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2021年7月30日 (金)

読書日記「インドラネット」

 角川書店。桐野夏生。
 全巻読んでいる訳ではないが、桐野夏生の作品も一定程度読んでいる。
 桐野夏生の作品を続けて読むと暗い気持ちになるので、ある程度間隔を空けることが必要である。
 柔らかな頬は睡眠時間を削って読んだ。

 高校時代仲が良かった友人の父が死んだあと、その友人を探す依頼を受け、主人公はカンボジアに旅発つ。
 友人はなぜ姿を消したのか?友人の美人姉妹たちもなぜ姿を消したのか?
 主人公は友人に会うことができるのか?
 読み終えた後、桐野夏生の作品を読んだ後の暗い暗い気持ちになるが、やめられないのが桐野夏生である。

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2021年7月29日 (木)

謙虚さを忘れる

 自分で事務所を構えてボスとしてしていると、批判を受けることが少なくなる。
 それが弁護士としての醍醐味であるとは言えるが、裁判の結果は自分に対する成績表であり、勝つと思った事件で負け続けた場合には、自分の筋を読む能力を虚心坦懐に見つめた方がいいと亡くなった先輩弁護士から聞かされたことがある。
 自分を批判する精神を忘れると、やはり傲慢になり、謙虚さを忘れていい仕事ができなくなるのではないかと思うのである。

 しかし、上記のように思うだけで、弁護士生活26年目ともなると、どこか私自身も謙虚さを忘れてしまうようになっているかと思う。
 周囲でも独立をした途端にだんだん人が変わっていく人もいる。
 前はあんなに謙虚やったのになあ・・・と思うことも少なくない。

 事務所を構えているからといって、別に偉くなった訳でも能力が高くなる訳でもないので、日々切磋琢磨しないといけないのである。
 といいつつ、楽に流れてしまう自分がいる。反省、反省である。

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2021年7月28日 (水)

忙しさもほどほどがよい

 用心坊という名作漫画にある台詞だが、「忙」とは心を忘れると書くという説明を主人公がしていたことがある。
 忙しさが過ぎると、ミスも増えるし、書面もギリギリになるし、依頼者への確認も疎かになるし、書面自体が考えていないものになり、訴訟活動が雑になる。
 さりとて、暇であるとしても、人間は〆切り効果がないと中々仕事をしないので、暇すぎるのもよくない。
 ほどほどの忙しさがちょうど〆切り効果もあり、仕事もはかどると思っている。

 今74期修習生が来ており、75期で合格する予定の受験者も内定が出ていたりするようであるが、就職する事務所も、給与面だけではなく、仕事の多忙さ等も含めて選択しないと、仕事に追われるだけとなってしまう。
 上の弁護士からの指導もどこまであるのかというところもポイントであろう。
 丸投げで何とかなる新人もいるが、我流であるとどこまで通用するかというところもあり、指導を受けられる体制も大事である。
 忙しすぎると、上の弁護士も指導する時間も取れないであろう。

 といいながら、ほどほどの忙しさは自分の力だけでは何ともならないとも思いつつ、新人は、入る事務所のリサーチも大事ではないかと思う今日この頃である。

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2021年7月27日 (火)

収穫

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 夏野菜の収穫である。
 トマトは意外に甘かった。
 キュウリは普通である。
 ナスビはまだ食べていないので不明。

 トマトとナスビはまだまだ採れそうであるが、キュウリは今一つ出来がよくなさそうである。
 日照が足りず野菜価格も高騰しているという報道も少し前にあったので、今年は大収穫とはいかなさそうである。

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2021年7月26日 (月)

今週の小次郎

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 4連休終わってしもたやんけ!と怒っている二代目小次郎である(ウソ)。
 かぶり物が大嫌いで、サンバイザーをかぶせられて怒っているのである。

 4連休も終わりました。
 今週も頑張っていきましょう。

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2021年7月21日 (水)

読書日記「タルタロスの目覚め」

 竹書房。上下2巻。ジェームズ・ロリンズ。

 シグマフォースシリーズの最新刊。
 ギリシャ神話で奈落の神又は奈落そのものとされるタルタロス。
 この神話に基づいて、タルタロスが実在したのではないか?
 そこから物語は始まる。
 実話と虚構がない交ぜとなったこのシリーズの作品はいつ読んでも面白い。

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2021年7月20日 (火)

 寝ようとして蚊が部屋に入っていることが分かったとき、対応に困る。

 退治するまで戦うか、電気蚊取り器を1階までわざわざ取りに下りるか(私の寝室は2階である)、放置するか、多少戦ってダメなら諦めるか。。。

 先日は多少戦ってみたが、退治するに至らず、かといって電気蚊取り器を取りに下りるのも面倒になり、諦めて寝た。
 当たり前だが、起きた時には刺されていた。

 以上です。

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2021年7月19日 (月)

今週の小次郎

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 朝から散歩をして、オモチャで遊んでもらいご機嫌な二代目小次郎である。
 笑顔でいることは大切なことである。

