたのだが。

 もちろん、不動産を管理している私も、所有者である依頼者も知らない話である。
 あとは、「売りに出ているそうですね」などという連絡があることもある。
 もちろん、売りになど出していない。
 
 そのほかのバリエーションとしては、「先生は知らないと思いますが、もう話はまとまっているんですよ」という連絡が来ることもある。
 いや、私が知らないところで話がまとまる訳もなければ、当然所有者である依頼者も知らない話である。

 私の感覚からすると、市場価格が2億を超える物件だとこの手の電話がかかってくる。
 もちろん、私も依頼者も知らないところで売れているはずがないし、「会いません」「そんな話は聞いていません」と言ってお断りさせていただく。
 時には、こうした不動産業者が弁護士を依頼してきて、その弁護士から連絡が来ることもある。
 「話がほぼまとまっていると聞いているけど、どこがネックですか」という話がされるので、「全く話などまとまっていないし、寝耳に水の話です。」と言って、終わりになる。

 なんでこんなことになるのかは概ね分かっているのだが、ここではナイショにしておく。

 以上です。

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2020年2月18日 (火)

特別なタクシー

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 先日、滋賀でMKタクシーに乗車したところ、ステッカーと上のランプの部分がピンク色の車であった。
 滋賀県で一台だけで、しかも2月の期間限定の車両ということである。
 ホッカイロ入りの箱をもらった。

 京都の彌榮自動車の四つ葉タクシーなども、仕事柄タクシーに乗る機会が多いので、累計すると10回近くは乗っている。
 四つ葉はシールをくれる。
 四つ葉は確か4台だけで、せっかくなので乗りたいということで、1メーターだけ乗車する人もいるということである。

 限定というのに人間は弱いので(万年筆も限定品と書かれて過去にたくさん購入した。もう、今はもらう以外には自分では買わないことにしているが)、こういうタクシーのやり方はうまいやり方であろう。

 何かいいことがあればよいのだが、今まで四つ葉に乗ったからいいことがあったとか、ピンクのMKに乗ったからいいことがあったとかいうことは特にないのである。
 

 

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2020年2月17日 (月)

今週の小次郎

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 寒い日に毛布で巻いてやるととろけそうになっている二代目小次郎である。
 2月は寒い。
 散歩の時は雨だろうが雪だろうがふんふん歩いているのだが、家の中に入ると人格(犬格)が変わる。
 これを書いている時点で、今週も寒いようですが、今週も頑張っていきましょう。

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2020年2月14日 (金)

読書日記「知ってはいけない2」

 講談社現代新書。矢部宏治。

 前著、「知ってはいけない」の続編。
 日本になぜ主権がなく、アメリカ軍が好き放題に日本の領土や空を自由にしているかの歴史的経過をたどった一冊。
 タイトルとは逆に、筆者は、この現状を広く国民に「知ってもらいたい」と考えていることは明らかである。
 
 内容的には衝撃を受ける一冊であるが、この状況を解消することは生半可なことではできないであろうし、日本政府もするつもりもないと思われる。
 暗澹とさせられる一冊である。

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2020年2月13日 (木)

内容証明郵便だけで解決する事件

 紛争というものは長期化することもあれば、内容証明郵便一本で解決することもある。

 貸金や損害賠償の請求をして、何も言わず入金されることはあまりないが、希にそのまま預り金口口座に入金がされ、直ぐに解決する事案もある。
 次は「解決したことにする」という事案である。

1、借りてもいないお金を貸したと言われて請求を受けている事案で、「こちらは借りたことなどない」ので、借入の事実を明らかにするように求めたところ、そのままになっていることなどはたまにある。
  こちらから、債務不存在確認請求訴訟を提起することもできるが、依頼者と協議して、依頼者がコスト的にもそこまで求めないということで、事実上それで終わりにすることはある。
  保証債務があるとして請求をされ、保証の契約書類写しを開示せよと言ったところ、そのままになったケースもある。これも依頼者と協議して、債務不存在確認請求訴訟をするかどうかは当然協議する。

2、その他、よく分からない請求をしてくる相手方に、請求の内容を特定するように通知したら、特定もできずそのまま事実上解決したことになっているケースもある。これも債務不存在確認請求訴訟はできるが、依頼者もそこまで求めないことが多いし、訴訟の委任まで受けていないし、コストもかかるし、請求する側が権利行使をすべきだとも言えるので、放置で解決である。

