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2020年6月24日 (水)

経験がない弁護士に対して偉そうにしてくる弁護士

 登録してあまり年数が経っていない弁護士が、事件で期が上の弁護士(ただし、だいたいはベテランではなく、多少上くらいのことが多い)から、電話などで怒鳴られたり、やり方がおかしいなどとして苦言を呈されるなどして、しょんぼりしているのを見かけることがある。

 たとえ相手が1年目の弁護士でも、弁護士職務基本規程70条で、相互に名誉と信義を重んじなければならないとされているから、電話で怒鳴ったり、苦言を呈するというのは当該規程に違反する場合がある。
 なので、中堅やベテラン弁護士はあまり相手の弁護士に対して無礼な態度は取らない傾向が強い。
 えてして、実は自分に自信がない登録してから少し年数が経過した弁護士が、相手が1年目とか2年目とかということを調べて、それで偉そうにしてきていることが多いようである。
 自分に自信があれば、淡々と事件を進めていけばよいのであり、別に電話して怒鳴ったり頭ごなしに苦言を呈する必要もない。

 もちろん、私の事件で相手方となった期が若い弁護士(に限られなかったりするが)の場合で、相手のやり方がおかしかったり、言っていることがおかしい場合がないではないが、それは書面で淡々と反論をすれば足りるのであり、わざわざ電話してきてギャアギャアいう必要もないのである。

 しょげている若手弁護士には、そういう相手はえてして自分に自信がないので虚勢を張っているだけであり、事件の中身で勝負するよう助言している。

 たまに私よりも期が相当下の弁護士で無礼な電話があることもないではないが、そういう方については申し訳ないが、淡々と詰めて詰めて詰めていって、二度とそういう電話をしたくなるなるようにしてあげることにしている。

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