 感染者も増加傾向にある中、オリンピックが開催される。
 平日は3日ですが、今週も頑張っていきましょう。

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2021年7月16日 (金)

読書日記「脱税の世界史」

 宝島社。大村大次郎。

 税金という観点で世界史を通観した一冊。
 脱税だけで国が滅ぶ訳ではないが、税収の安定は国にとって必要であることは間違いがない。
 納税をして、それが正当に国民のために使われているのであれば、納税意欲も沸くが、そうでなければ脱税をしたくなる気持ちは分からないではない。脱税はしてはいけないことはもちろんだが、そのためには税制度が正しくある必要があるし、税収を国民のために説明のつく形で使わないといけない。これが崩れた時、脱税に走って、国家が滅ぶ。
 脱税の前提として、各国家の税制度とその問題点からどのように脱税をしていたのかを書いているが、平易な文章で書いているので直ぐに読める。
 こういう視点の一冊は読んだことがなかったので、興味深く読めた。

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2021年7月15日 (木)

トンボ

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 強い夕立のあと、自宅の裏のところでトンボが止まっていた。
 写真では見づらく恐縮である。あまり近づいて濡れた羽で飛ばせるのもかわいそうだと思ったため、少し距離があったのである。
 羽もかなり濡れているようで、羽を乾かしているのであろうか。

 豪雨の時など、昆虫や鳥はどうやって雨をしのいでいるのであろうか。いつも不思議に思うのである。

 この翌日に自宅の裏にいると、私の横をまたイタチの子がふんふんふんという感じで通過していき、私の顔を見ても、全く逃げずに「こんにちわ」という感じで私の顔を見て通り過ぎていった。
 イタチも豪雨の時はどうしているのかなと思ったのである。

 

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2021年7月14日 (水)

トマト

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 庭のトマトもいい感じに実をつけてきた。
 プランターで作るトマトは、売っているトマトと比較すると、甘さがなく、酸味が強いが、きっと酸味が強い方が本来の味だと勝手に信じて収穫を待つことにする。
 日差しが足りないので中々赤くならないが、もうすぐ梅雨が明ければ、赤く色づいてくるであろう。

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2021年7月13日 (火)

一審勝訴が続くと辛いこともある

 一審で勝訴し続けるのはよいことなのだが、高裁から突然、「抗告の答弁書はここまでに出して欲しい」として意見も聞かれず期限を2週間で切られたり、高裁の第1回期日の調整が来たと思ったら答弁書提出期限までが短かったりすることがある。
 これが重なると、抽象的には予定していた書面ではあるものの、突然具体的に期限が来るので、けっこう大変である。
 勝ち続けることは大変よいことであるのだが、これが重なるとけっこう辛い。
 対策としては、手持ちの起案をできるだけ減らして、いつにても対応できるようにしておくことであろうが、神ならぬ身では中々それができないのである。
 同業の方、そういうことありませんか。

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2021年7月12日 (月)

今週の小次郎

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 ソファーの下に半分もぐっている二代目小次郎である。
 ソファーの上で寝ていて暑くなると、ひんやりしたところを探してソファーの下にもぐったり、フローリングの上で寝ている。
 そこも暑くなるとまたソファーの上に戻る。

 報道によると、これを書いている時点で京都のまん延防止等重点措置は解除される公算であるが、どうなるであろうか。
 オリンピックもどうなるのであろう。
 とにもかくにも、今週も頑張っていきましょう。

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2021年7月 9日 (金)

読書日記「コロナ自粛の大罪」

  宝島新書。鳥集徹。
  政府や医師会のコロナ対策のあり方に対して疑問を持つ7名の医師に対するインタビュー本。
  コロナによる自粛で自殺が増加することと比較してコロナ対策が正しいのかどうか。健康寿命が損なわれないか。
  コロナでの死を特別するのはおかしいという医師。例年高齢者がインフルエンザで死亡するが、その場合エクモはつけていないし、病床者数も不足するということは聞かない。それと比較して考えなければならないというのである。
  コロナワクチンという未知のワクチンまで打つ必要があるのか、疑問であるという医師。
  ほとんどの日本人は風邪のウイルスのように対応するという医師。

  現実にコロナウイルスで重症化した人の話を聞くと、ここに書いてあることとも違うのではないかという気もするが、インフルエンザに初めてかかった時のしんどさは半端なかったことからすると、治療薬のない状態ではしんどいのは当然という気もするし、最近の高齢ではない人の死亡例を聞くといずれが正しいのか悩ましい問題だと、この本を読むと、新型コロナへの対応をどうすればよいのか、より悩んでしまう本である。

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2021年7月 8日 (木)

野菜作り

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 40歳を過ぎた男は、自宅に庭があると、野菜を作り始める者が多いというのが私の見解である。
 私自身も40歳を超えてから庭でプランターではあるが野菜を作っている。
 人生の半ばを過ぎると、失っていく時間と比例して、何かを育てたくなるのであろうか。
 まあまあのキュウリである。去年は天候不順でキュウリが枯れてしまったが、今年はいくらかは収穫できそうである。
 このほか、ナスビ・トマト・サツマイモなどを育てている。
 無農薬なので身体にはいいはずである。味はともかくとして・・・。

