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2021年2月19日 (金)

書面のファックス送付とクリーンコピー

 相手方代理人の中には、ファックスで書面を送ってきて、その上で全てのクリーンコピーを出してくるタイプがいる。
 紙が勿体ない(環境にも優しくない)上、ファックスで十分読むことができる書面であれば、クリーンコピーは不要であると考えているし、私はファックスで出した準備書面などはクリーンコピーは出さない。十分読むことができるからである。
 クリーンコピーを出すのは、どうしても時間がなくファックスで提出せざるを得なかった証拠などが、ファックスではみづらいと考えてクリーンなものを出す程度である(時間がなくファックスで提出せざるを得ないような事態にならないよう、〆切りには余裕を持って作成するようにはしているが、依頼者の方の確認が遅れたり、依頼者が資料を中々準備してくれずやむを得ずそうすることはある。)。
 この方式は、裁判所にもすこぶる評判が悪い。
 裁判所は提出されたものを廃棄できないので、全く同じものを綴ることになり、記録がいたずらに分厚くなるからである。
 裁判官によっては、「二度提出しなくてもよい」と相手方代理人に言っている人もいるが、だいたいこういう相手方代理人は言うことを聞かないのである。

 直接相手方代理人に上記のような話をしたこともあるのだが、その後もクリーンコピーが送り続けこられている。
 裁判所と異なり、私の場合はもうこういう場合ファックスはいたずらに記録が分厚くなるので、クリーンコピーが来た時点でまとめてシュレッダー用の箱に入れてしまうようにしている。

 ファックスだけの書類だと、見栄えが悪いからであろうか。
 謎であるが、そうだとすると、最初からクリーンコピーを郵送や直接持参で提出してくれれば足りると思うので、提出が遅れているためとりあえずファックスで送ってきて,その後クリーンコピーということにしているようにも思える。
 私も中々できないこともあるが、余裕を持った期日管理は弁護士にとって重要であるということであろう。

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