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2021年2月26日 (金)

読書日記「戦地の図書館」

 東京創元社。モリー・グプティル・マニング。

 第二次世界大戦中に戦地に赴くアメリカ兵のために、1億4千万冊の本が海を越えた。
 戦場での最大の娯楽は読書だった。いくつか当時のアメリカ兵の写真が掲載されている。
 当初は寄付で本を集めたが、その後、携行性に優れる兵隊文庫を作り、戦地にいる兵隊のために次々に文庫が送られる。
 この文庫があったおかげで、戦地でも娯楽が楽しめ、兵隊たちはむさぼるように兵隊文庫を読んだ。

 これを見て、日本がアメリカに勝てる訳がないことの一因を知った。
 戦地の図書館についてはこれまで書かれた本がほとんどなかったということで、非常に歴史的にも価値のある一冊。
 当時アメリカ兵に人気のあった本を読んでみたいと思ったが、大半は絶版であったり、和訳されていないようであった。
 知的好奇心が満たされる一冊。
 私はハードカバーで読んだが、つい最近文庫化されているようである(ハードカバーで買っておいて積んでいる間に文庫版が出る悪いパターンである)。

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