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2021年7月 7日 (水)

弁護士過疎・偏在の問題について学生や修習生に情報発信をしていく頁を作成しました

https://nakatakashilo.com/legal-access/

私の事務所のホームページ内に、表記のページを作成しました。
現時点ではまだコンテンツはありませんが、今後、このページから、学生向けのオンラインイベントなどの紹介をしていく予定です。
人生において、何に重きを置くかですが、それが「お金」ではなく、「仕事のやりがい」というところに重きを置くなら、弁護士はやりようによっては、やりがいのある仕事だと思っています。
もちろん苦しくつらい時がないとはいえませんが、それは仕事である以上、どれも同じではないでしょうか。
困難な事件に立ち向かい、解決を果たした時の充実感は、他の仕事では中々得られない体験だと思っています。
また、企業法務事件では得られない市民の方の事件を解決した時の充実感も同様です。
弁護士が少ない地域ほど、そうした充実感は得られますし、私が26年間弁護士をしてきて思うのは、「ひまわり公設事務所の所長を経験した弁護士はひと味違う」ということです。
私自身は弁護士過疎地での赴任経験はありませんが、日弁連の公設事務所・法律相談センター委員会の委員となり、本年5月までは委員長を務めていた経験からそのように思います。私自身もいわゆるマチベンなので、弁護士過疎地ではありませんが、している仕事はひまわり公設事務所の所長とそう大きく離れていません。
長い弁護士人生の中で、養成事務所で養成を受けて、現地でひまわり公設事務所の所長として経験をした方の経験値の伸びは目をみはるものがあります。
企業法務事件だけでなく、そうした分野にも学生や修習生に目を向けていただきたいと考え、開設した次第です。
どうぞよろしくお願いいたします。

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2021年7月 6日 (火)

雀のおなか

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 私が自宅の裏手にいると、雀がすぐ上で餌をつついていた。
 人間がすぐ側にいるのだが、私は人間ではなく、動物と思われているのだろうか。
 私の横にイタチがいて、ふと横を見るとイタチが直ぐ横に居てびっくりして飛んで逃げてお腹を駐車場の床で強打したり、自宅の裏にいるとその横をイタチの子どもがふんふんと通り過ぎていき、私をちらっと見て気にせずふんふん歩いていったり、自宅の横の公園のところを親イタチがふんふん歩いてこちらを見て首をかしげていたりと、あまり人間と思われていない節がある。
 人間と思われていないのではなく、自然と一体化し、気配を消していると信じたい今日この頃である。

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2021年7月 5日 (月)

今週の小次郎

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 ご飯を残しているのだが、「だいぶ食べたし、オヤツくれてもいいん違う?」と見上げている二代目小次郎である。
 私の目線から見えない位置にご飯を寄せて、全てを食べたかのように見せて、「食べたで」と主張することもある。
 なんとも色々な手を使うものである。

 これを書いている時点で京都のまん延防止が解除されるかは不透明な状況である。
 コロナと経済の調整は本当に難しい。
 今週も頑張っていきましょう。

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2021年7月 2日 (金)

読書日記「戦国業師列伝」

 実業之日本社。津本陽。
 津本陽先生が戦国の「業師」について整理された一冊である。
 何人もの業師が収録されているため、内容的には薄いが、著名な人物からわりあいマイナーな人まで、「どうしてこの人を選んだのか」という人もいる。
 剣聖上泉伊勢守信綱、かぶき者前田慶次、城作りの名人藤堂高虎、鉄砲の達人雑賀孫市等々。
 一芸に秀でた業師の生涯を短くまとめられている。
 お亡くなりになられたため、津本先生の新刊が読めないのは悲しいところである。

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2021年7月 1日 (木)

千葉県の事故の報道に接し、心からお悔やみを申し上げます

 千葉県で児童の下校中の列にトラックが突っ込み、これを書いている時点で2名の児童が亡くなられ、お1人が重体、2名が重症の傷害を負ったという痛ましい事故が発生しました。
 私はいわゆる亀岡事件の被害者ご遺族の代理人を務めさせていただいたこともあり、日常から犯罪被害者支援事件を弁護士としての活動の一つの柱とさせていただいていることから、このような痛ましい事故や事件の報道に接する度に、心が痛みます。
 また、加害者からは基準値を越えるアルコールが検出されているということも報じられており、憤りしかありません。
 アルコールが原因とする死亡事故も何件も担当してきましたが(1件はアメリカ村暴走事故)、なぜ、酒を飲んだ状態で運転するのか理解できません。
 亡くなられた2名の児童の方のご冥福をお祈りし、ここからお悔やみ申し上げます。
 また、重体の児童の方の回復をお祈りするとともに、重症の児童の方の回復をお祈りいたします。
 加害者が厳罰に処せられ、ご遺族や被害者の方の被害回復がなされることを祈るほかありません。

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