 こういう事件は終了したことにする時期が難しいが、概ね5年程度経過すると、「何かあればこちらに連絡をしてもらえれば対応するので、受任事件としては事実上の解決ということで終わりにさせていただくが、どうか」という提案をして、それで終わりにしているケースが多い。
 ただ、紛争が再燃しないとも限らないので、こういう事件は記録を残しておかないといけないのが保管スペースとの関係では問題ではある。

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2020年2月12日 (水)

健康法

 健康法の本を読んでいると、「朝起きたらコップ1杯の水を飲む」ことが大事と書かれているものが多い。
 夜中に水分が失われているためだということである。

 私は、朝起きたら水を飲む前に洗面台で口の中をゆすぐようにしている。
 寝ている間は、唾液の分泌が減るため、口の中の雑菌が一番繁殖するという記事を読んだためである。
 なので、口をゆすぐことで口の中を綺麗にしてから水分を補給するのが正しいのではないかと思っている。

 後は夜の歯磨きのあと、歯の間の掃除もするようにしている。これをしないとなんとなく口の中が気持ち悪いのである。

 朝は、口をゆすいで水を飲んでいる間、二代目小次郎は「早く散歩に連れていけ」とキャウキャウ言っているのだが。
 二代目小次郎がキュイキュイ言っているため、起きてから3分くらいで散歩に行くのだが、これはキツイが目は覚める。
 しかしながら、寝起きで散歩に出るのは健康にはよくないかもしれない。

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2020年2月10日 (月)

今週の小次郎

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ソファーのくぼみの部分が好きな二代目小次郎である。
 よく、ここを必死に掘って寝ている。
 掘っても、土ではないので凹まないはずであるが、ある程度掘ると納得したようにここで寝るのである。
 真ん中に寝られると、こっちが座れないので、どけようとすると、「もう、気持ちよく寝てるのに、何よ」という感じで見られる。
 先週は寒かったですが、これを書いている時点では今週は寒さが緩むという予報です。
 今週も頑張っていきましょう。

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2020年2月 7日 (金)

マスクの品薄

 マスクの在庫が品薄であるという報道がされているし、町中でも店舗でマスクの在庫が切れているという表示がされているのをよく見かける。
 以前、医療関係者に聞いたところ、「マスクで予防できるという医学的エビデンスはなく、むしろ風邪などに感染している人が拡散しないようにするものだ」ということであった。
 私もマスクをしているが、電車の中などで咳が出ることがあり、「うわっ。この人風邪引いてるんちゃうか。何でマスクもしんと咳してるん。かなんわー。」などと思われないよう、周囲に迷惑をかけないために着用している。ただ、喉が乾燥するのを予防する効果はあるかもしれないと思っている。後は既に花粉が飛散しているので、花粉症の予防である。
 これから花粉が飛ぶので、マスクがないのは困ると思いながら報道などを見ている。

 その一方で、電車内などで、思い切り咳をしていて、明らかに病的な咳であるのにマスクもつけない人をたまに見かける。
 そういう人がいる車両からは出るようにしているが、だいたいそういう人は一定の傾向があるように思われるのだが、最近は品行方正になったので、ここでは書かない。また、飲み会などで話をしたいと思う。
 「書かへんのかい」と言われそうだが、以上です。

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2020年2月 6日 (木)

かなんボス弁

 先日ある席で中堅弁護士と話しをしていたら、ボス弁が尋問が好きで、普段全く記録も見ていない事件の尋問にだけ来るという話しを聞いた。
 私のボスはそんなことはしなかったので(事件を任せたら口は出さないし、裁判にも来なかった)、「尋問に来て、ボスは尋問するのか」と聞くと、「好きで来ているので尋問するんです」とのことであった。
 さすがに尋問前に記録は読んでいるのであろうが、特に反対尋問では、「敢えてここは聞かない」とか、「ここはここまでで止めておく」ということを代理人としては考えるので、そこをボスが聞いてしまって失敗するというようなことはないのかと聞くと、「それはあります。。。」ということであった。
 かなんボス弁である。
 裁判官と話しをしていると、「弁護士さんは反対尋問で、なぜ突っ込むべきところを聞かないのか」と言われることがあり、そこを裁判官が補充尋問で聞いたりすることがあるが、代理人の立場からすると、「何が出てくるか分からない」ような質問は中々聞くことができないのである。
 裁判官は判決を書くので気になった点は全て聞くことができるし、割合裁判所から聞かれると当事者はすっと本当のことを言ったりするので、立場の違いを理解してもらいたいという話しをしたりしている。

 私自身は勤務弁護士の主任事件であっても、尋問に同席することはある(同席して欲しいと言われることもある。)その場合、記録は読んだ上、事前に協議もして尋問に同席している。さすがに、勤務弁護士の尋問を取り上げてまで聞くことはなく、あくまで補充で聞くのだが、一度だけ、あまりにも被告が好き勝手いうので、珍しく頭にきて、勤務弁護士に了解を取り、先にほとんど聞かせてもらったことがあった。私よりも怒ったのが裁判官で、裁判所の補充尋問の方がどんどん突っ込んで聞いていたことがあった(これも私が途中でとどめた質問を裁判所がさらに掘り下げたのである)。
 これは和解ができず、判決となり、判例時報にその後掲載されたが、私は判決文は送っていないし、敗訴した被告側が送るわけもないので、裁判官もよほど頭にきていたのであろう。

 私が懇意にしていた亡くなった弁護士は、普段全く関与していなかった事件で尋問にだけきて尋問をすることがあったそうで、勤務弁護士やパートナー弁護士からすると困ったようだが、ポイントが的確で、いい尋問をするため、「来るな」とも言えなかったそうである。

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2020年2月 5日 (水)

読書日記「水底の女」

 ハヤカワ文庫。レイモンド・チャンドラー。村上春樹訳。

 村上春樹訳のフィリップマーロウシリーズの最後の巻である。
 ハードカバーでも読んだのだが、文庫版が出たので文庫版で再読した。
 村上春樹訳のマーロウものは、全て、ハードカバーも買って、文庫版も購入して再読している。

 妻が失踪したので探して欲しいとの依頼を受け、マーロウは各地で聞き込みをする。
 妻が居たはずの人里離れた湖のキャビンを訪れたマーロウは湖の底に水死体を発見する。
 もう一人の女性も絡んできて、愛憎劇が描かれる。

 村上春樹があとがきで書いているとおり、村上春樹訳のマーロウものの最後の作品である。
 村上春樹自身、これで訳するものがなくなったして、チャンドラーロスになっていると書いているが、私自身もそうである。
 清水俊二さんの訳もよかったが(こちらも全巻持っている。ただし、マーロウが長編で初登場した「大いなる眠り」のみは版権の関係で清水俊二さんは訳せていない。)、はしょられているところもあったことが村上春樹訳で分かる。
 私は村上春樹訳の方が好きである。原典に忠実というところがあり、確かに、「なんでここまで情景を描写する必要があるんだ」と思わなくもないが、それはチャンドラーがそう書いているからであり、これは好みの問題もあるので、清水訳が最高だという人もいるだろう。

 個人的には、途中までチャンドラーが書いた「プードル・スプリングス物語」と、マーロウが主人公の短編はあるので、村上春樹氏にそちらも訳してもらいたいところである。
 これは、マーロウという不世出の主人公が好きかどうかというところに関わるので、万人受けはしないとは思うのだが、私はチャンドラーのマーロウものが、全ての小説の中でトップクラスに好きである。
 英語ができないので、原典も買ってはみたものの、少し読んで諦めたのだが、いつか原典で読んでみたい。

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2020年2月 4日 (火)

毎回ある不毛なやりとり

 知事選や、市長選、国政選挙など、選挙期間になると、京都弁護士会の弁護士から、投票のお願いの電話がかかってくる。
 毎回、私に電話する担当は、ある事務所のとてもいい人のA先生である。

「中先生、今度の市長選では、是非この人に投票していただきたいので、よろしくお願いいたします。」
「中先生、今度の議員選挙では、是非この人に投票していただきたいので、よろしくお願いいたします。」

 こんな感じである。

 そして、毎回私の返事が、「前にもこのやりとりしたけど、私、京都に住民票がないから、そもそも投票権がないねん。」
 A先生は毎回「あっ・・」となり、「それでは、周りの方に投票していただけるように、どうぞよろしくお願いいたします。」ということで電話が終わる。

 A先生はとてもいい人なのだが、いい加減私に電話しても投票権がないことを覚えて欲しい。

 以上です。 

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2020年2月 3日 (月)

今週の小次郎

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 おもちゃを前に置いて投げて欲しい二代目小次郎である。
 おもちゃを咥えると、敵のようにブンブン振り回して床にバチンバチン当てている。
 多少は野生の血はあるようであるが、サバンナで暮らしていたら、一瞬でやられるであろう。
 2月に入りました。
 今週も頑張っていきましょう。

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